( ^ω^)ブーンがハ○ゲームをはじめるようです
- 84: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/08/11(土) 20:18:44.32 ID:VvyopmLm0
第五話
今日は休日である。
部活動には全く縁の無いブーンは、お約束通り朝からハムゲをやっていた。
( ^ω^) 「ふんふ〜ん♪ 花びらの〜♪」
今ブーンはプロフィールの作り直しに励んでいる。
ΨおーちゃんΨになるべくレベルの高い人間に見られようと必死であった。
――三十分後
( ^ω^) 「できたお! これは素晴らしい!」
ブーンは画面に映し出されたプロフィールを見て、嬉しそうな顔をしている。
さてその内容は……
- 86: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/08/11(土) 20:21:04.62 ID:VvyopmLm0
セフィ☆ロス さんのプロフィール
性別:男
年齢:14歳
血液型:微妙にハーフ、ていうかクォーター?(笑)
身長:187だぜ
体重:53 だけど筋肉が適度についてるから気にしない^皿^b
出身地:アメリカの首都、ニューヨークだぜ
職業:学生
- 87: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/08/11(土) 20:21:43.29 ID:VvyopmLm0
自己紹介
この間はテスト学年一位だったわ^−^
体育祭のリレーアンカーで走ってもビリからトップまで抜いたし(笑)
あ〜誰か俺と一緒に手をつないで街を歩いてくれる子いないかな?
あ、これだけは言わせて。レンジちょ〜サイコ〜♪
- 89: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/08/11(土) 20:23:03.25 ID:VvyopmLm0
これはひどい厨二病。
VIPで晒されたら、即凸だろう。いや、釣りと言われるかもしれない。
しかし、ブーンにはこれがプレイボーイのプロフィールにしか見えないらしい。
( ^ω^) 「あ〜、いい仕事したら眠くなってきたお。約束の時間まで寝るか……お……」
( −ω−)zzz
――十時間後
( ^ω^) 「……寝過ごした」
ブーンが起きた時間は、約束の時間を一時間過ぎていた。
ブーンは急いでオセロロビーへと急ぐ。そしてロビーを見渡すと……いた。
( ^ω^) 「試合もうしこみぃぃぃぃぃぃ!」
( ^ω^) 「試合対局上へわ〜ぷだお♪ こんばんわ、っと……」
- 91: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/08/11(土) 20:24:55.08 ID:VvyopmLm0
《CHAT》
セフィ☆ロス さん: 遅れてごめんね^^; こんばんわ
ΨおーちゃんΨ さん: 遅いよ〜o(`ω´*)o でも来てくれたから許す!
(*^ω^) 「さすがおーちゃんは優しいお!」
その後、対局をしながらチャットを進めていく。
すると、しばらくしてリアル生活の話題になった。
- 94: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/08/11(土) 20:26:10.06 ID:VvyopmLm0
《CHAT》
ΨおーちゃんΨ さん: そういうえばセフィさんて何歳?
セフィ☆ロス さん: え〜、14歳だけど。おーちゃんは?
ΨおーちゃんΨ さん: 私は13歳だよ☆
セフィ☆ロス さん: とし近いじゃんな! 部活は?
ΨおーちゃんΨ さん: (/o^)/ °⊥ \(^o\) バレー だよー! セフィさんは?
そこで一旦チャットの流れが止まった。
その原因は言わずもがな……
(;^ω^) 「しまったお。部活やってないのに、馬鹿な話題をふっちゃったお」
( ^ω^) (しかし……ネットの中の僕は――イケメンなんだお!)
- 96: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/08/11(土) 20:27:29.81 ID:VvyopmLm0
《CHAT》
セフィ☆ロス さん: バスケ部のエース^^b
ΨおーちゃんΨ さん: まじで!? かっこい〜^^@
セフィ☆ロス さん: バスケ簡単だわ(笑)
ΨおーちゃんΨ さん: あはは^^;
( ^ω^) 「好感触……計画通り」
勘違いでブーンは有頂天になっていた。
しかし、そのとき――ブーンにとって最悪の時間がやってきた。
( ^ω^) 「お……? 誰か入ってきたお」
- 98: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/08/11(土) 20:28:40.45 ID:VvyopmLm0
《CHAT》
阿倍高和 さんが入室しました。
阿倍高和 さん: こんばんは いきなりだけど、や ら な い か
(;^ω^) 「こいつなんなんだお……一体誰が」
- 100: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/08/11(土) 20:29:59.53 ID:VvyopmLm0
――ショボンの部屋
(;´・ω・`) 「へへへ……ブーンのやろう、女の子とイチャつきやがって。めちゃくちゃにしてやる!」
(;´・ω・`) 「わざわざ俺のウホッ用のサブIDを使ってるんだ。存分に恐怖を味わわせてやる!」
――ブーンの部屋
(;^ω^) 「これはまずいお……なんとかするしかない!」
ブーンはキーボードを た た く !
- 101: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/08/11(土) 20:31:34.26 ID:VvyopmLm0
《CHAT》
ΨおーちゃんΨ さん: なんなんですか!? 変なこと言うのはやめてください!
阿倍高和 さん: 変なこと?この言葉が?そう思ったならお前 痴女 だなwww
ΨおーちゃんΨ さん: は?意味わかんないし!
セフィ☆ロス さん: そうだぜ! やめるんだ!阿倍君!
ΨおーちゃんΨ さん: てゆーか私そーゆーの興味ないんで
セフィ☆ロス さん: それは残念! じゃあswどぇあdf
セフィ☆ロス さん: 今のうそぴょ〜ん
阿倍高和 さん: は? お前になんか興味ないですよ^^;
ΨおーちゃんΨ さん: は?
- 103: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/08/11(土) 20:32:37.88 ID:VvyopmLm0
阿倍高和 さん: ウホッ、いい男がいるじゃねーの。さあ、今日も や ら な い か
セフィ☆ロス さん: は?
ΨおーちゃんΨ さん: セフィさん知り合い?
セフィ☆ロス さん: いや、いやいや^^b全然知らないから^^b
ΨおーちゃんΨ さん: その顔文字、オッケーみたいな意味ですよ
セフィ☆ロス さん: いや、本当にしらなあおあp
阿倍高和 さん: 動揺してんじゃないよ、昨日も俺と会ってたじゃないか
ΨおーちゃんΨ さん: セフィさん……今日は私帰ります
セフィ☆ロス さん: ちょ、っと、まって
ΨおーちゃんΨ さんが退室しました。
セフィ☆ロス さん: oiomaesineyo
阿倍高和 さん: 女といちゃついてんじゃねーよ、ばーかwww
阿倍高和 さんが退室しました
- 107: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/08/11(土) 20:34:20.63 ID:VvyopmLm0
ただ一人残されたブーン。
その肩はワナワナと震えていた。
(♯^ω^) 「こいつ、ゆるせねーお……。これが荒らしってやつかお」
ブーンの怒りは収まらない。
そしてその怒りが――厨房のアイデアを生み出してしまった。
- 111: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/08/11(土) 20:35:33.93 ID:VvyopmLm0
( ^ω^) 「そうだお、ハムゲ内で荒らし討伐同盟を結成するお」
( ^ω^) 「そうすればみんなからは信頼されて……一石二鳥だお!」
ブーンは自分のナイスアイデアに、段々とワクワクしてきた。
荒らし討伐同盟を作ってあれをしよう、これをしよう、と考えれば考えるほどワクワクしてくる。まさに厨房。
( ^ω^) 「阿倍……まずはお前からだお。 覚 悟 し と け ! 」
- 112: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/08/11(土) 20:36:10.82 ID:VvyopmLm0
――ショボンの部屋
(*´・ω・`) 「でひゃはやははやはひゃひゃひゃひゃ!! ブーンざまあみろ!」
――階下・居間
父 「……」
母 「やっぱりあの子病院に行ったほうが……」
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