（　＾ω＾）俺がブーンを育てるようです

145： 1 ◆bAt3E3sVXo ：2007/09/11(火) 23:19:09.50 ID:6BzA1iEV0

（´・ω・｀） 「よっしゃー！ じゃあこの後、打ち上げでカラオケだー！」

木村 「おけー！」

（　＾ω＾） 「ｗｋｔｋ！」

(*ﾟ∀ﾟ) 「ｋｔｋｒ！」

( ＾д＾)9m 「ひゃっほーｗｗｗｗ」

（　´∀｀） 「やっと飯が食べれるモナ」

ﾉﾊﾟ�听) 「うおおおおおおおおおおお！」

室犬 「いえぇーい！……」



室犬 「なあ、ヒート。ちょっといいか？」

ﾉﾊﾟ�听) 「ん？なんだ？」

室犬 （俺、この告白が成功したら……）

153： 1 ◆bAt3E3sVXo ：2007/09/11(火) 23:24:47.25 ID:6BzA1iEV0

――カラオケ・まねき犬

（´・ω・｀） 「安さが一番！」

（　＾ω＾） 「貧乏学生うめえｗｗｗｗｗｗｗｗ」

店員 「何名さまですか？」

（´・ω・｀） 「八人！ 一部屋でいいよな！」

室犬 「いや、二部屋で」

（´・ω・｀） 「……」

室犬 「二　部　屋　で」



ﾉﾊﾟ�听) （すまん、気まずいよな……でも、室犬が先にきてもどっちにしろ（ｒｙ）

158： 1 ◆bAt3E3sVXo ：2007/09/11(火) 23:32:24.68 ID:6BzA1iEV0

結局一部屋でした。

（´・ω・｀） 「よっしゃー曲いれんぞー！」

ﾜｲﾜｲｶﾞﾔｶﾞﾔ
ﾜｲﾜｲｶﾞﾔｶﾞﾔ

（´・ω・｀） 「オラ、トップバッター！ ブーン！」

（　＾ω＾） 「はいお！」

159： 1 ◆bAt3E3sVXo ：2007/09/11(火) 23:34:44.70 ID:6BzA1iEV0

（　＾ω＾） 「♪笑って〜心開いたら〜」

（´・ω・｀） 「なんだよ！ マジカラオケ？ 略してマジカラ！？ はい、次！」

(*ﾟ∀ﾟ) 「♪あ〜の〜虹を〜わたあ〜って〜」

（´・ω・｀） 「いいねぇ、上手いよ！ でもお前のイメージは包丁殺戮女だからな！ はい、次！」

160： 1 ◆bAt3E3sVXo ：2007/09/11(火) 23:35:19.14 ID:6BzA1iEV0

（　´∀｀） 「♪みかんみかんみかんみかん〜」

（´・ω・｀） 「シ○ィーハンター乙、はい次！」

木村 「♪この想い届けようHeart to Herrt そるうｒｓふぃｐｓｊ」

（´・ω・｀） 「かみまくりｗｗｗソウル○アウトなんて歌えるわけねーだろがｗｗｗｗ はい、次！」


ΩΩΩΩ ＜ＵＺＥＥＥＥＥＥＥＥＥＥＥＥＥＥ！

165： 1 ◆bAt3E3sVXo ：2007/09/11(火) 23:42:26.16 ID:6BzA1iEV0

（´・ω・｀） 「ほら、次！ プギャー歌え！」

( ＾д＾)9m 「え、あ、はい」


( ＾д＾)9m 「♪すーきなんだ！ すーきなんだ！ 逆立ちしたいほどｗｗｗｗ」

（´・ω・｀） 「ふりぃよｗｗｗｗｗ お前恋でもしてんのかｗｗｗｗｗ」

ﾉﾊﾟ�听) （……）ﾁﾗｯ

室犬 （あの野郎……俺へのあてつけか！？）

168： 1 ◆bAt3E3sVXo ：2007/09/11(火) 23:50:25.47 ID:6BzA1iEV0

（´・ω・｀） 「よっしゃ！ 次、ヒート！」

ﾉﾊﾟ�听) 「あ、お、おう！」

( ＾д＾)9m （歌上手いのかな……）

室犬 （なにを歌うんだ……）

ﾉﾊﾟ�听) ｽ〜

ﾉﾊﾟ�听) 「♪笑顔さくううううううううう！ 君とおおおおおおおおおおおお！」

（´゜ω゜｀） 「うっせええええええええええええええ！」

(*；ﾟ∀ﾟ) 「先輩、音量！音量！」

169： 1 ◆bAt3E3sVXo ：2007/09/11(火) 23:55:08.94 ID:6BzA1iEV0

（´・ω・｀） 「よし、じゃあ次は室犬な」

室犬 「はい……」

室犬 （どうせ、みんな俺が歌ってるときだけ曲選びするんだ……）

室犬 （なら思いっきり歌ってやる！）

室犬 「♪さよならと〜言った君の〜気持ちはわからないけれど〜」

176： 1 ◆bAt3E3sVXo ：2007/09/12(水) 00:00:17.52 ID:SyvjgwZZ0

（´・ω・｀） 「これはっ……！」

木村 「……！」

( ＾д＾)9m 「……！」

(*ﾟ∀ﾟ) 「……！」

（　＾ω＾） 「……！」

ﾉﾊﾟ�听)　「……！」

（　´∀｀） 「もしもし？ ミートスパゲッティーとカレーとうどん頼むモナ」

181： 1 ◆bAt3E3sVXo ：2007/09/12(水) 00:06:05.35 ID:SyvjgwZZ0

室犬 「いつも〜より〜眺めがいい。左に少しとまどってるよ〜」

（´；ω；｀） 「なんでだろう……実感がこもってて涙が出てくる」

室犬 「もし君に〜一つだけ〜強がりを言えるなら〜」

（　；ω；） 「まるで、実際にあった体験のようだお」

室犬 「もう恋なんてしないなんて〜……」

（　；∀；） 「ﾓｸﾞ……ｶﾚｰが目に染みたモナ」

室犬 「言わないよ〜絶対〜！」

ΩΩΩΩΩ＜ブラボ〜！

室犬 「え？あれ？」

185： 1 ◆bAt3E3sVXo ：2007/09/12(水) 00:12:42.12 ID:SyvjgwZZ0

（´・ω・｀） 「さ、そろそろあがるか」

木村 「え？」

（´・ω・｀） 「いや、みんないっぱい歌ったでしょ？」

（　´∀｀） 「まさか、あんだけ批評しといて……」

（´・ω・｀） 「あはは、ノリだよノリ」

（　＾ω＾） 「許さないお……」

ｼﾞﾘ……ｼﾞﾘ……

（；´・ω・｀） 「おい、なにする！ やめろ、やめ……」

室犬 「ふんぬっ！」

（´゜ω゜｀） 「ｱｰｯ！」

（　´∀｀） 「それ、もう一本」

（´゜ω。｀） 「ｱｱｰｯ！！」

190： 1 ◆bAt3E3sVXo ：2007/09/12(水) 00:18:08.42 ID:SyvjgwZZ0

―――
――
―

木村 「――というわけで、今日で俺とショボンは引退だ」

（´・ω・｀） 「俺らがいなくてもしっかりやれよ。そんで次の部長は、室犬。お前だ」

室犬 「は、はい！」

（´・ω・｀） 「室犬が部長だからな！ 協力してやれよ！ わかったな！ 嘘だけど」

室犬 「え、あ、え？」

193： 1 ◆bAt3E3sVXo ：2007/09/12(水) 00:21:13.92 ID:SyvjgwZZ0

（´・ω・｀） 「あん？ 嘘だよｗｗｗｗ お前が部長だｗｗｗｗ」

室犬 「裏の裏をかいてくるとは……」

（　＾ω＾） 「そしたら表だおｗｗｗｗｗ」

( ＾д＾)9m 「裏の裏は逆じゃね？数学的に考えて……」

（　＾ω＾） 「……」

194： 1 ◆bAt3E3sVXo ：2007/09/12(水) 00:24:29.98 ID:SyvjgwZZ0

（´・ω・｀） 「ま、とにかくだ。明日からは新チームだ。お前らのチームだ」

ﾉﾊﾟ�听) 「……」

（´・ω・｀） 「お前らが引っ張っていくんだぞ。全てを創っていくんだぞ」

( ＾д＾)9m「……」

木村 「先輩はリードし、後輩は支える。もちろん、今までどおり仲良くな」

(*ﾟ∀ﾟ) 「はい」

木村 「来年、誰かが全国にいくことを期待してる」

（　´∀｀） 「モナ……」

（´・ω・｀） 「みんな、頑張れよ」

（　＾ω＾） 「はいお！」

（´・ω・｀） 「室犬、しっかり頼むぞ」

室犬 「はい！」

195： 1 ◆bAt3E3sVXo ：2007/09/12(水) 00:26:07.87 ID:SyvjgwZZ0

（´・ω・｀） 「よし、今日をもって俺らの陸上部は解散！ きおつけ、礼！」

ΩΩΩΩΩ＜ありがとうございましたー！

室犬 「そして、今をもって新しい陸上部が始まるぞ！きおつけ、礼！」

ΩΩΩΩΩ＜……

室犬 「……ｳｯ」

ΩΩΩΩΩ＜お願いしまーすｗｗｗｗｗ

室犬 「このやろおｗｗｗｗｗｗ」

198： 1 ◆bAt3E3sVXo ：2007/09/12(水) 00:31:41.44 ID:SyvjgwZZ0

（´・ω・｀） 「みんな、じゃあな！」

木村 「また今度！」

ﾉﾊﾟ�听) 「……ｳｯ」

室犬 「先輩！！」

ﾀﾞｯ

ﾉﾊ；�凵G) 「先輩いいいいいいいいいいい！」

ﾀﾞｯ


( ＾д＾)9m 「俺らより、一年長い付き合いだからな」

(*ﾟ∀ﾟ) 「色々と思いでも多いさね」

（　´∀｀） 「僕らは先にお邪魔するモナー」

（　＾ω＾） 「……そうだおね」

200： 1 ◆bAt3E3sVXo ：2007/09/12(水) 00:36:10.94 ID:SyvjgwZZ0

――こうして、陸上部の夏は終わった

……らしい。聞いただけだから、なんとも言えないんだが。

それからの日々はすごく早く過ぎていった。俺にとってもブーンにとっても。

あまりにブーンが自分の力で生きていくから、俺にとっては世話いらずで早く感じたんだろうな。

これが……親離れってやつか。

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