( ^ω^)ブーンは前の席の女子のブラ紐が気になるようです
- 1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/01(日) 00:17:47.30 ID:o0xbhdSu0
- 授業中
/ ,' 3「え〜、ですからここの英文訳は、『たくしあげられたワンピースの下からは、桜色の突起が二つ見えた』になるわけで」
ξ;゚听)ξ「あっづ〜」
クーラーのないこの教室は午後の日差しをたっぷりと吸い込み、もはや蒸し風呂的サウナへとその姿を
変貌させている。この上なく暑い。
団扇代わりの下敷きで胸元へとパタパタ風を送るクラスのマドンナ、ツンの後ろの席では
三人のチェリーボーイ達がそれぞれ感想を胸中に秘めている。
( ^ω^)ブーンは前の席の女子のブラ紐が気になるようです
- 3: 1 :2007/07/01(日) 00:19:10.76 ID:o0xbhdSu0
- ('A`)の場合
('A`)(ちっ、三次元が。汚ねぇモン見せやがって……あー、さっさと帰ってかがみんで抜こ)
(´・ω・`)の場合
(´・ω・`)(ちっ、肉便器が。汚ねぇモンみせやがって……あー、さっさと家帰ってドっくんで抜こ)
( ^ω^)の場合
( ^ω^)「おっwおっwおっwブラ紐丸見えだおwwwテラセクスィ〜wwwwww」
- 6: 1 :2007/07/01(日) 00:19:56.56 ID:o0xbhdSu0
Σξ;゚听)ξ「な、何見てんのよこの変態!!」
('A`)「おいおい声に出すなよ、バレてんじゃねぇか」
( ^ω^)「そんな派手でスケスケなブラ紐してるのが悪いんだお!!それに、ちゃんと見なきゃお前のおっぱいに失礼だろうが!!」
(´・ω・`)「変態の鏡だね」
( ^ω^)「ほ、褒めても何もでないんだから////」
ξ゚听)ξ「先生!内藤君たちが私をいやらしい目で見てきます」
(#^ω^)「なっ!!? っふざけんなお!!誰もお前なんか見てないお!!ブラ紐を見てたんだお!!」
('A`)「とんだ冤罪だな」
/ ,' 3「異議を認めます。原告側は証言を改めなさい」
ξ゚听)ξ「くっ…わ、私の、その、ブ、ブラ紐を……」
( ^ω^)「あぁ?聞こえねぇなぁ、もっと大きな声で言ってください〜wwww」
ξ////)ξ「『ブラ紐』をッッ見られたのよォォ〜〜!!」
('A`)「意外ッッそれはジョジョネタ!!!!」
- 9: 1 :2007/07/01(日) 00:21:01.44 ID:o0xbhdSu0
- (´・ω・`)「ブラ紐見られたぐらいで騒ぐとは随分と自意識過剰な肉便器様だね」
ξ;゚听)ξ「ブラ紐ぐらいって何よ!!うら若き乙女の下着を紐だけとはいえ凝視したのよ!?」
( ^ω^)「別にいいじゃねぇかお」
('A`)「じゃ、あれか?金払ったら存分に鑑賞してもいいのか?三分100円ぐらいで」
(´・ω・`)「コインランドリーか」
ξ゚听)ξ「そういう問題じゃないーー!!!」
/ ,' 3「つまりはあれだろう?ブラヒモを見られなければいいんだからブラウスの中にシャツでも着込んだらどうかね?」
ξ゚听)ξ「鬼才現る!!でもシャツがありません」
/ ,' 3「私のを貸してあげよう」
担任はそういうと素肌に着ていたSOS団Tシャツを脱いだ。
体液に塗れたそれをツンに差し出すと半裸のまま授業を続行する。
- 14: 1 :2007/07/01(日) 00:22:47.43 ID:o0xbhdSu0
ツンは借り受けたTシャツをブラウスの中に着込むと背後の童貞達に不適な笑みを送る
ξ゚听)ξ「ふふん、これで見れないでしょ」
(;^ω^)「なんてこったい!!マジで見れないお!!今日の夜食にしようと思ってたのに!!」
('A`)「まぁ落ち着け。ようはシャツを脱がせればいいんだろ?」
( ^ω^)「そうだお!!なんとかしてくれおドクえもん!!」
('A`)「ハロゲンヒーター!」
(´・ω・`)「担任の半裸逞しいよ担任……」ハァハァ
( ^ω^)「なんにつかうんだお?」
('A`)「童話に北風と太陽を思い出せ。幸いこの教室はクーラーもなくて非常に暑い」
( ^ω^)「!!!……そういうことかお!さすが全国模試一位、応用力があるお!」
(´・ω・`)「まったくもって才能の無駄遣いだね」
ドクオはにやりと笑うと前方のツンに向けてハロゲンヒーターを照射した。
加熱のための赤光は標的をオレンジ色に照らし即座に暖める
- 17: 1 :2007/07/01(日) 00:24:31.78 ID:o0xbhdSu0
- ξ;;;゚听)ξ「暑い……」
( ^ω^)「おっwおっwおっw 暑くないかお?さっさと脱いじゃったほうがいいんじゃないかお?」
暖める。
ξ;;゚听)ξ「だっれが…脱ぐ…もんですか…」
暖める。
('A`)「ふむ、なかなかしぶといな。……ショボン」
(´・ω・`)「イエッサー」
- 21: 1 :2007/07/01(日) 00:26:18.66 ID:o0xbhdSu0
- ドクオが指をパチンと鳴らすのと同時、ショボンが懐から出したものは
( ^ω^)「クスリ…?」
('A`)「媚薬だ」
( ^ω^)「ちょww何でそんなもんもってんだおwwww」
(´・ω・`)「誤解を招くような言い方はやめて欲しいね。これはちょっとした『カラダが熱くなるクスリ』だよ」
('A`)「だそうだ」
( ^ω^)「把握wwww」
前の席へと体を傾け
( ^ω^)「ツンさんツンさんwww暑いだろうからスポーツドリンクあげるおwwww」
ξ;;゚听)ξ「あら悪いわね、ゴクゴククピクピズルズルドッギャァァーン……なんか変な味ね」
( ^ω^)「気のせいだおwwww」
戻ってきた。
- 27: 1 :2007/07/01(日) 00:28:58.21 ID:o0xbhdSu0
- ( ^ω^)「混入してきたおwwww」
('A`)「GJ。あとは、効くのを待つだけだな」
効果はすぐに現れた。
ξ////)ξ「カラダが…アツい…」
体全体がのぼせたように火照っている。
芯から湧き上がるような熱が、脳髄まで溶かし込むような酩酊感が襲ってくる。
ξ////)ξ「ダメ…おかしくなっちゃう……!!!」
( ^ω^)「どうでもいいから早く脱げお」
酩酊する意識のなかで覚えた、ほんの僅かな苛立ち。
それによってツンは、自分が何故ここまでブラ紐を見られることを嫌悪していたかを悟った。
ξ゚听)ξ「私…きっとブラ紐に嫉妬してたんだ……」
- 31: 1 :2007/07/01(日) 00:31:02.51 ID:o0xbhdSu0
- みんなみんなブラ紐を見てばかり。自分のことなんて、誰も見ちゃくれない
ξ゚听)ξ「ブラ紐だけじゃなくて、素の私を見て欲しかったんだ」
だから……
朦朧とする意識で、ツンは立ち上がった。
脱ぐ。
ξ゚听)ξ「ブラウスもTシャツも、ブラジャーも!!」
全て取っ払った、私自身を、見て。
- 40: 1 :2007/07/01(日) 00:33:22.57 ID:o0xbhdSu0
- ぼやける視界になかに、唖然とした顔のクラスメイトが映る。
突然のクロスアウトに、何がなんだかわからないのだろう。ツン自身もわからない。
ただわかるのは、何もかもを脱ぎ捨てた開放感と酔った思考。
そして一握りの満足感を胸に、ツンは意識の窓を閉じた。
- 50: 1 :2007/07/01(日) 00:37:17.58 ID:o0xbhdSu0
- / ,' 3「と、いうわけで乳首の性感率は80パーセントと言われ……」
半裸の教師が授業を行う中、これまた半裸の女生徒が自ら脱ぎ散らかした衣類とともに失神していた。
とりまく三人の男子は、
( ^ω^)「リアルおっぱいは大したことないおね、おっぱいキャラならみくるんるんで間に合ってんだよ」
('A`)「帰ってらぶデスでもやるか」
(´・ω・`)「トゥーンレタリングktkr!!!」
( ^ω^)「トゥーンだから平気デースwwww」
('A`)「ペガサスwwwww」
笑いあいながら帰路を歩く少年達の声は、頭上の青空へと吸い込まれていった。
虫の声が初夏を思わせる今はもう、七月。
( ^ω^)「夏かお……」
('A`)「夏だな……」
今年の夏休みは旅行行こうぜ!いいねぇ
世間じゃ地球温暖化だとか、冷夏だとか、憂い話でいっぱいだけど、ぼくらにとっては、
きっと楽しくなる、そんな希望の夏休みだったんだ。太陽が眩しい。
今年の夏も、暑くなりそうだ。 完
- 70: 1 :2007/07/01(日) 00:41:29.53 ID:o0xbhdSu0
- 僕達の冒険はまだまだ始まったばかりだ!!!!!!!
あとがき
はじめてのぶーんけいしょうせつだけど、がんばりました。
とくにがんばったところは、ブーンとドクオが川原で殴りあう白熱のバトル描写を
、とくにがんばりました。
たいへんだったけど、楽しかったから、よかったです
戻る