( ^ω^)がマジ切れしたようです
- 340: ◆7at37OTfY6 :2007/10/13(土) 01:16:42.07 ID:HiuDdhYs0
- (*ノωノ)「何か言ってください、私を……見捨てないで下さい」
( ^ω^)「……」
私は先輩と最後に出会う事が出来た。
そして最後に互いに理解し合えない事が分かった。
本当になんて馬鹿らしくくだらない顛末だろう、一体何のための一会だったのだ。
(*ノωノ)「……先輩、私は現実世界へ帰ります」
( ^ω^)「……それがいいお」
(*ノωノ)「最後となりますが……私、納得していませんから。
本当悔しいですから、それだけは覚えておいてください。
この悔しさ、そして先輩のことは絶対に忘れやしませんから」
( ^ω^)「光栄だお」
(*ノωノ)「はい、……あり、がとう……ございました」
胸苦しさのあまりお礼を言いたくないとも感じてしまったが、そんな子供みたいな事は止めた。
それでも悔しくて悔しくて、泣き出してしまいそうな感情に身を焦がしながらではあったが。
皮肉たっぷりのお礼しか口から出す事は出来なかった。
今のこの心情はどのように表現できるのだろうか。
悔しくて、好きで、もどかしくて、嫌いで。
矛盾に満ちて自分ですら制御しきれない数多の感情の混沌。
どうして、先輩はこんな酷い仕打ちをしてくるのか。
- 341: ◆7at37OTfY6 :2007/10/13(土) 01:18:15.28 ID:HiuDdhYs0
車内が無言になってすぐ、車はバー最寄の駐車場に到着した。
私はドアを開けると、体を外へ出してくるりと振り向いた。
先輩は相変わらず心の読めない笑顔を顔に貼り付けていた。
私は結局最後まで、先輩を理解する事が出来なかった。
勇気も度胸も無い私には、相応の結末だ。
(*ノωノ)「先輩」
相手の笑顔は一瞬たりとも崩れなかった。
私と先輩の、決して埋まる事の無い距離だ。
(*ノωノ)「さようなら」
( ^ω^)「風羽さん」
先輩が一層笑顔を強めて私の事を呼んだが、かまわず車のドアを閉めようとした。
どうしてここで何か言葉をかけようとするのか。
このまま無言で見送ってくれれば私はどれだけ幸せだった事だろう。
決心が鈍るじゃないか。
( ^ω^)「お幸せに」
ドアが閉まるか閉まらないか、そんなギリギリだったが、先輩の声は鮮明に私の耳へと飛び込んできた。
- 342: ◆7at37OTfY6 :2007/10/13(土) 01:19:45.71 ID:HiuDdhYs0
- 「お幸せに」。
先輩は意地悪だ、本当に意地が悪い、無闇矢鱈に意地が悪い。
どこまで私を好きにさせたら気が済むのだろう、どれだけ私を傷つければ気が済むのだろう。
先輩の車は直ぐにも転回すると、その場を後にしていった。
これが私と先輩の最後なのかと思うと、どれだけ可笑しくて馬鹿らしい最後なんだと悲観に暮れた。
私は意地を張ってばかりで、何一つと素直になんかなれずに結局は喧嘩別れだ。
本当はもっと感謝や嬉しさを伝えたかったのに。
先輩とこうして会えた事や、現実で言えなかったいくつものお詫び、そしてお礼を。
結局この世界に来て私は何が変わったのだろうか。
自分の事ばかりを考えて、周りの沢山の人に迷惑をかけて、フサ君や内藤先輩を裏切って。
その結末がこの有様だ。
惨めな事この上なかった。
- 345: ◆7at37OTfY6 :2007/10/13(土) 01:21:17.74 ID:HiuDdhYs0
- 重い足取りで繁華街を歩き、ようやく目的の場所へ達した。
『バーボンハウス』
大きな看板の下を虚ろに跨ぐと、その先は今までと違い、照明が明るく照らしていた。
(`・ω・´)「ようこそ、バーボンハウスへ」
(*ノωノ)「……皆、どうして……」
まるで私を待っていたかのように皆が揃い踏みだった。
(*ノωノ)「マスター、ギコさん、モララーさん」
(,,゚Д゚)「よ、しっかりと決意固められたようで良かった」
( ・∀・ )「やぁ、もう二度と顔を出すまいと思っていたがね。
君に会いたいと言ってきかない人を連れてきてね」
モララーさんがそう言って指した先には、黄色いカールの素敵な女性がいた。
(*ノωノ)「……ツンさん」
ξ゚听)ξ「風羽ちゃん、ごめんね突然」
(*ノωノ)「いえ、私もぜひ最後にお話したく思っていました」
- 348: ◆7at37OTfY6 :2007/10/13(土) 01:22:52.03 ID:HiuDdhYs0
- 内藤先輩と結局喧嘩別れしてしまった今、こうしてツンさんに会えた事はとても幸運だ。
もう私には何も出来ないのだから。
ツンさんに、すべてを任せる事しか出来ないのだから。
ξ゚听)ξ「この前せっかく会えたのに言えなかったから。
風羽ちゃん、私がいなくなってから、ブーンを支えてくれてありがとう」
(*ノωノ)「……」
ξ゚听)ξ「半分嫉妬交じりだけどね、でも貴女がブーンの毎日の楽しみになっていたんだろうなって思うの。
ただの仕事中の手伝いや、仕事帰りの送りだけかもしれないけれど」
(*ノωノ)「でも、やっぱり私なんかじゃ無理でした。
内藤先輩にはツンさんが必要でした」
ξ゚听)ξ「謙遜しないで。
私でも分かるわよ、ブーンは本当に貴女の事を好きだったんだって。
私たちの同情やすれ違いから始まったものとは違う、本当の男女の意味で貴女が好きだったのよ」
本当にそうなのかな、内藤先輩は私のことを好きだって言ってくれるのかな?
ああやって互いの意見を否定しあった挙句、食い違って喧嘩別れとなってしまったけれど。
私は、内藤先輩へ何か「意味」を残せたのかな……。
ξ゚ー゚)ξ「だからね、風羽ちゃん。ありがとう」
(*ノωノ)「違います、違うんです本当に。
私なんて何も出来なくて、先輩に迷惑をかけてばかりでここでも……」
- 351: ◆7at37OTfY6 :2007/10/13(土) 01:24:24.75 ID:HiuDdhYs0
- ξ゚ー゚)ξ「違わない、絶対に。
そうじゃなきゃ以前会った時、あのブーンが私に怒鳴ったりなんてしないわよ。
まだ私のほうがブーンを知っているみたいで安心したわ」
そう言ってツンさんは笑った。
やっぱりこの人には勝てない。
内藤先輩の事を自信を持って分かっている、私みたいに上辺だけの言葉に一喜一憂する事も無くて。
最大の理解者だ、本音も語り合えない私たちの関係とは違う、まさに言われた通りだ。
(*ノωノ)「ツンさん、先輩を……よろしくお願いします」
ξ゚ー゚)ξ「うん、よろしくされるわ、可愛い後輩の頼みだから」
もう俯くだけの私を優しく撫でてくれる。
対して弱い私は黙って涙を流した。
ξ゚ー゚)ξ「ここで貴女と会えて本当に良かったわ」
言葉を出さずに、そのまま首を縦に振った。
ニッコリと笑うと、その人は頭を撫でる手を止め、「それじゃ」と言った。
完敗した私は、ずっと黙り込む事しか出来なかった。
- 355: ◆7at37OTfY6 :2007/10/13(土) 01:26:00.04 ID:HiuDdhYs0
( ・∀・ )「さて、それじゃ決心は出来たようだね」
(*ノωノ)「はい、皆様のおかげです、本当にありがとうございます」
(`・ω・´)「俺こそむしろ感謝している、ありがとう。
君を微力ながらも支えられた事で、件のマスターに少しでも恩返しできたかなって」
(,,゚Д゚)「まぁ俺は暇だし気にすんなよ」
(*ノωノ)「皆様、そして……この街に感謝が絶えません」
この街は私に心の強さを教えてくれた。
独りぼっちで進む先すら見えず放浪している私を救ってくれた。
死へ追いやられる淵で、私を救済してくれた。
(*ノωノ)「私、現実に戻っても頑張ります。
この街での事を糧に、これからを自分らしく頑張って生きていきます」
( ・∀・ )「残念だね、夢とは儚いものなのさ。
君はその日見た夢をいつまで覚えていられる?
僕たちの事なんて直ぐにも忘れてしまうよ、後は君次第だ」
(*ノωノ)「いいえ、忘れません!」
- 357: ◆7at37OTfY6 :2007/10/13(土) 01:27:45.37 ID:HiuDdhYs0
- ( ・∀・ )「おや、随分と自分の意志を貫くようになったものだね。
安心して見送れそうだ」
モララーさんは依然として皆目理解し難い、最後まで掴み所の無い人だった。
( ・∀・ )「それでは、最後の……肝試しといきましょうか」
(*ノωノ)「えッ……!?」
突然の目眩、空気が紫一色に染まる。
あまりの苦痛に膝をついたハズなのに、痛みどころか感覚すらない。
無数の目に見られ、一瞬にして気が狂いそうになった。
意識が遠ざかる。
モララーさんの声が一言だけ響いた。
「時間は消えるものではなく、残るものだよ」
- 358: ◆7at37OTfY6 :2007/10/13(土) 01:29:40.67 ID:HiuDdhYs0
私の生まれは、最寄り駅まで1時間もかかるような、中国地方の田舎町だった。
そしてすぐにも引っ越した先は、今の仕事場と同じ都会近郊だった。
小さい頃はそれでも明るい性格だったと思う、友達とプールで遊ぶ写真などはアルバムに沢山ある。
小学校高学年にもなっていたか、転機は父親の仕事の都合で実家へ預けられた時だ。
おおよそ二年だが私を孤立した存在に仕立て上げるには十分だった。
標準語の私では会話が成り立たず、暮らしぶりや文化は都会のものと違いすぎた。
奉納儀祭や神檀などといった常識を私は知らない。
転校という事で控え目となっていた自分は、追い討ちをかけられるように孤立した。
川で遊ぶと、虫やカエルを捕まえて投げられる。
私には我慢できないほどの苦痛だった。
「都会モンは外行かなくて、中で一人で遊ぶんだよな」
私は明くる日も明くる日も家の中で人形遊びをしていた。
そんな最中、私に新しい友達が出来た。
この二年間の間で、片時も離れる事無く毎日一緒に遊んだ男の子。
まだ……私の事を覚えてくれているかな?
- 362: ◆7at37OTfY6 :2007/10/13(土) 01:31:33.14 ID:HiuDdhYs0
- 二年の後都会近郊に戻った私は、今度は田舎の方言がネックとなり思うように意思疎通を図れなかった。
それでも特にイジメがあったわけでもなければ省かれていたという事も無い。
ただ、私には決定的に足りないものがあったのだ。
言葉を次第に標準語に戻していくも、決して埋まる事の無い亀裂。
ずっと独りだったが故の積極性の無さ。
せっかく話をされても、愛想笑いを返す事しか出来ない私。
止まる話、固まる場の空気。
直ぐに興味を尽かされるばかりだった。
当然だろう、でもそれで良かった。
私は周りから皆を見ているのが楽しいのだから。
私に話しかける暇があればもっと別の人へ話しかけて、その場を盛り上げて欲しい。
話すのが苦手な私は、皆が話ししているのを傍から見るのが本当に楽しいのだから。
それが嘘だと言う事は誰よりも私自身が知っていた。
私だって皆と楽しく話したい、私に気付いて欲しい。
でも話しかけられると駄目なんだ、話を続ける事なんてできないんだ。
話を振って貰えると、感謝しながらもただ相槌だけを返す事しか出来ないんだ。
そんな人間に興味なんて沸くわけが無い、当然だ。
- 365: ◆7at37OTfY6 :2007/10/13(土) 01:33:15.22 ID:HiuDdhYs0
( ^ω^)『風羽さん』
私の上司は違った。
必要最低限の返事しかしない無礼な私を気遣って、怪訝な顔一つ見せずに頑張って話し掛けてくれた。
相槌すら間に合わなくほど沢山話し掛けてくれて。
二人っきりなんて気紛くて仕方ないだろうのに、家まで車で送ってくれて。
食事なんかも積極的に誘ってくれて。
飲み会だって私が独りでいると必ず隣に来て、話してくれた。
褒められてもからかわれても、謝る事や否定する事しか出来なかった私。
( ^ω^)『風羽さん、すみませんやごめんなさいはいらないお。
ただ、ありがとうって一言あれば嬉しいお』
私は変わった。
そしてあの人を好きになった。
ずっと独りで誰とも思うように話できなかった私の辛さを、誰よりも分かってくれた人。
- 367: ◆7at37OTfY6 :2007/10/13(土) 01:34:50.44 ID:HiuDdhYs0
ふと気付いた時、バーで私は眠りこけていた。
先ほどは随分と煌びやかだったそこは、従来のようなオレンジ色の光が灯っているばかりだった。
そして、隣には――
( ^ω^)「おはようですお」
先輩がいた。
(*ノωノ)「先輩、ずっと、好きでした、今でも……」
(*ノωノ)「それと……」
(*ノωノ)「すみませんでした、それ以上に……ありがとう、ございました」
( ^ω^)「風羽さん、さようならだお。お幸せに」
- 370: ◆7at37OTfY6 :2007/10/13(土) 01:36:21.31 ID:HiuDdhYs0
(*ノωノ)「さようならです。先輩こそ、ツンさんとお幸せに」
喧嘩別れなんてする必要なかったのだ。
私が素直になっていれば良かったのだ。
ただの自己満足ではいけない、相手の事を考えた、自己満足でなければ。
自分を含めた皆が幸せになれる、自己満足でなければ。
先輩。
私、笑えていましたか?
私、素直になれましたか?
私、成長しましたか?
次会う時は、約束通り幸せになっていますね。
だから……絶対また、会いましょう。
- 372: ◆7at37OTfY6 :2007/10/13(土) 01:37:54.07 ID:HiuDdhYs0
時間は元には戻らない。
けれども消えるわけでもない。
私は先輩と出会って変わった。
先輩がいなくなったからといって戻ってしまってはいけない。
だから先輩、絶対にまた、会いましょう。
- 374: ◆7at37OTfY6 :2007/10/13(土) 01:39:46.87 ID:HiuDdhYs0
目の前に広がるのは一面の白い空間だった。
横を見ると、お母さんが付き添っていてくれた。
「本当に、よく戻ってきてくれたわね、本当に……」
何がこの場で起きているのか分からなかった。
ここが病院の一室である事だけが、なんとなしに理解できただけだった。
後から聞くと私は事故を起こしたらしい。
確かに来栖さんと休日を過ごした記憶が、頭の片隅におぼろげにあった。
目が覚めてからもしばらくはボーっとなっていたが、夜には頭もようやく動き出し、この身に起きた事態を理解できた。
「生死を彷徨って、本当に、良く戻ってきてくれた……」
お母さんはずっと同じ事ばかり言っていた。
事故は私の方が飛び出したそうで、自業自得だったのは恥ずかしい限りだけれど。
- 376: ◆7at37OTfY6 :2007/10/13(土) 01:41:23.17 ID:HiuDdhYs0
私を轢いた張本人である、運転手のギコさんとも話をした。
とてもいい人で、私の方が一方的に悪いにも拘らず、病院や健康の事など色々と気を遣ってくれた。
不幸中の幸いか、むしろこんな良い人まで巻き込んでしまい申し訳なく思うばかりだった。
しばらくは療養という名目で仕事も休みになった。
今のプロジェクトは皆が受け持ってくれるようで、次から参加しろと言われた。
不慮の事故であったためクビにならなく安心したが、お給料はさすがにお預けだそうだ。
都会近郊の喧騒は騒がしい、この機に数年ぶりとなる母親方の実家へ赴くことにした。
毎年お盆やお正月も父親方の家で皆が集まるので、本当に久しいことだ。
小さい頃はそこに住んで遊んでいた時期もあるというのに。
独りでおままごとなんかを……陰気な昔の話だ。
- 378: ◆7at37OTfY6 :2007/10/13(土) 01:43:12.08 ID:HiuDdhYs0
「おやおや、大きくなったねぇ」
(*ノωノ)「お正月に会ったばかりじゃない、おばあちゃん」
「怪我は大丈夫だったのかい?」
(*ノωノ)「うん、特に気になるところはないかな?
大事をとって療養しているだけ」
軽く祖母と話をして、畳の上にごろんと寝転んだ。
幾重にも重なる虫たちの合唱は心地良い、緑から吹く風は時折肌寒さを感じるくらいだ。
光に当たって萌黄色に輝く畳を見ていると、独りっきりだった昔を回顧してしまう。
まるでつい最近まで私自身がそうであったように。
いや、そうであったのだろう。
先輩を失ってから、私はずっとそうだったのだ。
(*ノωノ)「車に轢かれるなんてね……」
当然こんな現世がいやになったわけではない。
もういっそ死んでしまいたいなどとは考えたが、本当の死を目の前にして私は命乞いしていた。
恥ずかしいけれどやはり私は生きる道を選ぶしかなさそうだ。
- 379: ◆7at37OTfY6 :2007/10/13(土) 01:44:45.87 ID:HiuDdhYs0
ふと、昔遊んだ人形を思い出した。
友達もろくに出来なかった私がいつも遊んでいた、王子様とお姫様の人形。
お姫様は当然私、王子様にも名前をつけていつも同じ物語を演出していた。
押入れから色々と箱を取り出すも、残念ながら見つけ出す事は出来なかった。
この歳になって人形を探している自分に半ば呆れながらも、在り処を祖母に尋ねてみる。
(*ノωノ)「おばあちゃん、私が昔遊んでいたお人形って物置?」
「何言っているんだい、あれならもうずっと昔に捨てたよ」
(*ノωノ)「……そっか、ありがとう」
それは見つからないわけだ、ずっと昔からもう人形はなかったんだ。
知らない内に、人形は黄泉の国へと旅立っていたのだ。
既に人形は必要無くなっていたんだろう、そう思いたいものだ。
独りっきりで弱い自分との決別として。
- 381: ◆7at37OTfY6 :2007/10/13(土) 01:46:17.04 ID:HiuDdhYs0
「本当久しぶりだねぇ、しばらくここには居るのかい?」
(*ノωノ)「ううん、明日には帰ろうかなって思ってる。
特に体調が悪い事もなかったし」
「そうか、家に大切な花がいるんだもんねぇ」
(*ノωノ)「うん、大切な……。家と……病院にね」
「病院?」
(*ノωノ)「色々と……ね」
- 382: ◆7at37OTfY6 :2007/10/13(土) 01:47:53.68 ID:HiuDdhYs0
川 ゚ -゚)「おお、風羽。もう大丈夫なのか?」
(*ノωノ)「はいお蔭様で。
それよりもすみません、せっかく来栖先輩に気を遣って頂いたのに、事故してしまって……」
川 ゚ -゚)「さすがの私とて事故を責めるのは憚られるな。
本当に良かったよ、こうしてまた一緒に仕事が出来て」
(*ノωノ)「とんでもありません、でもありがとうございます嬉しいです。
しっかり恩返しできるよう、今日からバリバリ頑張りますので!」
( ゚∀゚)「よお風羽、何日ぶりだ? 相当危なかったらしいな」
(*ノωノ)「長岡先輩、あぷー……」
( ゚∀゚)「ま、無事で何よりだよ。お前がいない間大変だったからな、猫の手よりは使えるだろ」
(*ノωノ)「失礼しちゃいます、遅れは取り返しますよ! だから改めてよろしくお願いします」
- 383: ◆7at37OTfY6 :2007/10/13(土) 01:48:45.79 ID:HiuDdhYs0
(*ノωノ)「先輩、今日からいよいよお仕事復帰です。
相変わらず長岡先輩や来栖先輩と一緒なので本当に助かります。
でもやっぱり何か足りないなって思っちゃいますね……」
(*ノωノ)「やっぱり私には先輩が必要です。
私待っていますから、いつまでもいつまでも」
(*ノωノ)「いつか……絶対に話してくれますよね。
いつかまた出会えますよね?
私にとっての上司は、やっぱり内藤先輩だけです」
(*ノωノ)「私、泣きませんから。
信じてますから、ずっと待っていますから。
だから……」
「ね、先輩」
(*ノωノ)が街で出会うようです・END
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