( ^ω^)がマジ切れしたようです
- 287: 第ニ部 ◆YhrftnhMQI :2007/10/09(火) 01:53:50.86 ID:lj3viH3i0
第二部:ワンダーウォール世界編(薔薇ざかりの君たちへ 〜渡辺さんパラダイスのようです〜)
( ´∀`)「うーっ、トイレトイレ」
今トイレを求めて全力疾走している僕は『VIP』でドラムを叩くごく一般的なバンドマンモナ。
強いて違うところをあげるとすれば、最近渡辺っていう彼女ができたことかモナ。
名前はモナー。
- 288: 第ニ部 ◆YhrftnhMQI :2007/10/09(火) 01:54:28.63 ID:lj3viH3i0
;ヾ、,.、,、.、rツ ッッシ、:':' r':' _,、-'゙_,
,、,、,ミッン、,._ _,、-'゙_,、-'゙.
、ィッ ,:、 ゙''ゞ=ミ、~.: _,、-'゙_,、-'゙ __,
}; ヾ ゙' {!li;:,. _,、-'゙_,、-'゙ _,、-'゙,::|_| そんなワケで
ゞァ''゙ぐ _,、-'゙_,、-'゙ _,、-'゙,、-''" .|_ 公衆便所のある
,ヘ:'_,、-'゙_,、-'゙..::「┴_,エ ┴ ''"_|_| 公園にやってきたモナ
└i'゙-ニ,ニエ,.:|ニ「 _エ ┴ ''"_|_
|エ | ニエ, |ニ「 _エ ┴ __.|_|_
|エ | ニエ, |ニ「 _エ ┴ 「fj.||__|__| _|
|エ | ニエ, |[8] _エ ┴ └‐_|_|__l__,|⊥ |__
|エ | ニエ, |二 _.エ 二.._ |__|__| _|_|_
|エ | ニエ, |┴ _.エ 二.._ |_|__l__,|⊥ |__|
|エ | ニエ, |工 _.エ 二.._ |__|__| _|_|_
|エ | ニエ, |工 _.エ 二.._ |_|__l__,|⊥ |__
-,-=''┷━━|┬ニエ ┬-- .|__|__| _|_|_
''ーニ_''ー::、_ ゙┷ 工_二'‐-、,_|_|__l__,|⊥ |__
二二二`''ーニ`_''ー-、_¨''━、L|__|__| _|_|_
二二二二二二二`''ーニ_''ー 、_ |⊥ |__
- 291: 第ニ部 ◆YhrftnhMQI :2007/10/09(火) 01:56:08.85 ID:lj3viH3i0
- ふと見ると、ベンチに一人の若い男が座っていたモナ。
(;´∀`)「(……なんかイヤな予感がするモナ)」
そう思っていると、その男は僕の見ている目の前でツナギのホックをはずし始めたモナ……!
〃 i, ,. -‐
r' ィ=ゝー-、-、、r=‐ヮォ.〈 /
! :l ,リ|} |. } / .や
. {. | ′ | } l
レ-、{∠ニ'==ァ 、==ニゞ< | ら
!∩|.}. '"旬゙` ./''旬 ` f^| |
l(( ゙′` ̄'" f::` ̄ |l.| | な
. ヽ.ヽ {:. lリ |
. }.iーi ^ r' ,' ノ い
!| ヽ. ー===- / ⌒ヽ
. /} \ ー‐ ,イ l か
__/ ‖ . ヽ、_!__/:::|\ ヽ
(;´∀`)「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁだモナぁぁぁぁぁぁ」
阿部さん「おっと」
アッ―!!
という間にモナーはトイレの中に連れ込まれてしまった。
- 296: 第ニ部 ◆YhrftnhMQI :2007/10/09(火) 01:59:30.25 ID:lj3viH3i0
- (;´∀`)「だ、だめモナ! モナーには渡辺さんっていう彼女がいるんだモナ」
阿部さん「男は度胸。浮気でも何でも試してみるものさ」
阿部さんの手がズボンの上からモナーの股間をなでる。
从'ー'从「ふふふ、体は正直じゃないか」
(;´∀`)「そんなこと、ないモ…………」
( ゚д゚ ) ←モナー
- 299: 第ニ部 ◆YhrftnhMQI :2007/10/09(火) 02:00:47.43 ID:lj3viH3i0
- (;´∀`)「(な、な、な、何が起こったモナ。今まさに犯されそうになっているのに、相手が渡辺さんにしか見えないモナ!)」
从'ー'从「おっ、どうやら観念したようだな」
絶賛混乱中のモナーのベルトがはずされ、見た目は渡辺中身は阿部という、まさにカオスな存在の手が
モナーの下着にかかる。そのまま焦らすようにゆっくりとブリーフが下ろされていく。
このままでは(見た目的に)モナーと渡辺のセクロスシーンを書くハメになってしまうのか。
作者や全世界100万の渡辺さんファンが泣きそうになっている中、救世主があらわれてた。
(‘A`)「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ」
阿部の頭上に穴があき、そこからドクオが落ちてきて阿部さんに激突した。次いでブーン、ショボン。そして
/ ̄:l: .―:l:――――:l:/___ヽ,―、_(_)
| :|:./ E:|: EEEEl :|:|: :  ̄ ̄||`l 川 ゚ ?゚)「ロードローラーだッ!」
/ ̄ ̄ヽ ̄ヽ EEEEl :|:|:__:___||._|
/ ,●、 | |777777|:| l, ―┴、┴――、 ズガーン
| ●| |.● | |/////// .:|:| / ヽ ヽ
ヽ `●' .| |====:|:| |====l===|
ヽ / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~'ヽ / /
 ̄ ̄ ̄ ̄ ゛ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄
なぜかロードローラーを抱えたクーが男たちの上に落下した。
- 302: 第ニ部 ◆YhrftnhMQI :2007/10/09(火) 02:02:54.06 ID:lj3viH3i0
- (炎^ω^)「ふぅ、いろいろとビックリしたお」
瓦礫の中からブーン達が這い出てきた。何で生きてるかとか突っ込むのは禁止である。
('A`)「あやうく死ぬところだったぜ」
(´・ω・`)「ギャグは偉大だね」
川 ゚ -゚)「あいすまない。空間を越える時にエスパー能力が暴走してしまった」
(‘A`)「まだその設定ひきずってんのかよ……」
ボロボロになりながらも普通に会話をする3人とクー。
( ´∀`)「た。助かったモナ……ありがとうだモナ。みなさんはモナーの貞操の恩人だモナ」
川 ゚ -゚)「……よくわからんが、まずズボンをはいたらどうだ」
( ´∀`)「ご、ごめんだモナ」
(´・ω・`)「……君は」
- 303: 第ニ部 ◆YhrftnhMQI :2007/10/09(火) 02:03:46.40 ID:lj3viH3i0
- 破壊されたトイレに気づき、野次馬が集まってくる。
渡辺と同じ顔をした彼ら彼女らを一瞥し、ショボンはモナーに質問する。
(´・ω・`)「君は、渡辺さんの知り合いか何かかい?」
( ´∀`)「え?」
(´・ω・`)「そこらにいる、同じ顔の“本来の持ち主”のことだよ」
(炎^ω^)「何でいきなりそんなこと聞くのかお」
(´・ω・`)「今あたりを見る限り、彼は……彼だけは渡辺さんの顔じゃないからさ」
ショボンはそばにあった鏡のかけらをひろい、モナーに渡す。
( ´∀`)「……確かにモナーはモナーだモナ」
(炎^ω^)「言われてみれば、おかしいお」
(‘A`)「おれ達はジャムさんからよくわからないアイテムをもらってるから、まだ説明はつくけど……」
(´・ω・`)「モナー君、といったか」
( ´∀`)「はいモナ」
(´・ω・`)「ここはちょっとうるさい。静かな場所に移動しないかい」
- 306: 第ニ部 ◆YhrftnhMQI :2007/10/09(火) 02:06:41.87 ID:lj3viH3i0
- ( ´∀`)「改めて、本当に助かったモナ。おかげで後ろの処女を散らされずにすんだモナ」
川 ゚ -゚)「うむ。よくわからんが感謝するがよい」
('A`)「……しかし、ホテルでも思ったけど不気味な光景だよね」
モナーの案内でやってきた喫茶店『バーボンハウス』。(この世界で)平日の夕方ということもあって、席には
ちらほらと学生服の姿がみえる。もっとも男も女も関係なくすべて顔かたちは渡辺なのだが。
从'ー'从「やぁ、モナー君。悪いけど、今日は渡辺さんやドクオ君は来ていないよ」
( ´∀`)「……き、気にしないでいいモナ」
从'ー'从「君たちもゆっくりしていってくれ」
渡辺さん顔の店長(ショボン、というらしい)がカウンターへと戻っていく。
('A`)「全員が全員、同じ顔ってのは見ててキツいぞ」
川 ゚ -゚)「それだけじゃないぞ。この店や道中もそうだったが、ホテルの時と違って、みんな普通に生活している。
まるで、自分や他人が別の人間の顔になっていることに気づいてないようにな」
(´・ω・`)「ジャム曰く、世界の渡辺化は“進行中”らしいからな……“みんなが渡辺さんの顔をしている”のが普通という
世界になっているのかもしれない。まぁ、それはおいておいて……君……モナー君といったね。君は渡辺の彼氏か何かだろ」
(;´∀`)「な、なんで知ってるモナか?」
- 308: 第ニ部 ◆YhrftnhMQI :2007/10/09(火) 02:07:38.50 ID:lj3viH3i0
- (´・ω・`)「さっきのマスターは渡辺さんの知り合いにもかかわらず、渡辺化していた。なのに君は元の姿のままでいる。
この世界の重大要素となっている渡辺さんが君だけを渡辺化せずに、元のすがたのままで残しておく、という事実……
つまり、君は渡辺さんにとって知り合いや友達以上、彼女は未婚という点を踏まえると、君は彼女の恋人だろう」
( ´∀`)「そうだモナ。確かにモナーは渡辺さんとつきあってるモナ」
(炎^ω^)「すごいお、まるで名探偵みたいだお」
(´・ω・`)「なぁに、初歩的な推理さ」
( ´∀`)「それで探偵さん。本当の……本当の渡辺さんはどうしたんだモナ?」
(´・ω・`)「それを探しにボク達はこの世界に来たんだ。“彼女の心”はこの世界のどこかに閉じ込められている。
どうだろう。よかったら協力してくれないだろうか」
( ´∀`)「もちろんだモナ」
(‘A`)「よし『渡辺さんの心』を探そう」
(炎^ω^)「マンガなんかだと、こういう場合はその人の思い入れの強い場所なんかにいることが多いお」
(´・ω・`)「なるほど……一理あるな」
( ´∀`)「渡辺さんの思い入れの強い場所……わかったモナ。みんな、今から案内するモナ」
- 312: 第ニ部 ◆YhrftnhMQI :2007/10/09(火) 02:08:52.51 ID:lj3viH3i0
モナーに連れられ、5人はモナー達『the very important persons』──通称『VIP』が普段活動しているという
ライブハウス『クソミソ』に到着した。表看板には変な名前のバンド名がひとつ。
( ´∀`)「『アイドルスマター』……聞かない名前だモナ」
川 ゚ -゚)「卑猥な名前だな」
楽屋に忘れ物をした、と嘘をついてのホールに入っていく。中ではやはり渡辺さんの顔をした
バニーガール姿の女性ボーカルがリハーサルを行っていたっていた。
- 316: 第ニ部 ◆YhrftnhMQI :2007/10/09(火) 02:11:49.52 ID:lj3viH3i0
从'ー'从「♪子供のころやったことあるよ 色あせた記憶だ
相手の足つかんで 電気アンマ 電気アンマ 1分
子供のころ 懐かしい記憶 蘇る鮮やかに
初恋の先輩と 初体験 初体験
でも今じゃそんな事もわすれて アイドルと呼ばれて男の相手をしている
振り返っても あの頃には戻れない 高校生高校生
いまあの彼どこにいるの 何をしているの 答えはぼやけたままで
でも 今じゃそんな事も忘れて スマタで男ども手玉にして笑ってる
プレイで稼いだ金 おっくせんまん おっくせんまん
過ぎ去りし記憶は グラフィティ♪」
(挿入歌:延長プレイは億千万 歌:アイドルスマター
参照動画;http://www.youtube.com/watch?v=X9XomdyPcFQ)
(炎^ω^)「これは……アレだお」
(‘A`)(´・ω・`)「ひどいものだな」
川 ゚ -゚)「こいつら、頭のネジが緩んでやがるぜ」
(‘A`)「(あんたが言うか住職……)」
( ´∀`)「こんな渡辺さん嫌だモナ」
- 319: 第ニ部 ◆YhrftnhMQI :2007/10/09(火) 02:13:55.71 ID:lj3viH3i0
何気ないモナーの感想。
その瞬間。
世界が崩壊した
【第二部:終了】
戻る/次のページ