( ^ω^)ブーン達は絡まり合うようです

3: ◆qvQN8eIyTE :2007/07/25(水) 22:22:56.34 ID:p4XBRJukO
第七話 【巡る思い】




( ´_ゝ`)「時に弟者よ」

(´<_` )「なんだ兄者」

( ´_ゝ`)「マイナーAAって口調がわからないから扱いに困るよな」

(´<_` )「作者事情乙。そのために俺らがいるんだろうが」

( ´_ゝ`)「そうだな。しかし、戦闘描写も無しにマイナーな奴らを倒すなんて……」



( ´_ゝ`)b「「流石だな。俺ら」」d(´<_` )

しっかりと握られた拳から親指だけを立たせて、互いに向かい合う兄弟。
彼らの足下には、微かに震える草と、無惨に倒れている数人の人間。
体中には数多もの短い毛が刺さり、まるで肌色の覇王樹のように横たわる。



5: ◆qvQN8eIyTE :2007/07/25(水) 22:26:24.03 ID:p4XBRJukO
,(・)(・),「いくらマイナーだからって扱いが酷すぎる……」

ν(・ω・νメメ;)「やっと滅多に使われないテンプレからのし上がってきたと思ったのに……」

(∴゚ з゚ )「もうオワタwwwww」

思い思いの言葉を呟くが、もう遅い。
二人の兄弟によって、既に彼らの人形は奪われているのだから。

( ´_ゝ`)「まず一人」

,(・)(・),「アッー!」

(´<_` )「次いで二人」

ν(・ω・νメメ;)「アッー!」




――シャーミン松中(手の甲の毛)脱落――


――ほわっちょ相田(腕毛)脱落――


――残り12名――



6: ◆qvQN8eIyTE :2007/07/25(水) 22:30:47.57 ID:p4XBRJukO
( ´_ゝ`)「残りはこいつ一人だけか……。って、ん?」

(∴゚ з゚ )「フヒヒwwwサーセンwwwww」

(´<_`;)「こいつの人形……、気持ち悪いな」

兄者が最後に残った者の人形を手に取る。
それは、身体の至る所から毛がはみ出している人形。

( ´_ゝ`)「おい、お前は何毛使いなんだ」

(∴←゚ з゚ )「ヒント:矢印」

(´<_` )「ニキビ……?」

(∴゚ з゚ )「体中のホクロだよバーローwwwww」

( ´_ゝ`)「こいつの初登場シーンとキャラ変わりすぎワロタwwww」

(´<_` )「お前ら、とりあえず草生やしすぎだ。自重しろ」



7: ◆qvQN8eIyTE :2007/07/25(水) 22:33:18.29 ID:p4XBRJukO
( ´_ゝ`)「というか、全身のホクロ毛なんて戦いようがないだろ……常識的に考えて」

(´<_` )「俺も手伝うからさっさと抜くぞ」

人形の全体に行き渡るホクロから生えた、無数の毛。
兄弟はそれぞれの人形を駆使し、少しずつ、だが確実に抜いていった。

(∴゚ з゚ 「ム」
(∴゚ з「ス」
(∴゚ 「カ」
(∴゚「は」
(∴「俺」
(「の」
「嫁」

( ´_ゝ`)「「バルスwwww」」(´<_` )

抜けていく毛と比例して、少しずつ姿を消していく男。
最後に残された言葉は、兄弟によって完全に否定されるのであった。




――ソニー高田(ホクロ毛)脱落――


――残り11名――



10: ◆qvQN8eIyTE :2007/07/25(水) 22:40:00.99 ID:p4XBRJukO
( ゚∀゚)「……おっぱい」

不意に、後ろから聞こえてくる声。
その声は流石兄弟の耳元に届き、彼らの危機感知能力を存分に発揮させる。

( ´_ゝ`)「ぬんっ!」

振り向き様に掌を地に向け、腕全体を地と平行に振る。

(´<_` )「フッ」

気づけば裸足であった脚を、声の発信源へと振る。


二人が振るった部位の先からは、無数の細かい毛が真っ直ぐと飛び、声の主へと襲いかかっていった。

(メメ゚∀゚)「おっぱい」

体中に毛を刺され、多数の傷を作られた男は、それでも尚倒れない。
むしろ、毛を飛ばした彼らに向かって、駆け寄ってきたのだ。



12: ◆qvQN8eIyTE :2007/07/25(水) 22:46:21.62 ID:p4XBRJukO
(メメ゚∀゚)「おっぱ、い!!」

二人との距離をだいぶ詰めたところで、掛け声と同時に拳を繰り出す。
毛も何も使わない、至って普通の打撃。
そして、その拳は空を切ることとなる。

( ´_ゝ`)「近いとやりづらいな」

男の拳を避けた兄者は、一旦後方へと下がり、距離を取る。
再度、男が直線的に向かってきたところで、兄者は手を振った。

( ´_ゝ`)「俺の毛は手の指毛なんだ。毛根が比較的細いために簡単に抜ける。刺さると案外痛いんだぜ」

兄者と男の間に、またも無数の細かい毛が宙を突き進んだ。
獲物を狙う毛の大群は、迷うことなく男に刺さっていく。

(メメ゚∀゚)「おっぱい……」



15: ◆qvQN8eIyTE :2007/07/25(水) 22:50:57.52 ID:p4XBRJukO
(´<_` )「俺の存在も忘れるな。俺の毛は足の指毛。基本は兄者と同じ。以上」

兄者の攻撃を受けた男の後ろから、更に細かい毛が襲いかかる。
裸足で脚を振り回している、弟者からの攻撃だ。

(メメメメ ∀ )「おっぱ……い」

前からも後ろからも無数の毛が突き刺さる。
そのあまりのダメージによって、遂に男は地に膝をつけた。

( ´_ゝ`)「うし、これでおk。さっさとこいつの人形も奪って毛を抜くぞ」

(´<_` )「把握した。……待て、兄者。こいつ消えていくぞ」

力尽き、身体を重力に任せて倒そうとする男の姿が、段々と薄れていく。
未だ人形の毛は抜けてはいない。
なのに、消えていくのだ。

(´<_`;)「一体どうなってるんだ……」



「「「「「「「「おっぱい!!」」」」」」」」



16: ◆qvQN8eIyTE :2007/07/25(水) 22:54:40.62 ID:p4XBRJukO
( ´_ゝ`)「何!?」

突如、先程まで聞いていた声が鳴り響く。
しかし、声の大きさも量も、比べ物にはならないほどに。
  _
( ゚∀゚)( ゚∀゚)( ゚∀゚)( ゚∀゚)「「「「「「「「おっぱい!」」」」」」」」(゚∀゚ )(゚∀゚ )(゚∀゚ )(゚∀゚ )

二人が目を向けた先には大量の人影。
先刻の男と、顔も体型も全く同じ者達が立っていた。

(´<_`;)「何だこれ……。兄者、これだけの人数はやばい、俺らの毛も抜きすぎた。ひとまず逃げるぞ!」

(;´_ゝ`)「把握した!」

犇めく男達に背を向けて、逃げ出す兄弟。
そんな彼らを、男達は追うことをしなかった。
  _
( ゚∀゚)「逃げたか……。まぁ良い。とりあえず発毛剤の補充が一番だ」

多数の男達の中でも、唯一眉毛のある男が呟く。
この男、ジョルジュ長岡は、つい数分前に脱落したばかりの三人のバックを拾い上げ、その場を去っていった。



19: ◆qvQN8eIyTE :2007/07/25(水) 22:58:54.51 ID:p4XBRJukO
(´<_`;)「もうここまで逃げればおkだろ。とりあえず発毛剤塗っておこうぜ」

肩で息をして、必死に動かし続けていた足を止めた。
気付けばすっかり薄くなった指の毛に、バックから取り出した発毛剤を塗り付ける。
見る見るうちに、発毛剤を塗った部位に毛が生え揃っていった。

(;´_ゝ`)「さっきのあれは何だったんだ……」

先程の異様な光景が忘れられないのだろうか。
二人の脳裏には大量の男達の迫り来る顔が、華麗にフラッシュバックされていた。

( ´_ゝ`)「うほっ、まさに男だらけの大行進」

(´<_`;)「うるさい、そんなのむさ苦しいだけだ。少し黙ってろ」

休みながらも、声を掛け合う。
流石兄弟の、生まれながらのコミュニケーションだ。

どちらか一方が口を開けば、もう一方もそれに答えて口を開く。
それが当たり前の流れとなっていた。

( ´_ゝ`)「お? なんだあれ」

(´<_` )「ちょっと遠くて見えないな……。近寄ってみるか」



21: ◆qvQN8eIyTE :2007/07/25(水) 23:03:16.02 ID:p4XBRJukO
二人が見つけたのは、多少距離を置いた場所に存在する、一つの黒い影。
夏の高温による蜃気楼なのであろうか。それとも、それ自体が揺れているのであろうか。
黒い影は、遠目からでも微妙にわかる程度の運動を繰り広げていた。

(´<_`;)「これはひどい……」

(;´_ゝ`)「グロ注意! これグロ注意だろ!」

近くに駆け寄った二人は、それぞれの感想を思わず口にする。
彼らが目にしたのは

  |  。。|
 ノ つДノつ「……」

参加者の一人、ゾーンプレス斉藤が傷だらけの動けぬ身体で、虫に集られている姿であった。

(;´_ゝ`)「ここまでいってると流石にもう死んでるんじゃないか」

(´<_`;)「この世界で死ぬほどのダメージを受けたら、現実世界でも精神崩壊とか言ってたな……」

白目を剥きながら、ピクリとも動かないゾーンプレスを見て、兄弟は冷や汗を流す。
今までの戦いでは、これほどまでのダメージを与える毛はなかった。しかし、彼らの目の前には無惨な姿。
このゲームに対する認識の甘さを、思い知らされた瞬間であった。



23: ◆qvQN8eIyTE :2007/07/25(水) 23:09:34.53 ID:p4XBRJukO
(´<_`;)「とにかくこの人を現実世界に戻すぞ! このままじゃまずい!」

(;´_ゝ`)「把握した。こいつの人形は……ここか」

力無く倒れているゾーンプレスの傍らに、胸毛がやたら存在を主張してくる人形を見つける。
彼らはこのゲームで人を傷付けることはしてきたが、流石にこんな惨劇は起こさなかった。
今はゲームのことよりも、人命救助に重みを置いていた。

(;´_ゝ`)「クソッ! この人形にも蟻みたいのが大量にくっついてる! 抜きづらいぞ!」

虫が大量に集まっている人形を手に、兄者は叫ぶ。
振り回しても、叩いても、虫は人形から離れようとしないのだ。

(´<_`;)「どうすんだよ! これじゃやばいって! なんかやたらこいつの胸元に虫集まってるって!」

倒れている男の傍らで、弟者も地団太を踏みながら、叫ぶ。
すると、地を踏む衝撃で、弟者の足先から数本の細かい毛が飛び散っていった。



25: ◆qvQN8eIyTE :2007/07/25(水) 23:13:56.91 ID:p4XBRJukO
(;´_ゝ`)「あれ……? 虫が落ちていく?」

突如、人形に執拗に集っていた虫達が、地に向かって落ち始めたのだ。
不可思議な現象ではあったが、そのおかげで人形の毛を抜く作業に邪魔が入ることはなくなった。

(´<_`;)「兄者、急げ! どんどんこの人が虫にやられていく!」

(;´_ゝ`)「お、おう。今抜くぞ!」

必死に虫を払いのけた人形の毛と、自分の人形の毛とを絡ませていく。
急いだ分、絡まりは不完全なものではあったが、それでも毛は簡単に抜けた。
気絶していた男は、虫達を残して消えていくのであった。




――ゾーンプレス斉藤(胸毛)脱落――


――残り10名――



27: ◆qvQN8eIyTE :2007/07/25(水) 23:18:17.33 ID:p4XBRJukO
ξ゚听)ξ「もうそろそろ気付く頃かしらね」

ゾーンプレスが脱落してから数時間後。
空に昇っていた太陽は地平線の彼方に沈み、空は漆黒の闇が支配していた。
どうやらバーチャル世界にも、ちゃんと夜はあるらしい。

ξ゚听)ξ「全く、こうも暗いと敵が来てもわからないじゃない」

説明で言っていたように、ここは孫悟空の記憶にあった無人島を再現した世界だ。
従って、電灯のような人為的な明かりはない。
彼女らを照らすのは、太陽の代わりに浮かぶ月の明かりのみなのだ。

川 ゚ -゚)「大丈夫だ。私の毛を辺り一帯に置いてきた。
     毛を通してなら明かりが無くてもイメージで映像がわかる。敵が来たらすぐ教えるさ」

ξ゚听)ξ「ハァ……、なんでアンタの毛はそんな便利なのに、私はこの毛なんだろ……。クー、交換してよ」

クーと呼ばれた女の言葉に対し、もう一方の女が溜め息混じりに口を開く。
その声に対し、クーは率直に答えた。

川 ゚ -゚)「ツンには脇毛が似合っているからだろ。私の毛は譲らん」

ξ#゚听)ξ「黙れ!」



28: ◆qvQN8eIyTE :2007/07/25(水) 23:25:47.33 ID:p4XBRJukO
川 ゚ -゚)「ほら、お前が大声を出すからこの子が目覚めてしまったぞ」

クーはツンの言葉を流しつつ、下に目線を向ける。
そこには昼の間から眠っていた照美の姿があった。

⌒*(-∀・)*⌒「ん……うぅ……」

少女は小さく声を上げると、ゆっくりと上半身を起こす。
周囲をキョロキョロと見回し、現状を把握しようとする。
しかし、未だ幼い彼女の頭では、理解できなかったようだ。

⌒*(・∀・)*⌒「あれ? ここどこ? 榊原先生は? おばさん達は誰?」

気になった事柄を、ひたすら質問する。
そんな彼女に、クーは簡潔に応えた。

川 ゚ -゚)「ここがどこかは知らない。あいつは脱落した。私達は一応君の味方だ」

応えているクーの傍らでは、ツンがひたすらに幼女を蹴飛ばしていた。

ξ#゚听)ξ「まだ二十代のうら若き乙女に向かっておばさんだと……? このっ! このっ!」

⌒*(・∀・)*⌒「痛いwwww痛いwwwww」



30: ◆qvQN8eIyTE :2007/07/25(水) 23:33:33.60 ID:p4XBRJukO
川 ゚ -゚)「私達は同じサークルの仲間でな、一緒に行動していたんだよ。周りが男だらけで心細かったのもある。
     君も女の子だろ? 一人でいるのは危ないと思って合流の機会を待っていたんだよ。結果的にあの男から守ることが出来たしな」

ξ#゚听)ξ「ウォラッ! ウォラッ!」

⌒*(・∀・)*⌒「痛いwwww痛いってwwwwww」

ξ#゚听)ξ「こんなに草生やして……こいつ確信犯だわ! 助けて損した!」

ひたすらに幼女を蹴り続けていたツンが、言葉を吐き捨てる。
幼女の態度が気に食わないようだ。

⌒*(・∀・)*⌒「お姉ちゃん、ごめんね? でも、どうやって榊原先生を倒したの?」

そろそろツンをからかうのに飽きたのであろうか。
ようやくクーの言葉に反応を示す。

ξ;゚听)ξ「あぁ、それは私の毛でね……」

幼女の言葉に、先程とは打って変わって、俯き加減で答えるツン。

⌒*(・∀・)*⌒「お姉ちゃんの毛って何なの?」

ξ゚听)ξ「……脇毛よ。毒素を出して相手を気絶させる脳力があるみたい」



32: ◆qvQN8eIyTE :2007/07/25(水) 23:39:45.46 ID:p4XBRJukO
⌒*(・∀・)*⌒「どくそ? なにそれ?」

川 ゚ -゚)「身体に悪い物質のことだ。なんせツンはワキgξ#゚听)ξ「黙れ!」

⌒*(・∀・)*⌒「あ、脇が臭くなる病気のことか!」

ξ#゚听)ξ「ねぇ……クー。こいつ脱落させても良いかな」

川 ゚ -゚)「やめとけ、脇毛女」

ξ#゚听)ξ「殺す!!」

ツンが怒りの雄叫びを上げる。
その叫びは空気を振るわし、最大の威圧感となって彼女らを襲うのであった。

⌒*(;・∀・)*⌒「お姉ちゃん、わたしのママみたい」

拳を振り上げたツンが駆け寄ってきた瞬間、思わず照美は頭を押さえ、自己防衛の姿勢をとる。
怒濤の勢いで攻めてきたツンは、その上げられた照美の腕を見て、動きを止めた。

ξ;゚听)ξ「アンタの腕……、痣まみれじゃない」



33: ◆qvQN8eIyTE :2007/07/25(水) 23:47:30.64 ID:p4XBRJukO
⌒*(;・∀・)*⌒「あ……、これはね、ママがね、私が悪い事すると叩くんだ。それで……」

ξ;゚听)ξ「叩くだけでここまで痣ってできるものなの?」

⌒*(; ∀ )*⌒「それでね、ママがね、照美はもういらない子だって、見たくないって言って、この人形と切符持たされて、ここまで送られたの」

⌒*(;∀;)*⌒「賞金で生きていけって言われて……わたし、ママにとって邪魔な子だったのかなぁ」

瞳に溜めた涙を溢しながらも、自身の母について語る照美。
そんな彼女を見据えて、クーが言葉を紡ぎ出す。

川 ゚ -゚)「なるほど、この子は母親に捨てられたようなものか。だが、少しばかり頭の足りない親だったんだな。
     このゲームで手に入る金で、小さな子が一人で暮らしていけるとでも考えたんだろうか」

ξ;゚听)ξ「これが虐待ってやつなのね……」

泣きじゃくる照美。冷静に解釈するクー。思わず声が漏れるツン。
皆が皆、各々の思いを出している。



35: ◆qvQN8eIyTE :2007/07/25(水) 23:53:55.18 ID:p4XBRJukO
ξ゚听)ξ「よし……決めた!」

川 ゚ -゚)「ん? どうした?」

突然決意したツン。
その決意の内容をクーに問われ、ゆっくりと口を開く。

ξ゚听)ξ「私、もともとお洒落とか遊びのお金が欲しくて参加したんだけど……。
      この子と一緒に生活するわ。ちょっとむかつくとこもあるけど、まだ幼い子なんだもの。賞金で養っていく」

⌒*(;∀;)*⌒「え……?」

ξ゚听)ξ「私達三人の誰か一人でも最後まで残れば大金が手に入る。決して無理じゃないわ」

川 ゚ -゚)「待て、私も含まれているのkξ゚听)ξ「当然でしょ。もちろん拒否権は無しよ」
  _,、_
川 ゚ -゚)「むぅ……」



37: ◆qvQN8eIyTE :2007/07/25(水) 23:58:02.15 ID:p4XBRJukO
ξ゚听)ξ「だからアンタ……照美だっけ? 最後まで絶対残るわよ」

⌒*(ぅ∀;)*⌒「うん……ありがと……」

⌒*(・∀・)*⌒「美人なお姉ちゃんと脇の臭いお姉ちゃん!」

ξ#゚听)ξ「前言撤回! 殺す!!」

川*゚ -゚)「まぁまぁ、悪気はないんだから」

ξ#゚听)ξ「それが一番の問題だっつの!!」

闇夜の中、ここにツン、クー、照美のトリオが結成された。
彼女らを待ち受けるは賞金か、それとも無惨な敗北か。
創られた月が、暗い空から優しく三人を見守っていた。



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