( ^ω^)俺がブーンを育てるようです

152: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/26(金) 21:11:51.27 ID:JatuJE+v0

――文化祭まで一週間

委員長 「今日から追い込みをかける! 申し訳ないが、部活よりこっちを優先してくれ」

委員長 「それじゃあ、シーン1から!」


グミ 「おはよー」

( ´∀`) 「おはようモナ」

グミ 「おかーさん、今日はなんのお使いをさせられるの?」

( ´∀`) 「ババアのところまで、パンツを持っていきなさい」

グミ 「それはどうして?」

( ´∀`) 「それはね……お前を食べるためさっ!」

委員長 「カットォ!!」



158: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/26(金) 21:15:13.09 ID:JatuJE+v0

委員長 「なんでいきなり食べる展開なんだ!」

( ´∀`) 「お腹減ったからだモナ」

委員長 「ばかやろう!! そんな言い訳通じるか!」

グミ 「でもグミは食べたいな……」

委員長 「あ、グミは大丈夫だから。小腹空いたときにあるといいよねー」

( ´∀`) 「死ね、ツナギを身に着け、公園のベンチで待ちくたびれて死ね」



164: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/26(金) 21:19:02.00 ID:JatuJE+v0

委員長 「はい、じゃあシーン2!歌からスタート!」
 
ξ゚听)ξ 「♪私は狼〜、なんでも食べるぞ〜」

ξ゚听)ξ 「♪ 動物、人間、男に生ゴミ〜。全部お腹につめちゃうぞ!!」

ξ゚听)ξ 「おや、誰かやってきたぞ!?」

トコトコトコ

グミ 「あ、森の木々さんこんにちわ」

('A`) 「こんちわー」



175: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/26(金) 21:22:07.42 ID:JatuJE+v0

ξ゚听)ξ 「ぐひひ……、栄養のありそうな木だぜ」

ξ゚听)ξ 「待ち伏せしてやる!」

委員長 「カーット! 最高!」

ξ#゚听)ξ 「ちょっと!!」

委員長 「ん?」

ξ#゚听)ξ 「生ゴミなんか食べません! ぐひひ、とか悪役の(しかも雑魚)の言いそうなことだし、なんで木を待ち伏せするのよ!?」

委員長 「いいじゃないか。それにグミが食べられちゃうの可哀想だろ?」

ξ#゚听)ξ 「死ね、トイレに行く途中で、男に興味あることを自己紹介しながら死ね」



182: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/26(金) 21:27:24.25 ID:JatuJE+v0

委員長 「まあ、今日はこんな感じで終わろうか」

( ^ω^) (ブーンの出番なかったお……)

(・∀・ ) 「おいおい」

委員長 「ん?」

(・∀・ ) 「本当にこんなんやるつもりか?」

委員長 「なわけなーいじゃーん!」

(・∀・#) 「とりあえず死ね」

委員長 「さ、明日から本気でやるぞー!」



188: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/26(金) 21:30:18.66 ID:JatuJE+v0

――それからの日々

委員長 「はじめ!」

グミ 「おばあちゃん、どうしてそんなに耳が大きいの?」

(・∀・ ) 「それはお前の声を良く聞くためさー」

ξ゚听)ξ 「そう、それはすごいね」

グミ 「狼さん、どうしてここにいるの?」

( ^ω^) 「赤頭巾、助けにきたお!」

('A`) 「この木何の木〜」

委員長 (いいカオス具合だ……)



193: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/26(金) 21:33:49.99 ID:JatuJE+v0

委員長 「みんなお疲れ。はい、差し入れ」

(・∀・ ) 「サンキュー」

('A`) 「ありがと」

グミ 「ありがとー」

( ´∀`) 「お菓子もほしいモナ」



( ^ω^) 「……」

ξ゚听)ξ 「……」



195: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/26(金) 21:36:09.32 ID:JatuJE+v0

( ^ω^) 「ツン、どっちのジュースがいいお?」

ξ゚听)ξ 「……バニラコーラで」

( ^ω^) 「ツンそんなの好きなのかおwww うぇっwwww」

ξ゚听)ξ 「だってもう片方、ドクターペッパーじゃない」

(;^ω^) 「……」



198: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/26(金) 21:39:09.74 ID:JatuJE+v0

( ^ω^) 「……」

ξ゚听)ξ 「……」

( ^ω^) 「ツン」

ξ゚听)ξ 「なに?」

( ^ω^) 「こうやって話すの、久しぶりだおね」

ξ゚听)ξ 「……そうね」



200: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/26(金) 21:40:32.82 ID:JatuJE+v0

( ^ω^) 「もう僕の心中は固まってるお」

ξ゚听)ξ 「……」

( ^ω^) 「冷却期間をおいても、気持ちは変わらなかったお」

ξ゚听)ξ 「……」

( ^ω^) 「あとはツンの……」

ξ゚听)ξ 「ブーン……」



205: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/26(金) 21:42:00.90 ID:JatuJE+v0

ξ゚听)ξ 「ブーン」

( ^ω^) 「お?」

ξ゚听)ξ 「お願い、時間をあと少しだけちょうだい」

( ^ω^) 「……」

ξ゚听)ξ 「あと少しだけだから……」

( ^ω^) 「わかったお」

ξ゚听)ξ 「……ありがとう」



207: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/26(金) 21:43:01.41 ID:JatuJE+v0

ξ゚听)ξ (もう決まってる。もう決まってるんだけど……)

ξ゚听)ξ (きっかけがほしい……)

委員長 「おーい、再開するよー」

ξ゚听)ξ 「あ、はーい」



210: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/26(金) 21:45:26.35 ID:JatuJE+v0

――そして前日

委員長 「カーット!! 最後はいい感じで締められたな!!」

(・∀・ ) 「ふー、これならやっていけそうだ」

('A`) 「俺もやりがいがあるってもんだぜ」

( ^ω^) 「これなら、大賞も夢じゃないお!」



213: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/26(金) 21:48:37.67 ID:JatuJE+v0

( ´∀`) 「あ〜安心してきたらお腹すいてきたモナ〜」

ξ゚听)ξ 「あんたいつもそればっかじゃない」

グミ 「グミいる?」

(・∀・ )('A`)( ^ω^)( ´∀`)ξ゚听)ξ委員長 「「いる!!」」



221: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/26(金) 21:55:23.14 ID:JatuJE+v0

委員長 「それにしても、とうとう明日とはな〜」

ξ゚听)ξ 「最後の出し物だもの、絶対うまくやりたいわ」

木、ヤムチャ、ドクオのみなさん 「絶対、成功させようぜ!!」

( ^ω^) 「おっおっお! みんなのこの気合なら、絶対成功するお!」

(・∀・ ) 「んじゃ、いっちょ円陣組む?」

( ´∀`) 「青春だモナー」



223: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/26(金) 21:57:09.18 ID:JatuJE+v0

委員長 「えーそれじゃーここは俺が代表して」

委員長 「明日の文化祭……」

委員長 「絶対成功させよう!!」

ΩΩΩΩ<おおおおおおおおおおおお!!



227: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/26(金) 21:59:01.67 ID:JatuJE+v0

――1の家

( ^ω^) 「ただいまおー」

1 「おかえり」

( ^ω^) 「トーチャン」

1 「ん?」

( ^ω^) 「明日、文化祭だお」

1 「おkwwww 見に行くわwwwww」

( ^ω^) 「ちょwwww 軽いwwwww」



231: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/26(金) 22:01:08.11 ID:JatuJE+v0

1 「じゃあ、見に行くからな。頑張れよ」

( ^ω^) 「把握」

1 「楽しみだなー」

( ^ω^) (明日……)

( ^ω^) (絶対、成功させるお)



241: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/26(金) 22:06:40.76 ID:JatuJE+v0

――本番

ワイワガヤガヤ

(・∀・ ) 「とうとう次か……」

('A`) 「人、人、人……パクッ」

( ´∀`) 「ドクオが手なめてるモナー。きったねー」

('A`) 「なななななななんだと」

魔裂奇 「グミ、頑張れよ」

グミ 「うん。まーくんも頑張って」

魔裂奇 (ヤムチャのなにを頑張れっていうんだよ……)



249: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/26(金) 22:11:16.52 ID:JatuJE+v0

( ´∀`) 「さ、そろそろ行くモナ」

( ^ω^) 「……おk」

ξ゚听)ξ 「……」

( ^ω^) (ツン……顔が青いお)

ブー!

委員長 「さ、いくぞ!」

(;^ω^) 「お、おいすー!」



250: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/26(金) 22:13:44.55 ID:JatuJE+v0

第一幕〜旅たちの朝〜

――アタシの名前は赤頭巾。頭に頭巾をかぶった女の子。モテカワスリムで恋愛体質の愛されガール♪
今日はわけあって、アタシは一人で森を歩くことにしている。
がんばった自分へのご褒美ってやつ?お婆さんへのお使いとも言うかな!(アナウンス)

グミ 「♪ 今日は〜楽しい〜お使いだ〜」

('A`) 「チョットオジョーサン」

魔裂奇 「こっちにいいドラゴンボールがありますよ」
 
「あームカツク」・・。そんなことをつぶやきながらしつこいキャッチを軽くあしらう。
どいつもこいつも同じようなセリフしか言わない。 もっと等身大のアタシを見て欲しい。 (アナウンス)



260: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/26(金) 22:17:55.62 ID:JatuJE+v0

ξ゚听)ξ 「あのー」

またか、と頭巾なアタシは思った。シカトするつもりだったけど、
チラっとキャッチの男の顔を見た。 (アナウンス)

グミ 「!!」
 
・・・チガウ・・・今までの男とはなにかが決定的に違う。あ、動物なだけか。(アナリスク)

ξ゚听)ξ 「ガッシ!ボカッ!」

('A`) 「ぎゃー」

グミ 「さ、お婆さんのところへむかいましょー」



266: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/26(金) 22:22:00.60 ID:JatuJE+v0

委員長 「よし、いいスタートだ!!」

( ^ω^) 「次はモララーだお! 頑張ってお!」

(・∀・ ) 「おうふ」



269: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/26(金) 22:24:00.62 ID:JatuJE+v0

第ニ幕〜いざ、お婆さんのもとへ〜

グミ 「さあ、お婆さんのところをむかおー」

/ ´_ゝ`) ギャアギャア

……シーン

グミ 「暗くなってきたなぁ。獣もいるし……」

グミ 「早く行かなくちゃ!」



277: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/26(金) 22:29:09.66 ID:JatuJE+v0

一方、お婆さんの家には狼が先回りしていました(アナウンス)

ξ゚听)ξ 「お婆さん、頼むから大人しく食べられてくださいよ」

(・∀・ ) 「……無理だ。残念ながら、私には可愛い孫がいる」

ξ゚听)ξ 「そうですか……ならば!」

チャ、チャ、チャ、チャーン



282: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/26(金) 22:32:59.04 ID:JatuJE+v0

ξ゚听)ξ 「♪私は狼〜、フサフサしてるの〜。あなたを食べたいの〜」

(・∀・ ) 「♪だまれ音痴〜。お前に食べられるくらいなら〜、鼻スパしたほうがましだ〜」

ξ゚听)ξ 「♪いいから食わせろ〜。さもないと、お前の孫を〜」

(・∀・ ) 「♪どうせできなくせに〜。だってお前は〜本当は優しいから〜」

ξ゚听)ξ 「♪いいから食わせろ〜。じゃないと進まないじゃない!!」


委員長 「よし、観客の反応も上々だ」

( ^ω^) (本当にこんなんでいいのかお……)



286: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/26(金) 22:35:59.58 ID:JatuJE+v0

委員長 「いいんだよ。前半はカオス、後半で真剣にいこうや」

( ^ω^) 「なるほどな! って心を読むなお!」

委員長 「さ、第三幕だ!」



290: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/26(金) 22:37:27.81 ID:JatuJE+v0

第三幕〜狼の罠〜

そんな一事から、しばらくして赤頭巾がお婆さんの家にやってきた。
いつもは明るい雰囲気で迎えてくれるお婆さんの家が、今日はなぜだが禍々しい立ち振る舞いをしている。
不気味な森のせいだろうか、さきほどから目を鋭く光らせている獣たちのせいだろうか。
赤頭巾は、少しの間躊躇していたが、とうとう足をそこへ踏み入れた。(アナ(ry)

グミ 「おじゃまします」

ξ゚听)ξ 「おや、よくきたね」



294: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/26(金) 22:40:36.66 ID:JatuJE+v0

いつもは明るく迎えてくれるお婆さん。だが、今日は違った。
部屋の中央に配置されてるベットで寝込み、さきほから苦しそうに咳をしているのが可哀想である。
そんな様子を見て、赤頭巾はそっと優しく側に駆け寄る。
しかし、そこであるものを発見してしまった。(ry)

グミ 「ねえ、お婆さん。どうしてお婆さんには大きなお耳があるの?」

ξ゚听)ξ 「それはね、狼だからよ」

グミ 「そう……」

ξ゚听)ξ 「……」



298: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/26(金) 22:43:01.59 ID:JatuJE+v0

第四幕〜正義の猟師、参上!〜

( ^ω^) 「ふむ……ここに獣の足跡があるお」

( ^ω^) 「……お婆さんの家へつながっているお」

( ^ω^) 「念のため……」

テクテク

ガチャ

( ^ω^) 「おいすー。元気で(ry」

ξ )゚听)ξ ゲプッ



308: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/26(金) 22:47:08.67 ID:JatuJE+v0

( ^ω^) 「貴様、お婆さんを食ったお!」

ξ゚听)ξ 「それだけじゃない。赤頭巾も食った」

( ^ω^) 「むむ……許さんお。覚悟はいいかお?」

ξ゚听)ξ 「……」

( ^ω^) 「覚悟はいいかお……?」

ξ゚听)ξ 「……」

( ^ω^) 「……」



311: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/26(金) 22:49:39.10 ID:JatuJE+v0

委員長 「おいおい……」

(・∀・;) 「セリフ忘れか?」

委員長 「頼むから、
     ツンが大失敗してブーンがうまくフォロー
     めでたく結ばれて終(ry
     なんて展開よしてくれよ……」

( ´∀`) 「なに言ってんだ、このホモ」



318: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/26(金) 22:53:09.23 ID:JatuJE+v0

(;^ω^) (ツン! セリフ、セリフ!)

ξ゚听)ξ 「……」

(;^ω^) (ツン!!)

ξ;゚听)ξ 「……」

ざわ…ざわ…



323: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/26(金) 22:55:56.95 ID:JatuJE+v0

委員長 「頼む。どうにかしてくれっ……」

(・∀・;) (既にカオスな時点で問題ないが……しかしこれは)

(;´∀`) (ブーン次第だモナ……)




( ^ω^) 「……」



326: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/26(金) 22:59:31.31 ID:JatuJE+v0

(  ω ) 「ふふふ……」

ξ;゚听)ξ 「!?」

( ゜ω゜) 「ふはははははは!!」



(・∀・;) 「ブーン、なにするつもりだ……」

('A`) (予想できたらすごいわ……)



332: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/26(金) 23:03:09.14 ID:JatuJE+v0

( ^ω^) 「どうだっ! 俺のザ・ワールドは!!」

ξ゚听)ξ 「……は?」

( ^ω^) 「説明すると、つまり時を止めていたのだ!!」

ξ;゚听)ξ 「! な、なるほど!! だから私は喋れなかったのだな!!」

( ^ω^) 「その通り!! わはははははは!!」



( ゚∀゚ ) ( ゚A゚ ) (´∀`)



346: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/26(金) 23:07:52.87 ID:JatuJE+v0

委員長 「でも、なんとか事なきを得た」

('A`) 「全校生徒にJOJO好きが多くて良かったぜ」

(・∀・ ) 「……なんだかなぁ。矛盾とか(ry」

魔裂奇 「お、そろそろ終焉だぜ」



351: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/26(金) 23:11:56.97 ID:JatuJE+v0

司会 「はい、それじゃあルール破りなミュージカルでした」

( ^ω^) (なんとか終わったお)

ξ゚听)ξ (私ったら最後まで足を引っ張って……)

(・∀・ ) (まあ、……いいんじゃないかなぁ)



357: ◆bAt3E3sVXo :2007/10/26(金) 23:14:01.01 ID:JatuJE+v0

委員長 「クラス大賞、取れるといいなぁ」

司会 「なお、このクラスはクラス外の生徒を使用したので、審査の対象外となります!!」

/ ´_ゝ`) 「ちょっと高速で通りますよ……」

委員長 「……」



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