( ´_ゝ`)(´<_` )流石兄弟がツンの世話をするようです
- 1: ぁゃιぃ医者(東京都) :2007/04/05(木) 22:55:48.52 ID:1HOkRPnB0
- 現在7月末、世間一般の学生はもう夏休みが始まっているころ。
しかし、ニートは夏休みなどがない。
毎日が休みだからだ。
( ´_ゝ`)「おk、蓮画像ゲット」
昼間だというのにネットでエロ画像を探し回り、挙句の果てにブラクラに引っかかるこの男。
この男もニートである。
どう考えても駄目人間です、本当にありがとうございました。
おまけに、短小包茎で、彼女いない暦=年齢で、童貞で、魔法使いまであと10年切っていて、
(;´_ゝ`)「言い過ぎにもほどがあるぞ・・・」
地の文に文句までつけるとは何というやつ。
この男の名前は兄者、23歳自宅警備員である。
- 3: ぁゃιぃ医者(東京都) :2007/04/05(木) 22:56:41.52 ID:1HOkRPnB0
- ( ´_ゝ`)「今日はなにすっかね・・・」
そういうなら仕事をしろと。
しかし働く意欲はわかない駄目人間だったりする。
(´<_` )「兄者、コーヒーと肉まん買ってきたぞ」
兄者に顔そっくりなこの男は弟者。
兄とは違い、仕事もあって(アルバイトだが)、彼女もいて、童貞ではない。
この二人は双子である。
- 4: ぁゃιぃ医者(東京都) :2007/04/05(木) 22:57:05.46 ID:1HOkRPnB0
- ( ´_ゝ`)「おk、ナイスだ弟者」
(´<_` )「だがしかし、コーヒーは二つあるが肉まんはひとつ・・・どうする?」
( ´_ゝ`)「もちろん俺のもの」
(´<_` )「氏ね、半分こというものを知らんのか」
( ´_ゝ`)「知らん、よこせええええええええ!!!」
\\\
(⌒\ ∧_∧
\ ヽヽ( ´_ゝ`)
(mJ ⌒\
ノ ∩兄 / /
( | .|∧_∧OKOK。
/\丿 | ( ) わかった、やるから!
(___へ_ノ ゝ__ノ
- 6: ぁゃιぃ医者(東京都) :2007/04/05(木) 22:57:38.35 ID:1HOkRPnB0
- ∧_∧
( ´_ゝ`) ビシッ
(m9 ⌒\
ノ ∩兄 / /
( | .|∧_∧
/\丿 | ( ) 氏ね、やっぱやらね
(___へ_ノ ゝ__ノ
\\\
(⌒\ ∧_∧
\ ヽヽ( ´_ゝ`)
(mJ ⌒\
ノ ∩兄 / /
( | .|∧_∧OKOK。
/\丿 | ( ) わかった、わかったから!
(___へ_ノ ゝ__ノ
∧_∧
( ´_ゝ`) ビシッ
(m9 ⌒\
ノ ∩兄 / /
( | .|∧_∧
/\丿 | ( ) 氏ね、やpp(ry
(___へ_ノ ゝ__ノ
無限ループって怖いよね。
- 7: ぁゃιぃ医者(東京都) :2007/04/05(木) 22:58:38.34 ID:1HOkRPnB0
- ( ´_ゝ`)「ハフッ、体力を使ったじゃないか」
(´<_`(♯)「使う場面もないだろう兄者、それと手加減を知れ」
( ´_ゝ`)「正直スマンカッタ」
こうしてこの二人の日常は過ぎていくものだった。
「ピンポーン」
少々ありきたりな音が聞こえた。
@# _、_@
(# ノ`) 「まったく、誰だい? こっちは旅行の準備で忙しいってのに」
- 8: ぁゃιぃ医者(東京都) :2007/04/05(木) 22:59:04.83 ID:1HOkRPnB0
- 母者だ、あの兄弟の天敵。
正直、国一つは滅ぼせそうである。そんなうわさも聞いたことはあるが・・・。
@# _、_@
(# ノ`) 「はい、ってあれ?」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「やぁ、久しぶりだね」
あの二人の叔父である、とってもダンディーだ。
_、_
( ,_ノ` )y━・~「実を言うとね、ちょっと実家に戻らなくちゃいけないんだ」
叔父はこの家の近くとはいいがたいが、車では遠くない範囲には住んでいた。
実家は物凄い田舎であり、片道8時間かかるらしい。
- 11: ぁゃιぃ医者(東京都) :2007/04/05(木) 23:00:10.73 ID:1HOkRPnB0
- @# _、_@
(# ノ`) 「ずいぶん急だね。で、用件はなんだい?」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「孫を預かってほしいんだよ、小学2年生なんだがね」
このひとはもう50はいっているだろう、母者だってそうだ。
孫がいてもおかしくない。
(´<_`;)「・・・」
盗み聞きしていた弟者はあせっていた。
何故かというと、母者、父者、妹者、この3人そろって旅行に行くらしい。
となると姉者は外国へ夢を追いかけに行ったとなると残るのは・・・自分と兄者だけだ。
@# _、_@
(# ノ`) 「こっちは構わないけど、兄者と弟者に世話させることになるよ?」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「あの二人なら大丈夫だろう。寂しくはならないだろうし。
- 12: ぁゃιぃ医者(東京都) :2007/04/05(木) 23:00:36.95 ID:1HOkRPnB0
- @# _、_@
(# ノ`) 「そっちがいいならこっちもいいよ、何日だい?」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「明日から一週間だな、延びる事も早めることもないから安心してくれ」
@# _、_@
(# ノ`) 「わかったよ、おら!兄者、弟者降りて来い!!」
兄者と弟者には厳しい母者だった。
( ´_ゝ`)「ん?小遣いか?まだ今月始まったばっかりだぞ?」
(´<_`;)(本格的にまずいんじゃないか・・・)
そうして叔父から説明を受けた二人はしぶしぶ承諾した。
( ´_ゝ`)「叔父さん、そういえば孫の名前は?」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「ツンだよ。女の子だ」
(*´_ゝ`)「・・・」
(´<_`;)(やばいぞ・・・この糞兄貴重度のロリコンだ・・・)
- 14: ぁゃιぃ医者(東京都) :2007/04/05(木) 23:01:04.33 ID:1HOkRPnB0
- @# _、_@
(# ノ`)「わかってるとは思うけど、変なことしたら承知しないからね!特に兄者!」
(;´_ゝ`)「ひっ・・・は、はい!」
(´<_`;)(情けないにもほどがあるぞ兄者・・・)
その翌日の朝、叔父さんは車に乗ってツンを連れてきた。
母者たちは早朝から旅行に出発したため、叔父さんたちとは会わなかった。
- 15: ぁゃιぃ医者(東京都) :2007/04/05(木) 23:01:36.79 ID:1HOkRPnB0
- _、_
( ,_ノ` )y━・~「ほら、ツンご挨拶しなさい。一週間面倒を見てくれるお兄さんたちだ」
ξ゚听)ξ「おはようございます、一週間よろしくお願いします」
叔父さんに連れられてきたツン、彼女はとても可愛かった。
兄者ほどのロリコンじゃなくても構いたくなるような可愛さを持っていた。
髪の毛は肩までかかる金色の巻き毛、痛みは見当たらない。
そして、パッチリとした目、透き通った肌。
見てくれは完璧だった、しかし挨拶はできているが機械のようだ。
二人は警戒されているのだろうか。
(*´_ゝ`)(やば・・・可愛い・・・)
(´<_` )「兄者、親族だぞ」
(;´_ゝ`)「わ、わわわかってらぁい!」
(´<_` )(これは危ないな・・・)
- 16: ぁゃιぃ医者(東京都) :2007/04/05(木) 23:02:03.14 ID:1HOkRPnB0
- _、_
( ,_ノ` )y━・~「じゃあ二人とも、ツンを頼んだぞ」
そういってダンディーな叔父は車に乗り、走り去っていった。
(´<_` )「じゃあツンちゃん、家に入ろうか。それと部屋を決めないとね」
ξ゚听)ξ「はい、お願いします」
( ´_ゝ`)「弟者、ずるいぞ!」
(´<_` )「黙れ能無し、危険物」
( ;_ゝ;)「うっ・・・ひでえ・・・」
こうして兄者、弟者とツンの生活が始まった。
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