( ^ω^)ブーンがタッチタイプをマスターしたようです

2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/13(金) 00:02:45.20 ID:UKhfLWIx0


( ^ω^)「・・・・・・」

僕は無力だ。

大切な人が、必死で戦っているのに何も出来ない。

ただ後ろで見守る。いや、守ってすらいない。逃げてるだけだ。

力が欲しい。みんなを守ることが出来る。力が。










( ^ω^)「あ、死んだ」

ネトゲの話である。



5: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/13(金) 00:03:53.85 ID:UKhfLWIx0










三話 前編 友達とかと話してて段々盛り上がって自分も盛り上がって発言した時空気冷めたりするよね








6: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/13(金) 00:05:59.27 ID:UKhfLWIx0
( ^ω^)「ちっくしょー。どうして勝てないんだお」

今まさにボス真っ最中である。

コイツを倒せばレアアイテムが手に入るんだけど、中々倒せない。

というか強すぎ。

( ^ω^)「・・・・・・」

カチ、カチというマウスのクリック音だけが部屋に響く。

( ^ω^)「やべ、ミルク切れた」

再び死亡。

駄目だ。今日はもう止めにしよう。段々目が疲れてきた。

そういえば――――――


( ^ω^)「この指輪、どうすりゃ使えるんだお」



9: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/13(金) 00:08:18.52 ID:UKhfLWIx0
結局キーボードは出せないままだった。

どうすればいいんだろうか。

僕は指はめている指輪をぼーっと見ながら手を反転させたりする。

何の変哲もない銀色の輪に装飾された緑色の石。

指輪っていえば、何かあったような気がする。

なんだったか。何かの戦闘物の小説にあった気がする。指輪をつけてて・・・・・・

あ、思い出した。

あの言葉を叫べばいいんだ。






( ゚ω゚)「Over 『わーたしついていくよー』!!」



( ^ω^)「携帯め、邪魔しおって」



12: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/13(金) 00:11:11.23 ID:UKhfLWIx0
でも、叫んだところで意味がなかったな。だったらどうすればいいんだろう。

何か条件があるわけでもないだろうし。ドクオは何か平然と出したし。

だったら――――――


( ゚ω゚)「ふんもっふ!」


出るわけねーか。

使えない奴だ。ホ泉め。

あ、そういえば携帯が鳴ってたな。

まだ鳴ってるな。

( ^ω^)「VI(自主規制)本日は質問でしょうか相談でしょうか」

('A`)「そろそろやばいから止めとけ、な?」

( ^ω^)「何がだお」



15: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/13(金) 00:13:50.92 ID:UKhfLWIx0
('A`)「いや、いい。それと、お前なんかやってたか?」

( ^ω^)「キーボードが出せないなーって試行錯誤してたお」










('A`)「まだ出せてないんすかwwwwwwwwwwwwwww
   流石ニート童貞wwwwwwwwwwwwwwwwww
   やっぱwwwwwちげぇわwwwwwwwwwwwwww」

( ^ω^)「誰か除草剤撒いとけお除草剤」

('A`)「いやwwwwwwwwwwwww無理っすからwwwwwwwwwww
   草四本の定理なんてwwwwwwwwwwwwww今時流行んないっすからwwwwwwwwwwww」

( ^ω^)「駄目だコイツ早くなんとかしないと」



17: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/13(金) 00:16:25.18 ID:UKhfLWIx0
('A`)「真面目に聞かせてもらうが、今からお前のとこに行っても大丈夫か?」

( ^ω^)「お?何でだお?」











('A`)「ネットの接続が切れてパソコン使えない」

( ^ω^)「来んな」

(;A;)「そんなこと言わないでくださいよおおおおおお!!!!キーボードの出し方教えてあげるからさあああああ!!!!」

( ^ω^)「よしこい」




そういうわけでドクオが家にやってきた。



20: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/13(金) 00:19:35.71 ID:UKhfLWIx0
('A`)「よっこらセックス。お邪魔します」

J( 'ー`)し「あらいらっしゃい」

( ^ω^)「おい靴脱げお」

('A`)「何言ってるんだブーン。ここはアメリカだぜ?」

( ^ω^)「お前の妄想と現実を一緒にしてんじゃねーお」

J( 'ー`)し「ブーン。あまり友達をぞんざいに扱っちゃ駄目よ」

(;A;)「ありがとうございますお母さん・・・・・・」

( ^ω^)「(駄目だコイツら早くなんとかしないと)」



そんな流れのまま僕の部屋に移動した。



22: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/13(金) 00:21:32.24 ID:UKhfLWIx0
( ^ω^)「で、キーボードの出し方はどうするんだお?」

('A`)「まぁ落ち着け。まずはラテールをさせろ」

( ^ω^)「早速ネトゲしようとしてんじゃねぇお」

J( 'ー`)し「そうムキにならないのブーン」







(;^ω^)「なんでアンタがいるんだお―――――――!!」

J( 'ー`)し「いやんえっち」

('A`)「はいはーい。お母さんは出ましょうねー」

J( 'ー`)し「はーい」

ドクオに言われるがままカーチャンは僕の部屋を出て行った。

駄目だコイツ等。どうして僕の周りはこんな異端ばかりなんだ。



24: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/13(金) 00:24:42.23 ID:UKhfLWIx0
( ^ω^)「それじゃキーボードの出し方を」

('A`)「待て。レベルを上げさせろ。あ、死んだ」

( ^ω^)「言った傍から死んでんじゃねーお」



それからドクオがネトゲをやりつづけることおよそ30分後。



(*'A`)「おい!ブーンやったぞ!!」

( ^ω^)「どうしたお?レベルがあがったのかお?」

パソコンを取られてやることをなくした僕は適当に置いてある漫画を一冊手にとり読んでいた。

(*'A`)「レアドロだ!!」

( ^ω^)「お前レベル上げはどうしたお」

('A`)「あ、ごめん」



27: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/13(金) 00:27:36.80 ID:UKhfLWIx0
( ^ω^)「先にキーボードの出し方を教えろお」

('A`)「頭の中で念じるんだ。キーボードの形。色とかをな」

( ^ω^)「念じる・・・・・・」

何かが、腹の中から何かが出てきそうな・・・・・・

この感じは食べたものを戻す時の感じに似ている。







('A`)「嘘だけどな」

( ^ω^)「表出ろ」



28: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/13(金) 00:29:32.82 ID:UKhfLWIx0
('A`)「ちょっとまて。レベルが上がったら真面目に教えてやる」

( ^ω^)「次は無いと思えお」

('A`)「俺、レベル上げが終わったらブーンに出し方を教えてやるんだ・・・・・・」

( ^ω^)「死亡フラグ立てるなお」



それから三十分後。


(*'A`)「レアドロキタ━━(゚∀゚)━━!!!」

( ^ω^)「お前教えるつもりないだろ」

('A`)「どどどどど、童貞ちゃうわ!あ、もう90%だ。ここからは速いぜ」

( ^ω^)「・・・・・・レベル上がったら言うお」

('A`)「おk」



29: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/13(金) 00:31:22.64 ID:UKhfLWIx0
それから三十分後

(*'A`)「再びレアドロキタ━━(゚∀゚)━━!!!今日調子いいなあ」

( ^ω^)「 レ ベ ル は ど う し た 」

('A`)「99%だ。もうあがる」

( ^ω^)「・・・・・・」



それから三十秒後



('A`)「あ、死んだ」

( ^ω^)「・・・・・・」



32: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/13(金) 00:34:28.48 ID:UKhfLWIx0



それから十分後



('A`)「レベルあがったぜ」

( ^ω^)「なげぇよ」


※ちなみに20レベくらいなら1レベ当たり1時間も要しません。


('A`)「よっこらセックス。そういうわけでレベルも上がったから俺は帰るとする」


( ^ω^)「待てこらキーボードの出し方を教えろお」

('A`)「ちい」

そういうと、ドクオは後ろ髪をバリバリと掻き毟りながらさらっとキーボードを出現させる。

('A`)「まず、このキーボードの形を見ろ」

先程までの軽い感じはなく、真面目な表情で、ドクオは僕に語りかけてくる。



36: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/13(金) 00:36:40.82 ID:UKhfLWIx0
( ^ω^)「キーボードの形?」

('A`)「色、形、大きさだ。俺がこれを出す時にはあの女が出していたキーボードをイメージした。
   その時、異なったのは色だ。自分の指輪の色を見たら分かる要に、自分の指輪の色で出る物が異なっている。
   だから形と大きさをイメージして、その後大体構図が頭の中で出来上がったら色を加える。どうだ?簡単だろ?」

(;^ω^)「産業なのに難しい。これは一体・・・・・・」

('A`)「キーボードを見て
   形と大きさをイメージ
   最後に色をつける」

( ^ω^)「把握したお」

('A`)「そうだな。キーボードの大きさは大体両手とちょっとくらいで想像すると分かり易いかもな」

( ^ω^)「ふむふむ」
('A`)「それと、これが出る時には何かが出るんじゃなくて、抜ける感じがする。
   それが来たらYボタン(ローリング)だ」

( ^ω^)「幽体離脱乙」

('A`)「まあ、抜ける感じがするのは本当だから覚えておいたらいい」

( ^ω^)「把握したお」

('A`)「俺がすんなり出せたんだ。さくっと出してくれよ?」



37: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/13(金) 00:39:29.71 ID:UKhfLWIx0
( ^ω^)「・・・・・・」

ドクオのキーボードを見ながら、僕は言われた通りにイメージする。

形、大きさ、そして色。

僕の指輪の石は緑だから透明な緑色を。


それから三十分くらいだろうか、それくらいの時間が流れた。


(;'A`)「出ないな」

(;^ω^)「出ないお」

(;'A`)「何で出ないんだろうな」

(;^ω^)「わかるわけないお」

(;'A`)「・・・・・・」

(;^ω^)「・・・・・・」


・・・・・・重たい空気が流れ始めた。



38: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/13(金) 00:41:20.21 ID:UKhfLWIx0


『死にーゆくおーとこたちはー』


静寂を裂いた着信音。

誰からだろうか。

( ^ω^)「もしもし・・・・・・」
  _
( ゚∀゚)「もしもし?あ、俺俺、俺だけど」

( ^ω^)「オレオレ詐欺乙」
  _
( ゚∀゚)「まあ、それは置いといて。俺だ。ジョルジュだ」

( ^ω^)「どうかしたんですかお?」

  _
( ゚∀゚)「ちょっと前にお前等が派手にやらかした店に来てくれないか?
     色々と話したいんだが」

(;^ω^)「あの喫茶店ですかお?」

正直僕は行き辛かった。だって、あんな事が起きたすぐ後だ。

店員だって僕とドクオの顔は覚えているだろう。怪訝そうな顔で見られるのは目に見えている。



42: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/13(金) 00:43:43.63 ID:UKhfLWIx0
  _
( ゚∀゚)「用事か何かがあるならまた後日でもいいんだが・・・・・・」

(;^ω^)「あ、いや。大丈夫ですお。隣りにドクオもいるんで一緒に行きますお」
  _
( ゚∀゚)「ん、すまんな。んじゃ待ってるわ」

(;^ω^)「はいですお」

静かに通話を切った。

('A`)「誰からー?あ、もしかしてコレか?コレなのか?この裏切り者め!」

ドクオは中指を立ててそんなことを言っている。

( ^ω^)「節子。それ彼女やない。氏ねって意味や」

('A`)「んで、誰からよ」

( ^ω^)「ジョルジュさんからだお。前にあの女の人が暴れた店に来て欲しいらしいお」

('A`)「逃げていい?」

( ^ω^)「うるせぇ地獄まで道連れじゃあ」

('A`)「ひぃー」



44: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/13(金) 00:46:18.29 ID:UKhfLWIx0


そんなわけで、僕達は喫茶店にやってきた。


カランコロン、とお洒落なベルが扉を前に押すと鳴った。

その音が響いて、店員さんが僕等の前にやってきて、顔を見るなり明らかな拒絶を見せた。

ああ、やっぱり来たくなかったな。結構お気に入りの店なのに。

それでも、店員さんは「お二人様ですか?」と聞いてくる。

それに対して僕は「先に来てる人がいますお」と応え、横でドクオが「おちんちんびろーん」と言っているのを無視してジョルジュさんを探す。

すると「おーい、こっちだー」という声が聞こえ、その方向に視線を向けてみると、ジョルジュさんが右手を左右にひらひらと振っていた。

僕達はジョルジュさんの座っている席まで歩き、ジョルジュさんと対面になるようにしてドクオと横に座る。



48: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/13(金) 00:50:23.00 ID:UKhfLWIx0
  _
( ゚∀゚)「悪ぃな」

( ^ω^)「いえいえ。お構いなくですお。それで用とはなんですかお?」

('A`)「俺にできることなら何でもやらせてください!死力を尽くします!」
  _
( ゚∀゚)「いや、今日はちょっと聞きたいことがあっただけだ。別に事件とかそんな物騒なもんはないから安心しろ」

( ^ω^)「お?聞きたいことですかお?」







  _
( ゚∀゚)「俺最近貧乳に目覚めたんだけどどうしたらいいかな・・・・・・」

(* ^ω^)「誇りをもってくださいお!!」

('A`)「裏切り者め」



49: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/13(金) 00:53:47.89 ID:UKhfLWIx0



それからしばらく貧乳と巨乳の談義が始まり、僕等は熱を燃やしていた。

周りのお客さんに痛い目で見られ、

子供連れのお母さんには子供に「見ちゃいけません!聞いちゃいけません!触っちゃいけません!」とまで言われる始末。

店員の人には更に怪訝そうな目で見られているけどもう気にしない。

それから一時間ほど話に熱が入り、話しつづけて沈黙が少し流れた時にジョルジュさんが真面目な顔つきで口を開いた。
  _
( ゚∀゚)「ちなみに、今日はおっぱい談義をするために呼んだわけじゃない」

ようやく本題に入るわけだ。

( ^ω^)「他に何かあるんですかお?」

('A`)「俺に答えられることなら何でも聞いてください!聴力を尽くします!」
  _
( ゚∀゚)「ああ。お前等、この事件についてどう思う?」

( ^ω^)「お?」
  _
( ゚∀゚)「いや、なんでもない一般人だったはずなのに、こんな事件に巻き込まれてどう思ってる?」



53: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/13(金) 00:59:17.52 ID:UKhfLWIx0
なるほど。そういうことか。

僕は少なからず現実離れしたファンタジーを求めていた。

でも、こんなんじゃない。もっと主人公みたいな役柄で悪をやっつけたりとかを考えてたんだ。

でも、今起きてるのは悪も何もない。ましてや、正義なんてものもない。

曖昧で、リアルで、そんな状況で与えられた力。

そんなファンタジー。

そうだ。ドクオはどうなんだろう?僕と同じ考えじゃないのか?

何かを求めるようにして、僕はドクオの方を向く。

('A`)「・・・・・・」

ドクオも何かを考えていた。僕と同じことを考えているんだろうか。

('A`)「俺は」

静かに、ドクオが口を開いた。



('A`)「こんな力欲しくなかったです」

やっぱり、ドクオも同じ考えなのか。



54: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/13(金) 01:01:57.57 ID:UKhfLWIx0
ノパ听) 「悪いがここでニュースだああああああああ!!!!」

('A`)「最近影の薄いヒートさんと大人気大好評の僕です」

ノパ听) 「べ、別に気にしてなんてないんだからねっ!」

('A`)「今日はまたお菓子の家にやってきましたー」

ノハ*゚听) 「これがお菓子の家なのかあああああああああ!!!!」

('A`)「あ、駄目ですよヒートさん。そのクリーム腐ってまs

ノハ )「おやっさん・・・・・・俺は真っ白なクリームになっちまったぜ・・・・・・」

('A`)「あのそれ俺が前にやりました。そんなんだから活躍ないんですよ」








ノハ )「お前は私を怒らせた」



58: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/13(金) 01:04:19.36 ID:UKhfLWIx0
(;'A`)「え、ちょ、どこにいくんですか?そっちはカメラg

ノハ ) 「久々にキレちまったよ・・・・・・」

('A`)「いや、ちょ、まって、なんでカメラを、あ、ちょっと」

ノハ ) 「これはこの前友達と話ししてたら無視された分!」

('A`)「ギャー」

ノハ ) 「これはこの前コンビニで手を出したら店員に下に小銭を置かれた悲しみの分!!」

('A`)「グワー」

ノハ#゚听) 「そしてこれはああああああああああ出番がない私の分だああああ!!!」

('A`)「ウワー」




※何事もなく本編が開始します。



59: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/13(金) 01:06:51.31 ID:UKhfLWIx0





('A`)「でも、この力を悪用する人がいるなら、それを阻止したいとも思ってます」

違った。ドクオは『自分』のことだけを考えていたんじゃない。

自分が不幸だとか、そんなことを考える前に『他人』のことも考えていたんだ。
  _
( ゚∀゚)「まあ、俺もこんな職業についてるからよ、お前の気持ちわかるぜ」

自分だけなんだ。あんなことを考えていたのは。

自分だけなんだ。自分のことしか頭になかったのは。

('A`)「ブーンはどう思ってんだ?」

( ^ω^)「僕は・・・・・・」





僕は、どうなんだ?



62: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/13(金) 01:08:21.97 ID:UKhfLWIx0
  _
( ゚∀゚)「ブーン、だったか?」

( ^ω^)「お・・・・・・」
  _
( ゚∀゚)「お前だけが不幸なんじゃない。俺も、コイツも、あの赤髪の女も、悪用してる奴等も、皆不幸なんだ。
     でも、それを拒むな。受け入れろ。なっちまったもんは仕方ねーんだから」

違う。そうじゃないんだ。僕はそういうことを考えていたんじゃないんだ。

('A`)「そうだぜ。俺だってこんな事件に巻き込まれちまったけど、仕方ないんだから」

( ^ω^)「そう、だおね」

僕は、何を言ってるんだ。納得するところじゃないだろ。否定して、自分のことしか考えてなかったというべきだろう。

なのに、ジョルジュさんの言葉に賛同してどうするんだ。

言わなくちゃ――――――



63: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/13(金) 01:09:23.77 ID:UKhfLWIx0

  _
( ゚∀゚)「ま、この事件は俺等が解決すればそれで済む話だ。頑張ろうぜ?」

('A`)「ういっす」

( ^ω^)「はいですお」







僕は、最低だ。







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