( ^ω^)ブーンがタッチタイプをマスターしたようです

6: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/22(日) 00:05:50.65 ID:Oev5lud80
三話 後編 表紙やタイトルに惹かれて買った漫画は大抵ハズレ


  _
( ゚∀゚)「そんなことよりだ。あの女がまだ来てない」

('A`)「な、なんだってー!?」

( ^ω^)「なんってこったい!」

従業員「お前等静かにしろよ」
  _
( ゚∀゚)「よし、電話をしよう」

('A`)「それはいい案だ。だが断る」

( ^ω^)「禿同」



心の葛藤?僕にそんな心があるとでも?おちんちんびろーんwwww



7: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/22(日) 00:08:55.91 ID:Oev5lud80
  _
( ゚∀゚)「プルルルルル。プルルルル」

('A`)「ガチャ」

ノパ听) 『なんだ!!』
  _
( ゚∀゚)「なんだじゃねーよ。お前どうしたんだよ」

ノパ听) 『うるさい!今ちょっと忙しい!』
  _
( ゚∀゚)「忙しいって・・・・・・何やってんだ」

ノハ;゚听) 『く、来るな!うあ、うわああああああ!!』
  _
(;゚∀゚)「どうした?何があった?」

ノハ;゚听) 『悪い!切る!』

('A`)「ブツ。ツーツーツー」

( ^ω^)「ふられたお」
  _
( ゚∀゚)「お前ら殺すぞ」



8: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/22(日) 00:11:27.33 ID:Oev5lud80
('A`)「で、どうしたんです?」
  _
( ゚∀゚)「ちょっと不味いかもな。おい、行くぞ」

(;^ω^)「行くって言われてもわかんないですお」
  _
( ゚∀゚)「最近の携帯ってのはGPSまでついてて場所の特定なんざ簡単なんだよ」

('A`)「あったまいー!」
  _
( ゚∀゚)「うるせえ。いいから行くぞ」

( ^ω^)「はいですお」

('A`)「ラジャー!」

僕達は早々に会計を済ませ、足早に車に乗り込んだ。

('A`)「なあ、ブーン」

( ^ω^)「なんだお」

('A`)「この車相変わらず汚いよな」

( ^ω^)「激しく同意」
  _
( ゚∀゚)「お前等そういうことは小声で言えな?な?」

けたたましいエンジン音が鳴り、車が発進した。



10: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/22(日) 00:14:37.16 ID:Oev5lud80


('A`)「ジョルジュさん。このイカ臭いテイッシュなんですか?」
  _
( ゚∀゚)「それは俺の鼻水をかんだテイッシュだ」






('A`)「食べていいですか?」
  _
( ゚∀゚)「たーんとお食べ」

( ^ω^)「(駄目だコイツ等早くなんとかしないと)」



―――――――――――――



11: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/22(日) 00:17:10.86 ID:Oev5lud80


ノハ;゚听) 「(くそ・・・・・・指輪の力を使うべきか?いや、しかし・・・・・・)」

「抵抗しねぇのか!?ははッ!だったら大人しくしな!」

ノハ;゚听) 「うわああああ!やめろおおお!近づくなあああ!!」

「ひゃっは!いいねぇ、その叫び。もっと鳴けよ!どうせ誰も来ないぜ!?」

ノハ;゚听) 「(誰か―――――――!!)」





「まてえぇい!」

ノハ;゚听) 「(この声は・・・・・・)」

「な、なんだ!?誰かが来た!?馬鹿な!こんな人気のないとこに人が来るわけが!」



13: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/22(日) 00:18:52.42 ID:Oev5lud80

  _
( ゚∀゚)「赤レンジャイ!」

('A`)「赤レンジャイ!」

( ^ω^)「黄レンジャイ!」
  _
( ゚∀゚)('A`)( ^ω^)「五人そろって、ゴレンジャイ!」


ノパ听) 「(三人だろ)」

从; ゚∀从「な、なんだお前等!?」

('A`)「赤レンジャイ!」

从; ゚∀从「いや、そういうんじゃなくて・・・・・・」

(#'A`)「赤レンジャイ!」

ノパ听) 「(いや、赤は私だろ常識的に考えて・・・)」
  _
( ゚∀゚)「さあ!今のうちに早く逃げるんだァ!」

ノパ听) 「ありがとー!」

从; ゚∀从「頭がクラクラしてきた・・・・・・」

(#'A`)「赤レンジャイ!」



15: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/22(日) 00:21:59.09 ID:Oev5lud80


( ^ω^)「真面目に、お前は何者だお」

このままじゃ話が進まないと天からの声を聞いた僕は、目の前の女性に言う。

从;゚∀从「つーか、まずお前等が何だよ・・・・・・」

(#'A`)「赤レンジャイ!」

( ^ω^)「ドクオ自重しろお」
  _
( ゚∀゚)「人に名前を尋ねる前にまず自分からって言うだろ?」

性懲りも鳴く「赤レンジャイ!」と叫んでるいるドクオは無視して、目の前の女性を分析する。

バスト、ヒップ、ウエスト。完璧だ。

いや、そんなことよりこの人―――――――






从 ゚∀从「高岡。お前等のタッチタイプマスターだな?」

右手の薬指に灰色の指輪を装着していた。



19: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/22(日) 00:24:55.64 ID:Oev5lud80

そんな中、空気の読めない馬鹿は言う。

('A`)「違う。赤レンジャイだ」

从;゚∀从「(誰かコイツをどうにかしてくれよ)」
  _
( ゚∀゚)「タッチタイプマスター?何のこっちゃ」

('A`)「ゴレンジャイに向かって全く分けのわからんビッチだ」
  _
( ゚∀゚)「全くもってわからん奴だ」

从 ゚∀从「(駄目だ。コイツ等ただの馬鹿だ)」


('A`)「答えろ。お前は何者だ?」

( ^ω^)「(うわ、コイツ真面目ぶりやがったお)」



22: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/22(日) 00:27:56.98 ID:Oev5lud80
从 ゚∀从「むしろお前等が答えろ。タッチタイプマスターか?」

真顔で問われたのに対して、ジョルジュさんは口元を歪めてニヤリ、と笑みを浮かべる。
  _
( ゚∀゚)「だったら、どうする?」

从 ゚∀从「簡単。―――――殺してでも奪い取るだけだ」

('A`)「残念私のおいなりさんだ」

从 ゚∀从「何かお前一番鬱陶しいから先に逝け」

('A`)「ハッ、尻軽ビッチにやられるほど堕ちてねーよ」

从#゚∀从「言ってくれるな―――――!!」

瞬間、ドクオとジョルジュさんと敵対する女性の指輪が光る。その横でヒートさんの指輪も光ってた。

 _
( ゚∀゚)「2対1って状況を甘く見るなよ?」

(;^ω^)ノパ听) 「僕(私)は―――――!?」

('A`)「すぐに終わらせてやるさ」

僕とヒートさんの叫びは空しくも風に消え、ドクオがキーボードを打つ。

それに続くようにジョルジュさんもキーボードを打っている。

あれ?あの女性は打ってない?どういうことだ?



24: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/22(日) 00:30:15.67 ID:Oev5lud80
('A`)「抵抗する気もなしってか」

从 ゚∀从「何甘いこといってんだ。かかってこいよ」

('A`)「んじゃ、お構いなく行くぜ!」

ドクオが三連発弾丸を射出する。

対して女性は何もしない。おかしい。何かがおかしい。

(;^ω^)「これは孔明の罠だお!」

从 ゚∀从「今更だ」

(;'A`)「は―――――あ゛あ゛?」

ノハ;゚听) 「自宅警備員!!」

ドクオの声が野太く響き、ふわりと体が宙に浮き地に倒れる。



25: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/22(日) 00:33:39.02 ID:Oev5lud80
( A )「あか・・・・・・」

( ;ω;)「ドクオオオ!!ドクオオオ!」

( A )「レン・・・・・・」

ノハ;凵G) 「何も言わなくていい!大人しくしていろ!」

( A )「ジャイ・・・・・・」
  _
( ;∀;)「バッキャロオオオオ!!!!」

从 ゚∀从「なあ、撃っていい?」

  _
(# ゚∀゚)「ハインリッヒィイイイ!!!俺は!お前が!泣くまで!殴るのを!止めない!!」

从;゚∀从「ちょ、肉弾戦はかんb――――――」
  _
(# ゚∀゚)「おおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

焦りを隠せず表情に出しながら、両手を振り乱している。


しかし―――――



27: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/22(日) 00:37:10.47 ID:Oev5lud80
从 ゚∀从「なんつってな。簡単に引っ掛かりやがって」

作られた表情。振り乱していた両手はキーボードに添えられていた。
  _
(; ∀ )「んな―――――――ッ!」

ジョルジュさん、撃たれる。南無。

近づいた瞬間、おぞましいほどの速さでキーボードを打ち、弾丸を発砲した。

从 ゚∀从「さ、て。あとはお前だけか」

( ;ω;)「ドクオ・・・・・・」






ノハ;゚听) 「(あとはお前だけ?あれ?私は?)」



32: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/22(日) 00:41:05.81 ID:Oev5lud80
从 ゚∀从「そう悲観すんなよ。すぐにお前らそろって同じところに連れて行ってやるよ」
そして笑みを深くする。

( ω)「―――――けんじゃないお」

从 ゚∀从「あ?」


(# ^ω^)「ふざけんじゃねぇえおおおおおおおおお!!!!」

僕の咆哮に応えるように、指輪が光を放つ。

何かが、抜けていく。何かが、出て行く。

指輪から出る緑の光が相手、そして自分すらの視界を奪うほどに輝きを見せる。

从;゚∀从「ちぃ、コイツまだ覚醒してなかったのか!」

( ω)「・・・・・・」

徐々に光が消えていき、視界がはっきりとしだした時に、

ゆっくりと視野を広げ辺りを確認する。

緑色のキーボードが丁度僕のお腹の上くらいに出現していた。

(#^ω^)「覚悟しろお!!」

眼目に携える高岡を見て、僕は力強く叫び、キーボードに手を添えた。



35: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/22(日) 00:44:14.55 ID:Oev5lud80


('A`)「さあ!今日もやってきた!」

ノパ听) 「ドクオと!」

('A`)「ヒートの!」

ノパ听) ('A`)「テレフォンショッピング!!」

('A`)「司会を務めるのは勿論大人気の俺!」

ノパ听) 「ラドンのヒートです」

('A`)「それじゃ!早速今日の商品は!」

ノパ听) 「な、なななななんとおおおお!!」

('A`)「今大人気沸騰中のこの万能包丁だ!」

ノパ听) 「骨すらすぱりと切ってしまうこの切れ味!」

('A`)「そして錆びることのないミスリルを加工!」

ノパ听) 「それでお値段なんと!」

('A`)「2000ベル!!」

ノパ听) 「や、安い!!」



37: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/22(日) 00:49:48.13 ID:Oev5lud80
('A`)「そして今ならなんと!」

ノパ听) 「な、なななんと!?」

('A`)「ヒートちゃんがついてくる!」

ノパ听) 「これはお買い得!」

('A`)「そして更に!!」

ノパ听) 「ま、まだついてくるのかあああ!?」

('A`)「いや、正直売り上げないんだが」

ノハ;゚听) 「な、なんだってえええええ!?」

('A`)「しかしサービスは止めない!だって男の子だもん」

ノパ听) 「キメェ」




( A )「おいケツ出せよ」

ノパ听) 「残念私はおんなのこだ」

('A`)「マジ?」



38: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/22(日) 00:52:24.85 ID:Oev5lud80
ノパ听) 「おい、カメラ回ってるぞ」

('A`)「うるせぇ。全国ネットで放映してやるよ」

ノパ听) 「何をだ」

('A`)「お前と俺の絡めあう姿をな!!」





ノハ*゚听) 「かもんべいべー」

('A`)「誰かーこの痴女とめてよー」

「やれやれーそれやれー」

('A`)「もう、みんな止めてよー」

ノパ听) 「そうだよーみんなからかわないでよー」

('A`)「そういうわけで!電話待ってるよ!」

ノパ听) 「また来週!」

※以下何事もなかったかのごとく本編が開始します。



40: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/22(日) 00:54:29.78 ID:Oev5lud80
从 ゚∀从「(っても、コイツは覚醒したばかりの初心者―――――ならささっとやるのが得策!)」

(# ^ω^)「女ァ!!」

从;゚∀从「へい!なんでしょう!?」

(#^ω^)「使い方がわかんねーお!」

ノハ;゚听) 「(馬鹿あああああああ!!!)」

从;゚∀从「具現化させたい物の意味と内容を把握してたら打ち込むと出ますよ!」

ノハ;゚听) 「(コイツもっと馬鹿ああああああ!!)」

( ^ω^)「ほうほうそれで」

从;゚∀从「それで武器や防具を作成したり、弾丸のように飛ばすことも可能です!」

(#^ω^)「ならばお前は用済みだお!ドクオの仇だああああ!!!」

从#゚∀从「かかってこいやムシケラが!!」

ノパ听) 「(帰って良いかな)」



42: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/22(日) 00:58:17.48 ID:Oev5lud80
( ^ω^)「だったらトロイの木馬だお!!」

从;゚∀从「ば、馬鹿か!?あんなもんの意味知ってんか!?」









( ^ω^)「あれ出ない」

从 ゚∀从「おーけー死ね」



43: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/22(日) 01:02:03.02 ID:Oev5lud80
女性の周りに空間が出来る。これは―――――

ノパ听) 「危ないぞ!」

弾が、飛んできた!

(;^ω^)「とうっ!」

从 ゚∀从「避けられた!」

(#^ω^)「僕のターン!」

ノパ听) 「ドロー」

(#^ω^)「ワーム!」

ノパ听) 「しゅ!」

从 ゚∀从「ふわっ!」

いとも簡単に避けられた。

まるで夏の夜に出てくる蚊を必死に叩くが指の間とかから抜け出す感じで。



44: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/22(日) 01:05:57.80 ID:Oev5lud80

(;^ω^)「お・・・・・・」

从 ゚∀从「どうする?馬鹿の一つ覚えみたいに撃ってくるか?」

( ^ω^)「・・・・・・」

結局力を得たのに僕は役立たずだ。

技術も何もない。力なんて、皆無に近い。

でも、でも

一つだけ僕にも自慢できることがある。

从 ゚∀从「威力の底上げでも試すか?」

ためしに一発放つは対象ファイルを破壊するために要いられるワームというウイルスプログラム。

これでも、威力を上げたら―――――!!

(#^ω^)「おおおおおおお!!!」

空間を作り出し、一発の弾丸を放つ。

从 ゚∀从「当たらないなぁ」

目前まで迫ったと思われたワーム。しかし、それはあくまで『目前まで』だった。

つまり、攻撃は当たっていない。直撃する瞬間、弾が『何か』にあたり消滅した。



45: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/22(日) 01:09:30.27 ID:Oev5lud80
(;^ω^)「・・・・・・おおお!!」

从 ゚∀从「馬鹿の一つ覚えだな」

僕は再び同じ文字を打ち込む。本当に馬鹿のように。

从 ゚∀从「ハッ!くだらねぇ!やっぱ死ねよお前!」

保っていた距離を詰めるように走る体制に入る女性。



来た。今だ。

僕のやろうとしていることは極めて単純だ。

けど、それは実行出来れば普通の人間に対して単体相手だと『最強』を誇る。

昔の人が言った言葉だ。

从 ゚∀从「威力が高かろうと当たらなければ無意味なんだよ馬鹿がッ!!」




下手な鉄砲撃ち数撃ちゃ当たると。



46: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/22(日) 01:12:23.29 ID:Oev5lud80

( ^ω^)「お」

疾走してくる女性に対し、僕は冷静にキーボードを叩く。

僕の自慢出来るもの、それはキーボードの早打ちだなんだ。

从;゚∀从「やべ―――――ッ!」

全力で走っているのを急停止する。でも、もう遅い。

( ^ω^)「避けるなら、防ぐなら」

打ち続ける。ただワームの単語を。

从;゚∀从「!!」

(#^ω^)「避けきれないだけの攻撃をお!!防ぎきれないだけの追撃をお!!」

自分でもどれだけ打ったのか把握しきれない量のワームを、放つべく空間を作り出す。

(#^ω^)「弾切れを防ぐには更なる連撃をお!!」

僕は、手を休めない。

指先に神経を集中させて、同じ単語を打ち続ける。そして、数多もの空間を。



48: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/22(日) 01:14:19.18 ID:Oev5lud80
从;゚∀从「ふざけろおおおおおおおおお!!!!」

これから起こる最悪に備え、逃げられないと悟り急いで文字を打つ女性。

だけど、それですら破壊してやる。全てを、打ち砕いてやる。

(#^ω^)「いくおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!!」

全てを放つべくして一心不乱に打ちつづけたワーム。

それを今、全て放つ―――――!!









ノパ听) 「はい横からどーん」



49: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/22(日) 01:17:17.17 ID:Oev5lud80
まさに奇襲。だけど、何故だろう。腹が立つ。霧消に腹が立つ。

ノパ听) 「はあああはっはっはああああ!!敵は一人じゃないぞ!!」

殴りたい気持ちは山々だ。でも、その前に


一つ、問題がある。

(;゚ω゚)「『コレ』どうすんだお」

僕の周りに出来る無数の空間。その数は計り知れない。

ノパ听) 「あ」

( ゚ω゚)「『あ』じゃねえええええおおおおおおお!!!」

倒れた女性に向けて、一斉に弾が放出された。

从 ∀从「う、あ・・・・・・」

ノハ;゚听) 「早く消せええええええ!!!!」

( ゚ω゚)「どうすんだおおおおおおお!!!!」

ノハ;゚听) 「Delateと打てえええええええ!!!」

( ゚ω゚)「デライトおおおおおお!!!」

ノハ;゚听) 「ちげええええええええ!!!」



50: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/22(日) 01:20:14.56 ID:Oev5lud80




  _
( ゚∀゚)「俺様華麗に参上!」

ノハ;゚听) (;^ω^)「逃げてえええええ!!!」
  _
( ゚∀゚)「はッ」

瞬間、長岡さんに向けて迫る弾丸は突如消滅した。

(;^ω^)「え?」
  _
( ゚∀゚)「バーカ。低級ウイルスの一つや二つウイルスバスターで一瞬だ」

ノハ;゚听) 「(馬鹿な・・・・・・)」

何か不可思議なことが起こったのか、ヒートさんは目を丸くしている。

確かに信じられない。でも、ウイルスバスターなら確かにワームの一つや二つ簡単に削除できる。



53: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/22(日) 01:22:47.23 ID:Oev5lud80
  _
( ゚∀゚)「さて、コイツどうするかな」

ジョルジュさんが軽く足蹴にする。結構酷いなこの人。

从 ∀从「う、ん・・・・・・」

(* ^ω^)「(うは、かわゆす)」

しかし、これは・・・・・・

ノパ听) 「起きそうだな」

主に僕の息子が。

  _
( ゚∀゚)「まあ、起きても暴れた瞬間もっかい気絶させればいい話だ。さっきはちょっとミスったがな」

あれ、そういえば

( ^ω^)「ジョルジュさん怪我は?」





  _
(  ∀ )「ゴバァ」

ノハ;゚听) 「救急車あああああ!!!」



54: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/22(日) 01:25:56.04 ID:Oev5lud80
そういえばもう一人倒れた奴がいた。

そうだ!
(;^ω^)「ド、ドクオは!?」

('A`)「いや、俺は何故か無事」

(;^ω^)「なんで―――――!?」

('A`)「死んだふりして、バックアップ、いわゆる復元作業だな。それをやってた。
   んで、まあお前らの戦いをのんびりと屁をこきながら見させて貰ったよ」

(^ω^ )クルッ「ねぇ、ヒートさんコイツ殴ってもいい?」

ノパ听) 「レディ」

('A`)「ゴー!」

( ^ω^)「ふんぬあ!」

( A )「ぐふう、なかなかいいの持ってんじゃねーか・・・・・・」

そんなことよりも―――――



55: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/22(日) 01:28:07.92 ID:Oev5lud80
(;^ω^)「ドクオ回復技みたいなの使えるんだおね!?さっき言ってた復元処理とかって奴お!
      早くジョルジュさんを助けてあげてくれお!」

('A`)「バーカ。あの人は俺らが話している間に既にしてたわ」

(^ω^;)クルッ「え?」
  _
( ゚∀゚)「俺様華麗に復活!」

とりあえず殴っておいた。
  _
((#);∀;)「酷い!親父にもぶたれたことないのに!」

( ^ω^)「殴って何が悪いと言うのだ」

('A`)「んなことより、この女どうすんだよ」

(;^ω^)「あ」

从 ゚∀从「ん・・・・・・・あれ?お前ら」

('A`)「赤レンジャイ!」

从#゚∀从「よくもやってくれたなあああああ!!!」

ドクオの一言のせいで、何もかもを思い出したみたいだ。

この馬鹿。



57: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/22(日) 01:31:17.07 ID:Oev5lud80
('A`)「へっ。やるか?」

この馬鹿がカッコよく見えるのはきっと気のせいだ。気のせいなんだ。
  _
( ゚∀゚)「一筋縄で行くと思うなよ?」

このおっぱいがカッコよく見えるのはきっと気のせいだ。気のせいなんだ。

从#゚∀从「チッ・・・・・・。お前らに昔言ったある偉い人の言葉を教えてやるよ!!」

ごおう、と一陣の風が吹く。何か、嫌なことが起きる前触れを予感させるような。

僕は、思わず生唾を飲み込んだ。

(;'A`)「(来るか!?)」







从 ゚∀从「三十六計!逃げるにしかずってな!さらばだ!!」

(;^ω^)「ちょおま――――!!」



58: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/22(日) 01:34:13.62 ID:Oev5lud80
僕等の視界を奪い去るだけの煙を撒き散らしながら、女性は逃げていった。

あまりに意表を付かれて僕等は終始唖然としていた。けど
  _
(;゚∀゚)「あ、てめこら待てえ!!」

急いで追いかけようとするジョルジュさん。

('A`)「もう無理ですよ」

それを制止するドクオ。

( ^ω^)「おっぱいがあれば何もいらない」

頭が狂ってしまった僕。

ノパ听) 「復元処理にウイルスバスターだと・・・・・・コイツ等有り得ない・・・・・・」

一人のメンヘラ女。

そして気付く。

('A`)「まあ、当初の目的果たせたから良かったじゃないですか」

ヒートさんを助けるために来たことを。

それに



59: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/22(日) 01:35:42.53 ID:Oev5lud80
('A`)「ブーンがキーボードを出せるようになったってのも、大きな収穫です」

そう。ようやく僕は出せるようになった。

同じ舞台に立つことが出来るようになったんだ。

( ^ω^)「だお!」

ノパ听) 「なんだよ。私がトドメさしたのに。ちぇ」

くそやっぱ殴りたい。いや殴らせろ。

('A`)「だから、もう充分かと」

ドクオにしては珍しく、まともなことをいっている。
  _
( ゚∀゚)「ふむ・・・・・・なら、いいか。帰るかお前ら」

('A`)「あいあいさー」


そして僕達はジョルジュさんの車に揺られながら、帰路に着いた。







三話 後編 おわり。



63: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/22(日) 01:38:48.75 ID:Oev5lud80
('A`)「綺麗に終わらせる?無駄無駄ァ!次回予告いくぜ!」

( ^ω^)「次 回 予 告 」

('A`)「次はなんと、リアルでは希少価値。つーかいない部類の人間が出るぜ!」

( ^ω^)「新 キ ャ ラ !」

('A`)「そうだ!新しい仲間が入るぞ!」

( ^ω^)「な ん と い う ビ ッ グ ニ ュ ー ス !」

('A`)「影の薄い女が更に薄くなるが!俺は気にしない!」

( ^ω^)「ふーん」

('A`)「お前のために登場するキャラなんだぜ!」

( ^ω^)「ま、まさかあの人かお!?」

('A`)「そうだ!いまやギャルゲや漫画、更にラノベにでも必須な性格の人だ!」

( ^ω^)「とうとう僕の時代がきた!」

('A`)「次回!新キャラ登場!」

( ^ω^)「お楽しみに!」



64: ◆fMqrvr1rTs :2007/07/22(日) 01:39:33.10 ID:Oev5lud80





場所はスタジオ裏。

('A`)「あ、あれ嘘な」

(;^ω^)「お前って奴ァ――――――!!」


登場するとかしないとか。

※この次回予告は本編と関りを持たないと思います多分。


本当に三話おわり。



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