川 ゚ -゚)ξ゚听)ξふたりのハッピーライフなようです

2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 14:52:36.65 ID:w/RG009P0
 最近、ツンちゃんがちょっとそわそわしい気がする。
 もともとほとんど血縁関係が無い間柄だったこともあって、少し他人行儀なところはあったけど。
 それでも、少しずつ私に馴染んできてくれていると思っていただけに、少しショックだった。

川 ゚ -゚)「……はあ」

 今日の食卓も、あまり会話が無いままに終わってしまった。

川 ゚ -゚)「……何が、いけないんだろう」

 ぼおっと皿を洗いながら、思考を廻らせる。



3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 14:54:56.43 ID:w/RG009P0
 何か、気に障ることでも言ったのだろうか。

 私が鈍いのか、それとも見当違いなのか、或いは考えすぎか……答えはなかなか出てこない。
 心当たりといえば、冷蔵庫に置いてあったプリンを勝手に食べたことくらいか。
 いや、いくらなんでもそんな些細なことで怒るなんて……。

川 ゚ -゚)「……もしかして」

 考えるうち、ある答えに行き着いた。

 アレか、アレなのか。

 考えてみれば、ツンちゃんはもうお年頃、思春期真っ盛りである。そういえば、私の時もちょうどツンちゃんと同じくらいの年だった。
 そうだ、こういう問題は、保護者の私が力になってあげるべきだろう。



5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 14:58:06.01 ID:w/RG009P0
川 ゚ -゚)「ツンちゃん」

 机に肘をついてテレビを見るツンちゃんに言う。

ξ゚听)ξ「……はい?」

川 ゚ -゚)「何か悩み事があったら、私が相談に乗ってやるからな」

ξ゚听)ξ「……うん、ありがとう」

川 ゚ -゚)「ああ……まあ、血が出たり、痛かったり、慣れるまで大変だがな……頑張るんだぞ。上手く付き合っていかなきゃならないから」

ξ;゚听)ξ「……血?」

川 ゚ -゚)「じゃあ、明日は早いから私はもう寝るよ。お休み」

ξ;゚听)ξ「う……うん、お休み」



6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 15:00:25.93 ID:w/RG009P0
ξ゚听)ξ「はあ……どうしても、態度に出ちゃうな……」

 クーさんのいなくなった部屋。
 私は一人でため息をつく。

 ……気付かれることはないだろうけど、何か勘違いされても困るんだよね。
 私の為を思って言ってくれるのは、嬉しいけど……。

 うん……、余計な心配、させちゃいけないよね。ただでさえ、お世話になってるんだから……。
 明日からは、あんまり心配掛けないように気をつけよう。



8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 15:01:22.49 ID:w/RG009P0
ξ゚听)ξ「それにしても……」

 ブラウン管の向こう側では、白い服を着た大男が、皿にカレーを盛っていた。

ξ;゚听)ξ「料理番組の途中で初潮の話はやめてほしかったなあ……」

 本当に、デリカシーに欠ける人なんだから……。



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