( ^ω^)がマジ切れしたようです
- 209: ◆7at37OTfY6 :2007/10/14(日) 22:13:30.23 ID:RZ5w6XzS0
- ( ´_ゝ`)「はっはっは、考えたな、玉を探すなら便器の中に行けばいいとは」
( ^ω^)「広い世界誰かは用を足している最中に金玉を落としたりもする筈だお。
ここなら周辺一体の便器と繋がっているから、かならずどこかに金玉はあるはずだお」
( ´_ゝ`)「落とし玉ってね」
(*^ω^)「ちょwwwwダメ、面白wwwすぐるwwwww呼吸wwwwww」」
(*´_ゝ`)「笑いすぎwwwちょwwwwでwwんwwせwwwんwww」
ξ;゚听)ξ(何こいつ等……)
互いにちょちょくり合いながらラブラブなムードを出して二人は現れた。
正直かかわり合いたくないが、先に相手に気付かれる。
( ´_ゝ`)「……」
( ^ω^)「……」
- 212: ◆7at37OTfY6 :2007/10/14(日) 22:18:18.38 ID:RZ5w6XzS0
- (;^ω^)「アッーーーーー!!!」
(;´_ゝ`)「金玉ーーーー!!」
ξ;゚听)ξ「?」
二人は一目散に無様に倒れるドクオに近づくと、との金玉を毟り取った。
( ´_ゝ`)「タマタマ、ゲットだぜ!」
( ^ω^)「良かったお、これで兄者も元の世界に……元の世界に……」
(;´_ゝ`)「ぶ、ブーン……」
( ;ω;)「やだよ兄者、私もっと一緒にいたい、まだまだたくさんの思い出作りたい!
そして二人して玉のように可愛い子供を……」
( ´_ゝ`)「金玉だけにね」
(*^ω^)(*´_ゝ`)「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
- 215: ◆7at37OTfY6 :2007/10/14(日) 22:22:18.70 ID:RZ5w6XzS0
- ξ;゚听)ξ「何こいつ等……ちょっとヤバイヤバイ、ドクオの金玉で世界がヤバイ」
川 ゚ -゚)「む、あれはブーンじゃないか」
( ^ω^)「お、ドクオとセクロスした肉便器じゃないかお。
ちょうど良い、コイツを食べられるよう料理してくれ」
( ´_ゝ`)「金玉だけにね」
(*^ω^)「ちょwwwwwwww関係wwwwwないwwwww」
(*´_ゝ`)「でwwんwwせwwwんwww」
ξ ゚听)ξ「殺 意 が 沸 い た」
さあ、ドクオの金玉をどう料理しようか?
>>220
- 220: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/14(日) 22:28:29.77 ID:AFqXu2im0
- つくね
- 222: ◆qvQN8eIyTE :2007/10/14(日) 22:30:13.67 ID:qkntxL1f0
- カオス杉なのでとりあえず産業まとめ。
・ブーン、兄者、ドクオの金玉GET
・さて、調理して食うぞ!
・レッツつくね!
/⌒'\
( ,i::::::::::::i ./⌒\
〉ノ:::::::::::| | ○゜ i ) )
/;/:::::::::::」/.〉 /
___.i;;.i::::::::::::i/ ..: .', /
./ ヾ .|;;i:::::::::::/.. ..;;〉.」
.__ .\|;.i:::::::::/ / ...;;/
_ノ\i_) i:::::::/ ...;;/ //
 ̄ .|; i:::::/ / ..;;/
__.|;_i::/ ...;;/
___/ .....;;/
.|;; i ...;;イ
ノ;; ,.‐ ;;-.;i
/;;; /' '' ;;;X
|;; ;i;;.. 〜 ;;|
X〜 ;i;;; ;;,. ;;;/
ヽ;;__\_;;/
川 ゚ -゚)「まずはちんこを調理しやすい大きさに切り分ける」
- 226: ◆qvQN8eIyTE :2007/10/14(日) 22:37:34.95 ID:qkntxL1f0
- ( ;^ω^) これはきついお
人 Y /
( ヽ し
(_)_)
川 ゚ -゚)「ここから先は全くわからん」
( ^ω^)「ちょwww切るだけ切ってwwww」
( ´_ゝ`)「しかも切ってるの金玉じゃねぇwwww竿だwwwww」
フグリ『ちょっとあんたら! こういうときこそ私の出番さね! なんたって本家本元の金t……じゃなくて、料理人だからさ!
まずつくねにするならグチャグチャに潰すべきかね! ぶっちゃけ全くわからないよ! 設定が料理人でも作者は料理人じゃないからねっ!』
( ^ω^)「お、久しぶりに喋ったお」
( ´_ゝ`)「早くつくね食いてぇwwwww」
川 ゚ -゚)「待てよ……、つくね=お袋の味……。と言う事は、【震】!」
クーが念じた途端、強い揺れがビルを襲った。
- 227: ◆qvQN8eIyTE :2007/10/14(日) 22:42:43.91 ID:qkntxL1f0
- ドシン!
何かが落ちるような音と同時に、誰かが姿を現した。
J( 'ー`)し「おいすー^^ あまりの振動のせいで、天国から振り落とされてきますた」
( ^ω^)「あ! ぽこたんインしたお!」
現れたのは、キンタマスター。
ブーンのカーチャンでもある。
ξ ゚听)ξ「本場のおふくろの味、見せてほしいです」
J( 'ー`)し「おk。つくねを作れば良いんだね。【愛】!」
キンタマスターが叫ぶと同時に、ドクオの金玉が激しく弾け飛ぶ。
グチャグチャになったそれは、まさしくつくね一歩前であった。
( ´_ゝ`)「うわー。金玉グチャグチャですね」
川 ゚ -゚)「801×ファン玉ジーで誰が微グロになると予想しただろうか」
- 228: ◆qvQN8eIyTE :2007/10/14(日) 22:43:04.92 ID:qkntxL1f0
- .'⌒⌒丶
′从 从)
ヽゝ゚ ‐゚ν まんこ濡れてきた
人 Y /
( ヽ し
(_)_)
- 229: ◆qvQN8eIyTE :2007/10/14(日) 22:43:40.42 ID:qkntxL1f0
- ごめん。誤爆です
- 232: ◆qvQN8eIyTE [ぶるぁぁぁあああああ] :2007/10/14(日) 22:50:23.74 ID:qkntxL1f0
- J( 'ー`)し「そしてグチャグチャになった材料をこねくり回す! 後は一口大の大きさに丸めておk」
フグリ『ちょっと! そんなんじゃこの料理人様の料理人魂が黙っちゃいないよ! まず味付けはどうするのさっ!
だいたい、金玉材料にして料理って基地外なんじゃないのかい! 金玉食うなんて出した奴、怒らないから出てきな!
お姉さんが激しくいじめてやるから!』
J( 'ー`)し「この金玉うるさいね」
先程から捲し立て続ける金玉を、思いっきり蹴り上げる。
グチャ、という音が辺りに響くと同時に、倒れるのはブーンの体。
( ゚ω゚)「あっびゃびゃびゃびゃびゃびゃびゃばyばやびゃびゃびゃwwwwww」
フグリ『……』
(*´_ゝ`)「……ゴクリ」
そして、忘れられているかもしれないが、ブーンは只今半裸真っ最中なのだ。
兄者の目の前に公開される、ブーンへの入り口。
J( 'ー`)し「つくねできたよ」
川 ゚ -゚)「これはすごい」
ξ ゚听)ξ「おいしそうなんです><」
女達はマイペースに金玉を調理していた。
- 237: ◆qvQN8eIyTE :2007/10/14(日) 22:57:50.31 ID:qkntxL1f0
- (*´_ゝ`)「'`ァ'`ァ……」
右手にはとびっこ、左手にはローション、腰には黒光り曲刀(当社比五割増)
どこから持ってきたんだというツッコミは気にしない。
(*´_ゝ`)「フフ……この子のアナル、かわいいよ〜。お持ち帰りしたいんです><」
とりあえず、女達も気付いていないようなので、アナルにローションを塗りたくる。
前回とは違って気を失っているので、どりるちんちんで刺される心配もない。
確実に、アナルをほぐしていった。
(*´_ゝ`)「まずはどうしてくれようか……>>240」
兄者の黒光り曲刀は、既に当社比七割増の域にまで達していた。
J( 'ー`)し「えーマジ童貞?」
川 ゚ -゚)「童貞が許されるのは小学生までだよねー」
ξ ゚听)ξ「キャハハハハハハ、キモーイ」
女達はつくねを食べながら、影でブーンを罵倒していた。
- 240: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/14(日) 23:00:59.66 ID:plkbdIBM0
- 金玉をぶった切る
- 242: ◆ERGS03OiNo :2007/10/14(日) 23:06:13.54 ID:Q9zokdzm0
- ( *´_ゝ`)「そーれ斬首刑」
兄者の黒光りするイチモツが日本刀のそれを彷彿させるように金玉を切り裂く。
ブシャシャッ
( *゚ω゚)「あおお〜ん!!」
(*'A`)「アフンアフン!」
△
(´゚'ω゚`)「イヒィン!」
J( 'ー`)し「この変態どもめっ!」
川 ゚ -゚) 「流石にキモい」
ξ゚听)ξ「ふっ、フン! 痛そうにしてるアンタ達を殺そうとだなんて思ってないからねッ!」
- 244: ◆ERGS03OiNo :2007/10/14(日) 23:12:15.71 ID:Q9zokdzm0
- 金玉は集まった。
あとは復活の儀式を執り行い、第六感を復活させるのみ。
J( 'ー`)し「タッカラプト ポッポルンガ プピリットパロ」
(いでよ 神龍)
※このお話にでるキャラ達は皆ナメック語で喋ってます。
ポルンガ「願いを言え。三つまでなら叶えてやろう」
川 ゚ -゚) 「ギコ、モララーの復活。それとギャルのパンティおくれ」
ポルンガ「あいあいさー」
パァァァァァァ
(,,゚Д゚)「お?」
( ・∀・)「あら?」
△
(´・ω・`)「え? ボクは?」
川 ゚ -゚) 「アンタ活躍してないから無理」
- 247: ◆ERGS03OiNo :2007/10/14(日) 23:16:52.31 ID:Q9zokdzm0
- J( 'ー`)し「さあ、アンタ達の力を見せてやりな」
( ・∀・)「【圧】」
+
川 ゚ -゚) 「【震】」
+
('A`)「じゃあ俺も。【熱】」
三人合わせて
( ・∀・)川 ゚ -゚) 'A`)「「「【撃】」」」
- 249: ◆ERGS03OiNo :2007/10/14(日) 23:19:01.22 ID:Q9zokdzm0
- 〜その頃地球の裏側では〜
( ^o^)「はぁ〜マジメにはたらくのもいいねぇ〜」
(^o^)「ニート脱出うれしいぃ〜」
(^o^ )「今日も一日お疲れ〜」
( ^o^)(^o^)(^o^ )「んじゃ」
| (^o^)ノ | (^o^)ノ | (^o^)ノ | (^o^)ノ__,,:::========:::,,__
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| (^o^)ノ | (^o^)ノ |´゙゙´`゙``´゙`゙´``´゙`゙゙´´^o^)ノ | (^o^)ノ |
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- 254: ◆ERGS03OiNo :2007/10/14(日) 23:21:56.38 ID:Q9zokdzm0
- 〜そんでまたこっちでは〜
( ・∀・)…
('A`)…
川 ゚ -゚) …
( ^ω^)…
( ´_ゝ`)…
J( 'ー`)し…
( ・∀・)すかしっぺ?
川 ゚ -゚) シラけた
( ^ω^)デスピーチやっとく?
J( 'ー`)し ああ
ウィーン ガシャ
^^ ぶっ殺しにきました
ウィーン ガシャ
( ^ω^)…
- 255: ◆ERGS03OiNo :2007/10/14(日) 23:25:01.73 ID:Q9zokdzm0
- J( 'ー`)し「まっ、まだ金玉はある」
( ´_ゝ`)「なんだと」
J( 'ー`)し「ほらアソコ」
( ^ω^)?
ω
(;´_ゝ`)「ホントだ……」
これからどうするか?>>260
- 260: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/14(日) 23:30:49.38 ID:YBL4bgam0
- 潰す
- 265: ◆foDumesmYQ :2007/10/14(日) 23:42:44.59 ID:GvLyioWr0
- 川 ゚ -゚)「しかし……いい形の金玉だ。持ち主の竿は、小さいが。何というか……こう、な。なあ、ツン」
ξ ゚听)ξ「ええ。ぐちゃって踏み潰したくなるような……そんな欲望を掻き立てる形……」
(;´_ゝ`)「ちょwww俺が帰れなくなるじゃないか!!」
J( 'ー`)し「奇遇ね。私もよ」
( ・∀・)「私もだ」
△
(´・ω・`)「僕も」
('A`)「俺も」
( ^ω^)「僕もだお」
(,,゚Д゚)「(ry)」
(;´_ゝ`)「ちょwwwマジかよお前ら……く、狂ってやがる……」
川 ゚ -゚)「私が潰すんだ!!」
ξ ゚听)ξ「いえ! 私がやるのよ!!」
( ^ω^)「じゃあ、バトルロワイヤルをやって勝った人が潰すことにするお」
('A`)「さんせ〜」
こうして、ラスト一個の金玉を巡る取り合いが始まった。
喧々騒々とした空気が一帯を支配した。
- 266: ◆foDumesmYQ :2007/10/14(日) 23:46:31.24 ID:GvLyioWr0
- 〜そして戦いは続き、一週間後〜
最終話 『愛と希望はその手の中に』
(;^ω^)「くっ……もう、僕の竿も限界だお……」
('A`;)「ぐっ……『熱』の能力もまったく歯が立たないのか……」
(,#,゚Д゚)「(省略)」
( ・∀・)ξ゚听)ξ川 ゚ -゚)「ううっ……」
(;´_ゝ`)「うっ……なんで俺まで…・・・」
△
(´・ω・`)「僕はもう死んでるから関係ないよね」
J( 'ー`)し「フハハハハ。地獄より舞い戻ってきた私の力を見たか。
なんと貧弱な!! なんと脆い生き物なんだ!! これが人間という生物なのか!!
フハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!」
暗雲に覆われた天空に、一筋の霹靂が疾った。
崖の上ではカーチャン――いや、その体躯は百メートルにも及び、背には六枚の天使と悪魔の羽根をたたえ、
顎の下まで伸びた牙に、天を貫くほどに鋭い角を生やした――異形の獣がかつての部下たちを見下ろしている。
もはや、絶望的だった。
ドクオの『熱』もギコ(ry、ツンの『快』、クーの『震』、モララーの『圧』、そしてブーンの『硬』ですらも通用する気配がない。
通用するしないなどという範疇ではない。
微小な変化すら、与えられない。
明らかに、彼らとは『次元』が違うのだ。
(;^ω^)「僕たちはもうだめなのかお……」
- 271: ◆foDumesmYQ :2007/10/14(日) 23:50:26.38 ID:GvLyioWr0
- 『だらしがないねえ!! アンタは皆の『道標』になるんじゃなかったのかい!?
諦めちゃだめさ。まだアンタには力が残っているはず……』
(;^ω^)「でも、僕の竿も限界で……それに、『硬』も通用しないし……」
ドクン
『甘ったれるんじゃないよ!!
……いいかい? 良く聞くんだよ?
私は、アンタに特別な『力』をずっと感じていたんだよ。でもアンタはまだ気づいていない』
(;^ω^)「『力』?」
ドクン
『そう。それは、とても巨大な『力』。そして、あの化け物に唯一対抗しうる力。
良く自分の中を探ってごらん。とても暖かく、そして眩しいほどの力が――」
ドクン
ドクン
ドクン
(; ω )「――ッ!?」
突如、欣霊の声の途中で、激しい鼓動と息切れがブーンを襲った。
意識が昏倒する。
いや、それすらも気づかぬほどの瞬時の変化であった。
黒い幕が、頭上から眼前に落とされるようにして、視界が閉ざされるような感覚だ。
- 274: ◆foDumesmYQ :2007/10/14(日) 23:56:14.34 ID:GvLyioWr0
- ブーンは、深い意識の世界へと飛び込んでゆく。
(;^ω^)「……」
視界を埋め尽くすのは一切の暗闇だ。
純粋な黒色が淀みを見せ、ブーンの周りを埋め尽くすだけだ。
方向も、いや上下左右どちらに向いているかも解らない。
ブーンは無重力の闇の中を当てもなく泳いでいるような、そんな錯覚に陥った。
(;^ω^)「!?」
と、そこでブーンは違和感を覚えた。
ぼんやりとしていたら見過ごしてしまうほどの微々たる違和感だ。
(;^ω^)「……光?」
砂粒ほどの光が、前をよぎっていた。
ブーンは無意識にその光を掬い取ろうとする。
そっと、優しく。
指の隙間から落としてしまわないように。
(;^ω^)「うおっ!! まぶしっ!!」
手の平に光が乗った瞬間、それは爆発的な膨張を見せた。
白が黒を塗り尽くしたと思えば、見る間に暗闇は消えうせ、
周囲は目を開けていられないほどの光の世界に変貌していく。
そして――
- 276: ◆foDumesmYQ :2007/10/15(月) 00:00:39.81 ID:17WSWkWq0
- ( ゚ω゚)「おおおおおおおおおッ!!」
意識が戻ると同時に、ブーンの陰嚢のあった部分から七色の光が迸った。
放射状にして、不規則に無数の虹が絡み合うように荒れ狂う。
だが、それは徐々に形を帯びていった。
羽根だ。
ブーンの陰嚢の代わりにに巨大な、七色の羽根が生えたのだ。
( ゚ω゚)「フンッ!!」
ブーンは下半身に力を入れ、尻の筋肉をピクリと動かした。
すると、羽根はその動きに連動するかのように羽ばたきを見せたかと思えば、
ブーンの身体を天に浮かび上がらせたのだ。
J( 'ー`)し「何ィ!? その力はまさか……幻の能力、『奇跡』だとッ?
ありえん!! このような下等な人間ごときにッ!!」
( ゚ω゚)「いくぞ!! うおおおおおおおおおおおおおッ!!!」
風が、揺らいだ。
七色の羽根を持った天使は、悪魔に向かって矢の如く突進する。
その右腕に握られているのは『希望』、『愛』、そして、『奇跡』。
『絶望』の根源である眼前の敵に負けるわけにはいかない。
自分が負ければ、この世界は終わってしまうのだから。
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