( ^ω^)がタイムスリップしたようです

33: ◆yZOo6tUHDs :2006/10/11(水) 19:48:15.58 ID:PAWQlbk70
  
【スレッジバンカー作戦】−1941/2/20−

 ついに決戦の日は来た。
  歴史通り、20日早朝、ラウンジ軍は大侵攻を開始。
   ブーン達の隊はもちろん、VIP帝国軍のほとんどの兵員が前線へと送り出されていった。
    中には一般市民に短期間の訓練を負わせただけの隊もあった。

ブロロロ・・・

ブーン達はトラックに乗っていた。

長岡隊の皆とは本部で別れ、トラックに乗っているのはフサギコ隊の皆と、民間兵だろうか。

いかにも戦場慣れしていなさそうな男が3人乗っていた。

( ´ω`)「・・・」

('A`)「・・・」

前線へ向かうトラックは異様な空気に包まれていた。

頭上を飛び交う戦闘機。

遠くに響く砲弾の音。銃声。

恐怖のあまり、トラックから飛び降りようとするものまで居た。



34: ◆yZOo6tUHDs :2006/10/11(水) 19:51:30.17 ID:PAWQlbk70
  
そろそろか。とブーンたちが思い始めた頃だった。

輸送兵(トラックの運転手)が急に飛び降り、大声を上げた。

輸送兵「敵機だ!!全員トラックから降りろ!!」

全員が一斉にトラックから飛び降りる。

そして輸送兵とブーン達は各自、近くの崩れた民家へと隠れる。

しかし先ほどの新参兵3名は、突然の事に相当驚いたのか、足をふらつかせながら隠れる場所を探している。

ミ,,゚Д゚彡「こっちだ!!早く来い!!」

(;=゚ω゚)「危ない!!」



35: ◆yZOo6tUHDs :2006/10/11(水) 19:55:09.20 ID:PAWQlbk70
  
ドゴォォォオオン!!



戦闘機の投下した爆弾が炸裂した。

それと共にトラック、そして新参兵は一瞬のうちに吹き飛んだ。

(;゚ω゚)「ああ・・・」

(;'A`)「死んだ・・・」

ミ,,゚Д゚彡「今は先を急ごう。トラックは破壊されたが敵はすぐそこだ。行くぞ!」

そういうと、皆、今起こったことを忘れたかのように、何も言わないまま前線へと向かった。

死人に構っている余裕などは無い。ブーン達は自然とそれを感じ取っていた。



36: ◆yZOo6tUHDs :2006/10/11(水) 20:01:53.31 ID:PAWQlbk70
  

ブーン達は市街地へ入った。

ミ,,゚Д゚彡「ここからはいつ敵が出てくるか分からんぞ・・・!」

(;^ω^)「ドキドキするお・・・」

次の瞬間だった。

ラウンジ兵「突撃ぃぃぃ!!!」

突如、大声が聞こえた。

それと同時に前方から武装したラウンジ兵が20人ほどだろうか、大声を上げながら突撃してくる。

ミ,,゚Д゚彡「くそ!全員発砲許可!!撃てぇ!!」



37: ◆yZOo6tUHDs :2006/10/11(水) 20:05:26.06 ID:PAWQlbk70
  
ドンッドンッドン!!カィーン・・・!

5人対20人で白兵戦では分が悪すぎる。

敵が接近する前に敵の戦力を削らなければならない。

白兵戦を挑んでくる敵に対し、ブーン達は引き金を引いた。

しかし、動かない的を撃つのは簡単だが、動いているものを撃つのは容易い事ではない。

ましてや一発一発の間隔が長いガーランドではもってのほかである。

(;^ω^) (このままじゃ・・・やられる!!)

ブーンがそう思ったときだった。



38: ◆yZOo6tUHDs :2006/10/11(水) 20:08:39.02 ID:PAWQlbk70
  

ドパパパパパパ!!



敵との距離が数十メートルになったところで、ガーランドとは違う銃声が響く。

ガーランドより少しだけ大きいくらいの銃声だったが、

ブーン達には鼓膜を破るかのような大きな銃声に聞こえた。

フサギコ少尉の愛銃・トンプソンである。

目の前の敵が次々と倒れていく。

20人いた敵が、一気に半分に減っていた。

ミ,,゚Д゚彡「仕方ない!先祖代々継がれてきたフサギコ流剣術を見せ付けてやろう!!全員突撃ぃ!!」

( ゚ω゚)「うおおおおお!!」



39: ◆yZOo6tUHDs :2006/10/11(水) 20:11:49.26 ID:PAWQlbk70
  

男たちは雄叫びをあげながらぶつかり合った。

銃剣を突き立てながら突進してくる敵。

ブーンは剣をかわし、適の銃を叩き落す。そして敵の頭部を思い切り、銃で殴った。

よろめく敵の胸部に銃剣を突き刺し、とどめを刺した。

各自、敵の多さに苦戦するも、フサギコ少尉の活躍により決着はついた。

ミ;゚Д゚彡「はぁはぁ・・・全員無事か?」

(;=゚ω゚)ノ「平気なんだょぅ」

( ´ω`)「大丈夫だお・・・」

(;'A`)「肩に傷を負いましたが深くないんで大丈夫です・・・」

(;´∀`)「同じく脇腹をやられましたが大丈夫です。」

ミ,,゚Д゚彡「負傷者の応急処置をしたら前進開始だ。」

そうして二人の処置が終わると、教会に設置された通信機で本部と連絡を取るため、教会へ向かった。



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