( ^ω^)がマジ切れしたようです
- 217: たろお ◆.clFOOdcGo :2007/10/03(水) 23:00:25.96 ID:AcOs9CziO
【ショボンエピローグ】
- 220: たろお ◆.clFOOdcGo :2007/10/03(水) 23:02:42.05 ID:AcOs9CziO
何もない世界に僕は再び降り立った。
それでも、僕の心には一カケラの何かが芽生えていた。
その、一カケラの何かを描くべく、僕は筆を手に取ったのだった。
世界を描く。その漠然とした意欲は、僕を、筆を奮い立たせた。
- 224: たろお ◆.clFOOdcGo :2007/10/03(水) 23:04:18.91 ID:AcOs9CziO
少しづつ、ほんの少しづつだが、出来上がっていく世界。
それを見ていると、自然と、顔にずっと忘れていたもの(明太子)がよみがえった。
時折聞こえて来る人々の笑い声。
美しい色彩の風景。
それらが僕の明太子を変えたのだろう。
(´・ω・`) (これが、僕の本当に描きたかったものかもね…)
- 226: たろお ◆.clFOOdcGo :2007/10/03(水) 23:06:52.53 ID:AcOs9CziO
狂気の果てに、破壊と殺戮の限りを尽くした僕が、こんなことを考えるのは、身勝手以外の何物でもない。
そんなことは百も、千も承知だ。
しかし、それでも僕は描き続けるだろう。
(´・ω・`) (この絵具は、何かを破壊するためにあるんじゃない…)
(´・ω・`) (この絵具は、何かを生み出すためにあるんだ…)
かつて、狂気に塗られた絵具のチューブを、僕はグッと握り締める。
そして、一人の芸術家としてそれを見つめた。
(´・ω・`) (僕はまた、芸術家として生きていいよね?)
- 228: たろお ◆.clFOOdcGo :2007/10/03(水) 23:09:19.45 ID:AcOs9CziO
だったら、また描けばいいさ―――
何処か遠くから、声がした。そんな気がした。
それに応えるべく、僕は強く、強く念じ、決意する。
- 232: たろお ◆.clFOOdcGo :2007/10/03(水) 23:11:08.97 ID:AcOs9CziO
あぁ、そうだね―――
ありがとう―――
さて、続きを描こうか―――
- 233: たろお ◆.clFOOdcGo :2007/10/03(水) 23:12:41.85 ID:AcOs9CziO
センチメンタルに浸る自分自身を、僕は鼻で笑い飛ばす。
J(´・ω・`)し ふんっ
その乾いた笑いは、どこまでも青く澄み切った空に吸い込まれていった。
- 235: たろお ◆.clFOOdcGo :2007/10/03(水) 23:13:58.53 ID:AcOs9CziO
推奨EDテーマ:僕等 バラ色の日々/鬼束ちひろ
http://youtube.com/watch?v=f1Jo5MnjfaM
- 238: たろお ◆.clFOOdcGo :2007/10/03(水) 23:17:12.80 ID:AcOs9CziO
あとがき
これにていったん身を退きますね^^
2007/10/03 たろお
- 242: たろお ◆.clFOOdcGo :2007/10/03(水) 23:18:27.00 ID:AcOs9CziO
以上をもちまして
【(´・ω・`) 飛び出せ小宇宙!!ショボンと鬼神と、ときどき(ドキドキ☆)魔王!!ポロリ(亀)もあるようです】
を終了します
ご愛読ありがとうございました^^
引き続き嫁の作品をご覧ください
戻る/Dグループ 番外編