( ^ω^)がマジ切れしたようです

719: バトロワ ◆I40z/j1jTU :2007/10/04(木) 22:53:56.16 ID:XHeOdUhZ0
雲から時折覗く太陽は、とても眩しかった。

この砂浜での戦いを祝福してくれるように、神々しく感じる。


だが、この戦いもこれまでのようだ。

モララーは横一線に薙ぎ倒すように槍を振る。
なんとかその攻撃を受け流したが、衝撃までは耐えれなく砂浜に転がり込んでしまった。

にやりと笑いながら近づいてくるモララー。
槍は太陽を突くくらい、天高く振り上げられる。

いわゆる、チェックメイト。

モララーの口から、「さよならだ」という言葉を受ける。
僕は、瞼を閉じる。これから、なにが起きてしまうか信じたくなかったから。
これから起きる、非常なまでの現実を受け入れたくなかったから。



722: バトロワ ◆I40z/j1jTU :2007/10/04(木) 22:55:05.20 ID:XHeOdUhZ0

ξ;凵G)ξ「ブーン!!負けないでよ!!ブーン!!」


駄目だ……。
今の僕はこれが限界だ。モララーには勝てない。
ごめんね、ツン。


――――そのときだった。
瞼を閉じているのにも関わらず、眩い光が視界に入り込んできたのは。
そこから、僕の思考は静かに閉じていった。




――――( ^ω^)ブーンとクラスメイト達が殺し合いをさせられるようです。



724: 帰宅部tt03 :2007/10/04(木) 22:56:52.32 ID:XHeOdUhZ0
( ^ω^)「はぁー、もう秋かお。感慨深いものがあるお……」

('A`)「うぃーす!遅れてスマンな!あれ?ショボンは?」

( ^ω^)「それが、トイレに行ったっきり戻ってこないんだお」

('A`)「ん、そうか。まぁ自慰だろwwwwww」

( ^ω^)「遅漏乙wwwwwwww」

ξ゚听)ξ「全く、あんた達は下ネタ以外言えないの?」



Σ∩   Σ∩
.(ヨ    (ヨ
 \('∀`)\(^ω^)チンチン最高チンチン !
  ヽ  E)  ヽ  E)


ξ゚听)ξ「・・・」




(メメメA`)(メメ^ω^)「うーんwwwまいっちんぐwwwww」

ξ゚听)ξ「あら、戻ってきたみたいよ」



726: 帰宅部 ◆1H.yGXiHI. :2007/10/04(木) 22:59:01.46 ID:XHeOdUhZ0
    (;´・ω・`)っ
      (っ ,r どどどどど・・・・・
.       i_ノ┘

       
    ⊂(´・ω・`;)
.     ヽ ⊂ )
     (⌒) |どどどどど・・・・・
        三 `J

(;´・ω・`)「みんなー!大変だーー!!テレビを点けろ!」

('A`)「はいはい、ポチっとな」

テレビ「緊急速報です!!宇宙から無数のUFOが向ってきています!    
    あと、10時間で地球に到達するようです!!
    宇宙人の目的は地球の侵略!!すでにアメリカが攻撃されています!!」

(;'A`)「なななななんあな!何だってええええええ!!!聞いたか?ブーン!!」

( ^ω^)「まだ慌てるような時間じあわわわわわわわわわわわわわわわwwww」

(((;゚ω゚)))「って!なんなんだお!この光zんsqhじこおwcも¥」


UFOから日本への攻撃が始まった、というテレビから流れる怒号をBGMに、
ブーンの身体は光に包まれて虚空へと消えていった。


                ――――( ^ω^)は帰宅部に入部するようです



728: 村人 ◆qvQN8eIyTE :2007/10/04(木) 23:00:03.59 ID:TcYIazvO0
(;^ω^)「はぁ……はぁ……、一体ギコさんが僕に用って何なんだお」

空を静かな闇が支配している夜のフィールドに、男が一人。
手には太く頑強そうな棍棒が握られていて、僅かに届く月明かりを反射し存在を主張している。

(;^ω^)「夜は魔物がいっぱい出てくるから嫌なんだお。昼は仕事中だから出かけるなら夜しかないけど……」

一人愚痴をこぼしながらも、道無きフィールドを『セーブ』された情報を頼りに目的地へと進む。
既に何体かの魔物を倒したのであろうか。
その額には小粒な汗水が群をなしていた。

空に浮かぶ月は絶えず地を見守っていて、ブーンの姿も照らしてくれている。
しかし、風に流された群雲が傘を掛けた。
一瞬、たかが一瞬だが月明かりが遮られたのだ。

(;゚ω゚)「がっ……」

完全な闇夜となった瞬間、強い衝撃が突如ブーンの後頭部に襲いかかる。
不意をつかれた彼は、為す術もなく気を失ってしまうのであった。



730: 村人 ◆qvQN8eIyTE :2007/10/04(木) 23:01:32.13 ID:TcYIazvO0
「ごめんよ。設定が狂ってイベントが起きたみたいなんだ。さすがのブーンくんも所詮ただの村人だから耐えられないよね」

暗闇の中から声が響く。
先程まで明かりの妨げとなっていた雲が、また流れる。
再度、地を照らすことになった月明かりに、一つの姿が露わにされる。

( ・∀・)「でも、空間転移系の魔法が使えただなんてね」

元勇者、現中ボスのモララーである。
どこか少し驚いた様子な彼の目は、虚空を睨んでいた。


彼の目の前で無様に倒れていた男は突如強い光に包まれ、
忽然と姿を消していたのである。




――――( ^ω^)は村人Aのようです



733: 村人 ◆qvQN8eIyTE :2007/10/04(木) 23:02:28.84 ID:TcYIazvO0










( ^ω^)村人が帰宅部に入って殺し合いをするようです










735: 帰宅部 ◆1H.yGXiHI. :2007/10/04(木) 23:03:13.38 ID:XHeOdUhZ0
( ^ω^)「・・・」

一体ここはどこなんだ?

薄い光に包まれた、四方のどこを見渡しても果てのない、ただの広い空間。
目の前には、僕と同じように困った顔をした僕そっくりの人間が2人。
へんかん(何故か雰囲気できない)から察するに、ここは天国か何かなのだろう。


何故僕は天国に来てしまったのか、自分の記憶をたどってみる。
僕はピンチになって、変な光に包まれて、それから・・・
思い出せない。一体どうなってしまったのだろう。
 
(G o D)「やぁ、すまないね」

突然、後ろから声がして振り返る。
目に映るのは、正にテンプレート通りの神。
純白の布を身に纏い、頭には光状の輪、左手には幼女の苺パンツが握られている。

(;^ω^)「何故こんな所に僕たちはいるんですかお?なんで僕が3人もいるんだお!?」

僕の横にいた、もう一人の僕が叫ぶ、驚いたことに声まで僕と一緒だ。
だが、何か自分がいた世界の者ではないことが、本能的に感じられる。
その質問に答えるべく、神は幼女のパンツを口から離す。

(G o D)「うーん、3人も同じ顔がいるのはめんどくさいな、
        イテウドモワロトバ!!イテウドハブクタキ!!」

神のコスプレをした男は呪文を唱え右手をかざすと、その手を僕たちに向けた。
瞬間、頬に走る違和感。



740: 帰宅部 ◆1H.yGXiHI. :2007/10/04(木) 23:05:43.26 ID:XHeOdUhZ0
(バ^ω^)「一体、どうしゃったんだお?・・・ん?」

(村^ω^)「あれ?みんなの頬に何か書いてあるお!」

(帰^ω^)「君にも村って書いてあるお」

(村^ω^)「それより何故君は全裸なんだお?」


(G o D)「はい、おしゃべりはそこまで!
       まず、僕の話を聞いてくれ!」

(G o D)「僕は君たちの住む世界それぞれの神の代表でーす!
        そして君たちは、それぞれの世界の内藤ホライゾン君です!
        君たちは今事情は違えど危機に陥っているね!
        このままでは将来的に君たちの世界は消滅する!」
        
       チュ 
(バ^ω^)(村^ω(帰^ω^)「な、なんだってー!!」


(G o D)「僕たち神の間でね、協定が大昔になされていてね、
       詳しくは言えないけど、君達を特別に協力させてあげる事ができるんだよ」

   アッー  アッー
(バ^ω(村^ω(帰^ω^)「なるほどー!なるほどー!」


(G o D)「遊ぶんじゃない!とりあえず、一時間ほど時間をやるから
       互いに話し合って、どんな状況に自分が置かれているか、情報交換してくれ!」



745: 帰宅部 ◆1H.yGXiHI. :2007/10/04(木) 23:07:41.37 ID:XHeOdUhZ0
〜一時間後〜



(村^ω^)「まさかバトロワがそんなに深刻な状態だとは・・・
       絶対僕は僕を助けて見せるお・・・!」

(バ^ω^)「詳しくは分からなかったけど、みんな危機に陥っているんだお
      僕も、僕と僕自身、そしてツンを守るんだお・・・!命にかけても!」

(帰^ω^)「僕だって、やるときゃやるんだお!
      帰宅部が家に帰れなくてどうすんだお!
      3人ともみんな安心して元の世界に帰るんだお!」



750: 帰宅部 ◆1H.yGXiHI. :2007/10/04(木) 23:09:23.31 ID:XHeOdUhZ0
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753: 帰宅部 ◆1H.yGXiHI. :2007/10/04(木) 23:11:13.74 ID:XHeOdUhZ0

(屮゚ω゚)屮(屮゚ω゚)屮(屮゚ω゚)屮「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」


(G o D)「別に僕は神だし、君たちの世界がどうなろうとしったこっちゃない!
       だが、僕は君達に証明して欲しい!力を合わせれば世界を救えるという事を!
       神ですら曲げれない、運命との戦いに打ち勝って欲しいんだ!」

(G o D)「行け!勇者たちよ!!」


神が手をかざすと3人は光に包まれ、その光は光速で飛び立っていった。

僕らのトラウマを追い抜く速さで、3つの光は危機の世界へと旅立っていった。



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