( ^ω^)ブーンがタッチタイプをマスターしたようです

9: ◆fMqrvr1rTs :2007/08/28(火) 23:26:54.94 ID:oMIahVJN0



( ^ω^)「どうしてそんなことが言えるんですかお」

( ・∀・)「はははどうしてだって?何故ならね」

「やあマスター」



カランコロンと、店の扉に備え付けられたベルが音を奏でる。

そして現れた人物。僕は振り返り、その人を見た。


(;^ω^)「なんだとう!?」

ノパ听) 「なにがー?」

( ・∀・)「やあいらっしゃい」

(;^ω^)「アンタがなんでここに!?」

(´・ω・`)「ん?誰だい?どこかで会ったかな?」

しょぼくれた眉毛。黒一色で纏った服装。怪しさオーラに不審者オーラがありまくりの男。

忘れもしない。この男が、この男のせいで僕は色々な事件に巻き込まれたんだ。



11: ◆fMqrvr1rTs :2007/08/28(火) 23:28:06.02 ID:oMIahVJN0







五話 前立腺オナニーは気持ちいい。でも痔には気をつけて。血とか洒落になんないよ







13: ◆fMqrvr1rTs :2007/08/28(火) 23:30:01.67 ID:oMIahVJN0
(;^ω^)「あ、会ったもなにもないお!アンタが、アンタが僕に指輪を渡したんですお!」

ノハ;゚听) 「そうだ、私もだ」

ξ゚听)ξ「あ、私も私もー」

('A`)「俺も漏れもー」

( ・∀・)「僕も僕もー」

( ^ω^)「お前等自重しろマジで」

(;´・ω・`)「話が読めないね・・・・・・なんだい?一体」

しょぼくれた眉毛をさらにしょんぼり吊り上げ、困惑の表情を浮かべている。

しらばくれるな。その姿、忘れもしない。



16: ◆fMqrvr1rTs :2007/08/28(火) 23:32:14.70 ID:oMIahVJN0

( ・∀・)「ブーン君。ショボンさんと知り合いかい?」

(;^ω^)「この指輪は!この指輪はこの人に渡されたんですお!」

(´・ω・`)「指輪?最近よく言われるけど、僕は知らないよ?」

(#^ω^)「しらばっくれるなお!」

間違いない。忘れるわけもない。この独特の服装、独特な口調、独特な顔。

この男が、この男が―――――!!

( ・∀・)「落ち着きなよ。やれやれこれだからゆとりは」

('A`)「ゆとり乙」

ノパ听) 「いやあああああああ!ゆとりこえええええええ!!」

ξ゚听)ξ「ゆっゆっゆゆゆゆ、ゆとりんりん♪」

( ^ω^)「なあ頼むからお前等自重しろよマジで」

(;´・ω・`)「なんなんだよ・・・・・・」

( ・∀・)「すまないね。この子達はまだ若いんだ。許してあげてくれよ。僕の顔に免じて」

ξ゚听)ξ「目潰し!」

( >∀<)「ギャアアアアア!!」



19: ◆fMqrvr1rTs :2007/08/28(火) 23:35:30.65 ID:oMIahVJN0
(;´・ω・`)「だ、大丈夫かいマスター!」

ξ゚听)ξ「僕の顔に免じてだ?片腹痛いわ!」

( >∀<)「目が、目がああああ!!」

(*'A`)「はい!目薬!」

( ・∀・)「お目目パッチリだ。さて、いらっしゃいショボン君」

(;´・ω・`)「え?ああ、うん。えっと、それじゃテキーラを一つ」

( ・∀・)「はいよ。いつもの奴かい?」

(´・ω・`)「ああ、頼むよ」

( ^ω^)「僕は無視ですか」

('A`)「無視されるブーン!まあ!なんて可哀想なのかしら!」

ノパ听) 「かわいそうだなああああああ!!」

ξ゚听)ξ「お兄ちゃんピザだから仕方ないよね」

( ^ω^)「お前等頼むから十回死んで来いお」

(;´・ω・`)「なんなんだよ畜生!」

カウンターにグラスを勢いよく置く。大きな音を立て、立ち上がる。
あの時は気づかなかったが、この男、なかなか長身だ。肩幅も広くて、公園のベンチなんかで座ってそうだ。不審者として警察に捕まりそうだが。



20: ◆fMqrvr1rTs :2007/08/28(火) 23:38:11.42 ID:oMIahVJN0

( ・∀・)「ブーン君。ショボンさんを知ってるのかい?」

(;^ω^)「だからこの人が指輪を!」

(;´・ω・`)「だから知らないと言ってるだろう?」

この後に及んで、まだ―――――!!

(#^ω^)「だからしらばっくれんなっていってんだお!!」

(´・ω・`)「ふむ。まあ、いいや。話してくれよ。僕が指輪を渡したということについて」

(;^ω^)「お・・・・・・・」

感情的になっていた自分に冷たい刃が突きつけられた。

いざ迫られると、何もいえない。そんな自分が酷く情けなく感じる。

( ・∀・)「ブーン君。物的証拠がないのはどちらとも同じだろう?」

(;^ω^)「物的証拠ならありますお!この指輪が何よりの――――」

( ・∀・)「だがそれは彼が渡したという証拠がない。それらのアリバイを証明できるのかい?
     いくらなんでも僕と君はこれで初対面だ。証拠がないことには信用はできないね」

('A`)「汚い!大人って汚い!」

( ^ω^)「お前マジ帰れ」



21: ◆fMqrvr1rTs :2007/08/28(火) 23:41:13.65 ID:oMIahVJN0
(´・ω・`)「マスターのいう通りだよブーン君。僕はしがない店を営んでる身なんだ。外に出歩くことは必要最低限の買い出しくらいだよ」

(;^ω^)「で、でも!」

( ・∀・)「説明できるのかい?彼が君の会った人ということを。指輪を渡した人物だということを」

(;^ω^)「お・・・・・・・」

ξ゚听)ξ「ま、待ってください!」

('A`)「好きだ結婚してくれ」

ノハ////) 「こんなところでプロポーズなんて」

( ^ω^)「お前等空気嫁やホント」



※この流れが三時間ほど続くのでカットされました。



( ・∀・)「ふむ。確かに君の情熱はよくわかった。しかしそれは・・・・・・」



( ゚∀゚ ) 「サイタマー」



25: ◆fMqrvr1rTs :2007/08/28(火) 23:42:56.91 ID:oMIahVJN0
(´・ω・`)「成る程ね。でもそれなら違う方法でもいいんじゃないかな?」

( ゚∀゚ ) 「サイタマー」

( ・∀・)「いや、それは違うよ。それはお箸の上に乗せることが前提だろう?」

( ゚∀゚ ) 「サイタマー」

ちなみに彼は話の途中で今時見かけないコーラの瓶を逆手で握り店に入ってきた人だ。

なかなか自分の意志をはっきりしている人で、僕の話は遥か彼方へと飛んでいってしまった。

(´・ω・`)「さて、話を戻そうか。君は指輪のことを話してきたね?」

( ^ω^)「お?」

( ゚∀゚ ) 「サタイマー」

(*;A;)「サタイマってwwwwwwwwwwぎゃはははははwwwwwww」

ちなみにドクオはこの人が来てからずっと洋酒を飲んでいたせいで酔っ払っている。



26: ◆fMqrvr1rTs :2007/08/28(火) 23:45:15.17 ID:oMIahVJN0
(´・ω・`)「指輪だよ。君がつけている緑の指輪。僕はそのことについて関りは持っていないし、君たちが持っている指輪は持ってない」

( ^ω^)「じゃあどうして僕に渡してきたんですかお?」

(´・ω・`)「そこだよ。僕は君と会ったのはこれで初めてなんだ。
      だから渡した覚えもないし、その指輪を見た覚えもない」

( ^ω^)「そんな・・・・・・・」

僕の記憶が間違っているのか?いや、そんなことは無いはずだ。

この人は、間違いなく僕に指輪を渡してきた人だ。

( ゚∀゚ ) 「サイタマー」

(´・ω・`)「そうだね。瓜二つって言葉もあるね」

(;^ω^)「で、でも!間違えるはずないお!」

( ゚∀゚ ) 「サイタマー」

(´・ω・`)「ホントにね。何を根拠に言ってるんだい?案外記憶というものは曖昧でね。
      あまり過信しすぎないほうがいい。そのうち痛手を食うよ」

(;^ω^)「・・・・・・だったら」


( ゚∀゚ ) 「どうした」

(*;A;)「ぎゃはははははははははwwwwwだったら?どうした?wwwwwwww」



27: ◆fMqrvr1rTs :2007/08/28(火) 23:47:23.83 ID:oMIahVJN0

( ^ω^)「(ドクオうぜぇ)あなたが渡していないという理由を話してくださいお」

(´・ω・`)「そう来るかい。僕はここ数日マスターと飲んでるからね」

( ゚∀゚ ) 「サイタッマー」

(*;A;)「やめてwwwwwwww腹筋がwwwwwサイタッマーwwwwww」

( ・∀・)「そうだね。君も含め、ショボン君とはここ数日ずっと一緒だね」

(´・ω・`)「ということだ。これでいいかな?」

( ^ω^)「だったら、ツン!」

ξ゚听)ξ「・・・・・・」

(;^ω^)「ツン?」



ξ゚听)ξ「え?あ、ごめん。チョコボやってた」

(*;A;)「チョコボてアンタwwwwwwwwひひひwwwwwww」

( ゚∀゚ ) 「サイタマー」

ξ;゚听)ξ「そうなのよ。命のツメは強いけどリスクが高いのよ」

( ^ω^)「(駄目だコイツ等早くなんとかしないと)」



28: ◆fMqrvr1rTs :2007/08/28(火) 23:48:53.58 ID:oMIahVJN0

ξ゚听)ξ「それで?どうしたのよお兄ちゃん」

ようやく真面目になったのか、ツンは立ち上がり、僕の方へ駆け寄ってくる。

( ^ω^)「ツンは、僕と同じ人に指輪を渡されたんだおね?」

ξ゚听)ξ「ん?そうよ?」

( ^ω^)「この人が、そうじゃないかお?」

ξ゚听)ξ「え?」

唖然と口を開きながら、僕の視線の先をツンが見る。

その視線の先には、しょぼくれた眉の男。

(´・ω・`)

ξ゚听)ξ「わかんない」

(;^ω^)「えー?」



29: ◆fMqrvr1rTs :2007/08/28(火) 23:49:18.46 ID:oMIahVJN0
('A`)「次 回 予 告 」

( ^ω^)「ついに明かされる真実!」

('A`)「明かされる真犯人!」

( ^ω^)「謎の新キャラ、さいたま!」

('A`)「酔っ払った俺!」

( ^ω^)「その運命はいかに!」

('A`)「次回!粉末のココアの美味しさは異常!」

( ^ω^)「お楽しみに!」


スタジオ裏

('A`)「なあ斉藤ホライゾン」

( ^ω^)「内藤な」

('A`)「mjd?」

( ^ω^)「オフコース」


五話 おわり



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