( ^ω^)俺がブーンを育てるようです

115: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/07(金) 22:26:42.08 ID:2jPG9R2t0
――翌朝

( ´ω`) 「おはお……」

1 「おはよう(顔色が優れないな……)」

( ´ω`) 「朝ごはんは?」

1 「ちょっと待ってな……(緊張ほぐしてやらんとな)」

1 「パン、ご飯どっちでもイインダヨー」

( ´ω`) 「……」

1 「どっちでもイインダヨー」

( ´ω`) 「……」

1 「イインダヨー……」



( ^ω^) 「三回も言うとかwwww バロスwwww」

1 「ちょwwww イインダヨー!」

( ^ω^) 「グリーンダヨー!」

1 (ほっ、なんとか笑顔が出てきたな)



121: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/07(金) 22:32:05.10 ID:2jPG9R2t0

( ^ω^) 「それじゃあ行ってくるお!」

1 「おう!」

ガチャ

1 「頑張れよ……」



トコトコトコトコ……

( ´ω`) (やっぱり不安だお……)

( ´ω`) (イジメ。これほど辛いものとは思ってなかったお)

( ´ω`) (幼稚園の時、し○ちゃんを僕がイジメたのに、し○ちゃんは僕と仲良くしてくれたお)

( ´ω`) (悪いことしたら、自分に返ってくるってことだおね……)



124: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/07(金) 22:36:22.59 ID:2jPG9R2t0

――あきる野中学校

ワイワイガヤガヤ

ミ,,゚Д゚彡 「今日、ブーンが復帰するらしいぞ」

( ^д^)9m 「へっ、そうかよ……」

( ´∀`) 「病院いったら面会謝絶だったモナ。モナ達と会いたくないかもしれんモナ」

(*゚∀゚) 「とりあえず待つんだよ……」



眉毛 (ブーン君、今日帰ってくる……)

眉毛 (絶対、謝らないと。せっかく、僕をかばってくれたのに)

(*゚ー゚) 「し○のすけ、どうしたの?」

眉毛 「な、なんでもないゾ」



131: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/07(金) 22:42:27.67 ID:2jPG9R2t0

ガラッ

ミ,,゚Д゚彡 ( ^д^)9m ( ´∀`) (*゚∀゚) 眉毛 ビクッ

先生A 「はい、みんな席について〜」

生徒A 「先生、夜神先生は!?」

先生A 「それについては、後々説明します。さて、みなさん……」



先生A 「いい話と、悪い話があります。どちらから聞きたいですか?」



ΩΩΩΩΩΩ(後者は絶対、夜神先生絡みだな……)

ΩΩΩΩΩΩ<いい話からでー!

先生A 「あら、みんなショートケーキのイチゴは最後に食べる派なのね」



138: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/07(金) 22:46:40.60 ID:2jPG9R2t0

先生A 「ではまず、いい話からです。ブーン君が、今日から学校へ来ます」

……シ〜ン

ミ,,゚Д゚彡 (ブーン……)

(*゚∀゚) (いなくなると、わかる寂しさ……さね)

( ´∀`) (モナも謝るべきモナ。勢いに任せて、ひどい態度をしてしまったモナ)

( ^д^)9m (俺は……くそっ、なんであんなことを……)

眉毛 (ブーン君……早く会いたいゾ)

先生A 「では、続いて悪い話です。夜神先生が入院で、しばらく学校に来れません」


ΩΩΩΩΩΩ<いっやほぉぅぅぅぅぅ! 毎日が日曜日!


先生A (普通、反応逆よね……)



152: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/07(金) 23:02:15.70 ID:2jPG9R2t0

先生A 「じゃあ、ブーン君。入ってきなさい」

……スッ

( ^ω^) 「……」

先生A 「さ、席について。まさか席は忘れてないでしょうねw」

( ^ω^) 「大丈夫ですお」

スタスタスタ

( ^ω^) 「……」

先生A 「それじゃあ、先生はここでさようならです。ご機嫌よう」

サッ

……シ〜ン

( ^ω^) 「……」

……ヒソ……ヒソ……ヒソ

( ´ω`) (僕の噂、かお……?)



164: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/07(金) 23:09:14.63 ID:2jPG9R2t0

( ´ω`) (やっぱり来なきゃ……お?)

ミ,,゚Д゚彡 「……ブーン」

( ^ω^) 「フサ……」

ミ,,゚Д゚彡 「ひさしぶり、だな」

( ^ω^) 「だお」

ミ,,゚Д゚彡 「あの時はごめんな、突き放したりして」

( ^ω^) 「……気にしてないお。それより、話しかけてくれて、ありがとうだお」

ミ,,゚Д゚彡 「……ああ」



174: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/07(金) 23:17:10.77 ID:2jPG9R2t0
( ´∀`) 「モナも悪かったモナ。ブーンがいなくて、陸上部でもクラスでも寂しかったモナ」

( ^ω^) 「モナー……」

(*゚∀゚) 「ブーン。あの時は、色々とごめんさね。一人が怖くて……言い訳はやめるよ」

( ^ω^) 「いいんだお、つー。一番辛い思いしてるのは、君だお」

(*゚∀゚) 「……ありがとう」

( ^ω^) 「おっおっお」

( ^ω^) 「……」




( ^д^)9m 「……」

ミ,,゚Д゚彡 (プギャー……)



184: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/07(金) 23:22:54.72 ID:2jPG9R2t0

ミ,,゚Д゚彡 「おい、プギャーも来いよ」

( ^д^)9m 「……」

(*゚∀゚) 「来なよ」

( ^д^)9m 「……んだよ」

( ´∀`) 「来たら、モナのかりんとうあげるモナ」

( ^д^)9m 「うるっせーんだよ!」

(;^ω^) 「……」



198: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/07(金) 23:29:54.88 ID:2jPG9R2t0

ミ,,゚Д゚彡 「おい、そんな言い方……」

( ^д^)9m 「いまさら、俺がブーンと仲直りできるわけねぇだろ! 俺がどんだけ酷いこと言ったのか覚えてねぇのか!」

(*゚∀゚) 「……」

( ^д^)9m 「俺は謝りたいよ! ブーンがいなくなってから、毎日自責の念にうなされていたさ!」

( ´∀`) (かりんとうじゃ釣れないモナか)

( ^д^)9m 「ブーン、本当に悪かった! ブーンが孤独になったのも、全部俺のせいだ! 本当に……」

( ;д;)9m 「 本当にごめんなさい!!」

( ^ω^) 「……」



210: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/07(金) 23:35:01.17 ID:2jPG9R2t0
ミ,,゚Д゚彡 (あの気丈なプギャーが……)

(*゚∀゚) (それほどってことさね)

( ´∀`) (素直に謝るプギャー初めて見たモナ)

( ;д;)9m 「……」

( ^ω^) 「……」

( ;д;)9m 「……」

( ^ω^)9m 「プギャーwwwwwwwwwwwwwww」

( ;д;)9m 「なっ、俺は……」

ミ,,゚Д゚彡9m 「泣き顔プギャーwwwwwwwwwwww」

(*゚∀゚)9m 「謝るときだけ弱気口調プギャーwwwwwwwww」

( ´∀`)9m 「よくわからないけど流れにのってプギャーwwwwwwwwww」

( ;д;)9m (俺だけひどくね……?)



216: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/07(金) 23:40:54.10 ID:2jPG9R2t0

( ^ω^) 「思い違いもいいとこだお。ブーンは、プギャーごときのせいで孤独になんかならないお」

( ^д^)9m 「ブーン……」

( ^ω^) 「謝らなきゃいけないのは、ブーンのほうだお。陸上部、けっこう休んでしまったお」

( ^ω^) 「こんな僕で良ければ、もう一度仲間にしてほしいお」

( ^д^)9m 「あったりめぇだ、このヤロウwwwww」

ミ,,゚Д゚彡 「あー、長い冷戦だったなー」

(*゚∀゚) 「掘り返すなwww」

( ´∀`) 「ブーンが仲間になった!」


ワイワイガヤガヤ


眉毛 (あっちに行きにくいゾ……)

眉毛 (陸上部のみんなは僕のこと敵視してるし)

眉毛 (どうすれば……)



224: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/07(金) 23:46:02.62 ID:2jPG9R2t0

――放課後

( ´∀`) 「それじゃあ部活行こうモナ」

( ^ω^) 「あ、今日はダメって言われたお。申し訳ないけど、帰るお」

( ^д^)9m 「おう、気をつけて帰れよ」

(*゚∀゚) 「じゃねー」

( ´∀`) 「ばいばいモナ」

( ^ω^) 「ばいぶー」


トコトコトコ……


( ^ω^) (今日は来て、良かったお)

( ^ω^) (ただ、し○ちゃんだけ……)




眉毛 (謝るなら今がチャンスだゾ。よし……)



231: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/07(金) 23:49:27.54 ID:2jPG9R2t0

眉毛 「ブーn……あ!」


ミ,,゚Д゚彡 「おい、ブーン! 一緒に帰るか!」

( ^ω^) 「サッカー部は?」

ミ,,゚Д゚彡 「今日は休みwwww」

( ^ω^) 「テラ好都合wwww」

ミ,,゚Д゚彡 「よし、行こうぜ」

( ^ω^) 「把握」




眉毛 「……」

スッ



239: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/07(金) 23:53:09.07 ID:2jPG9R2t0

ミ,,゚Д゚彡 「入院生活は、どうだった?」

( ^ω^) 「暇杉www いいナースもいませーんwww ずっと担当医師と、パ○プロしてたお!」

ミ,,゚Д゚彡 「けっこう満喫してんじゃねえかwwww」

( ^ω^) 「ちょwwww 苦しんでたおwwwww」

ミ,,゚Д゚彡 「ところでさ」

( ^ω^) 「お?」

ミ,,゚Д゚彡 「し○のすけ、どうすんだ……?」

( ^ω^) 「……」



243: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/07(金) 23:57:13.35 ID:2jPG9R2t0

( ^ω^) 「し○ちゃんは、絶対あんなことしてないお」

ミ,,゚Д゚彡 「俺もそう思う。椎名あたりを庇ったんじゃないかな」

( ^ω^) 「決め付けるのは、良くないお」

ミ,,゚Д゚彡 「でもよぉ……」

( ^ω^) 「つーの件も、し○ちゃんの件も、まったく解決してないお」

ミ,,゚Д゚彡 「ああ」

( ^ω^) 「明日から、色々と大変だおね」

ミ,,゚Д゚彡 「病み上がりなんだから無理すんなよ」

( ^ω^) 「おkwww じゃ、ここで」

ミ,,゚Д゚彡 「おう、じゃあな」

スタスタ……





( ^ω^) 「……し○ちゃん」



249: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/08(土) 00:03:20.91 ID:2dsZvJHC0

―― 1の家

ガチャ

1 「ただいまー」

( ^ω^) 「だおだおwww それはバカスwwww」

1 (電話か? 誰と話してんだ?)

( ^ω^) 「おkwww それじゃあばいぶーwww」

1 「誰だ?」

( ^ω^) 「ひ・み・つ」

1 「おい、まさか女の子かwwww?」

( ´ω`) 「ただの塾の勧誘だお……」

1 「現実って辛いよな……」



257: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/08(土) 00:10:25.80 ID:2dsZvJHC0

1 「ところでさ、学校のほうは……」

( ^ω^) 「テラ快調wwww ワタツネ会長wwww」

1 「うはwwww 校長ゼッコーチョーwwwwww」

( ^ω^) 「……」

1 「……」

( ^ω^) 「……」

1 「……」



262: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/08(土) 00:15:29.08 ID:2dsZvJHC0

その夜、俺はブーンから学校での出来事を話してもらった。

本当に――良かった。

ブーンが、ブーンだけが孤独になるなんて間違ってる。
ただ、それを正してくれる周囲の人たちがいて……
ブーンは恵まれてるよな。

ま、これで明日からも安心だろう。
嫁、また一つ壁を乗り越えたぜ!


……ただ、気がかりなのは、ブーンの話に一度もし○のすけの話題が無かったことだ。
今回の騒動の渦中の人物だけに、どこか不自然な気もする。

杞憂だといいが……っていうと大体あたるからこの辺で自重しよう。
おやすみ、嫁。



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