( ^ω^)俺がブーンを育てるようです

218: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/27(木) 00:34:48.69 ID:qqx4DU250

――文化祭当日

ワイワイガヤガヤ

( ^ω^) 「おいすー」

(・∀・ ) 「よお!どう?このドラキュラウエイター」

( ^ω^) 「なかなかだお。モナーは朝青龍のコスプレかお?」

( ´∀`) 「なんも着飾ってないモナ……殺す!」


ξ゚听)ξ 「……」



221: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/27(木) 00:39:37.95 ID:qqx4DU250

グミ 「なんで僕だけ魔女の衣装なのー?」

委員長 「俺の趣味」

魔裂奇 「厨房担当でやんす……裏方涙目wwww」

( ^ω^) 「さ、今日は絶対成功させるお!」

ΩΩΩΩ<おおー!

( ^ω^) 「……」チラッ

ξ゚听)ξ 「……」



224: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/27(木) 00:42:42.54 ID:qqx4DU250

( ^ω^) 「ツン」

ξ゚听)ξ 「……」

( ^ω^) 「ツン?ツン!ツン!?」

ξ;゚听)ξ 「聞いてるわよ!」

( ^ω^) 「昨日はごめんだお。でも、誤解だということをわかってほしいお」

ξ゚听)ξ 「……」

( ^ω^) 「僕のこと嫌いでも構わないお。でも今日だけは一緒に頑張ろうお」

ξ゚听)ξ 「……ばか」

(;^ω^) 「だめかお?」

ξ゚听)ξ 「協力するわよ! 当たり前でしょ!」

( ;ω;) 「あ、ありがとうだお」

ξ;゚听)ξ 「泣くことないじゃない」



226: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/27(木) 00:45:01.16 ID:qqx4DU250

キーンコーンカーンコーン

( ^ω^) 「お」

アナウンス 「これよりVIP祭の始まりです。生徒は各分担に――」

( ^ω^) 「ツン」

ξ゚听)ξ 「なによ」

( ^ω^) 「さ、行くお!」 ガシッ

ξ゚听)ξ 「ちょ、手……!」

( ^ω^) 「なんだおー!? 聞こえないおー!」

ξ///)ξ 「なんでもない……」



233: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/27(木) 00:47:06.97 ID:qqx4DU250

――こうして文化祭は始まった


ワイワイガヤガヤ

('A`) 「いろんなお化けが接客するケーキカフェ、オバケーキ屋敷へおいでくださーい!」

一般人A 「へー、おもしろそー」

一般人B 「いってみる!?」

('A`) 「よし……」



236: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/27(木) 00:49:20.10 ID:qqx4DU250

(・∀・ ) 「いらっしゃいませ」

一般人C 「ドラキュラじゃーん」

一般人D 「中の人もけっこういけてるし! メアド教えてくれない?」

(・∀・ ) 「我輩はドラキュラゆえ、そのようなものは持ち合わせておりません」

一般人C 「中二病乙」

(・∀・ ) 「……」



240: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/27(木) 00:53:06.80 ID:qqx4DU250

グミ 「ケーキお持ちしましたー」

一般人E 「かわいいー」

一般人F 「ケーキもおいしいよ!」

グミ 「ありがとー。グミいる?」

一般人E 「いるいるーwww」


委員長 「とりあえず順調だな」

( ^ω^) 「だおだお。ツンが今まで頑張ってきたから、当然だお」

ξ゚听)ξ 「ブーンだって頑張ってたじゃない」

委員長 「はいはい、バカップルバカップル」

ξ*゚听)ξ 「そ、そんなんじゃないわよ!」

(;^ω^) (……)



242: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/27(木) 00:56:07.95 ID:qqx4DU250



――売り上げも上々、テンションも上々
   ブーンたちの文化祭は最高のものになりそうだった。



   午後の時間が来るまでは……



243: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/27(木) 00:58:38.73 ID:qqx4DU250

( ^ω^) 「モララー」

(・∀・ ) 「ん?」

( ^ω^) 「実は最近、おかしな気持ちになることが多いんだお」

(・∀・ ) 「なんだそりゃ? どんなときにだよ」

( ^ω^) 「だいたいツンといるときなんだお」

(・∀・ ) (ははーん!)

(・∀・ ) 「なあ、ブーン」

( ^ω^) 「お?」



245: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/27(木) 01:00:52.96 ID:qqx4DU250

(・∀・ ) 「文化祭終わったら、ツン呼び出してみ」

( ^ω^) 「なんでだお?」

(・∀・ ) 「いいから、いいから。な!約束!」

( ^ω^) 「?よくわからんけど、わかったお。約束だお!」

(・∀・ ) 「さ、もどろ……」

キャー!ガタンガタンッ!

(・∀・; ) 「なんだ!?」

(;^ω^) 「僕らの教室だお!」

タッタッタッタッタッタ……



246: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/27(木) 01:03:17.15 ID:qqx4DU250

(・∀・ ) 「どうした!?」

女子A 「あ、モララー君!今、怖い人が……」

(・∀・ ) 「怖い人?」

女子B 「今、魔裂奇君とグミちゃんが絡まれてて……」

(;^ω^) 「まずいお……」

(・∀・ ) 「いくぞ、ブーン!!」

( ^ω^) 「わかったお!」

ダッ



251: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/27(木) 01:06:17.04 ID:qqx4DU250

ドキュソ長男 「しゃー、こら!」

魔裂奇 「すいません!すいません!」

ドキュソ次男 「謝ってすむか!しゃー、こら!」

(・∀・;) 「どうしたんですか!?」

ドキュソ三男 「この魔女っこちゃんが、でっかい兄貴の服にケーキこぼしたんよ」

グミ 「……」

(・∀・ ) (ケーキのカスじゃないか……因縁つけてるだけだな)

(・∀・ ) 「すいませんでした。ここの責任者は俺なので、ここは俺が引き受けます」

ドキュソ長男 「しゃー、こら!」



260: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/27(木) 01:09:03.45 ID:qqx4DU250

(・∀・ ) 「グミ、魔裂奇はちょっとさがっててくれ。ここは俺に任せて」

魔裂奇 「すまん……」

グミ 「ひっく……ひっく……」

ドキュソ次男 「なかなかかっこいいじゃねーか。あんちゃん」

ドキュソ三男 「どんな落とし前つけてくれるのか楽しみだなぁ」

(・∀・;) 「……」

ドキュソ長男 「しゃー、こら!」



266: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/27(木) 01:12:24.59 ID:qqx4DU250

(・∀・ ) 「さ、場所を変え (;^ω^) 「待ってくださいお!」

(・∀・ ) 「ブーン」

( ^ω^) 「モララーは女子についていてほしいお。僕がここを受け継ぐお」

(・∀・ ) 「いや、だけど……」

( ^ω^) 「頼むお」

(・∀・ ) 「……すぐ戻る」

( ^ω^) 「切実に頼む」

ξ゚听)ξ 「ブーン……」

( ^ω^) 「お?」

ξ゚听)ξ 「怪我だけはしないでね……」

( ^ω^) 「よゆーだおwwww」

ξ゚听)ξ 「……」



268: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/27(木) 01:14:10.05 ID:qqx4DU250

( ^ω^) 「うちのものが洋服を汚してしまったみたいで、申し訳ありませんでしたお」

ドキュソ次男 「あー? それで?クリーニング代は?」

( ^ω^) 「その件ですが、こちらで確認したところ、その必要はないと判断しましたお」

ドキュソ三男 「なんだと!?」

( ^ω^) 「服についてるのは、ケーキの小さなカスだけですお。クリーニングは必要ありませんお」

ドキュソ次男 「調子に乗るなよ……」

委員長 「まずいな」

ξ゚听)ξ 「……ブーン」



269: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/27(木) 01:17:33.91 ID:qqx4DU250

( ^ω^) 「そのかわり、提案がありますお」

ドキュソ次男 「なんだよ?」

ドキュソ三男 「つまんねーことだったらぶっ殺すぞ!?」

( ^ω^) ゴニョゴニョゴニョ……

ドキュソ次男 「へー、なかなか根性あるじゃねぇか」

ドキュソ三男 「それで了承したぜ」

( ^ω^) 「はいですお」


ξ゚听)ξ (ブーン、なにを約束したのかしら……)

ドキュソ長男 「あ、チョコレートケーキ一ついいですか?」



275: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/27(木) 01:20:50.42 ID:qqx4DU250

( ^ω^) 「さ、移動しましょう……おっ!」

バキッ

ドキュソ次男 「おら、まずは一発!」

(#)^ω^) 「……」

ξ;゚听)ξ 「ブーン!!」

バキッ

ドキュソ三男 「ほれ!二発目!」

(#) ω ) 「うっ……」



281: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/27(木) 01:23:53.74 ID:qqx4DU250

ξ;凵G)ξ 「なにやってんのよ! やめて!」

ドキュソ次男 「あー?こいつがこの条件を出したんだよ。こいつを気が済むまで殴る代わりに、他のやつには危害加えないって」

ξ;凵G)ξ 「なんでそんなっ……」



ドキュソ長男 「やっぱケーキには、あま〜い自家製紅茶だな」



285: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/27(木) 01:27:22.88 ID:qqx4DU250

バキッ
ドカッ
ボカッ

(#)ω(#) 「これで……勘弁してくださいお」

ドキュソ次男 「はん!まだまだ!」

ドキュソ三男 「こんなもんかぁ!!」

ξ;凵G)ξ 「もうやめて……」


ドキュソ長男 「しゃー、こら!」

ドキュソ次男 「なんすか兄貴!」

ドキュソ三男 「なんすかでっかい兄貴!」

ドキュソ長男 「ケーキ堪能したから帰るぞ、こら!」

ドキュソ次男 「はい!」

ドキュソ三男 「はい!」



291: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/27(木) 01:30:35.82 ID:qqx4DU250

(#)ω(#) 「……」

ξ;凵G)ξ 「ブーン!」


ドキュソ次男 「命拾いしたのぉ!しゃー、こら!」

ドキュソ三男 「でっかい兄貴に感謝せい! しゃー、こら!」

ドキュソ長男 「またケーキ食わせてくれ。じゃあの」

ダッダッダッダッダ……

(#)ω(#) 「やっといったかお……」

ξ;凵G)ξ 「もう!ブーンのばか!」



296: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/27(木) 01:35:11.59 ID:qqx4DU250

(・∀・ ) 「すまん、先生探してたら遅くなった」

委員長 「どこにいた?」

(・∀・ ) 「トイレの個室に隠れてたよ。こいつ」

銀八先生 「すいません!本当にすいません!私は人間失格です!」

委員長 「……」



299: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/27(木) 01:38:14.06 ID:qqx4DU250

(・∀・ ) 「とりあえず、ブーンを保健室に連れて行こう」

委員長 「そうだな」

(#)ω(#) 「……おっお」

ξ;凵G)ξ 「ブーン!喋んなくていいから!」

タッタッタッタ……

―――
――




302: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/27(木) 01:39:48.54 ID:qqx4DU250


――
―――

( ^ω^) 「お……?」

( ´∀`) 「気づいたモナ」

(・∀・ ) 「よお、ブーン。お疲れ」

( ^ω^) 「お疲れ様ですお」

委員長 「まずはこいつらが言いたいことあるってさ」

グミ 「……」

魔裂奇 「……」



303: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/27(木) 01:41:30.98 ID:qqx4DU250

魔裂奇 「ブーン、本当にありがとうな。助かった」

( ^ω^) 「なにが?」

グミ 「……ごめんね。ありがとう」

( ^ω^) 「だからなにが?」

委員長 「お前がヤンキーからみんなを守っただろう。それだよ」

( ^ω^) 「お?僕がそんなことできるはずがないお」



308: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/27(木) 01:45:03.33 ID:qqx4DU250

(・∀・ ) 「記憶喪失?」

( ´∀`) 「ブーン。モナの名前は?」

( ^ω^) 「高見盛」

('A`) 「いたって正常です」

( ´∀`) 「ドクオ、あとで殺すモナ」

(・∀・ ) 「ブーン、いつから記憶がない?」

( ^ω^) 「モララーと約束した後に……ここで目が覚めたお。……約束?約束!!」



311: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/27(木) 01:49:06.46 ID:qqx4DU250

(・∀・ ) ニヤッ 「そっから記憶がないのか。まあ、いい。もう呼び出してあるから、いってこいよ」

(;^ω^) 「わ、わかったお!」

ダッ

('A`) 「ブーン、どうしたんだ?」

(・∀・ ) 「さあね、ふふ」

( ´∀`) 「ドクオ、後で呼び出しモナ」

('A`) 「……」



314: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/27(木) 01:51:42.52 ID:qqx4DU250

ダッダッダッダッダッダ

(;^ω^) 「ツン!」

ξ゚听)ξ 「ブーン! もう大丈夫なの?」

( ^ω^) 「よゆーだおwww それより待たせてごめんだお!」

ξ゚听)ξ 「別に待ってないし、てゆーかモララーにここにいろって言われただけだから」

( ^ω^) 「……」

ξ*゚听)ξ 「な、なによ」



317: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/27(木) 01:55:34.31 ID:qqx4DU250

( ^ω^) (ツン……今日まで一緒に頑張ってきたお)

( ^ω^) (あの不思議な感情が、いまなにかわったお)

( ^ω^) (あとはそれを伝えるだけだお――)

( ^ω^) 「ツン!」

ξ゚听)ξ 「は、はい!」

( ^ω^) 「ツンに言いたいことがあるお!」

ξ*゚听)ξ 「……」



320: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/27(木) 02:00:12.14 ID:qqx4DU250

      /⌒ヽ
⊂二二二( ^ω^)二⊃                            ξ゚听)ξ う、うん……
     |    /       ツン!ブーンはツンのことが……         ( )
      ( ヽノ                                  | |
      ノ>ノ
     レレ



322: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/27(木) 02:02:06.45 ID:qqx4DU250

      /⌒ヽ
⊂二二二( ^ω^)二⊃                            ξ゚听)ξ す?
     |    /       す……                      ( )
      ( ヽノ                                  | |
      ノ>ノ
     レレ                                              

                   /⌒ヽ
                  / ´_ゝ`)すいません、ちょっと通りますよ・・・
                  |    /
                  | /| |
                  // | |
                 U  .U



330: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/27(木) 02:06:11.02 ID:qqx4DU250

      /⌒ヽ
⊂二二二( ^ω^)二⊃                            ξ゚听)ξ ……
     |    /       ……                        ( )
      ( ヽノ                                  | |
      ノ>ノ
     レレ                                              

                   /⌒ヽ
                  / ´_ゝ`)    ちょっと気になるので、ここにいさせてもらいますよ・・・
                  |    /
                  と__)__) 旦



332: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/27(木) 02:11:51.65 ID:qqx4DU250
  
                     /⌒ヽ      _________
     ξ#゚听)ξ        / ´_ゝ`)      |/////////|
    ⊂ノ   /つ         |    /      .|//正///門//|
     ( ヽノ           | ヽノ       |/////////|
      ノ >ノ  ダッ!       ノ >ノ          || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
 三  しU         三  しU          ||                ||

  あんた邪魔!     ちょっと逃げさせてもらいますよ・・・



334: 1 ◆bAt3E3sVXo :2007/09/27(木) 02:15:54.91 ID:qqx4DU250

ξ゚听)ξ「はぁはぁはぁ、ブーン!邪魔者は追い払ったわよ!」

(;^ω^) 「……」

ξ*゚听)ξ 「それで、続きは?」

( ^ω^) 「また今度にするお」

ξ゚听)ξ 「……」

(;^ω^) (邪魔が入ったのもあるけど、あんな気持ち悪いAAで告白なんてできるわけないお)



(・∀・ ) 「ちっ、失敗か」

委員長 「てかあれ誰よ?」

/ ´_ゝ`) 「どうも、前立腺の中の人ですよ・・・」

( ´∀`) 「……」

('A`) 「……」



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