ξ゚听)ξツンと星空と海風のようです

86: ◆DyhKUHe1jM :2007/10/31(水) 05:36:26.06 ID:3Ia+C9II0
―5月1日(月曜日)―

GWの谷間の月曜日。どことなく生徒も教師もだるそうな顔をしながら時間だけが過ぎていく。
そんなだらけた空気に加え春の陽気も手伝って、ウトウトする輩も多い。

そんな中、四時間目の授業の終わりを告げるチャイムが鳴り響く。

ξ゚听)ξ「ちょっと、購買に行ってくるから、先にご飯食べてていいよ。ドクオ、行こ」

('A`)「あいよ。ブーン、ちょっと行ってくるわ」

そういうとツンは、いつも購買にお世話になっているドクオとともに教室を出て行った。

(*゚ー゚)「あれ? 今日ツンちゃんお弁当じゃないんだ」

ブーンの席にお弁当を持ったしぃが首をかしげながらやってきた。

( ^ω^)「今日は、珍しく寝坊したから、作る暇が無かったらしいお」

(*゚ー゚)「えっ? ツンちゃんって自分でお弁当作ってるの? 」

( ^ω^)「あー、しぃちゃんにはまだ言ってなかったのかお? 」

ブーンはしぃのリアクションを見て納得する。



88: ◆DyhKUHe1jM :2007/10/31(水) 05:37:18.50 ID:3Ia+C9II0
(*゚ー゚)「なに? 」

(;^ω^)「うーん、ツンに聞かないで僕の独断で話していいものかお? 」

少しだけ考えた結果、話すことにした。

( ^ω^)「ツンは事実上、一人暮らしなんだお」

(*゚ー゚)「え?! 高校生なのに? 」

( ^ω^)「一応、お父さんと二人で暮らしてる事になってるんだけど、
      ツンのお父さんは単身赴任して殆ど家にいないんだお」

(*゚ー゚)「お父さんと二人って事は、お母さんは? 」

( ^ω^)「ああ、去年離婚しちゃったんだお」

(;゚ー゚)「そうなんだ。ごめんね変なこと聞いて」

その後、戻ってきたツンとドクオも合流し四人で食事をしたが、
結局ツンの家庭事情に触れられることはなかった。



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