ξ゚听)ξツンと星空と海風のようです
- 523: ◆DyhKUHe1jM :2007/10/31(水) 13:05:01.44 ID:GMYVJWfZ0
- ―8月31日(金曜日)―
―時刻・AM11:24―
八月最後の日。四人は美府駅前にいた。
(*; -;)「ツンちゃん、ホントに行っちゃうの? 」
朝、待ち合わせたときからずっとこんな調子のしぃに、ツンが優しく話しかける。
ξ゚听)ξ「うん。……パパに心配かけるわけにもいかないしね」
(*; -;)「で、でも」
ξ゚听)ξ「ほら、泣かないの。冬休みには帰ってくるから」
(*; -;)「ほんとに? 」
ξ゚ー゚)ξ「当たり前でしょ? 私の地元はここだけよ」
( ^ω^)「ほら、しぃ。そんなに泣いてたらツンまで泣いちゃうからその辺にしておくお」
ブーンはそういってしぃにハンカチを手渡す。
(*つー;)「うん」
- 524: ◆DyhKUHe1jM :2007/10/31(水) 13:07:04.88 ID:GMYVJWfZ0
- ξ゚ー゚)ξ「しぃ、泣いてる暇なんか無いわよ? この馬鹿もきっちり美府大まで連れて来てね」
(*゚ー゚)「うん。任せてよ」
ξ゚听)ξ「ドクオもよ? しぃ一人に負担かけたら帰ってきたとき殺すわよ? 」
('A`)「わかってるよ。いざとなったら替え玉使ってでも合格させてやらぁ」
いつものように口元をゆがめ「へっ」と笑う。
(;^ω^)「そんなに心配しなくても、自力で受かって見せるお」
散々に言われたブーンが、最後くらいはとばかりに反撃する。
(*゚ー゚)「その意気込みが、成績に反映すればいいんだけどねー」
('A`)「ブーン、それが負け犬の遠吠えって言うんだ。一つ勉強になったな、覚えとけ」
ξ゚听)ξ「その言葉が信用できるくらいなら、
しぃやドクオにわざわざ言わないわよ。こんな事」
( ;ω;)「ひどい言われようだお」
だが、三人の集中砲火を浴びて、あえなく撃沈した。
- 526: ◆DyhKUHe1jM :2007/10/31(水) 13:09:04.60 ID:GMYVJWfZ0
- ξ゚听)ξ「さて、そろそろ時間ね」
ツンは腕時計で時間を確認すると、ポツリと呟く。
ξ゚ー゚)ξ「じゃあ、そろそろ行くわ。……三人とも 『またね』 」
そういってツンはヒラヒラと手を振った。
(*゚ー゚)「うん、 『またね』 」
( ^ω^)「お?じゃあ 『また』 だお」
('A`)「ああ、『またな』」
四人とも 『さよなら』 とは言わない。
……約束したから。
- 528: ◆DyhKUHe1jM :2007/10/31(水) 13:10:36.61 ID:GMYVJWfZ0
………… 『また、会える』 って。
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