( ^ω^)俺がブーンを育てるようです

505: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/08(土) 16:45:28.23 ID:2dsZvJHC0
( ^ω^) 「それじゃあ昼休みに……」

( ^д^)9m 「おう」

(*゚∀゚) 「わかった」

( ´∀`) 「モナ」

眉毛 「わかったゾ」


眉毛 「……」

(*゚ー゚) 「ねぇ、なに話してたの?」

眉毛 「なんでもないゾ」

(*゚ー゚) 「ねぇー」

眉毛 「……」

(*゚ー゚) 「もう!」



先生A 「はい、みんな席について〜。今日もいい話と悪(ry」



513: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/08(土) 16:50:50.92 ID:2dsZvJHC0
先生A 「どっちから聞きたい?」

ΩΩΩΩΩ<どっちでも

先生A 「子供は飽きるのが早いわね」

ぬ〜ぼ〜 「あきる野に住んでるだけに、ですか」

ΩΩΩΩΩ<……

先生A 「ああ、この人は夜神先生の代わりの臨時教師です」

ぬ〜ぼ〜 「みんな、よろしく。ぬ〜ぼ〜と呼んでくれ」

ΩΩΩΩΩ<先生、じゃあいい話お願いします

先生A 「今のがいい話だったんだけど……」




ぬ〜ぼ〜 「ふっ、生徒全員天邪鬼にとり憑かれてるぜ」



523: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/08(土) 16:57:02.78 ID:2dsZvJHC0
キャアアアアアアアアアアアア!

ぬ〜ぼ〜 「どうした!」

女子A 「せんせー、Gがいるー!」

ぬ〜ぼ〜 「そいつは黒光害虫(こっこうがいちゅう)といってな、食べ物の残りカスを喰らう悪霊だ」

ぬ〜ぼ〜 「いくぞ……南無大慈大悲……」

先生A パンッ!「はい、潰れたわよ」

ΩΩΩΩΩ<先生A、かっこいい〜!

ぬ〜ぼ〜 「……」

ぬ〜ぼ〜 「あなたも霊能力者でしたか。お陰で助かりました。鬼の手まで出さずに……おっとこれは秘密ですよ」

先生A 「は、はあ(ロクな教師がいないわね……)」



530: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/08(土) 17:04:29.68 ID:2dsZvJHC0
先生A 「それでは悪い話を」

ΩΩΩΩΩ<もう聞きましたが?

先生A 「お黙り。今日、フサ君がトイレで泡を吹いて倒れているのが発見されました。今、病院にて精密検査を受けています」


( ^ω^) (そ、そんな……)

( ´∀`) (なにがあったモナ)

( ^д^)9m (どんどん問題ばかり起きやがる……一体、どうなってんだ)

(*゚∀゚) (闇討ち……か?)

眉毛 (朝はあんなに元気だったのに、どうしたんだゾ)



540: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/08(土) 17:10:11.34 ID:2dsZvJHC0
先生A 「もし、なにか知っていることがあれば教えてください。それでは失礼します」

ぬ〜ぼ〜 「フサ君か……悪霊にやられた可能性が高いな」

ΩΩΩΩΩ<……。先生、フサを助けてください!

ぬ〜ぼ〜 「任せなさい。俺の生徒に手を出すやつは許さん」

ΩΩΩΩΩ<キリッ 俺の生徒に手を出すやつは許さん ……だっておwwwwwww(AA略

ぬ〜ぼ〜 「……」



545: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/08(土) 17:16:32.15 ID:2dsZvJHC0
――あきる野市民病院

矢部医師 「一体、なにをどうしたらここまで肥大するでヤンスか」

ミ,,゚Д゚彡 「いやぁ〜、ちょっと男の意地がありまして」

矢部医師 「すごく……大きいです。……僕はなにを言ってるでヤンス」



看護士A (すごく……大きいわ)

看護士B (幾多の夜の嵐を駆け巡った私でも……あのサイズは)

看護士C (最近の中学生は侮れないわね……ゴクリ)



ミ,,゚Д゚彡 (なんか妙に視線を感じるなぁ)



554: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/08(土) 17:22:46.78 ID:2dsZvJHC0
――あきる野中学校

ぬ〜ぼ〜 「というわけで、鬼を封印した俺は……」

ΩΩΩΩΩ<グーグーグー

キーンコーンカーンコーン

ΩΩΩΩΩ<おっはよーwwwwwww

ぬ〜ぼ〜 「おっ、終わりだな。よし、広が号令……もう、広はいないんだったな」

ΩΩΩΩΩ<誰だよ、ヒロシってwwwwwww



561: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/08(土) 17:27:41.37 ID:2dsZvJHC0

ぬ〜ぼ〜 「またいつか話すよ。楽しみにしててくれ」

ΩΩΩΩΩ<だが断る

ぬ〜ぼ〜 「だが更に断る」

ΩΩΩΩΩ<だが更に倍!

ぬ〜ぼ〜 「ちょwwwww」

ΩΩΩΩΩ<うはwwwwwwwww



567: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/08(土) 17:32:58.05 ID:2dsZvJHC0
ワイワイガヤガヤ

( ^ω^) (さて、ここからが大変だお)

眉毛 (……)

( ^д^)9m (椎名……か)

(*゚∀゚) (私が一番頑張らないと……)

( ´∀`) (やっとお昼だモナ。早く飯食うモナ)



(*゚ー゚) 「し○のすけ〜、一緒にご飯食べようよ!」

眉毛 「あ、うん……」


( ^ω^) (し○のすけ、頑張るお……)



572: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/08(土) 17:37:31.60 ID:2dsZvJHC0

(*゚ー゚) 「今度さ〜、どっかデートに行かない?」

眉毛 「……」

(*゚ー゚) 「私、はりきってお弁当作るよ〜!」

眉毛 「……」

(*゚ー゚) 「……もう! 今日のし○のすけはおかしいよ?」

眉毛 「しぃ、ちょっと話があるんだゾ」

(*゚ー゚) 「なになにw プロポーズとか!?」

眉毛 「真面目に聞いてほしいゾ」

(*゚ー゚) 「……なによ」



580: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/08(土) 17:42:27.66 ID:2dsZvJHC0
眉毛 「しぃは、陸上部のみんなが嫌いなの?」

(*゚ー゚) 「別に」

眉毛 「……じゃあなんであんなことさせたんだゾ?」

(*゚ー゚) 「は? 意味わかんない」

眉毛 「つーちゃんの机に落書き、しぃの友達にやらせたんでしょ?」

(*゚ー゚) 「……知らない」

眉毛 「シラを切るのはやめてほしいゾ。オラ、知ってるんだゾ」

(*゚ー゚) 「……」

眉毛 「オラが勝手に庇ったけど、一切その話題について出してくれなかったのは悲しかったゾ」

(*゚ー゚) 「……」



590: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/08(土) 17:47:52.00 ID:2dsZvJHC0

眉毛 「オラのことは別に気にしなくていいゾ。でも、しぃの命令に従った子や、つーちゃんには謝らないと……」

(*゚ー゚) 「あはは、だから私は知らないって……」

眉毛 「いい加減にしろ!」

(*゚ー゚) ビクッ 「!」

眉毛 「オラ達は、しぃのことを考えてやってるんだゾ! それなのに、まだ気づかないのか!?」

(*゚ー゚) 「なによ……オラ『達』って。さっきから、やけに陸上部と仲が良いと思ったらさぁ……」

眉毛 「……」

(*;−;) 「そんなことを話し合ってたの!? なんで? なんでよ!?」

眉毛 「……」



604: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/08(土) 17:53:35.57 ID:2dsZvJHC0

(*;−;) 「信じられない! そんなのが彼氏と彼女の関係!?だったら……」

( ´∀`) 「少し黙ってろ、メンヘラ」

(*;−;) 「!?」

(;^ω^) 「モナー、口が悪いお」

( ´∀`) 「黙ってろ、ピザ」

( ^ω^)(ピザだと思ってたやつから、ピザって言われると予想以上に傷つくお)

(*;−;) 「なによ! あんた達が、し○のすけに妙なこと吹き込んだのね!」

( ^д^)9m 「どうとでも思え。ただ、これからは少し俺らも交えて話し合おうか」



617: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/08(土) 17:58:39.46 ID:2dsZvJHC0

(*;−;) 「……嫌よ」

眉毛 「なんで?」

(*;−;) 「……」

( ^д^)9m 「お前は謝らなきゃいけない相手がいるんじゃないか? この二人、とかさ」

(*゚∀゚) 「……」

IKKO 「……」

(*;−;) 「……」



634: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/08(土) 18:03:43.28 ID:2dsZvJHC0

( ^д^)9m 「つーは、ひどい中傷を書かれて傷ついた」

(*゚∀゚) 「……」

( ^д^)9m 「IKKOは、それを書かされた。書かないと、仲間はずれにされると思ってな」

IKKO 「ど、どんだけぇ〜……」

( ^д^)9m 「別に俺らは、椎名を吊るし上げようとは思ってない」

(*;−;) 「……」

( ^д^)9m 「ただ今回の件で、色々と歯車が狂っちまった。それを一緒に直さないか、って話だ」

(*;−;) 「……」



644: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/08(土) 18:09:49.20 ID:2dsZvJHC0

(*゚∀゚) 「私は……すごい悲しかった」

(*;−;) 「……」

(*゚∀゚) 「ああ、自分を嫌ってる人がこんなにいるんだな、って」

(*;−;) 「……」

(*゚∀゚) 「だけど、陸上部のみんながいたから。でも、そのかわりブーンが……」

(*;−;) 「……」

(*゚∀゚) 「私が気がかりなのは、そんなとこさね」

( ^д^)9m 「よし、IKKOもなんか言いたいことあるか?」

IKKO 「……」



656: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/08(土) 18:16:12.41 ID:2dsZvJHC0

IKKO 「ど、どど、どどんだけぇ〜」

(*゚ー゚) 「……うん」

IKKO 「どんだけ、どんだけぇ〜」

(*゚ー゚) 「そうだね、私があんなこと言わなければ」

IKKO 「どんだ、どんだ、ど、どどんまい」

(*゚ー゚) 「本当にごめんね」

IKKO 「どんだけぇ〜?」

(*;−;) 「本当に……ごめんなさい!」



( ^д^)9m (*゚∀゚) ( ^ω^) 眉毛 (なんて言ってるかわかんねぇ……)

( ´∀`) (IKKOの言葉のボキャブラリーは大海原のよう広いモナ)



667: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/08(土) 18:21:39.57 ID:2dsZvJHC0

(*;−;) 「みんなっ! ごめんなさい!」

( ^д^)9m 「……ああ」

( ´∀`) 「気にするな、とは言わないモナ。一生後悔してな!」

(*゚∀゚) 「モナー自重するさね」

( ´∀`) 「冗談だモナ」

眉毛 「しぃ……」

(*;−;) 「……」

眉毛 「ありがとうだゾ!」

(*;−;) 「……うん」



( ^ω^) 「……?」



673: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/08(土) 18:26:21.93 ID:2dsZvJHC0

( ^ω^) 「あの〜」

( ^д^)9m 「あん?」

( ^ω^) 「一つ、聞きたいことがあるんだお。椎名に」

(*゚ー゚) 「なに?」

( ^ω^) 「入学した当初から、僕のことを嫌っていたお。でも、し○ちゃんには好意を持っていたお」

(*゚ー゚) 「……うん」

( ^ω^) 「そのときから違和感があるんだお。もしかしたら……入学以前から、僕たちのことを知ってるんじゃないかお?」

(*゚ー゚) 「……それは」

眉毛 「オラから説明するゾ!」



680: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/08(土) 18:30:51.15 ID:2dsZvJHC0
――六年前

ゴゴゴゴゴゴゴ……

眉毛 「うわー! 鬼が出たー!」

(;^ω^) 「に、逃げるお!」

(*゚ー゚) 「ま〜てぇ〜!鬼のしぃがお前らを逃がすと思うか!」

ザッ! 「待て!」

(*゚ー゚) 「何奴!?」

ぬ〜ぼ〜 「俺の生徒に手を出すやつは許さん! それ、封印!」

(*゚ー゚) 「ぎゃああああああ」

ぬ〜ぼ〜 「両手鬼の手うめぇwwwwwwwww」




眉毛 「というお話だったのさ」

( ^ω^) 「あ、あの時の!」

(*゚ー゚) 「ちょっと真面目に話しなさいよ! それから、人のネタぱくらないの!」



685: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/08(土) 18:34:34.20 ID:2dsZvJHC0

眉毛 「実は、幼稚園で一緒だったんだゾ」

( ^ω^) 「は?」

眉毛 「一緒によく遊んだゾ!」

( ^ω^) 「え?」

眉毛 「だから、あきる野防衛隊の……」

( ^ω^) 「ネネさんですか?」

(*゚ー゚) コクッ

( ^ω^) 「名前変わるとかなくね?」

眉毛 「ネネ(仮称)と表記されていたゾ。あれは仮称だったんだゾ」

( ^ω^) 「こじつけじゃね? しかも先読みされて投下しづらくね?」

眉毛 「そんなの知ったことじゃないゾ……」



701: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/08(土) 18:41:26.43 ID:2dsZvJHC0

(*゚ー゚) 「あの時のことが、いまだに許せなくて……」

( ^ω^) 「……」

( ´ω`) 「全部僕のせいかお……。本当に申し訳ないお」

(*゚ー゚) 「こっちもごめんね」

眉毛 「そういえば〜、流れ髪ボーイと鼻水はとおにぎりは元気にしてますかなぁ」

( ^ω^) 「懐かしすぃー」

(*゚ー゚) 「また会いたいね〜」






( ^д^)9m 「話に入れんよ……」

(*゚∀゚) 「そうさね……」

パクパクムシャムシャ

( ´∀`)「全く……モグモグ……気をつかってほしいモナ。……ゲフッ」



706: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/08(土) 18:47:22.10 ID:2dsZvJHC0

( ^ω^) (なにはともあれ……解決してよかったお)

( ^ω^) (生ぬるいのが一番だおね……)

ぬ〜ぼ〜 「さ、授業始めるぞー」

( -ω-) スピースピースピー

(*-∀-) スースースー

ぬ〜ぼ〜 「みんな寝るなwwwwww」

( ´∀`) パクパクムシャムシャ

ぬ〜ぼ〜 「モナーは飯食うなwwwww」




ぬ〜ぼ〜 (俺……このクラスでやっていけるのかな)

( ^д^)9m プギャーwwwwwwwwwww

ぬ〜ぼ〜 「……」



710: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/08(土) 18:53:20.94 ID:2dsZvJHC0

――放課後

( ^д^)9m 「よし、じゃあ部活いくぞー!」

(*゚∀゚) 「おっけ〜い!」

( ^ω^) 「早くいきTEEEEEEEEEEEEEE!」

( ´∀`) 「さ、脂肪を燃やしにいくモナ」

眉毛 「オラ達は、吹奏楽いってくるゾ!」

(*゚ー゚) 「……ばいばい」



714: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/08(土) 18:57:45.38 ID:2dsZvJHC0

( ^д^)9m 「じゃあな!」

(*゚∀゚) 「じゃねー」

( ^ω^) 「ばいぶー」

( ´∀`) 「明日またモナ」

眉毛 「さようならぁ〜ですぅ〜。あはぁー///」

(*゚ー゚) 「みんな、ありがと……」



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