( ^ω^)がマジ切れしたようです

209: ◆sHNGWXTAUA :2007/10/09(火) 20:38:56.57 ID:2T0qNjz00






【ANGLE 川 ゚ -゚) COOL】





211: ◆sHNGWXTAUA :2007/10/09(火) 20:40:53.78 ID:2T0qNjz00
憎かった。
全てが憎くて仕方がなかった。
だから、渡辺を撃った。

だが、実際に当たったのは、ドクオだった。
別に何とも思わない。
今の私には、憎しみという感情しか植えつけられていないから。

川 ゚ -゚)「……」

元々、感情は表に出さない人間だった。
面白くないことには笑わないし、悲しくないことには泣かない。
そうやって、生きてきた。

( A ) 「……」

私に撃たれた胸を押さえて倒れこんでいるドクオ。
全くと言っていいほど、動かない。
恐らく死んだのだろう。

別に、悲しくとも何とも無いはずだ。

川 ; -;)「……」

ならば、何故、私の頬を涙が伝う。



212: ◆sHNGWXTAUA :2007/10/09(火) 20:41:51.13 ID:2T0qNjz00

川 ; -;)「……」

涙が止まらなかった。
何故だ、今の私は、憎しみという感情しか持っていないはずだ。
それじゃないとしても、他人のために泣く等、今までに経験したことが無い。

川 ; -;)「……ひぐっ……」

何故だ。
何故、今頃アイツの顔が思い浮かぶ。

川 ; -;)「……ドク……」

私の世界のドクオと、今いるドクオは別人だ。
分かってはいるけれど、どうしても、重ねてしまう。

だから、悲しい。
だから、涙が伝う。

川 ; -;)「……ドクオ……!」

お願いだから、起きてくれ──



214: ◆sHNGWXTAUA :2007/10/09(火) 20:44:06.39 ID:2T0qNjz00


\               U         /
  \             U        /
             / ̄ ̄ ヽ,
            /        ',      /     _/\/\/\/|_
    \    ノ//, {0}  /¨`ヽ {0} ,ミヽ    /     \          /
     \ / く l   ヽ._.ノ   ', ゝ \       <   はーい!!  >
     / /⌒ リ   `ー'′   ' ⌒\ \    /          \
     (   ̄ ̄⌒          ⌒ ̄ _)    ̄|/\/\/\/ ̄
      ` ̄ ̄`ヽ           /´ ̄
           |            |
  −−− ‐   ノ           |
          /            ノ        −−−−
         /           ∠_
  −−   |    f\      ノ     ̄`丶.
        |    |  ヽ__ノー─-- 、_   )    − _
.        |  |            /  /
         | |          ,'  /
    /  /  ノ           |   ,'    \
      /   /             |  /      \
   /_ノ /              ,ノ 〈           \
    (  〈              ヽ.__ \        \
     ヽ._>              \__)


                ↑ドクオ



219: ◆sHNGWXTAUA :2007/10/09(火) 20:46:38.81 ID:2T0qNjz00

('A`) 「はーいドクオ一丁あがりー!」

(´・ω・`) 「ドクオ君!」

(炎^ω^)「名前名前……あ、ドクオ!大丈夫なのかお!」

地面に手を着き、立ち上がるドクオ。
手が離れたその胸からは、全く血が出ていなかった。

从'ー'从「どうして……?」

('A`)ノ▽「じゃーん!」

ドクオが胸ポケットから、一枚のパンティを取り出した。
そう、私がドクオを正気に戻すために使った、あのパンティだ!(>>175参照)

('A`) 「クーさん、今俺のために泣いてくれたの?」

川 ゚ -゚)「……馬鹿野郎……」

私は歩き出し、ドクオ達の元に行く。
5人に対するのは、1人となったハインリッヒ。

从;゚∀从「……くそっ……!」



221: ◆sHNGWXTAUA :2007/10/09(火) 20:49:04.20 ID:2T0qNjz00
(炎^ω^)「仲間の絆を裂く奴は……許さねぇお!!」

──ある者は、絆のために

(炎^ω^)「轟け!!打撃型ウェポン!孤徹!!!」

(´・ω・`) 「僕の世界なのに……活躍してない!!」

──ある者は、存在のために

(・ω・) 「必殺!眉毛のそり落し!」


从'ー'从「大切な人を裏切ることは……一番ダメ!」

──ある者は、大切な人のために

从'ー'从「奥義!世界の秩序をなんちゃらかんちゃら!!」


('A`) 「パンティに……穴が開いただろ!!!」

──ある者は、失ってはいけない物のために

('A`) 「Xガン!(('A`) ドクオが吸血鬼になったようです)」


川 ゚ -゚)「人の心は……簡単に扱えるような物じゃないんだ」

川 ゚ -゚)「とどめだ!!」



224: ◆sHNGWXTAUA :2007/10/09(火) 20:52:56.73 ID:2T0qNjz00
川 ゚ -゚)「幻竜型ウェポン!荒巻!!
     何か世界の狭間の番人!杉浦!
     ウェポン─14th ハンレ!
     ^^ デスピーチ!
     駆動兵器出動!!!
     アルファベットZ!!
     パンッ!
     再び銃!パンッ!
     ブルーアイズホワイドドラゴン!
     最終兵器ツンデレ!
     金玉振りますぞゴルァ!
     筋力の増加!金玉力の増加!
     ギアスッ!」


/ ,' 3 「ぐおおおおおおおおおおおっっっ!!!」
( ФωФ) 「ぐおおおおおおおおおおおっ!!」
^^ぶっ殺しにきました
駆動兵器「ドーン」
(´・ω・`) 「ラウンジ万歳!」('A`) 「な、何ぃ!」
( ^ω^)「金玉ぷらーん」( ゚ω゚)「と思ったら壁にぶつけちまった!ギアスッ!」
川 ゚ -゚)「筋力アーップッ!そしてハンレ!」
ξ゚听)ξ 「ゴゴゴゴッゴゴゴゴゴ!」
青眼白竜「滅びのバーストストリーム!」



从 ∀从



229: ◆sHNGWXTAUA :2007/10/09(火) 20:56:59.65 ID:2T0qNjz00

全ての攻撃が、ハインリッヒに命中する。
光、炎、水、打撃、破壊。
何もかもが、覆われていく。

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……

(;'A`) 「ちょ……この建物壊れますよ!」

(;´・ω・`) 「僕の城が……!」

从;'ー'从「早く逃げなきゃ!」

(炎^ω^)「みんな!!あれだお!!」

ブーンがある方向を指差す。
その方向には、今までにはない、あるものが存在していた。



232: ◆sHNGWXTAUA :2007/10/09(火) 20:58:00.34 ID:2T0qNjz00


川 ゚ -゚)「扉……!」

鮫島ホテルへと繋がる扉だ。
そう、この世界から、脱出できる一つの方法。

川 ゚ -゚)「……さぁ、行こう」

全員を引き連れて、扉の前へと向う。
大きな地の揺れが、私達の身体を揺らしていた。

(炎^ω^)「早く帰らないと危ないお!」

川 ゚ -゚)「ああ……」

振り返って、城を眺める。
もう来る事は無いだろうこの世界。


そして、扉を開いた。



234: ◆sHNGWXTAUA :2007/10/09(火) 20:59:04.19 ID:2T0qNjz00
川 ゚ -゚)「ブオンブオン!!ゴゴガキッキッキー!!!」

/ ,' 3 「ダイナミック度100点、スピード100点、芸術100点じゃ!」

(炎^ω^)「今更帰宅部パロんなお!しかもいきなり荒巻登場させんなお!」




と言っている内に、扉は完全に開いた。
眩しすぎる光が、私達の身体を包み込む。
いつの間にか全ての景色は消え去り、私達の意識は飛んでいた──







(;´・ω・`) 「僕の城ぉぉぉぉぉぉっぉぉぉぉ!!!!」



238: ◆sHNGWXTAUA :2007/10/09(火) 21:01:32.74 ID:2T0qNjz00
・・・・・・
・・・

虹の城。
得体の知れない、虹がある城。

その城は今、完全な廃墟となっていた。

( <_  )「……」

(  _ゝ ) 「……」

从  ∀从「……」

(` ω ´) 「……」

突如として現われた、クー達一向により、命を失った人々。
また、ガレキに埋もれ、この世を去った人々。
この城の使用人は、誰一人としていなくなっていた。

これではもう、作品続行は不可能である。


( ´ω`)('A`)枯れて苦悩し密室で虹を探そうと生き抜くようです
はこれで完結です!

ギアス ◆FpeAjrDI6 先生の次回作にご期待ください!!

〜終わり〜



248: ◆sHNGWXTAUA :2007/10/09(火) 21:05:28.99 ID:2T0qNjz00

──その時だった。
時計の針が、12時を回った。

緑の粒子が、空に舞い上がり始めた。
その数は秒を増すごとに増加し、やがて空全体を埋め尽くす。
そして、それは城を覆うように降りてきた。

(´<_` )「……」

( ´_ゝ`) 「……」

从 ゚∀从「……」

(`・ω・´) 「……」

人々の目に、生気が宿る。
そして、消え去った城が、もう一度よみがえる。
全てが、元に戻った。


……ネオファイトによって破壊された全ての物は、
12時を過ぎた時点で全て元通りになるのだ。



250: ◆sHNGWXTAUA :2007/10/09(火) 21:07:36.69 ID:2T0qNjz00

・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・

川 ゚ -゚)「いやー、満喫した」

(´;ω;`)「僕の城……」

(炎^ω^)「戦いばっかりで疲れたけど……いい思い出になったお」

('A`) 「そうッスね……。もう、全ての世界回ったことですし」

从'ー'从「ちょっと寂しいね……」

ホテルのロビー、それに見合った大きさのソファーに全員が座り込む。
疲れが溜まっているのだろう。
誰もが口数が少なかった。

('A`) 「……俺、ちょっと部屋で休んでいいですか?」

从'ー'从「あたしも……今日は疲れちゃった」

(´;ω;`) 「僕の城……」

(炎^ω^)「確かに今日はハードだったから……一旦、解散しますかお?」

返事はないが、誰もが同意していることは明らかだった。
全員が席を立ち、それぞれの部屋へと戻っていく。



253: ◆sHNGWXTAUA :2007/10/09(火) 21:09:26.56 ID:2T0qNjz00
〜クーの部屋〜

川 ゚ -゚)「……」

私は一人、自分の部屋にいた。
特別に何かをしているわけでも、寝ているわけでもない。
ただ、部屋にいるだけだった。

川 ゚ -゚)「……ネジ……か」

ポケットに手を入れる。
そこから取り出したものは、金色に輝く、ネジ。

川 ゚ -゚)「まさか、枯れ苦の世界で手に入るとは……」

オワタ=ライフとの戦いが有った部屋。
後から分かったことなのだが、あそこは【使用人の部屋】というところらしい。
自分に足りないものが、可能な限り手に入ってしまう部屋とのことだ。

このネジは、そこで偶然発見した。
ということは、このネジは自分の頭のネジなのだろう。

川 ゚ -゚)「……」



256: ◆sHNGWXTAUA :2007/10/09(火) 21:11:04.91 ID:2T0qNjz00
手にした金色のネジを見つめる。
このネジをひょいと頭に詰め込めば、私は以前の私に戻ることが出来る。
何もおかしな言動をしなくなり、今までどおり、秀才としての道を歩んでいける。

川 ゚ -゚)「ドクオ……」

名前を呟いた。
今現在旅を共にしている者ではなく、私が本当に愛する者の名前だ。
元はといえば、この旅は彼のために行っていた。
彼にもっと愛してもらえるように、自分を磨くために始めた旅だ。

そして、そのドクオが告白したのは、以前の私。
頭がよくクールである私に、彼は告白した。
ネジが取れ、狂った私ではない。

川 ゚ -゚)「……」

不思議と頭がスッキリしている。
何か面白いことをしようとも思わない。
ただ、目の前にあるネジを見つめていた。



259: ◆sHNGWXTAUA :2007/10/09(火) 21:14:08.32 ID:2T0qNjz00
ドクオはどちらを望むのだろうか。
以前の私と、今の私。
どちらが正しい選択なのか、私には分からない。

ただ一ついえることは、彼に、もっと。
もっと、笑ってもらいたいということ。

川 ゚ -゚)「……そう、だな」

ずっと考えていた。
ネジを入れるのか、入れないのか。
そして今、答えが出た。

川 ゚ -゚)「……」

手にしたネジを、ぎゅっと握り締める。
しっかり、握り締める。

それを、頭上まで上げた。
握り締めて、頭上に上げる。



彼に、ずっと笑ってもらいたいから──



261: ◆sHNGWXTAUA :2007/10/09(火) 21:15:47.25 ID:2T0qNjz00





──ポイッ


と、投げ捨てた。




川 ゚ ー゚)「これからも、こんな私をよろしくお願いします」


そう、小さく呟いた。






〜今度こそ終わり〜



265: ◆sHNGWXTAUA :2007/10/09(火) 21:19:18.00 ID:2T0qNjz00




   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ミ
  /   ,――――-ミ
 /  /  /   \ |
 |  /   ,(・) (・) |
  (6       つ  |
  |      ___  |   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  |      /__/ /  <んなわけねーだろ!
/|         /\   \__________



271: ◆sHNGWXTAUA :2007/10/09(火) 21:21:53.88 ID:2T0qNjz00
川 ゚ -゚)「こんなシリアスで終わるとでも思っていたのか?」

川 ゚ -゚)「馬鹿な!そんなハズはないだろうに!」

私は勢いよく立ち上がり、部屋のドアに手を掛ける。
そして、それを開いた。

川 ゚ -゚)「さぁて……9時も過ぎた頃だし、そろそろ……」

川 ゚ -゚)「OTONA NO JIKAN (はぁと」



川 ゚ -゚)「ふん……とりあえず、あいつの部屋に遊びに行くか……」

>>274

274: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/09(火) 21:22:32.36 ID:7jhURM980
ツン



275: ◆sHNGWXTAUA :2007/10/09(火) 21:25:29.71 ID:2T0qNjz00
川 ゚ -゚)「あのメイド……ツンの部屋に行くか」

使用人の部屋は2階である。
私達の部屋は3階のため、階段を使って一つ下に下りた。

川 ゚ -゚)「確か……この部屋だったな」

今朝、ブーンがこの部屋で遊んでいたはずだ。
記憶を辿りながら部屋を見つけ、その扉をノックする。

「少々お待ちください」

中から聞こえてきたのは、やはりあのメイドの声。
流石私。記憶力抜群。

ξ゚ -゚)ξ「クー様ですか……どうなさいましたか?」

川 ゚ -゚)「>>279」

279: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/09(火) 21:27:49.42 ID:de1OG4TAO
KSK



283: ◆sHNGWXTAUA :2007/10/09(火) 21:30:23.94 ID:2T0qNjz00
川 ゚ -゚)「ksk」

ξ゚ -゚)ξ「はい……?」

川 ゚ -゚)「だから、kskしに来たと言っている」

完全に理解していない様子のツン。
そんなツンの胸倉を掴んで、私は叫んだ。

川 ゚ -゚)「だからkskしに来たと言っている!!」

ξ゚ -゚)ξ「か、kskですか……?」

川 ゚ -゚)「そうだ!ksk!」

ξ゚ -゚)ξ「あ、ああ。kskですね」

ようやく理解した様子。
全く、近頃のメイドはkskを知らないから困る。



287: ◆sHNGWXTAUA :2007/10/09(火) 21:33:01.40 ID:2T0qNjz00
ξ゚ -゚)ξ「k……くそみそ
      s……素晴らしい
      k……汚くない」

川 ゚ -゚)「ふむ」

なるほど、よく理解しているじゃないか。
私はツンの胸倉から手を外す。

ξ゚ -゚)ξ「しかし、私達は女性同士です」

川 ゚ -゚)「……」

ξ゚ -゚)ξ「他を当たってください」

ガチャンッ!



川 ゚ -゚)「……面白くねぇ。次は>>290に遊びに行くか」

290: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/09(火) 21:33:43.68 ID:45sKXNGn0
渡辺



292: ◆sHNGWXTAUA :2007/10/09(火) 21:38:13.36 ID:2T0qNjz00
もう一度三階に上がり、渡辺の部屋の前に立つ。
こいつの部屋の鍵は既に入手してある。
ノックも無しに、私は部屋に侵入した。

川 ゚ -゚)「!」

何と素晴らしいタイミングだろう。
渡辺は、ベッドの上に寝転び、静かな寝息を立てていた。

川 ゚ -゚)「……ごくり」

なんとも可愛い寝顔ではないか。
とりあえず写真を撮ることにする。

川 ゚ -゚)□ パシャパシャ

川 ゚ -゚)「んー……」

この可愛い渡辺に……。
>>295

295: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/09(火) 21:39:16.13 ID:Anf+2kHoO
マッスルドッキング



300: ◆sHNGWXTAUA :2007/10/09(火) 21:43:10.88 ID:2T0qNjz00
マッスルドッキング。
キン肉バスターとキン肉ドライバーを複合させた究極技。
この技を食らって生きることの出来る人間はいない。

川 ゚ -゚)「……ほう」

可愛い寝顔の渡辺を見る。
見れば見るほど、私の好奇心をくすぐってくれる。

ああ、もう、我慢できない!


川 ゚ -゚)「マッスルドッキングゥゥゥゥゥ!!!」

本来なら、2人いないと成功しないこの技。
しかし、私は不可能を可能にする女だ。

川 ゚ -゚)「くらえええええぇぇぇぇぇぇぇぇ!」



304: ◆sHNGWXTAUA :2007/10/09(火) 21:46:27.78 ID:2T0qNjz00
バチィ!!

川 ゚ -゚)「!!」

奴の身体を掴もうとして、腕を伸ばしたときだった。
急に渡辺の手がこちらに向かい、私の腕を掴む。

从'ー'从「来るのは分かっていたぜ……!」

川 ゚ -゚)「ふん……。寝たふりとはつまらん真似を」

从'ー'从「寝込みを襲う野獣がいるもんでね……」

私がその腕を払うと同時に、渡辺がベッドから起き上がる。
一定の距離を持ち、私達は対峙した。

从'ー'从「そういえば、お前と勝負するのは初めてだったなぁ」

川 ゚ -゚)「……決着、着けようか」



308: ◆sHNGWXTAUA :2007/10/09(火) 21:51:13.65 ID:2T0qNjz00
先に攻撃をしかけたのは私だ。
渡辺の懐に、重たいパンチを繰り出す。

从'ー'从「ワンダーウォール!!」

彼女がそう叫んだ瞬間、彼女の周りに不思議なオーロラが現われた。
そのオーロラに私の拳が触れた途端。

川メ゚ -゚)「!!」

私の後ろから、私自身の手が出てきた。
そして、そのまま顔面へとパンチが食い込む。

川メ゚ -゚)「ワンダーウォール(不思議な壁)……厄介な技だな」

从'ー'从「ふふ、これでアナタの攻撃は私には届かない」

川 ゚ -゚)「……」



310: ◆sHNGWXTAUA :2007/10/09(火) 21:51:50.59 ID:2T0qNjz00


川 ゚ -゚)ノ□「設定ノートー」



川 ゚ -゚)1「カキカキ……」



川 ゚ -゚)「よし」



313: ◆sHNGWXTAUA :2007/10/09(火) 21:55:25.44 ID:2T0qNjz00
先に攻撃をしかけたのは私だ。
渡辺の懐に、重たいパンチを繰り出す。

从'ー'从「あぁ!もっとあたしを殴って!感じちゃう///」

川 ゚ -゚)「ここか?!ここがええんか!?」

私は渡辺の横腹をくすぐる。
その瞬間、叫びにも近い声で彼女が言う。

从///从「あ、あ……横腹弱いのぉぉぉ……」

川 ゚ -゚)「この淫乱豚め!」

从///从「い、いや……淫乱なんかじゃない……」

川 ゚ -゚)「横腹をくすぐられてッ!感じているッ!このメス豚がッ!」

从///从「ぶひぃぃ!あたしは淫乱なメス豚ですぅ!!」



315: ◆sHNGWXTAUA :2007/10/09(火) 21:58:34.28 ID:2T0qNjz00
そしてそのまま、ベッドへと渡辺を押し倒す。
くすぐられて、完全に力が入らない渡辺は、赤子そのものだった。

川 ゚ -゚)「ふふ……」

从///从「はぁ……はぁ……」

彼女の脇腹から手を離す。
ようやく息することを許された彼女は、荒い息を吐き続けた。

川 ゚ -゚)「それじゃ、いよいよ……」

彼女の服を丁寧に剥がしていく。
無力そのものの彼女。
堕ちるのも、時間の問題だ。



317: ◆sHNGWXTAUA :2007/10/09(火) 22:02:31.82 ID:2T0qNjz00
──その時だった。


(*´・ω・`) 「わったなべさ〜ん♪あそぼー♪」

川 ゚ -゚)「……」

(;´・ω・`) 「ク、クーさん!何故君がここに!」

川 ゚ -゚)「いや、何だよそのテンション」

(*´・ω・`)「おぉ!渡辺さんが何ともいやらしい姿だ!」


私がショボンの方を向いていた瞬間だった。
一瞬の隙が、私に出来てしまう。

从'ー'从「……ふぇぇ?」

川 ゚ -゚)「くっ……設定ノートの効力が切れてしまった!」



319: ◆sHNGWXTAUA :2007/10/09(火) 22:05:17.22 ID:2T0qNjz00
从'ー'从「わ、わ!何であたしこんな格好なの!!」

慌てて服を着なおす渡辺。
最悪だ。全てが水の泡になった。

从'ー'从「あれ?クーちゃんとショボンくん」

(;´・ω・`)「あ、いや。その」

川 ゚ -゚)「食事のお誘いに着たんだ。もうそろそろ晩飯の時間だぞ」

从'ー'从「ありがとう〜」


ピョン、とベッドから飛び降りる渡辺。
どうすることも出来ない私は、一人で先に廊下に出た。



324: ◆sHNGWXTAUA :2007/10/09(火) 22:09:37.50 ID:2T0qNjz00
川 ゚ -゚)「あのショボンめ……」

最悪だ。
かなりいい所まで来ていたのに、全てが駄目になった。
この私の胸の高鳴り、どう抑えろというのだ。

川 ゚ -゚)「……欲求不満だな」

そんな一言を漏らす。
この際誰でもいいから、何かしてしまいたいとも思ってしまった。



そんな時、背後から声が聞こえる。

(咒)「クー様、お食事の準備が出来ました」

目の前にいるのは、ジャム爺。
お年寄りだが……男だ。

川 ゚ ー゚)「……ジャムさん、食事の前に、ちょっと私の部屋に寄っていきませんか……?」



〜終〜



327: ◆sHNGWXTAUA :2007/10/09(火) 22:11:00.95 ID:2T0qNjz00
あとがき

今度こそ終わりです。
みなさん本当にお疲れ様でした。

Bグループも、これで個別投下は全て終わりました。
残るは共通パートだけです。

残り僅かとなったマジ切れ合作。
これからもよろしくお願いします。


今日は本当にありがとうございました。



戻る