( ^ω^)は18歳になったようです
- 53: 第十五話 :2007/09/11(火) 01:24:56.81 ID:gAEoZg+V0
- 第十五話『特訓』
本屋に入ったボクらは、人の目を気にしながら訓練を開始した。
ただひたすら近づき、エロ本に触れる訓練。
(;^ω^)「そぉい!」
('A`)「力入れすぎ。弁償する羽目になって良いのか?」
そして似たサイズの本を持っての訓練。
(;゚∀゚)「グッ……貴様見ているなっ!」
('A`)「顔を動かすな。眼と空気の流れで人の動きを理解しろ」
壁|;´・ω・`)「……」
時折、店員が不審者を見る目つきをしていたが、ボクらは気にしない事にしていた。
- 54: 第十五話 :2007/09/11(火) 01:26:43.30 ID:gAEoZg+V0
- 本を買うのは夏休みが終わってからで良いのかもしれない。
だが、夏休みが終われば師匠もボクらも学校に通わなければならないのだ。
それを考えると今日から明後日までの三日しかチャンスは残されていない。
その間に訓練を終えて、二人揃ってエロ本を買う。
とても難しい事かも知れないが、それを実行しなければならないのだ。
(;゚ω゚)「ワンツー!ワンツー!」
(;゚∀゚)「飛行機ブンブン!飛行機ブンブン!」
(;´゚ω゚`)「ワンモアセッ!」
(#゚A゚)「チンタラやんな!もっと気合入れろ!」
(;゚ω゚)゚∀゚)´゚ω゚`)「「「Sir!YES!Sir!」」」
壁|;´∀`)「店長……いくら客少ない時間帯だからって、はしゃぎすぎモナ」
- 55: 第十五話 :2007/09/11(火) 01:29:01.31 ID:gAEoZg+V0
- ……そして二時間後。
('A`)「よし、今日は休憩入れた後、公園でダメ出しして終了な」
師匠のその一言で、ようやくボクらは開放された。
( ^ω^)「ふぅ……師匠、ちょっと新刊出てないか見てきてもいいですかお?」
('A`)「おk。早めに来いよ」
( ゚∀゚)「そんじゃ、俺と師匠は公園にいるからな」
( ^ω^)「把握」
(;´・ω・`)「あっ、やばっ、なんか全身痛いッ!ヤバッ!動けないッ!」
壁|;´∀`)「店長……」
- 58: 第十五話 :2007/09/11(火) 01:32:17.35 ID:gAEoZg+V0
- (;´・ω・`)「ちょ、そこの少年、助けて……」
( ^ω^)「……」
(;´・ω・`)「……って、あっ、Gが……Gが近づいてくる……」
(^ω^ )「確か新刊コーナーはあっちだった筈だお」
ボクは何も見ていないし聞いていない。そういう事にした。
<嫌ァァァァァァァ!
第十五話『副題:敢えて触れない優しさもある』糸冬
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