( ^ω^)あり得たかも知れない可能性が集まるようです

87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/07(金) 22:45:03.25 ID:M9/IzVGv0
川 ゚ -゚)「――我々は、ギルディか」

/ ,' 3 「さァなァ、しかし己らは罪深い死人よ。それこそ死刑となるべきの」


意識と無意識の間、半覚醒の淵もその声だけが僕にとっての世界だった。


川 ゚ -゚)「ここにあるのは全て屍。……無機物に法は通らんよ」

/ ,' 3 「はァン、開き直ったもんじゃの、ドクター」

川 ゚ -゚)「ふん」


次に肌、頬に何かが触れた。――指先?
世界に響く声は一切の感情に居所を与えない、温度も色もない声なのに、どうしてだろう。
僕の頬に触れるその指先は、暖かく繊細で、優しく――悲しいのだ。


『…………まぶたが、重い。それでも、動く……? ぉ』


一刻も早く、声の主と指先の主を知りたくて瞼を開ける。

ああ、光が――――



88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/07(金) 22:46:04.03 ID:M9/IzVGv0
その12『悪役視点から始まる』


がちがちのヒーロー物、或いはアクションでよく見る。

本編は打って変って正義の味方サイドから始まるのがセオリー化しているが、例外もある。
それが今回の>>87、つまり主人公が悪役側に付いている場合、この限りではない。


主人公が正義の味方の場合、
・「大きな陰謀臭」
・「不気味さ」
・「正統仮面ライダー的」

また悪役の場合、
・「悪にも悪で色々あるの」
・「ヒールなりの葛藤」
な物語運びが予想される事を何となく読者に印象づけ出来るだろう。
最近ヒーローや戦隊物が人気。飽和状態な気もしないでもない。



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