(´・ω・`) ショボンは天国の料理のようです

8: たろお ◆Q2s0JfcmvM :2007/09/06(木) 18:21:05.05 ID:Q6zEnVOtO

プロローグ

昇華



13: たろお ◆Q2s0JfcmvM :2007/09/06(木) 18:23:57.61 ID:Q6zEnVOtO


僕は、地獄で閻魔大王との蜜月を過ごしていた。
閻魔大王はとても魅力的な女性で、僕は心底、この生活に幸福を感じている。
彼女以上の女性など、きっとこの世(地獄)にはいないだろう。

そんなある日、閻魔大王は僕に、信じられないことを言った。

^ゝ^ お母さんを
 ー  紹介するよ

遂に僕たちも結婚か、と僕は淡い感傷に浸った。

^ゝ^ お母さんは天国で
 ー  神様をしてるよ



17: たろお ◆Q2s0JfcmvM :2007/09/06(木) 18:25:15.34 ID:Q6zEnVOtO
先程まで僕は、彼女以上の女性など、きっとこの世(地獄)にはいないだろう、と思っていた。
だが、天国には彼女以上の女性がいるかも、と今は思っている。
彼女の母だ。きっと素敵な人(?)だろう。

と言うか、早い話、僕は彼女のお母さんと寝たい。

あわよくば、親子丼だ。それも極上の。

(´・ω・`) 「よし!天国に逝こう!」

僕と閻魔大王は手を取り合って、天国へ逝ったのだった。



21: たろお ◆Q2s0JfcmvM :2007/09/06(木) 18:26:35.10 ID:Q6zEnVOtO


^ゝ^ お母さんただいま
 ー  これが彼氏だよ

(´・ω・`) 「どうも、ショボンです。
娘さんとはいい付き合いをさせて―――」

紡いだ言葉を打ち消すかの様に、僕は神様に鉄バットで殴打された。

`ゝ´ あ?
 〜 

キレている。
まず、その顔。一目見ただけでわかる。

そして、この口調。
「あ?」の持つ破壊力は、尋常ではない。

^ゝ^ お母さんは
 ー  手が早いなぁ

手が早いなぁってレベルではない。

親子丼の野望も、早い段階で失せたのだった。



26: たろお ◆Q2s0JfcmvM :2007/09/06(木) 18:27:55.29 ID:Q6zEnVOtO
`ゝ´ ごめんごめん
 〜  いつもの癖だ

どんな癖だ。

`ゝ´ で、あんた仕事は?
 〜 

(´・ω・`) 「料理人風情です」

`ゝ´ ふーん
 〜  なんか作ってよ

よし、ここでポイントを稼ぐか。
僕は持参した包丁とまな板とフライパンと、その他諸々をポケットから出した。

(´・ω・`) 「何が食べたいですか?」

準備は万全だ。
何でも御座れ。

`ゝ´ じゃあ
 〜  >>35

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/06(木) 18:30:11.94 ID:x8AkpYjo0
ttp://www.hachigamenet.ne.jp/~mryanagi/ajinosuke/aji1.html
下のオムレツ



43: たろお ◆Q2s0JfcmvM :2007/09/06(木) 18:31:43.29 ID:Q6zEnVOtO
その時だ。

下の方から、声がした。

(´・ω・`) 「行かなきゃ」

`ゝ´
 〜 

神様は黙っていた。

(´・ω・`) 「あの…」

僕が、申し訳なさそうに口を開くと同時に、神様は言った。

`ゝ´ それがお前の仕事だろ?
 〜 

何も言わずに、僕はコクリと首を縦に振った。

`ゝ´ 帰って来たら
 〜  楽しみにしとく



戻る第一話