（　＾ω＾）俺がブーンを育てるようです

458： 1 ◆bAt3E3sVXo ：2007/09/17(月) 02:59:30.51 ID:5btKWEZT0

――あきる野中学

夜神レフト 「みんな……今日でお別れだな」

ΩΩΩΩ＜そーですね

夜神レフト 「後半、影の薄かった僕だったけど、少しは力になれたかな？」

ΩΩΩΩ＜どーですかね？

夜神レフト 「いたたｗｗｗ これは手痛い！」



先生A 「夜神先生。早く体育館へ移動してください……」

465： 1 ◆bAt3E3sVXo ：2007/09/17(月) 03:05:09.76 ID:5btKWEZT0

――体育館

校長 「君たちは、この学校を巣立っていくにあたって……」

ミ,,ﾟДﾟ彡 「いやー、俺らもとうとう卒業だなｗｗｗｗ」

眉毛 「寂しいですなー」

校長 「卒業生という自覚を持ち……」

（　´∀｀） 「打ち上げは焼肉だモナ」

(*ﾟ∀ﾟ) 「料理人としての腕をふるっちゃうよー！」

校長 「けじめをもった高校生として……」

( ＾д＾)9m 「俺らの明日に希望あり、だなｗｗｗｗ」

（　＾ω＾） 「これからも仲良くやるおｗｗｗｗ」



校長 「こりゃーっ！最後までこれかい！」

472： 1 ◆bAt3E3sVXo ：2007/09/17(月) 03:10:59.22 ID:5btKWEZT0

（　＾ω＾） （それにしても……長い三年間だったお）

（　＾ω＾） （楽しいことも、辛いことも沢山あって……）

（　-ω-） （目を閉じれば……思い出せるお……）

473： 1 ◆bAt3E3sVXo ：2007/09/17(月) 03:13:46.81 ID:5btKWEZT0

　
　「君の脚はすごくいい……」　　　　　　　　　　　　　「ガッチムチ！ ガッチムチ！」

　　　　　「俺のガチムチ兄貴フェロモンが聞かないだとっ！？」　　　　「私、ネズミーランド初めてなの〜。なんかアドバイスないかしら？」

「俺はｍ　　　　　（俺の特技は……我慢！ ウーッハッー！）　　　　　「三十分前に来るとか、どんだけぇ〜」

　「その紙、俺も登録されてないんですけど……」　　　　　　「やだ、こわ〜い！ いざとなったらブーンに抱きついちゃうかも」

　　　　　　　「あらあら、気が早いわよ。お楽しみは、こ・れ・か・ら（はぁと」　　　　　　「♪バレンタインデーキッス……ねえ、ブーn」
　
　　「この程度、なまぬるいのう」　　　　　　　　　　　（ムキムキダンサー……やばい、アソコが……）



（；＾ω＾） 「なんか違うお！」

ミ,,ﾟДﾟ彡 「どうした？」

（　＾ω＾） 「なんでもないお……」

（； −ω−）　（こ、今度こそ……）

480： 1 ◆bAt3E3sVXo ：2007/09/17(月) 03:19:25.20 ID:5btKWEZT0

――　一年生

1 「ちょｗｗｗｗｗ 制服だぼだぼｗｗｗｗｗ」

（；＾ω＾） 「だからもっと小さいのって……」

1 「だいじょーぶ。すぐ背も伸びるって」

（　＾ω＾） 「そんなもんかお……」



――始まりはいつも、どこか足りなかったりした。

481： 1 ◆bAt3E3sVXo ：2007/09/17(月) 03:23:06.01 ID:5btKWEZT0

夜神レフト 「僕の名は、夜神レフトだ。そして……」





夜神レフト 「僕は新クラスの担任となる！！！」

ΩΩΩΩΩ＜……




――不思議な人にも出会ったりした。

482： 1 ◆bAt3E3sVXo ：2007/09/17(月) 03:23:29.13 ID:5btKWEZT0

ミ,,ﾟДﾟ彡 「おい！ そこの二人！」

（　＾ω＾） 「お？」

眉毛 「ゾ？」

ミ,,ﾟДﾟ彡 「お前らの自己紹介、なかなかいかしてたぜ！ 俺、フサギコ。よろしく！」




――友達もすぐに出来た。

486： 1 ◆bAt3E3sVXo ：2007/09/17(月) 03:26:26.47 ID:5btKWEZT0

1 「ほら、お前いつもリレーの選手だったじゃん。だから走るのとかさ」

（　＾ω＾）「走り……」

1 「ん、まあ俺から見たらの話だけどな。 お前がどう思ってるかは知らんが」

（　＾ω＾）（走るのは好きだお。走るのは得意だお……）

1 「まあそんなすぐ決められないと思うからさ。色々悩めよ」

（　＾ω＾） 「……わかったお」



――悩んだときは、アドバイスをくれる人がいた。

488： 1 ◆bAt3E3sVXo ：2007/09/17(月) 03:29:32.53 ID:5btKWEZT0

（　＾ω＾）「陸上部の活動場所を教えてほしいんですが……」

ﾉﾊﾟ�听) 「……」

（；＾ω＾）「……」

ﾉﾊ*ﾟ�听) 「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお！！」


室犬 「やあ、ようこそ陸上部へ」

木村 「一年も強制参加なｗｗｗｗ」

♪　
　　 (´･ω･`) ))
　(( (　つ　ヽ、　　　♪
　　　〉 とノ　)))
　　（__ノ^(＿)




――優しい先輩にもめぐり合った。

489： 1 ◆bAt3E3sVXo ：2007/09/17(月) 03:32:00.76 ID:5btKWEZT0

( ＾д＾)9m 「実は得意だぜ！」

(*ﾟ∀ﾟ) 「面白そうだねｗｗｗ」

（　´∀｀） 「ぷよぷよ？ おいしいんですかモナ？」



――深い友好関係も築くことができた

492： 1 ◆bAt3E3sVXo ：2007/09/17(月) 03:35:40.20 ID:5btKWEZT0

（　＾ω＾） 「し○ちゃんは僕の大事な友達なんだお」

( ＾д＾)9m 「俺たちよりも、か？」

（　＾ω＾） 「天秤にかけるものじゃないお」

( ♯＾д＾)9m ﾋﾞｷﾋﾞｷ 「ああ、そうかい……。明言は避けるわけね……」

( ♯＾д＾)9m 「なら俺はお前とはつるまねぇよ。一緒にいてもイライラしそうだからな」



――時には、仲たがいすることもあった。

493： 1 ◆bAt3E3sVXo ：2007/09/17(月) 03:36:41.04 ID:5btKWEZT0

1 「……」

（　´ω｀） 「トーチャン？」

1 「ああ」

（　´ω｀） 「ブーンは疲れたお」

1 「ああ」

（　´ω｀） 「だから……ちょっと……寝る……お」



――苦しい時期もあった。

496： 1 ◆bAt3E3sVXo ：2007/09/17(月) 03:37:30.07 ID:5btKWEZT0

( ＾д＾)9m 「ブーン、本当に悪かった！ ブーンが孤独になったのも、全部俺のせいだ！ 本当に……」

( ；д；)9m 「 本当にごめんなさい！！」

（　＾ω＾） 「……」



――でも、絆は更に深まった。

497： 1 ◆bAt3E3sVXo ：2007/09/17(月) 03:38:32.80 ID:5btKWEZT0

（　＾ω＾） 「それじゃあ……」

(=ﾟωﾟ) 「だよぅ」

眉毛 「オラ達の友情の証！」



――最高の友と友情を確かめ合った。

499： 1 ◆bAt3E3sVXo ：2007/09/17(月) 03:39:31.14 ID:5btKWEZT0

（´・ω・｀） 「……ごめん！」

木村 「県で三位だ、充分だよ」

室犬 「さすが部長です」

（　＾ω＾） 「見直しましたお！」

(*ﾟ∀ﾟ) 「かっこよかったさね！」

（　´∀｀） 「お疲れさまモナ！」

（´・ω・｀） 「みんな、ありがとな」

( ＾д＾)9m 「本当にお疲れさまでした！」

ﾉﾊﾟ�听) 「感動したぞおおおおおおおおお！」


――寂しくも、明るい別れもした。

500： 1 ◆bAt3E3sVXo ：2007/09/17(月) 03:39:52.04 ID:5btKWEZT0

――　三年生

（　＾ω＾） 「……」

1 「どうした、ブーン？」

（　＾ω＾） 「あんまり『親』っていうのを強調されると不快だお。もう寝るお」

1 「おい……」


――大切な親を、困らせたりもした。

503： 1 ◆bAt3E3sVXo ：2007/09/17(月) 03:41:04.50 ID:5btKWEZT0

1 「ブーン！頑張れ！頑張れ！」

（　＾ω＾） （トーチャン……）

1 「ブーン！ガンパレード！ガンパレード！」

（；＾ω＾） （トーチャン……？）

1 「お前らしく走れ！楽しく走ればそれでいいから！」



――大切な親に、助けられたりもした

504： 1 ◆bAt3E3sVXo ：2007/09/17(月) 03:41:32.54 ID:5btKWEZT0

1 「ブーン」

（　＾ω＾） 「なんだお？」

1 「明日から一緒に、勉強な」

（　＾ω＾） 「だが断る」

1 「いいや、許さん。しなきゃ、VIP禁止」

（；＾ω＾） 「……まじかお」

1 「絶対、だからな」



――受験という壁にぶちあたった

505： 1 ◆bAt3E3sVXo ：2007/09/17(月) 03:41:56.57 ID:5btKWEZT0

（　´∀｀） 「せ〜……」

（　＾ω＾） 「のっ！」

ﾊﾞｯ！

（　´∀｀） 「……」

（　＾ω＾） 「……」








（　；∀；） 「やった！やったモナ！」

（　；ω；） 「う、うう嬉しいお！やったお！嬉しいお！」


――でもそれも乗り越えた

516： 1 ◆bAt3E3sVXo ：2007/09/17(月) 03:55:37.46 ID:5btKWEZT0

（　-ω-） （本当に色々あった中学校生活だったお……）

（　-ω-） （この三年間に、別れを告げるのは悲しすぎるお……）

校長 「よし！ 新しい冒険にいざゆかん！」

（　＾ω＾） 「おー！！」



ＥＮＤ
>>1の次回作に期待しないでください

523： 1 ◆bAt3E3sVXo ：2007/09/17(月) 03:57:47.10 ID:5btKWEZT0

　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　 ／_ノ 　ヽ､_＼
　ﾐ　ﾐ　ﾐ　　oﾟ(（●）) (（●）)ﾟo　　　　　　ﾐ　ﾐ　ﾐ 　こんなんで終われるわけねえおｗｗｗ
/⌒)⌒)⌒. ::::::⌒（__人__）⌒:::＼　　　/⌒)⌒)⌒)
|　/　/　/　　　　　|r┬-|　　　　|　(⌒)/　/ / /／　　　バ
|　:::::::::::(⌒)　　　　|　|　 |　　 ／ 　ゝ　　:::::::::::/　　　　　　ン
|　　　　　ノ　　 　　|　|　 |　 　＼　　/　　）　　/ 　　 バ
ヽ　　　　/　　　　　`ー'´ 　 　 　ヽ /　　　　／　 　　　ン
　|　　　　|　　 l||l　从人 l||l 　　　　 l||l 从人 l||l
　ヽ　　　 -一''''''"~~｀`'ー--､　　　-一'''''''ー-､
　　ヽ ＿＿＿＿(⌒)(⌒)⌒)　)　　(⌒＿(⌒)⌒)⌒))
　　　　　　　
　　　　　　　　　　　↑ブーン

530： 1 ◆bAt3E3sVXo ：2007/09/17(月) 04:00:00.65 ID:5btKWEZT0

ミ,,ﾟДﾟ彡 「どうした？」

（；＾ω＾） 「い、いや。なんでもないお」

ミ,,ﾟДﾟ彡 「ほれ、そろそろ式も終わるぞ」

（　＾ω＾） 「そうだおね」




1 （ブーン、ずっと寝てたと思ったら、急にバンバンやり始めた。大丈夫か？）

534： 1 ◆bAt3E3sVXo ：2007/09/17(月) 04:03:49.57 ID:5btKWEZT0

――あきる野中学校・正門前

ﾜｲﾜｲｶﾞﾔｶﾞﾔ

ミ,,ﾟДﾟ彡 「ちょちょちょｗｗｗ落ち着いてｗｗｗｗｗｗｗ」

女子Ａ 「第二ボタンもーらい！」

女子Ｂ 「第三ボタンもーらい！」

女子Ｃ 「股間のチャックもーらい！」

(*ﾟ∀ﾟ) 「フサはモテモテさね……」

男子Ａ 「なあ、つー」

(*ﾟ∀ﾟ) 「ん？」

男子Ａ 「お前のこと、ずっと好きだった」

(*ﾟ∀ﾟ) 「……ちょｗｗｗｗｗｗｗ」

537： 1 ◆bAt3E3sVXo ：2007/09/17(月) 04:05:52.92 ID:5btKWEZT0

( ＾д＾)9m 「俺はぜってー高校でも陸上全国行くからな！」

男子Ｂ 「おう、いったれ！」

( ＾д＾)9m 「サインもらうなら今のうちだぜｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」

女子Ｄ 「いらないわーｗｗｗｗｗｗｗｗ」

( ＾д＾)9m 「まじっすかｗｗｗｗｗｗ」

（　´∀｀） 「それじゃあ今日で食べ物奉行は降りるモナ」

女子Ｅ 「えー、寂しい」

女子Ｆ 「また食べてくれるよね？」

（　´∀｀） 「もちのろんモナ！」

540： 1 ◆bAt3E3sVXo ：2007/09/17(月) 04:08:10.44 ID:5btKWEZT0

眉毛 「うおおおおおおおい！」

（　＾ω＾） 「ちょｗｗｗみんなで押しかけるなお！」

男子Ｃ 「やっぱお前らは最高だわ！」

男子Ｄ 「またいつか遊ぼうぜ！」

女子Ｇ 「メアド教えてよ〜」

女子Ｈ 「いいこと教えてあげるから……」

542： 1 ◆bAt3E3sVXo ：2007/09/17(月) 04:10:07.53 ID:5btKWEZT0

ミ,,ﾟДﾟ彡 「ふ〜、やっと開放されたぜ！」

(*ﾟ∀ﾟ) 「全く、いきなりは焦るさね」

（　´∀｀） 「つーは告白されたモナ」

( ＾д＾)9m 「ｍｊｄ！？」

眉毛 「卒業式にはドラマがありますな〜」

ﾀｯﾀｯﾀｯﾀ


（　＾ω＾） 「みんな〜、遅れてスマンコ！」

543： 1 ◆bAt3E3sVXo ：2007/09/17(月) 04:12:45.61 ID:5btKWEZT0

ミ,,ﾟДﾟ彡 「なにしてたんだよ！」

（　´∀｀） 「遅いモナ」

眉毛 「もしかして、なにか持ってきたんですかな〜」

（　＾ω＾） 「そのとーり！カメラだお！」

( ＾д＾)9m 「ＧＪｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」

(*ﾟ∀ﾟ) 「さ、早く撮るさね！」

545： 1 ◆bAt3E3sVXo ：2007/09/17(月) 04:14:54.38 ID:5btKWEZT0

ミ,,ﾟДﾟ彡 「並んで〜！」

（　´∀｀） 「センターいただきモナ」

眉毛 「あ、ずるいゾ！」

(*ﾟ∀ﾟ) 「もう！喧嘩しないの！」

( ＾д＾)9m 「よし、じゃあみんな〜！」

（　＾ω＾） 「はい、ち〜ず！」

……ｼｰﾝ


( ＾д＾)9m 「誰がとるの？」

（　＾ω＾） 「さあ……」

ΩΩΩΩ＜ﾋﾞｷﾋﾞｷ

（；＾ω＾） 「わ、わかったお！探してくるお！」

549： 1 ◆bAt3E3sVXo ：2007/09/17(月) 04:17:33.69 ID:5btKWEZT0

1 「桜がもう咲いてるのか……」

1 「ブーンももう卒業か……」

（　＾ω＾） 「トーチャン！！」

1 「おっ、どうした？」

（　＾ω＾） 「かくかくしかじかっぽー」

1 「把握。写真撮ればいいのな」

（　＾ω＾） 「話が早いお！」

550： 1 ◆bAt3E3sVXo ：2007/09/17(月) 04:19:53.23 ID:5btKWEZT0

（　＾ω＾） 「みんな〜、カメラマン連れてきたお！」

1 「ども、カメラマンですｗｗｗｗ」

( ＾д＾)9m 「あ、どーも。それじゃあみんな早く並べ！」

（　´∀｀） 「やっぱりセンターだモナ！」

(*ﾟ∀ﾟ) 「じゃ、その隣！」

眉毛 「じゃ、逆隣！」

（；＾ω＾） 「僕のとこも空けておいてほしいお！」

ミ,,ﾟДﾟ彡 「ブーンは俺の隣なｗ」



1 「……ははｗ」

551： 1 ◆bAt3E3sVXo ：2007/09/17(月) 04:21:49.78 ID:5btKWEZT0

1 （ブーン、お前すげー良い友達をもったな）

1 （それもお前の人徳のなせるわざだよ）

1 （高校に上がってからも、俺が必ずお前を支えるから――）

1 （これからも俺が育てるから――）


――仲良くやっていこうな。

553： 1 ◆bAt3E3sVXo ：2007/09/17(月) 04:22:14.61 ID:5btKWEZT0

ブーンと六人の仲間たち。
一枚の写真という、思い出に収まったその表情たちは――

成長と喜びを感じさせるものだった。


【中学生編おしまい】

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