( ^ω^)机は繋がり僕らは出逢うようです。

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/14(木) 18:52:27.33 ID:kzzDN7ps0
《そのよんてんご たあいもない会話。》

「雨…………?」
机の上に記されたメッセージを見ながら、もう一度私はそれを頭の中で租借する。
そしてソフトに叩かれた肩に反応して後ろを向けば、

「よっす。机の君から返信でもあったの?」
机の君ってなんだろうか。
「だから。あー、うん。そのムカツクイラストの人」
「いや、可愛いと思っ……」
「はいよー。アンタの趣味はわかんないわ」
言葉を遮られて、少しだけ眉を寄せる。
ごめんごめん。と軽く笑ってくる友人。

「……まあいいが」
「つーかほら。次移動だし、さくさく返信しちゃいなさい」
そうして友人は片目だけを細めて、小悪魔のように笑いかけてくる。
「あ、ああ……しかし、せっかく書いてくれたんだし……」
「何事も全力投球なのはいいけど、ぜんまい切れるわよ」
じゃあ授業の後にでも書けばいいじゃん。
教室の喧騒の中、他愛もない会話をする。小さく相槌を打って、世界史の教科書を取り出す。

ξ゚听)ξ「ほら、いくわよクー」
川 ゚ -゚)「了解。ツン」

机の上に、予備のシャーペンが転がった。


《そのよんてんご たあいもない会話。》終
         そのごに続く!



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