( ^ω^)ブーンがタッチタイプをマスターしたようです
- 7: ◆fMqrvr1rTs :2007/08/03(金) 15:03:08.82 ID:fGsxAZTh0
何を根拠にそんなことを・・・・・・
ジョルジュさんは、僕達を守ってくれた。あの人との出会いの形は最悪だった。
でも、あの人は肝心なところで僕達を助けてくれた。力を貸してくれた。
その人に対して、なんだって?
(#^ω^)「ふざけんなお!!」
こみ上げて来る感情をそのまま、吐き出した。
( ・∀・)「ふざけてなんていないさ。僕は、いや僕もこの指輪の関係者だからね」
(#^ω^)「謝れお!ジョルジュさんに、謝れお!!」
( ・∀・)「謝る?冗談。あんな奴に、あんな野朗に謝る必要なんてないね」
ξ゚听)ξ「(あーあー。なんか喧嘩しちゃってるわ)」
( ・∀・)「アイツは、『人』を使って遊んでるんだ」
(#^ω^)「ふざけんなお!!何を根拠に言ってるお!!」
( ・∀・)「・・・・・・いいのかい?君は後悔するよ。アイツの『善』の部分しか見てない君は」
- 9: ◆fMqrvr1rTs :2007/08/03(金) 15:04:26.79 ID:fGsxAZTh0
- (#^ω^)「さっさと言えお!!」
でも、もしもジョルジュさんが本当に紛れもない事の元凶だったら。
・・・・・・僕は何を考えてるんだ。あの人は仲間だ。例え貧乳好きに目覚めても仲間なんだ。
仲間を疑うような行為だけは、しちゃ駄目なんだ。
( ・∀・)「じゃ、言わせて貰うね。
あれはこの指輪が君たちに配布される丁度一週間前のことさ」
五話 ゆとり「から・・・け・・・?」
- 12: ◆fMqrvr1rTs :2007/08/03(金) 15:05:33.98 ID:fGsxAZTh0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
_
(* ゚∀゚)「やった!指輪が出来た!」
( ・∀・)「はいはい」
_
(* ゚∀゚)「俺、これで事件起こそうかな」
( ・∀・)「いーんじゃね?」
_
(* ゚∀゚)「じゃ!事件起こしてくる!」
( ・∀・)「仕事はしろよー」
そして次の日、彼は本当に事件を起こしたんだ。
僕とジョルジュが二人で作った秘密基地は潰れた。ジョルジュが指輪の力を試したそうだ。
僕は勿論怒ったよ。だけど、ジョルジュは相手にしなかった。
「もうそんなガキみたいなことやってる場合じゃねーだろ」
って笑ってのけたよ。ふざけるなと思ったね。
- 16: ◆fMqrvr1rTs :2007/08/03(金) 15:07:41.29 ID:fGsxAZTh0
( ^ω^)「ちょっと待てお。お前も原因じゃねーかお」
( ・∀・)「ふざけるな!私は漫画のらき☆すたをゆっくりと読んでたんだ!そんな時に話してきたアイツが悪い!」
( ^ω^)「(真面目に聞いた僕が馬鹿なのかお・・・・・・)」
( ・∀・)「まだだ!まだ僕の話はおわらんよ!」
それから僕は家に戻った。そしたらなんと、僕の秘蔵の書庫が荒らされていた。
そして気付いた。そこには僕が必死に集めたジョジョ全巻に北斗全巻。そして他にラノベ漫画。
気が狂いそうだったよ。一体どれだけ苦労して集めたことか。思わずスレ立てまでしてしまった。
しかし、すぐに沈んだよ。datの海にね。
冗談じゃないよ。本当に。
( ・∀・)「僕はアイツを許せない。どれだけ謝られようとも、許さない」
(;^ω^)「糞スレは関係ねーお常考・・・・・・」
- 18: ◆fMqrvr1rTs :2007/08/03(金) 15:10:01.70 ID:fGsxAZTh0
ξ#゚听)ξ「許すわけにはいかないわ」
(;^ω^)「えー?」
( ・∀・)「そうだろう!僕は彼を許さない。この指輪も彼から貰った物だ。
だからこそ、だ。僕はこの彼が作った指輪で彼を倒さなくてはならない」
ξ#゚听)ξ「許せませんね!私も協力します!」
( ^ω^)「夢から覚めろお」
ξ#゚听)ξ「お兄ちゃん酷いよ!」
ノハ#゚听) 「本当だぞ!人の父親を侮辱するな!」
(;^ω^)「(あれ、僕がおかしいのかお?)」
( ・∀・)「止めたまえ君達。いいんだ。僕は恨まれてもおかしくないさ」
ξ#゚听)ξ「そんなことないです!悪いのはお兄ちゃんです!」
ノパ听) 「(あ、天テレの録画見なきゃ)」
(;^ω^)「(誰か助けてくれお)」
- 19: ◆fMqrvr1rTs :2007/08/03(金) 15:11:22.42 ID:fGsxAZTh0
( ・∀・)「でも、許し難いのは事実だ。例え彼を失うことになっても、僕は彼を止めなくちゃならない。いや、止めなきゃいけないんだ」
ξ゚听)ξ「私も、協力します!無論そこのピザも」
(;^ω^)「えー?」
ξ#゚听)ξ「えー?じゃねーよ、えー?じゃ。ちったぁ働けピザ兄貴」
(#^ω^)「おっと、それ以上いうと僕のマイサンが火を噴くぜ?」
ξ#゚ー゚)ξ「何がマイサンよ。あんたのポークビッツに何が出来るのよ」
(#^ω^)「嘗めてくれるなお。僕のポークビッツは超早漏でありながら最強の回復力を誇るお」
ξ#゚ー゚)ξ「なぁにが最強の回復力よ。短縮包茎が」
(#^ω^)「ああん?毎晩ベッドの上でよがり狂ってるビッチが何言ってるお?」
ξ#゚ー゚)ξ「うふふ少し口が過ぎるわよお兄ちゃん?」
(#^ω^)「はははははだお」
ξ#゚ー゚)ξ「うふふふふだわ」
- 20: ◆fMqrvr1rTs :2007/08/03(金) 15:13:49.39 ID:fGsxAZTh0
- (#^ω^)「ツン、帰ったらちょっと話があるお」
ξ#゚ー゚)ξ「あら、奇遇だわ。私も話があるの。お兄ちゃん先にここで言っていいわよ?」
(#^ω^)「いやいや、ツンこそここで言っていいお」
ξ#゚ー゚)ξ「いいから言えよ短縮包茎チンカス野朗」
(#゚ω゚)「ほわっちゃ!お前を調教してやらあ―――――!!」
ξ#゚听)ξ「この変態野朗がああ!!」
流れるように放たれたツンの右足。それは、見事に僕の富士山を捉えていた。
つまり
( ゚ω゚)「アッー!!!」
金的である。
ξ#゚听)ξ「ちったぁ懲りたかクソ兄貴」
( ゚ω゚)「ほあっちょ!ほあっちょ!ああああ!ああああああ!!」
悶え苦しみながら僕は転げまわる。
(;・∀・)「(同じ男として同情するよ・・・・・・ヒートにこんなことされたらお父さん死んじゃう)」
ノパ听) 「(今度父さんに試してみるかな。wktkwktk)」
- 21: ◆fMqrvr1rTs :2007/08/03(金) 15:16:20.75 ID:fGsxAZTh0
( ゚ω゚)「あへあへ」
これは洒落にならない。地獄だ。漫画やアニメのコメディじゃよくあることだが
現実でこれは涎だらだらものだ。
( ・∀・)「さ、て。ブーン君どうだい?働いてみないかい?」
ξ゚听)ξ「答えを出しなさい」
ノハ;゚听) 「(コイツ等白目向いて痙攣してる人間によくそんなこと言えるなぁ)」
( ゚ω゚)「某、働気無」
( ・∀・)「日本語でおk」
( ゚ω゚)「之、日本語也」
( ・∀・)「やった!働いてくれるんだね」
( ゚ω゚)「人の話聞けよ」
- 24: ◆fMqrvr1rTs :2007/08/03(金) 15:18:57.42 ID:fGsxAZTh0
ξ゚听)ξ「あのね、お兄ちゃん。働かないとパソコンの回線ぶった切って原子分解しとくわよ?」
( ;ω;)「ええもう喜んで働かせて頂きますお!うわーい!仕事だあ!嬉しいなあ!」
( ・∀・)つ□「いやあ、喜んでくれてよかったよ。それじゃこれ誓約書」
( ;ω;)「うわーい!明日から働きますお!」
( ・∀・)「何言ってるんだい。今日からだよ」
( ;ω;)「わーい」
こうして働くことになった。無理矢理もいいところだ。でも、悪くないかもこんな強引な感じ・・・・・・
- 25: ◆fMqrvr1rTs :2007/08/03(金) 15:20:17.92 ID:fGsxAZTh0
- ―――――――――
( ・∀・)「ブーン君!これお客さんの席にもっていって!」
(;^ω^)「は、はいですお!」
―――――――――
( ・∀・)「ブーン君!お客さんの注文を聞いてきて!」
(;^ω^)「はいですお!!」
―――――――――
ξ゚听)ξ「肩こったわ。揉んで頂戴」
(;^ω^)「はいですお!」モミモミ
―――――――――
('A`)「アイスコーヒー一つ」
(;^ω^)「かしこまりましたお!」
―――――――――
( ・∀・)「洗い場行ってきてー。何か埋まってるから」
( ;ω;)「はいですお!」
――――――――――
- 26: ◆fMqrvr1rTs :2007/08/03(金) 15:21:19.87 ID:fGsxAZTh0
( ´ω`)「疲れたお・・・・・・」
( ・∀・)「お疲れ様」
('A`)「おうお疲れ」
(;^ω^)「どうしてドクオが・・・・・・」
('A`)「え?アイスコーヒー頼んでただろ?立ち寄っただけだ」
(;^ω^)「なんと神出鬼没な・・・・・・」
('A`)「はっはっは」
( ・∀・)「ああ、それとブーン君。今日はよく働いてくれたね。おかげさまで随分と助かったよ」
(* ^ω^)「それほどでもありますお」
ξ゚听)ξ「まあちなみに今日だけの臨時バイトなんだけどね」
( ;ω;)「チクショー!!」
( ・∀・)「はっはっはっは」
どうやら全て前日に話し合って僕をはめたようと計画を企てたようだ。
そして僕はまんまとはめられたわけだ。
- 27: ◆fMqrvr1rTs :2007/08/03(金) 15:22:51.01 ID:fGsxAZTh0
- ( ・∀・)「さて、それじゃ情報をあげるよ。今までの情報は全部嘘だからね」
(;^ω^)「お・・・・・・?」
雰囲気が変わった。今までの柔らかな笑顔の店長は、そこにはいない。
ただ、真面目な、そして尚且つ厳しく冷たい目をしている。
( ・∀・)「まず、この指輪だ。これを設計したのは―――――僕だ」
(;^ω^)「お・・・・・・」
( ・∀・)「理論上、不可能じゃなかった。
非現実的な話だけど、特殊な鉱物を練成することで作ることが出来た。
形状は必ずして指輪だったんだけどね」
ノパ听) 「そして、この指輪は不可思議なことを理論をぶち壊してくれる」
( ・∀・)「どれだけ論説を立てても、解明できたものじゃない。
地球外の、物質だからね」
地球外の物質?それじゃ、これは一体どうやって作ったんだ?
いや、それよりもどうやって手に入れたんだ?
- 29: ◆fMqrvr1rTs :2007/08/03(金) 15:24:24.14 ID:fGsxAZTh0
- ( ・∀・)「それと、この指輪の物質を手に入れたのは僕じゃないよ」
(;^ω^)「じゃあ誰が・・・・・・」
店長さんの表情が、微かに、本当に微かに歪んだ気がした。
( ・∀・)「・・・・・・ジョルジュ。彼だ」
(;^ω^)「え・・・・・・」
( ・∀・)「いや、ジョルジュというのは正しくないね」
どういうことだ?正しくない?
頭の中で疑問符を打ち、答えを探している途中で、ガタッ、と誰かが椅子から立ち上がった音を耳にする。
音の方向へと視線を向ける。その先には
_
( ゚∀゚)「おっと、それ以上は言っちゃいけねーなモララーさんよ」
―――――ジョルジュさんがいた。
- 30: ◆fMqrvr1rTs :2007/08/03(金) 15:25:58.82 ID:fGsxAZTh0
( ・∀・)「・・・・・・ジョルジュ、いや―――――」
_
( ゚∀゚)「・・・・・・」
( ・∀・)「―――――ショボン」
('A`)「(えー?)」
(;^ω^)「(え――――――)」
全ての謎が、静かに開かれようとしていた。
五話 おわり。
戻る/六話