( ^ω^)はヌクモリティを取り戻すようです

163:◆uAn5dIn1Sw:06/04(月) 20:10 pC8jAYdoO


お待たせしました。
ガチエロ続編をお楽しみください。



('A`)と川゚‐゚)は同意の上でのようですそのに


('∀`)「ふひひっ、ふひひっ」

やっとだ。やっとチャンスが来た。
この前は後一歩のところでおあずけ食らったからな。
わかりやすく説明するとだな、
CPUのガイルが溜めずにソニックブーム打ったせいで負けるぐらいに悔しいんだ。

今日はクーの家、クーの部屋でだ。

('A`)「お邪魔します」

一応な。

川゚‐゚)「やあ。よく来てくれた」

今日は日曜日だから私服なんだな。
俺もだけど。
いきなり裸とか想像した俺はやっぱロマンチック度が足りないみたいだ。

…まだ裸見たことないがな。



164:◆uAn5dIn1Sw:06/04(月) 20:30 pC8jAYdoO


('A`)(おお、いいムード……)

クーの部屋は弱い照明に照らされてる。
程よい暗さが気持ちを盛り立てる。
露出の多い服を着ているクーを見て股関も盛り上がる。

いかん…まだキスもしてねえのに…

川* ‐ )「ドクオ。キスを……しよう」

静かにクーの唇に俺の唇を近づける。
触れるだけじゃない、熱く深いキス。

唇を離した俺達を繋ぐ輝く甘い唾液。

「んっ……あっ…」

今回は積極的にいこう。
クーを一人用にしては大きいベッドに押し倒す。

「強引なのは……やだよ?」

「ごめん。今日は本気なんだ」

少しずつ、服を脱がす俺にクーは抵抗しない。



165:◆uAn5dIn1Sw:06/04(月) 20:48 pC8jAYdoO


「取っても、いいか?」

「本気なんだろ?好きにしてくれ」


白いブラの紐に指を掛ける俺。
クーは素肌を触るたびに体をビクビクさせる。
いくぞ……

クーの背中に手を回し、ブラのホックを外す。
体に乗っているだけのブラを摘んで少し持ち上げる。

「どう……かな?」

俺の目には余りある美しい形。
薄い桃色の乳首。
すべすべの白い肌はうっすら紅潮している。

「ああ、クーの胸、すっごく綺麗だ」

「ありがとう……」

「触っても、いいか?」

「本気……なんだろ?…早く……」

まずは少しずつだ。人差し指を伸ばし、
胸に触れる。
すげえ弾力……気持ちいい…

「あっ……」

甘い吐息がクーから漏れる。

そのまま指を滑らせ薄い桃色の盛り上がりを優しく触る。

「んっ……あんっ……」

もう戻れない。
艶やかな喘ぎ声がさらに俺を熱くさせる……



166:◆uAn5dIn1Sw:06/04(月) 23:28 pC8jAYdoO


もう俺の理性のロックは外れた。

ベルトを外し、パンツを脱ぎ捨てる。
俺の息子は全開MAXでフル勃起だ。

「うわあ……こんなに大きいんだ……」

「やっぱり男のこれ、見るの初めてか?」

「うん……私ので大丈夫かな……?」

予想通りだよ……
やっぱクーは穢れなきお嬢様だ…

なんだ…急に罪悪感みたいなのが沸いてきたぞ……

俺なんかが初めてで本当にいいのかな……

「うわっ!」

クーの細い指が俺の息子に触れている!
自分の右手とも左手とも違う感覚…

「いけなかったかな?保健の教科書には、快感を得るとあったが……」

「そんなことないよ…むしろもっと触ってほしい」

あっ…先っぽは……
「うっ……やべえ…」

こんな早漏でいいのか俺!
もう少しこらえろよ!



167:◆uAn5dIn1Sw:06/04(月) 23:48 pC8jAYdoO


(=゚ω゚)ノ「ただいま」



(;'A`)「なにい!」

川;゚‐゚)「しまったああっ!」

予想外ってレベルじゃねえ!

(;'A`)「ど、どーすんだよ!とりあえず早く服着ろ!」

川;゚‐゚)「落ち着け!バタバタしてバレたらおしまいだ!」

速やかに服を着る俺達。そして俺はクローゼットに押し込められた。

川;゚‐゚)「親父が寝たら逃亡してくれ……」

わかったよ…

……やべえ!玄関に自転車と靴置きっぱだ!

(=゚ω゚)ノ「クー。ちょっと話がある。こっちきなさい」

川;゚‐゚)「はい……」



168:◆uAn5dIn1Sw:06/05(火) 00:00 3f3T0rReO


(#=゚ω゚)ノ「玄関にある靴と自転車は誰の物だ?」

川;゚‐゚)「と、友達から借りたんだ…すぐに返しに行くよ……」

(=゚ω゚)ノ「早く返して謝ってこい。貸した人が困っているだろう」

ええ。あなたの登場で俺は困ってますよ。

バレないよな……


川;゚‐゚)「行ってきます…」

まずい。今この家にはクーの親父さんと俺だけだ……
リアルで某潜入ゲーみたいなことするハメになるとは……
ダンボールどこ?


(;'A`)(大佐…指示をくれ、大佐…)

やめよう。今は真剣にこらえる時だ。
息を殺してじっとする俺。

見つかりませんように……



171:◆uAn5dIn1Sw:06/05(火) 23:22 3f3T0rReO



(;'A`)‖ (=゚ω゚)ノ

困った……

親父さんは今クローゼットのまん前に座り込んでクーの帰宅を待っているみたいだ……

俺出られねえじゃん。


……こんな緊迫した時こそ音楽だ。
脳内でミュージックを再生して気分を落ち着かせるんだ。

〜GAN☆GAN☆いこうぜ☆

はっ!俺強行突破すればいいじゃん!いいじゃん!すげーじゃん!



……何考えてんだ俺。
扉一枚隔てた向こうにいる親父さんは、
もしかしたら義父さんになるかもしれないお方なんだぞ……

にしてもクローゼットの中は暑い。
まだ夏だしな。
クーのいろんな服が収まっているから余計暑い。


…落ち着いたらなんか虚しくなってきた。
またおあずけ食らったんだぜ?
もう少しで射精だったのに……



172:◆uAn5dIn1Sw:06/05(火) 23:41 3f3T0rReO


('A`)「はあ……」

思わず溜め息が漏れる。

(=゚ω゚)ノ「誰かいるのか?」

あ…しまった。
俺絶対絶命のピーンチ。

考えろ、早く考えろ、言い訳を考えろ。


ガラッと音を立てクローゼットの扉が開かれた。


(=゚ω゚)ノ

(;'A`)

目と目が合いました。
どうしましょうかねえ…俺。

(;=゚ω゚)ノ「君、誰?なんで娘のクローゼットの中にいるの?」

よし。ここは正直に

('A`)「娘さんのクーさんの学友のクチエ ドクオです。今日はお嬢さんに勉強を教えてもらうため、お宅に上がらせていただきました」

よし、多分これでいいはずだ。敬語怪しいけどな。

(;=゚ω゚)ノ「ご丁寧にどうも…私はクーの父のいょぅだ…」

('A`)「勝手にお宅に上がりこんでしまい、誠に申し訳ございません」

社交辞令ってこんな感じかな?
一応頭下げとく。
ペコリンコ。



175:◆uAn5dIn1Sw:06/05(火) 23:58 3f3T0rReO


(;=゚ω゚)ノ「そ、そうか…クーの友達か……じゃあこちらに」

親父さんにリビングに通された。
俺敬語自信ないんだがな…
いつボロが出るかな……

(=゚ω゚)ノ日「どうぞ。お茶でも飲みながら話をしよう。掛けたまえ」

('A`)「恐縮です」

ふかふかのソファに座り、テーブル越しに向かい合う俺と親父さん。
気まずいな……

(=゚ω゚)ノ「クチエくんだったね?君に聞きたいことがある」

やっぱ怪しいよな。俺。

(;'A`)「なんでしょうか」

(= ω )「クーは…学校ではどうしているんだ?」

これは予想外だ。



176:◆uAn5dIn1Sw:06/06(水) 00:38 pu3hvp3ZO


(;'A`)「クーさんは友達もいっぱいいて、いつも学校生活を楽しんでいますよ。成績もいいですし、何事にも一生懸命です」

うわ…学校の先生みたいだぞ…

(= ω )「お世辞はいい。本当のことを教えてくれ」

みえみえだったか…
本当のこと?言えるかよ……

前はいじめられて生気のない目をしていましたなんて言えっこないだろ。
沈黙するしかない俺。情けない。

(= ω )「……やはり……そうか……」

俺の沈黙は悪いように捉えられたみたいだ…フォローしねえと。

(;'A`)「い、今はだいぶ明るくなってきたんです!本当です」

もう嘘はやめだ。
ありのままを話そう。
俺と付き合うようになってからクーは変わった。



179:◆uAn5dIn1Sw:06/06(水) 21:05 pu3hvp3ZO


(= ω )「……今は?…その前はどうだったんだ?」

('A`)「洗脳事件のちょっと前まで……

クーさんはいじめられていました

でも」

親父さんの顔が暗くなる。当たり前だ。
でも、

('A`)「今は違います。

俺が親友です」

(= ω )「………」

お互いに深い沈黙。
信じたくない気持ちはわかる。
俺だって娘がいじめられていて、
あまつさえ俺みたいなチャラ男がダチだなんて知ったらショックを受けるさ。

('A`)「でも、俺はクーさんの味方です。誰が敵になってもクーさんを信じます」

我ながらくせえ台詞だなあ…おい。
だが、嘘はついてねえ。



180:◆uAn5dIn1Sw:06/06(水) 21:16 pu3hvp3ZO


(= ω )「………」

沈黙。ひたすら沈黙する親父さん。

信じてくれないか……
そろそろ逃走する構えに入るべきかな。

(;'∀`)「お茶、ご馳走さまでした。そろそろ引き上げますね。長々と失礼しました」

愛想笑いでさようなら。
しばらくクーの家来れねーな……



(= ω )ノ「待ってくれ…」

マジで?
ああそっか。クローゼットにいた理由がわかんねえもんな。

かくれんぼしてました。
却下。

下着漁ってました。
通報される。


マジやべえ……
これしか思いつかない俺の語彙力マジやべえ……



181:◆uAn5dIn1Sw:06/06(水) 22:06 pu3hvp3ZO


(= ω )「クーがいじめられていたのには私にも責任があるんだ」

……え?

思わずソファに座り直す俺。

(= ω )「私は仕事の都合で転勤が多くてな……そのたびにクーにはつらい別れを経験させてしまった」

親父さんが高級そうなスーツの中から写真を取り出した。

川*゚ワ゚)

写っているのはまだ幼く、屈託なく笑っているクー。

(= ω )「これは小学校の入学式の写真なんだ。このころのクーはよく笑っていた……」

また写真を取り出した。さっきの写真より成長したクーが写っている。

川゚ー゚)

その笑顔には少し陰りが見えた。

(= ω )「引越、転入を繰り返すうちにクーは笑顔が少なくなった」

静かに取り出した写真は中学校の入学式のだな。

川゚‐゚)

少しは笑っている。だが、心からは笑ってない。
どこか諦観した自嘲的な笑みだ。

こいつは別れの経験から中学生生活を諦めているんだ…
どうせまた引越すんだと。



182:◆uAn5dIn1Sw:06/06(水) 22:23 pu3hvp3ZO


(= ω )「私は父親失格だ。娘の言い分も聞かずに……」

また写真が出てきた。

一体何枚持ち歩いているんだ?

川 ‐ )

俺の今通っている高校の入学式だ。
幼いころの笑顔はどこにもない。
俺が初めて合った時のクーに似ている。

(= ω )「私は…どうすればいいと思う?」

決まってんだろ。

('A`)「自分の気持ちを伝える。これしかありません」

(= ω )「………」

('A`)「あなたは娘想いの素晴らしい父親です。今だってこんなにもクーさんを心配している」

本当に心配じゃなかったら写真なんか持ち歩かないだろ。

('∀`)「ありのままの気持ちを伝えればきっと、クーさんもわかってくれますよ」

何偉そうなこと言ってんだ俺。

親父さんもクーに似ているんだ。本当は優しいのに素直になれない。
それだけなんだ。



184:◆uAn5dIn1Sw:06/06(水) 22:37 pu3hvp3ZO


(=゚ω゚)ノ「……ありがとう。クチエ ドクオ君だね?覚えておくよ」

('A`)「ありがとうございます。それでは、失礼しました」

静かに立ち去る俺
あとは親父さん次第だ。素直になればきっとクーもわかってくれるさ。




俺の靴はまだ玄関にあった。
よかったよかった。

('A`)「……はあ……」

自転車はクーが持っていったから徒歩で帰宅だ。
たまにはゆっくり歩いて帰るのも悪くないな。

夏の夜道を一人歩く俺のメンタルはどこか晴れやかだった。



185:◆uAn5dIn1Sw:06/07(木) 18:29 xFPYOTRrO


川;゚‐゚)「ドクオ……見つかってないよな……」

自転車をドクオの家に返してきたのだが、
私の足取りは重い。

大丈夫かな?

川゚‐゚)「ただいま」

(=゚ω゚)ノ「おかえり」

親父が返事してきたのは何ヶ月ぶりだろうか。

(=゚ω゚)ノ「クー。今までずっと、すまなかった」

……え?

(= ω )「クーには本当に寂しい思いをさせてしまった。今更かもしれないが、また、昔のように仲良くしないか?」

……なんで

川 ‐ )「なんで…オヤ……父さんが謝るんだ」

私が独りだったのは周りに馴染めなかった私のせいだ…
それなのに……



186:◆uAn5dIn1Sw:06/07(木) 20:47 xFPYOTRrO


川 ‐ )「父さん……」

ごめん。父さん……私はずっとあなたのことを誤解していた。

(=;ω;)「クー……」

川;‐;)「お父さん!」




川゚‐゚)と('A`)は同意の上でのようですそのに

おしまい







正直すいません。また最後までセクロスせずに脱線しました。
しかもかなり臭いくてチープなオチ。

路線変更したにもかかわらずwktkしてくださった皆さんありがとう。


この次には軽いほのぼの短編を投下する予定です。
生暖かくお楽しみください。



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