( ^ω^) ブーンは狂気に生きるようです

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/16(日) 19:02:13.23 ID:HOtdpOPAO

爽やかな朝。

身支度を終えて、食卓へ着いた僕を出迎えたのは…

トースト。
目玉焼き。
納豆。
味噌汁。

狂った様な、和洋折衷だった。

J( 'ー`)し 「さっさと食べて学校に行きなさい」

( ^ω^) 「いただきますだお」

納豆を乗せたトーストをかじり、味噌汁をすする。
そして…

( ^ω^) 「目玉焼きにマヨネーズかけるお」

J( 'ー`)し 「卵にマヨネーズ(卵)…狂ってる!」

こうして、狂気の朝食を終えたのだった。



8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/16(日) 19:07:30.09 ID:HOtdpOPAO

疾走する自転車が着いた先。
そう、学校だ。

僕はいつもと同じ駐輪場の一角に、自転車を止める。

( ^ω^) 「よっこいしょ」

ξ゚听)ξ (何あの人…?
自転車を倒して置いてる…)

( ^ω^) (これで強い風に吹かれて自転車が倒れても、
カゴが凹まないお)

ξ゚听)ξ (狂ってるわ…)

こうして、狂気の学校へと僕は足を踏み入れたのだった。



12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/16(日) 19:13:59.18 ID:HOtdpOPAO

つまらない教師。
くだらない授業。

そして、襲い来る睡魔。

(;‐ω‐) (やっべーお
眠いお…)

眠気を払うべく、僕は手のひらにシャープペンの先を突き刺す。

(*゚∀゚) (ブーンが自分の手になんかしてる…)

(*^ω^) (うひ!目が覚めたお!)

(*゚∀゚) (何あれ…元気になってる)

( ^ω^) (やべ!半朝勃ちだお!)

(*゚∀゚) (股間が!)

(*゚∀゚) (狂ってる…)

こうして、狂気の授業はチャイムと共に終わりを告げたのだった。



14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/16(日) 19:19:39.73 ID:HOtdpOPAO

微妙な空腹が僕を襲う。
昼休みだ。

混沌とした学生食堂に、僕は行く気はしなかった。

( ^ω^) 「ドクオ、教室で弁当食うお」

('A`) 「今日は彼女と食うから無理だ」

狂ってやがる。ドクオに彼女だなんて。

その男はもはや、ドクオであってドクオでない。



16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/16(日) 19:23:41.96 ID:HOtdpOPAO

川 ゚ -゚) 「さて、行くかドクオ」

これが彼女か。可愛い。
だが、狂ってる。

( ^ω^) 「ドクオのくせに!」

('A`) 「僕たちは純潔を貫きます」

この期に及んで何を言うか。

('A`) 「中出しは、しても!されるな!」

ドクオは狂った名言を残し、どこかへと消えたのだった。



19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/16(日) 19:28:53.27 ID:HOtdpOPAO

( ^ω^) 「狂ってるお…」

ドクオと女を見送って、僕は餞別にとドクオがくれた缶ジュースを飲んだ。

( ^ω^) 「このコッテリ具合…まさか!」

缶ジュースをよく見てみるとそれは…

( ^ω^) 「カロリーメイトドリンクバージョン…」

それは黄色いラベルの悪魔だった。

( ^ω^) 「これ一本でご飯一杯分のカロリー…」

( ^ω^) 「無駄にカロリー取った気分だお」

こうして、狂気の昼休みは終わったのだった。



20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/16(日) 19:34:01.47 ID:HOtdpOPAO

午後の授業を終え、僕は繁華街に繰り出した。

( ^ω^) 「ポップンやるお!
ポップンポップン!」

ゲームセンターへと直行する。

そして、僕がゲームセンターに入った瞬間、悲劇は起きた。

(;^ω^) 「おっととだお」

擦れ違い様、肩に伝わる感触。

(,,゚Д゚) 「おいおい、人さまにぶつかっておいて挨拶もなしか?」

DQNに絡まれたのだ。



22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/16(日) 19:38:12.56 ID:HOtdpOPAO

(´・ω・`) (かわいそうに…
あのピザ野郎、DQNに絡まれてるよ)

(,,゚Д゚) 「財布だせ!財布!」

(;^ω^) 「わ、わかったお…」

(,,゚Д゚) 「十五円しか入ってない!
シケタヤローだ!」

(´・ω・`) (十五円だけ持ってゲームセンターにくるだなんて、狂ってる…)

(,,゚Д゚) 「あばよっ!」



25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/16(日) 19:44:57.70 ID:HOtdpOPAO

( ^ω^) 「ちっ!」

舌打ちをして、僕は靴を脱いだ。

(´・ω・`) (まさかあのピザ野郎…
靴の中に有り金を隠していたのか)

( ^ω^) 「よっこいしょ…」

続けて、靴下も脱いだ。

(´・ω・`) (馬鹿な!
人肌に暖められた千円札が、靴下の中から顔を出しただと…)

(´・ω・`) (狂ってる…)

そして、僕はお札を小銭変換器(?)に突っ込んだ。

( ^ω^) 「え?夏目先生はもう使えないのかお!」

こうして、狂気の放課後は刻一刻と過ぎて行くのだった。



28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/16(日) 19:50:01.06 ID:HOtdpOPAO

ワンパク少年の如く、僕は腹を減らして自宅へ帰って来た。

( ^ω^) 「ただいまだお」

( 'ー`) 「おかえり」

母親がボウズになっていた。

こうして、狂気の夜ははじまる。



31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/16(日) 19:54:54.02 ID:HOtdpOPAO
( 'ー`) 「今日の晩ご飯は、親子丼と海鮮丼とカツ丼だテポドンだよ」

僕の前には、四つの丼が並んでいる。

( ^ω^) 「ちょっと多いお」

スタイルを気にする若者に、この食事量は狂っている。



35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/16(日) 20:01:56.29 ID:HOtdpOPAO

まず、親子丼。

( ^ω^) 「これは鶏肉じゃないお」

一口食べて、気付いた。

( 'ー`) 「牛肉よ」

父親は、僕がまだ小さい頃、大量の借金を残して蒸発した。
それからというもの、朝は魚河岸、昼はコンビニ店員、夜は暗黒魔導師をして、
母親は僕を女で一つで育ててくれている。

それなのにこんな、牛肉で親子丼だなんて贅沢をするとは…

( ^ω^) 「狂ってるお」



39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/16(日) 20:08:02.00 ID:HOtdpOPAO

次に、海鮮丼だ。

( ^ω^) 「これは…」

わかめ。
もずく。
ひじき。
茄子。

( ^ω^) 「カーチャン!僕がひじきが嫌いなの忘れたのかお!」

( 'ー`) 「嫌い嫌いも好きのうちってね」



42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/16(日) 20:12:14.74 ID:HOtdpOPAO

次に、カツ丼。

( 'ー`) 「スーパーでトンカツが安かったのよ。
一枚百円。二枚で一円。三四がなくて、五にもない」

結局いくらかわからない。
このスーパーは狂っているのだろう。



45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/16(日) 20:16:04.66 ID:HOtdpOPAO

( ^ω^) 「むむ、このトンカツに使われている肉は中国産だお!」

( 'ー`) 「国産表示だったけどねぇ?」

( ^ω^) 「味でわかるお!スジっぽくて旨味がうすいお!」

( ^ω^) 「昨今の食品業界は狂ってるお!」

こうして、僕は社会の狂気を皮肉るのだった。



48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/16(日) 20:19:02.63 ID:HOtdpOPAO

最後に、テポドンだ。

( 'ー`) 「これは自信作よ」

( ^ω^) 「これは…」

キムチ丼だった。

( ^ω^) 「(国が)狂ってやがるwwwwwwwwwwwwうめぇwwwwwwwwwwww」



54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/16(日) 20:23:10.16 ID:HOtdpOPAO

( ^ω^) 「ごちそうさまだお」

J( 'ー`)し 「ごちそうさま」

こうして、母親の髪も元に戻り、狂気の晩ご飯は終わりを告げたかにみえて…



62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/16(日) 20:27:20.23 ID:HOtdpOPAO

晩ご飯を漁り、汗をかいたところで、僕は風呂へ入ることにした。

( ^ω^) 「さーて、風呂入るお」

浴室の扉を開けると…

('A`) 川 ゚ -゚) 「あ!」

男と女のラブゲームがはじまっていた。

( ^ω^) 「こんな狭い浴室でチチくり合うなんて狂ってるお」



68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/16(日) 20:34:16.29 ID:HOtdpOPAO

('A`) 「ホテル代がなかった。特に反省はしていない」

川 ゚ -゚) 「放っておかないと居直り強盗になるぞ!」

( ^ω^) 「それは困る。
学校のゴタゴタを家庭に持ち込むと、母君の機嫌はたいそう悪くなるんでな」



72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/16(日) 20:37:49.45 ID:HOtdpOPAO

J( 'ー`)し 「もう遅いぜ!」

( ^ω^) 「しまった!覚醒した!」

J( 'ー`)し 「くらえ!髪の毛針!」

( 'ー`) 三  ('A`) 川 ゚ -゚)

( 'ー`)  三('A`) 川 ゚ -゚)

二人の男女の狂気に満ちた人生は、こうして幕を下ろしたのだった。



78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/16(日) 20:41:01.20 ID:HOtdpOPAO

( ^ω^) 「さーて、風呂入るお」

J( 'ー`)し 「風呂から出たら、湯冷めしないうちに早く寝るのよー」

( ^ω^) 「はいおー」

狂気の夜は、終焉を迎えようとしているのだった。



83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/16(日) 20:46:07.31 ID:HOtdpOPAO

寝る前の一時。
それは最高にスリリングなデスゲーム。

( ^ω^) 「さーて、ブチ切れ合作スレはどうなってるかな?」

( ^ω^) 「あれ?延期?
まぁいいお。暇だからスレ立てて適当なの投下しちゃうお」

( ^ω^) 「( ^ω^) ブーンは狂気に生きるようです…っと」

微妙に伸びるスレッドを見て、僕はニヤける。
これだからたまの書きながら投下はやめられない。



94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/16(日) 20:50:42.65 ID:HOtdpOPAO

( ^ω^) 「あ!もう十時だお…
マジ切れ合作スレで、なんか会議があるんだったお」

夜は果てなく狂気に染まる。
狂気の果てに何がある。

( ^ω^) 「さーて、あとがき書いたらこの話は終わりだお」



99: たろお ◆.clFOOdcGo :2007/09/16(日) 20:52:41.21 ID:HOtdpOPAO

あとがき

仕事しながらこんなもん書いてる僕が一番狂ってます^^

ではまたどこかでお会いしましょう^^ノシ



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