ξ゚听)ξは一日女王様のようです
- 1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 18:56:56.57 ID:/eyd4oya0
- ξ#゚−゚)ξ「……」
- (;^ω^)「……」
- ξ#゚−゚)ξ「ブーン」
- (;^ω^)「はいですお」
- ξ#゚−゚)ξ「私は怒ってます」
- (;^ω^)「見りゃわかるお」
- ξ#゚−゚)ξ「なぜ私が怒っているのかわかりますか?」
- (;^ω^)「……えっとー」
- ξ#゚−゚)ξ「……」
- (;^ω^)「僕がツンから借りたビデオの上に別のを録画したからですお」
- ξ#゚−゚)ξ「そうです」
- (;^ω^)「……」
- ξ#゚−゚)ξ「しかも、こともあろうにAVをです」
- (;^ω^)「……ごめんなさい」
- 3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 18:59:05.35 ID:/eyd4oya0
- ξ#゚−゚)ξ「いやです。許しません」
- (;^ω^)「……」
- ξ#゚−゚)ξ「……」
- (;^ω^)「どうしたら許してくれるかお?」
- ξ#゚−゚)ξ「……」
- (;^ω^)「……」
- ξ゚−゚)ξ「……」
- (;^ω^)「……」
- ξ゚−゚)ξzzZ「……」
- ( ^ω^)「寝てんじゃねーお」
- 4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 19:01:14.66 ID:/eyd4oya0
- ξ゚−゚)ξzzZ「……」
- ( ^ω^)「……」
- ξ゚−゚)ξ「……あ」
- ( ^ω^)「ようやく起きたかお」
- ξ#゚−゚)ξ「寝ていません」
- ( ^ω^)「いやいや、どう見ても寝てたお」
- ξ#゚−゚)ξ「寝ていません!」
- ( ^ω^)「よだれ拭けお」
- ξ;゚−゚)ξ「……」
- ξ;゚−゚)ξフキフキ「……」
- ( ^ω^)「ニヤニヤ」
- ξ;゚−゚)ξ「笑うな」
- ( ^ω^)「ニヤニヤ」
- ξ;゚听)ξ「わ、笑っちゃだめぇ!」
- ( ^ω^)「ニヤニヤ」
- 6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 19:02:39.78 ID:/eyd4oya0
- ξ#゚−゚)ξ「もう怒りました」
- (;^ω^)「悪かったお」
- ξ#゚−゚)ξ「怒り心頭に達しています」
- (;^ω^)「すまんかったお」
- ξ#゚−゚)ξ「怒髪、天を突きます」
- (;^ω^)「ごめんなさいだお」
- ξ゚听)ξ「あ、実際に髪は逆立たないよ?」
- ( ^ω^)「当たり前だお」
- 7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 19:04:06.62 ID:/eyd4oya0
- ξ#゚−゚)ξ「何はともあれ、私はすごく怒ってます」
- (;^ω^)(……くどいお)
- ξ#゚−゚)ξ「この怒りの矛先をどこに向ければいいのでしょう?」
- (;^ω^)「いや、普通に僕に向ければいいと思うお」
- ξ;゚听)ξ「そ、そしたら危ないじゃない!」
- (;^ω^)「え? 何が?」
- ξ;゚听)ξ「矛先を向けたらブーンが危ない!」
- (;^ω^)「いや、それは単なる慣用句だお」
- ξ゚听)ξ「ならいいや」
- (;^ω^)「え? いいのかお?」
- ξ゚听)ξ「いいのです」
- (;^ω^)「そうですか」
- ξ゚听)ξ「そうなのだ」
- 9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 19:05:47.99 ID:/eyd4oya0
- ξ#゚−゚)ξ「……」
- (;^ω^)「……」
- ξ#゚−゚)ξ「わかりました」
- (;^ω^)「何がだお?」
- ξ#゚−゚)ξ「怒りの矛先を納める方法をです」
- ( ^ω^)「ほうほう」
- ξ#゚−゚)ξ「……」
- (;^ω^)「……」
- ξ#゚−゚)ξ「……」
- (;^ω^)「……ご、ごめんなさい」
- 10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 19:08:02.14 ID:/eyd4oya0
- ξ#゚−゚)ξ「明日一日、私は女王様です」
- (;^ω^)「はい?」
- ξ#゚−゚)ξ「女王様の命令は絶対です」
- ( ^ω^)「ああ、そういうことかお」
- ξ#゚−゚)ξ「だから明日一日、ブーンは私の家来なのです」
- ( ^ω^)「はいはい」
- ξ#゚−゚)ξ「とりあえず、明日の朝九時に私を起こしに来なさい」
- ( ^ω^)「わかりましたお」
- ξ゚听)ξ「じゃあ、今日は解散」
- ( ^ω^)「おkだお。家に帰るお」
- ξ゚听)ξ「気をつけて帰りなさい。命令です」
- ( ^ω^)「命令は明日からじゃないのかお?」
- ξ;゚听)ξ「そ、そうだった……」
- ( ^ω^)「でもその命令には従わせてもらうお」
- 12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 19:09:57.70 ID:/eyd4oya0
- 翌朝九時。ツンのアパートの前
- ( ^ω^)「ピンポーン」
- ( ^ω^)「ツーン、起こしに来たおー」
- ( ^ω^)「ピンポーン」
- ( ^ω^)「……」
- (;^ω^)「……」
- (;^ω^)「……」
- (;^ω^)「呼び鈴で起きろよ、あのバカ」
- 13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 19:11:20.50 ID:/eyd4oya0
- (;^ω^)「しょうがないから携帯で起こすお」
- ( ^ω^)】「プルルル」
- ( ^ω^)】「プルルル」
- ( ^ω^)】「ガチャ」
- ξ#゚−゚)ξ『……』
- ( ^ω^)】「あ、ツン」
- ξ#゚−゚)ξ『こんな朝っぱらから電話かけるな』
- (;^ω^)】「ええっ!?」
- ξ#゚−゚)ξ『人の眠りを妨げるな』
- (;^ω^)】「いやいや! 起こせって言ったのお前だお!!」
- ξ#゚−゚)ξ『うるさい。寝る』
- (;^ω^)】「ちょwwwwwおまwwwwwww」
- ( ^ω^)】「ツー……ツー……」
- (^ω^)】「ツー……ツー……」
- 14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 19:13:07.63 ID:/eyd4oya0
- 正午。ブーン宅
- ( ^ω^)「あ、電話だお」
- ( ^ω^)】「もしもし」
- ξ#゚−゚)ξ『もしもし』
- ( ^ω^)】「どうしたんだお?」
- ξ#゚−゚)ξ『どうして私を起こさなかったの?』
- (;^ω^)】「いやいや、ちゃんと起こしたお」
- ξ#゚−゚)ξ『嘘だ!』
- ( ^ω^)】「携帯の着暦見ろお」
- ξ#゚−゚)ξ『……』
- ξ;゚听)ξ『……あ』
- ( ^ω^)】「ちゃんと起こしてるお?」
- ξ゚听)ξ『……うん』
- ( ^ω^)】「とりあえず、今からツンの部屋に行くお」
- ξ*゚听)ξ『……うん!』
- 17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 19:15:26.13 ID:/eyd4oya0
- ツンのアパート。
- ( ^ω^)「おじゃましますお」
- ξ゚听)ξ「うむ。入りなさい」
- (;^ω^)「……」
- ξ゚听)ξ「とりあえず、寒いからこたつに入りなさい」
- (;^ω^)「いや、その前に……」
- ξ゚听)ξ「何?」
- (;^ω^)「なんでツン、ボンテージ着てるんだお?」
- ξ゚听)ξ「女王様だから!」
- (;^ω^)「女王様の意味が違うお」
- ξ;゚听)ξ「え? でもあのビデオじゃ……」
- ( ^ω^)「お前、見たのかお?」
- ξ;゚听)ξ「み、見てない!」
- ( ^ω^)「……見たんだお?」
- ξ////)ξ「……ちょ、ちょっとだけ」
- 19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 19:17:32.17 ID:/eyd4oya0
- 服を着替えたツン。
- ξ*゚听)ξ「……」
- ( ^ω^)「……」
- ξ*゚听)ξ「こたつ、気持ちいいね」
- ( ^ω^)「お。気持ちいいお」
- ξ#゚−゚)ξ「……ブーン。命令です」
- ( ^ω^)「お? 何だお?」
- ξ#゚−゚)ξ「足が邪魔。どけなさい」
- ( ^ω^)「わかりましたお」
- ξ*゚听)ξ「……」
- ( ^ω^)「……」
- ξ*゚听)ξ「こたつ、気持ちいいね」
- ( ^ω^)「お。気持ちいいお」
- 20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 19:19:35.46 ID:/eyd4oya0
- こたつで丸くなる二人。
- ξ*゚听)ξ「……」
- ( ^ω^)「……」
- ξ*゚听)ξ「……ぶっ」
- (;^ω^)「……」
- ξ;゚听)ξ「……」
- (;^ω^)「……」
- ξ;゚听)ξ「ブ、ブーン!」
- (;^ω^)「な、なんだお?」
- ξ;゚听)ξ「おならしましたね?」
- (;^ω^)「し、してないお!」
- ξ;゚听)ξ「命令です! おならしたって言いなさい!」
- (;^ω^)「し、しましたお!」
- ξ*゚听)ξ「……よし!」
- (;^ω^)(よし! じゃねーお!)
- 23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 19:23:14.30 ID:/eyd4oya0
- 相変わらずこたつで丸くなる二人。
- ξ*゚听)ξ「……」
- ( ^ω^)「……」
- ξ*゚听)ξ「ブーン。命令です」
- ( ^ω^)「はいはい」
- ξ*゚听)ξ「台所の戸棚にみかんがあるから、取ってきなさい」
- ( ^ω^)「はいですお」
- ( ^ω^)「とってきましたお」
- ξ*゚听)ξ「苦しゅうない。表を上げい」
- ( ^ω^)「ツン、それは女王様じゃなくて殿様だお」
- ξ;゚听)ξ「ふ、不覚!」
- ( ^ω^)「多分、それも殿様の系統だお」
- ξ;゚听)ξ「じゃあどうすればいいのよ!」
- ( ^ω^)「とりあえずみかん食べるお」
- ξ*゚听)ξ「わーい!」
- 26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 19:25:16.99 ID:/eyd4oya0
- さらにこたつで丸くなる二人。
- ξ゚听)ξ「ブーン。命令です」
- ( ^ω^)「はいはい」
- ξ゚听)ξ「みかんの皮をむきなさい」
- ( ^ω^)「はいはい」
- ( ^ω^)「ムキムキ」
- ξ゚听)ξ「あ、ちゃんと白い筋は取りなさいよ」
- ( ^ω^)「え? 取るのかお?」
- ξ゚听)ξ「うん。私のこだわり」
- ( ^ω^)「でも、白い筋には栄養があるって聞いたことあるお」
- ξ゚听)ξ「命令撤回です。白い筋は取ったらダメです」
- ( ^ω^)「あれ? こだわりは?」
- ξ゚听)ξ「捨てました」
- ( ^ω^)「はえーなおい」
- 28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 19:27:21.36 ID:/eyd4oya0
- すさまじくこたつで丸くなる二人。
- ξ゚听)ξ「ブーン。命令です」
- ( ^ω^)「はい」
- ξ゚听)ξ「おなかがすきました」
- (;^ω^)(みかん十個も食っといてまだ腹減ってるのかお……)
- ξ゚听)ξ「冷蔵庫にプリンがあります」
- ( ^ω^)「はいはい」
- ξ゚听)ξ「取ってきなさい」
- ( ^ω^)「はいはいはい」
- 30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 19:29:37.31 ID:/eyd4oya0
- ありえないほどにこたつで丸くなる二人。
- ( ^ω^)「取ってきましたお」
- ξ゚听)ξ「よく出来ました」
- ξ#゚−゚)ξ「……嘘です。よく出来てません」
- (;^ω^)「え? どうしてだお?」
- ξ#゚听)ξ「お皿は!」
- (;^ω^)「はい?」
- ξ#゚听)ξ「お皿がないとぷっちんできん!」
- (;^ω^)「そのまま食えお……」
- ξ#゚−゚)ξ「……」
- (;^ω^)「わかったお。皿取ってくるお」
- ξ゚听)ξ「うむ。苦しゅうない」
- ( ^ω^)「だからそれは殿様だお」
- ξ;゚听)ξ「ふ、不覚!」
- (^ω^)「無限ループって怖いよね」
- 34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 19:31:53.08 ID:/eyd4oya0
- 狂おしいほどにこたつで丸くなる二人。
- ξ゚−゚)ξ「ブーン。私は暇をもてあましている」
- ( ^ω^)「僕もだお」
- ξ゚−゚)ξ「命令です。面白い話をしなさい」
- (;^ω^)「いきなり言われても出来ないお」
- ξ#゚−゚)ξ「命令です!」
- (;^ω^)「えーっ……」
- (;^ω^)「怖い話じゃダメ?」
- ξ;゚听)ξ「だ、だめ! 絶対だめ!」
- (;^ω^)「とっておきのがあるんだけど」
- ξ;゚听)ξ「だめ! むり!」
- ( ^ω^)「そうかお」
- 36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 19:33:32.58 ID:/eyd4oya0
- エキセントリックにこたつで丸くなる二人。
- ξ;゚听)ξ「……もじもじ」
- ( ^ω^)「……」
- ξ;゚听)ξ「……もじもじ」
- (;^ω^)「……」
- (;^ω^)「ツン、何もじもじしてるんだお?」
- ξ;゚听)ξ「ぶ、ブーン。命令です」
- ( ^ω^)「はいはい」
- ξ////)ξ「怖いから……トイレ付いてきて……」
- ( ^ω^)「どんだけー」
- 37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 19:35:14.76 ID:/eyd4oya0
- トイレから帰ってきたツン。
- ξ*゚听)ξ「あー、すっきりした」
- ( ^ω^)「そりゃ良かったお」
- ξ゚听)ξ「で、面白い話は?」
- (;^ω^)「あー……しなきゃだめ?」
- ξ゚听)ξ「だめ」
- (;^ω^)「えっとー、去年の夏のことなんだけど、その日僕はタンクトップを着てたんだお」
- ξ゚听)ξ「うんうん」
- (;^ω^)「それで、道に迷ったから道を尋ねようとコンビニの店員に聞いたお」
- ξ゚听)ξ「うんうん」
- (;^ω^)「そしたら、そこの店員が可愛い女子高生だったお。だから僕はかっこつけて道を訪ねたお」
- ξ#゚−゚)ξ「……」
- (;^ω^)「で、外に出たら胸のあたりがすーすーしたお」
- ξ#゚−゚)ξ「……」
- (;^ω^)「何かと思ったらタンクトップの隙間から乳首がはみ出してたお。あれは恥ずかしかったお」
- 38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 19:35:56.52 ID:/eyd4oya0
- ワンダフルにこたつで丸くなる二人。
- ξ#゚−゚)ξ「……」
- (;^ω^)「……」
- ξ#゚−゚)ξ「……」
- (;^ω^)「あのー、ツンさん?」
- ξ#゚−゚)ξ「何?」
- (;^ω^)「怒ってません?」
- ξ#゚−゚)ξ「怒ってません」
- (;^ω^)「……」
- ξ#゚−゚)ξ「……」
- (;^ω^)(僕、何かまずいこと言ったっけかお?)
- ξ#゚−゚)ξ「……」
- 41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 19:37:35.14 ID:/eyd4oya0
- デンジャラスにこたつで丸くなる二人。
- ξ#゚−゚)ξ「ブーン、命令です」
- (;^ω^)「はい」
- ξ#゚−゚)ξ「ふんどしをつけなさい」
- (;^ω^)「はい!?」
- ξ#゚听)ξ「ふんどし一丁になれって言ってるの!」
- (;^ω^)「いやいや! ふんどしなんて持ってないお!」
- ξ゚听)ξ「大丈夫。買ってきたから」
- (;゚ω゚)「え? マジで!?」
- ξ゚听)ξ「まじで」
- (;^ω^)「どこで?」
- ξ////)ξ「な、内緒……」
- (;゚ω゚)「ねぇ!! どこで買ったのよ!! マジで!!」
- 44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 19:40:01.13 ID:/eyd4oya0
- ( ;ω;) 何が悲しくて真冬にふんどし一丁に……
- __〃`ヽ 〈_
- γ´⌒´-−ヾvーヽ⌒ヽ
- /⌒ ィ `i´ ); `ヽ
- / ノ^ 、___¥__人 |
- ! ,,,ノ爻\_ _人 ノr;^ > )
- ( <_ \ヘ、,, __,+、__rノ/ /
- ヽ_ \ )ゝ、__,+、_ア〃 /
- ヽ、___ ヽ.=┬─┬〈 ソ、
- 〈J .〉、|..天 |, |ヽ-´
- /"" |..下 |: |
- レ :|:..一 | リ
- / ノ|__| |
- | ,, ソ ヽ )
- .,ゝ ) イ ヽ ノ
- y `レl 〈´ リ
- / ノ | |
- l / l;; |
- 〉 〈 〉 |
- / ::| (_ヽ \、
- (。mnノ `ヽnm
- ξ*/【◎】パシャパシャ「……」
- (# ゚ω゚)「写真撮ってんじゃねーお!!」
- 50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 19:43:43.08 ID:/eyd4oya0
- ふんどし一丁でこたつに入る天下一。
- (;^ω^)(さ、寒い……)
- ξ*゚听)ξ「はぁー……こたつ、あったかいねー」
- ピンポーン
- ξ゚听)ξ「あ、誰か来た」
- ( ^ω^)(あー……こたつあったけー……)
- ξ゚听)ξ「ブーン。命令です。出なさい」
- (; ゚ω゚)「はぁ!? 何言ってんのお前!?」
- ξ゚听)ξ「大丈夫。多分友達だから」
- (; ゚ω゚)「全然大丈夫じゃねーお! むしろ大丈夫じゃねーお!!」
- ξ#゚−゚)ξ「命令です」
- (;^ω^)「……マジ?」
- ξ#゚−゚)ξ「こたつから出たくないの! 早く行きなさい!」
- (;^ω^)「……」
- ( ;ω;)(とほほ……)
- 52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 19:46:22.55 ID:/eyd4oya0
- ふんどし一丁で玄関の前に立つブーン。
- (;^ω^)(こうなりゃもうヤケクソだお!)
- ( ^ω^)「はーい! ふんどしパブへようこそー!」
- 川 ゚ -゚)「……」
- (;^ω^)「……」
- 川 ゚ -゚)「これ、ツンさんに借りていたノートです」
- (;^ω^)「あ、これはご丁寧にどうも」
- 川 ゚ -゚)「あと、これもどうぞ」
- (;^ω^)「えっと……これは何ですかお?」
- 川 ゚ -゚)「精神科の電話番号です」
- (;^ω^)「はぁ……ありがとうございますお」
- 川 ゚ -゚)「とても良い医者らしいです。ご利用はお早めに。では、失礼します」
- ( ;ω;)「……」
- 56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 19:48:45.92 ID:/eyd4oya0
- 愛しさと切なさと心強さに打ちひしがれて扉を閉めたふんどし。
- ( ;ω;)「……とんでもない誤解をされたお」
- ピンポーン
- (# ゚ω゚)「今度は誰だお!」
- (´・ω・`)「すいませーん。流しのふんどし売りなんですけど、ふんどしいりませんかー?」
- (# ゚ω゚)「間に合ってますお!」
- バタン
- (´・ω・`)「……」
- (´・ω・`)「すげー。本当にふんどししてるやつがいるとは……」
- 58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 19:51:00.91 ID:/eyd4oya0
- ふんどし一丁でこたつに入る天下一リターンズ。
- ( ;ω;)(身も心も寒い……)
- ξ*゚听)ξ「はぁー……おこた、あったかいねー」
- (;^ω^)「……さ、寒いです」
- ξ;゚听)ξ「え! 大変! 風邪引いちゃう!」
- (#^ω^)(てめーのせいだお……)
- ξ;゚听)ξ「命令です! コンビニでココアと風邪薬を買ってきなさい!」
- (;^ω^)「わかったお。とりあえず服着るお」
- ξ#゚−゚)ξ「だめ」
- (;^ω^)「ええ!? なんで!?」
- ξ#゚听)ξ「だってふんどしじゃないと店員に色目つかうじゃない!」
- (;^ω^)「いやいや、使わないお!」
- ξ#゚−゚)ξ「だめ。使うもん」
- (;^ω^)「……どうしても?」
- ξ#゚−゚)ξ「どうしても」
- 59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 19:52:34.87 ID:/eyd4oya0
- ふんどし一丁でしぶしぶ立ち上がるブーン。
- ξ#゚−゚)ξ「……」
- (;^ω^)「……」
- (;^ω^)「……わかったお。行ってくるお」
- ξ゚听)ξ「よし!」
- (;^ω^)(とんでもないことになったお……)
- ξ゚听)ξ「あ、ブーン」
- ( ^ω^)「お? なんだお?」
- ξ゚听)ξ「プリンも買ってきて」
- (# ゚ω゚)(……この女!)
- ξ゚听)ξ「あと、気をつけてね」
- ( ^ω^)「……何に?」
- ξ゚听)ξ「警察に」
- (# ゚ω゚)(……このクソ女!!)
- 64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 19:54:57.61 ID:/eyd4oya0
- コンビニへ向かった下僕ふんどし。
- ('A`)「いらっしゃいま……」
- (゚A゚;)「!!」
- ( ;ω;) ……
- __〃`ヽ 〈_
- γ´⌒´-−ヾvーヽ⌒ヽ
- /⌒ ィ `i´ ); `ヽ
- / ノ^ 、___¥__人 |
- ! ,,,ノ爻\_ _人 ノr;^ > )
- ( <_ \ヘ、,, __,+、__rノ/ /
- ヽ_ \ )ゝ、__,+、_ア〃 /
- ヽ、___ ヽ.=┬─┬〈 ソ、
- 〈J .〉、|..核 |, |ヽ-´
- /"" |..兵 |: |
- レ :|:..器 | リ
- / ノ|__| |
- | ,, ソ ヽ )
- .,ゝ ) イ ヽ ノ
- y `レl 〈´ リ
- / ノ | |
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- 〉 〈 〉 |
- / ::| (_ヽ \、
- (。mnノ `ヽnm
- (゚A゚;)(こいつ……出来る!)
- 67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 19:57:08.36 ID:/eyd4oya0
- コンビニで商品を選ぶ核兵器。
- ( ;ω;)(何が悲しくてふんどしで買い物を……)
- (# ゚ω゚)「あのクソ女! 復讐してやるお!」
- ( ^ω^)「ふひひwwwwぷっちんじゃないプリン買ってやるおwwwwww」
- ( ^ω^)「……」
- ( ;ω;)「僕は何をしてるんだお……」
- 壁|A`;)(あの男、ふんどし一丁でプリンを手に取りやがった!)
- 壁|A`;)(……俺は歴史的瞬間に立ち会ってるのかもしれない!)
- 壁|A;)(これほどコンビニ店員になって良かったと思った日はない!)
- 70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 19:59:34.55 ID:/eyd4oya0
- レジに進んだ核兵器。
- ('A`;)「あのー……お客さん?」
- (;^ω^)「……はいですお」
- ('A`;)「寒く……ないんですか?」
- ( ;ω;)「すごく……寒いです……」
- ('A`;)「何か……あったんですか?」
- ( ;ω;)「……聞かないでください」
- ('A`;)「色々……大変みたいですね」
- すると店員は、トランクスを袋に入れてくれた。
- ('A`;)「これ、俺のおごりです! どうぞ家ではいてください!」
- ( ;ω;)「すみませんお」
- ('A`;)「人生まだまだこれからです! 負けないで頑張ってください!」
- ( ;ω;)「ご親切、いたく身に染みましたお」
- 人の温かみに触れたブーン。外に出ると、木枯らしでふんどしが揺れた。
- 72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 20:01:25.22 ID:/eyd4oya0
- コンビニから帰ってきたブーン。
- (;^ω^)「ただいまだお……」
- ξ゚听)ξ「お帰りなさい。プリンは冷蔵庫に入れておきなさい」
- (;^ω^)「はいはい」
- ξ゚听)ξ「それと、もうひとつ命令です」
- (;^ω^)(今度はなんだお……)
- ξ゚听)ξ「寒いだろうから、私のベッドで暖まりなさい」
- ( ^ω^)「お? いいのかお?」
- ξ゚听)ξ「勘違いしないでください。風邪ひかれたら困るだけです」
- ( ^ω^)「そっかお。そんじゃ、遠慮なく」
- ξ゚听)ξ「遠慮はしなさい」
- ( ^ω^)「お前は僕にどうしろと?」
- 75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 20:03:01.15 ID:/eyd4oya0
- ツンのベッドで布団を被るふんどし大名。
- ( ^ω^)「……」
- ξ*゚听)ξ「はぁー……ココアおいしー……」
- ( ^ω^)「……」
- ξ*゚听)ξ「……もうひとつみかん食べよー」
- ( ^ω^)(この布団……ツンの香りがするお……)
- ξ*゚听)ξ「……あ、手が黄色くなってる」
- ( ^ω^)(ツンの布団なんだから当たり前かお……)
- ξ*゚听)ξ「……こたつ、あったかーい」
- (*^ω^)(ツンの布団、あったかーい)
- 78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 20:04:49.72 ID:/eyd4oya0
- ツンの布団であんなことこんなことするブーン。
- (*^ω^)(あったけー。しあわせー)
- ξ*゚听)ξ「……」
- (;^ω^)「むむむ!」
- ξ゚听)ξ「ブーン、どうしたの?」
- (;^ω^)「ふんどし一丁でいたせいか、おなかが……」
- ξ;゚听)ξ「げっ! まじですか?」
- (;^ω^)「マジです。トイレ借りていいかお?」
- ξ;゚听)ξ「だ、だめです!」
- (;^ω^)「ちょwwwwwwなんでwwwwwwwwww」
- ξ;凵G)ξ「だって、ブーンのうんち臭そうなんだもん!」
- (;^ω^)「ええっ! 泣くほど嫌なの!?」
- 80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 20:06:45.11 ID:/eyd4oya0
- うんちのもたらす陣痛に耐えるふんどし。
- (; ゚ω゚)(エ、エマージェンシーモードだお!)
- ξ;゚听)ξ(まずい。私も三日ぶりのお通じが……)
- ( ^ω^)(あ、ちょっと陣痛が引いたお)
- ξ;゚听)ξ(やばい。出そう……)
- ( ^ω^)(いやー、うんちの周期ってこれまた独特なんだよねー)
- ξ;゚听)ξ(このままじゃ漏れちゃう……)
- ( ^ω^)(こういうときこそ長年の経験がものをいうんだお)
- ξ;゚听)ξ(10…9…8…7……)
- ( ^ω^)(しばらくは大丈夫そうだお。その間に体あったかくしておくお)
- ξ;゚听)ξ(カ、カウントダウンが始まった!)
- 82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 20:09:02.01 ID:/eyd4oya0
- 限界が来て立ち上がるツン。
- ξ;゚听)ξ「ブ、ブーン! 命令です!」
- ( ^ω^)「お? 今度は何だお?」
- ξ;゚听)ξ「コンビニに行ってきなさい!」
- (# ゚ω゚)「はぁ!? またかお!? ふざけんなお!!」
- ξ;゚听)ξ「め、命令ですよ!」
- (# ゚ω゚)「いい加減にしろお! 僕がどんだけ寒くて恥ずかしい思いをしたのかわかってんのかお!!」
- ξ;゚听)ξ「だ、だって……」
- (# ゚ω゚)「だってもクソもねーお! 悪ふざけもたいがいにしろお!!」
- ξ;凵G)ξ「だって……だってもクソもあるもん! うんち出そうなんだもん!」
- (;^ω^)「は、はい!?」
- ξ;凵G)ξ「うんちが出そうなの! それも三日ぶりの!!」
- (; ゚ω゚)「み、三日ぶりかお!?」
- ξ;凵G)ξ「そう! だから出て行って! 恥ずかしいの! 服は着てっていいから!!」
- (;^ω^)「お、おお! わかったお!」
- 84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 20:11:26.08 ID:/eyd4oya0
- コンビニへリターンした元ふんどし関親方。
- ('A`)「いらっしゃいま……」
- (゚A゚;)「!!」
- ('A`;)「お、お客さん! ふんどしはどうなされたんですか!?」
- (;^ω^)「お、おかげさまで無事に卒業できましたお」
- ('A`;)「そ、そうなんですかー! それで、私のおごりのトランクスは活用していただけたでしょうか!?」
- (;^ω^)「は、はい! 今も実際にはかせてもらってるお!」
- ('∀`)「そうですか! お役に立てて光栄です!」
- (;^ω^)「はぁ……。それで、ちょっとトイレをお借りしたいのですが、よろしいですかお?」
- ('∀`)「どうぞどうぞ! 小ですか? それとも大穴で大ですか!?」
- (;^ω^)(お、大穴!?)
- (;^ω^)「えっと……大ですお」
- ('∀`)「キター! 大ktkr! どうぞ思う存分大ってください!
- そりゃもう、肛門が擦り切れるくらいブリブリと!!」
- (;^ω^)「はぁ……じゃあ遠慮なく……」
- ('∀`)「はい! あとで私がブリブリ洗っときますから!!」
- 88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 20:14:20.39 ID:/eyd4oya0
- コンビニのトイレで排泄にいそしんだブーン。
- ( ^ω^)「いやー、僕の生涯で五本の指に入るくらいの素晴らしいうんちだったお」
- ('∀`)「お疲れ様です! ウォシュレットのお加減はいかがでしたか!?」
- ( ^ω^)「ちょうどいい湯加減だったお」
- ('∀`)「光栄です! あとは私に任せて、どうぞご帰宅なさってください!!」
- ( ^ω^)「わざわざすみませんお。では失礼しますお」
- ('∀`)「はい! ありがとうございました!!」
- (;^ω^)(何が!?)
- 90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 20:16:34.67 ID:/eyd4oya0
- 退店したブーン。便所掃除をしながらドクオは思う。
- ('∀`)(あのふんどしさんが立ち直ってくれた……俺のおごりのトランクスで……)
- ('∀`)(俺はバイトする前ずっと引きこもりだったというのに……そんな俺でも人を助けられた!)
- ('∀`)(コンビニ店員しか出来ない俺だけど……俺だって誰かの力になれるんだ!!)
- ('∀`)「よーし! 俺はやるぞー!!」
- のちに伝説を残すことになる、名心理カウンセラー誕生の瞬間である。
- 91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 20:18:57.38 ID:/eyd4oya0
- ツンの部屋に戻る途中のブーン。
- ( ^ω^)(いやー、実に充実したうんちんぐタイムだったお)
- (;^ω^)(それにしても、あの店員はいったいなんだったんだお?)
- (;^ω^)(……)
- ( ^ω^)(まあ、過ぎたことはどうでもいいお)
- ( ^ω^)(しかし、今日のツンは身勝手の度が過ぎるお)
- ( ^ω^)(いくら原因が僕だとしても、さすがにこれはあんまりすぎるお)
- (#^ω^)(SMビデオを重ね撮りしちゃったくらいで、ふんどし市中引き回しの刑はないお!)
- (#^ω^)(幼馴染として、ここは毅然とした態度で接しなきゃダメだお!)
- 92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 20:20:57.08 ID:/eyd4oya0
- ツンの部屋に戻った元ふんど力士(関脇)。
- ξ;゚听)ξ「お、おかえりなさい」
- (#^ω^)「ただいまだお!」
- ξ;゚听)ξ「……」
- (#^ω^)「……」
- ξ;゚听)ξ「あ、あのさ!」
- (#^ω^)「今度は何だお!!」
- ξ;゚听)ξ「み、みかん、むいてあげようか?」
- (#^ω^)「……」
- ξ;゚听)ξ「……」
- (#^ω^)「……」
- ξ;゚听)ξ「……」
- (#^ω^)「 お 願 い し ま す !!」
- ξ;゚听)ξ「かしこまりました!」
- 97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 20:22:54.76 ID:/eyd4oya0
- こたつでツンのむいたみかんを食べるWBC元ふんどし級世界王者(内藤)。
- (#^ω^)「モグモグ!」
- ξ;゚听)ξ「……」
- (#^ω^)(畜生! ツンのむいたみかんうめーお!!)
- ξ;゚−゚)ξ「……」
- (#^ω^)(しかしここで気を許したら負けだお!)
- ξ;゚听)ξ「……」
- (#^ω^)(あー! もう一個むいてくんねーかおー!!)
- 101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 20:25:04.22 ID:/eyd4oya0
- こたつでしゅんとする便秘女と、ふんぞり返る優柔不断男。
- ξ;゚听)ξ「ブ、ブーン! 命令です!」
- (#^ω^)「今度は何だお!」
- ξ;゚听)ξ「わ、私を許しなさい!」
- (;^ω^)「は、はい!?」
- ξ;゚听)ξ「怒らないでください!」
- (;^ω^)「……うーん」
- ξう凵G)ξ「お、怒らないで……」
- (;^ω^)「おまwwwwwwwwwww」
- ξ;−;)ξ「ごめんなさい……許してください……」
- (;^ω^)「ちょwwwwwwww泣くなおwwwwwwwwww」
- ξ;凵G)ξ「ごめんなたい……許してくだたい……」
- (;^ω^)「わかったおwwwww許すから泣かないでwwwwwwwwww」
- 103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 20:26:58.20 ID:/eyd4oya0
- こたつで泣く女王様とふんどし王子。
- ξう凵G)ξ「えっぐ……えっぐ……」
- (;^ω^)(うーん……まさか泣かれるとは思わなかったお……)
- ξう凵G)ξ「ひっく……ひっく……」
- (;^ω^)(女の涙は卑怯だお……なんか僕が悪いみたいになってるお……)
- ξう−゚)ξ「……」
- (;^ω^)(ふぅ……やっと泣き止んだお……)
- ξ゚−゚)ξ「……」
- (;^ω^)(ちょwwwwwwwその目やめてwwwwwwwwwww)
- ξ゚−゚)ξ「ブーン、命令です」
- (;^ω^)「は、はい! なんなりと!」
- ξ゚−゚)ξ「食べたいものを言いなさい」
- 105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 20:28:57.23 ID:/eyd4oya0
- (;^ω^)「は、はい!?」
- ξ#゚听)ξ「食べたいものは何!?」
- (;^ω^)「ひ、広島風お好み焼きが食べたいであります!」
- ξ゚听)ξ「わかりました。作ります」
- (;^ω^)「え? 作るの? ツンが?」
- ξ゚听)ξ「はい。任せなさい」
- (;^ω^)「いえ、任せられません!」
- ξ;゚听)ξ「え!? なんで!?」
- (;^ω^)「だってお前、このまえ味噌汁作って爆発させたじゃないかお」
- ξ゚听)ξ「この前の私と今の私は別人です。男子三日見ざれば活目してなんとやら」
- (;^ω^)「いやいや。お前は女子だお。しかも味噌汁型爆弾の製造日は二日前だお」
- ξ;゚听)ξ「うるさいなー! 命令です! お黙りなさい!」
- (;^ω^)「は、はいですお!!」
- ξ*゚听)ξ「よーし、頑張るぞー!」
- (;^ω^)(こたつの下に避難しとこっと……)
- 107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 20:31:23.96 ID:/eyd4oya0
- 数十分後。こたつの上。
- (;^ω^)「あのー……ツンさん?」
- ξ;゚听)ξ「……はい」
- (;^ω^)「食卓の上に置かれた、この炭の固まりは何ですか?」
- ξ;゚听)ξ「広島風お好み焼き……」
- (;^ω^)「……」
- ξ;゚听)ξ「……だったもの」
- (;^ω^)「過去形なんですね?」
- ξ;゚听)ξ「……はい」
- 109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 20:33:42.46 ID:/eyd4oya0
- ξ;゚听)ξ「だ、大丈夫です!」
- (;^ω^)「……本当かお?」
- ξ;゚听)ξ「本当です! こうやってケチャップをかければ!!」
- (;^ω^)「お好み焼きにケチャップはねーよ……」
- ξ;゚听)ξ「な、なら唐辛子で舌を馬鹿にして……」
- (;^ω^)「ちょwwwwwwそれだけはあきまへんwwwwww料理人としてwwwwwww」
- ξ;凵G)ξ「じゃあどうすればいいのよ!!」
- (; ゚ω゚)「そりゃあお前……普通に食えばいいんだお!」
- (; ゚ω゚)「ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
- (゚ω゚)「ぬわああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
- ξ;凵G)ξ「ブーン! ブ―――――――――――――――――――ン!!」
- ふんどし王子、ここに死す。
- 112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 20:36:01.36 ID:/eyd4oya0
- 以下、何事もなかったように再開。
- (;^ω^)「あー……軽く生死の境をさまよったお……」
- ξ;゚−゚)ξ「……ごめんなさい」
- (;^ω^)「いいお……あったこともないじぃちゃんに会えたお。
- ある意味貴重な体験をさせてもらったお……」
- 時刻を見れば、夕方の七時。
- ( ^ω^)「んじゃ、そろそろ僕は帰るお」
- ξ;゚听)ξ「だ、だめです! 命令です!!」
- (;^ω^)「そんなこと言われても……」
- ξ;゚听)ξ「と、とにかくだめ! まだ今日は終わってない!」
- (;^ω^)「……わかったお」
- 114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 20:38:17.93 ID:/eyd4oya0
- それからこたつと一体化した二人。時刻はすで午後九時。
- (;^ω^)(幼馴染といえど、さすがにこの時間はあきまへんお……)
- (;^ω^)(あ、そうだお!)
- (;^ω^)「ツン!」
- ξ;゚听)ξ「は、はい!」
- (;^ω^)「お風呂入らなくていいのかお?」
- ξ゚听)ξ「あ、ちょっと入りたいかも」
- (;^ω^)「そうかお! それじゃあ、僕はそろそろお暇するお!」
- ξ;゚听)ξ「え、あ、ちょ、だめぇ!!」
- (;^ω^)「いや、しかし……」
- ξ;゚听)ξ「じゃ、じゃあ命令します!」
- (;^ω^)「はぁ……なんでしょう?」
- ξ////)ξ「い……一緒にお風呂に入ってください!!」
- 123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 20:40:59.66 ID:/eyd4oya0
- ( ^ω^)「……」
- ( ^ω)「……」
- ( ^)「……」
- ( ) 「……」
- (^ )「……」
- (ω^ )「……」
- (^ω^ )「……」
- ( ^ω^ )「……」
- ( ゚ω゚ )「鼻血ブ―――――――――――――――――――――――――――!!」
- 129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 20:42:56.08 ID:/eyd4oya0
- 鼻血まみれのツンの部屋。このあと掃除はどうするのだろう。
- (;^ω^)「ちょwwwwwwwツンさんあんたなんば言いよらすとwwwwwwwwwwww」
- ξ////)ξ「い、いやですか?」
- (;^ω^)「はい?」
- ξ////)ξ「私は……いやじゃないよ?」
- (;^ω^)「えっと……」
- ξ////)ξ「ブ、ブーンは私とお風呂に入るの……いや?」
- ( ゚ω゚)「いえ! むしろ光栄の至りというべきことでありますとも女王陛下!!」
- ξ////)ξ「そ、それは結構です!」
- ( ゚ω゚)「イエス・マム! そんじゃスポポポーンと服脱いじゃいましょう!!」
- ξ////)ξ「ちょ、ちょっとまって! もうひとつ命令があります!」
- ( ゚ω゚)「はっ! 私めに出来ることであれば何なりとお申し付けください!!」
- ξ////)ξ「エ、エッチなことはしちゃだめ!」
- ( ゚ω゚)「それは無理です!!」
- 139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 20:45:37.09 ID:/eyd4oya0
- 結局一緒に風呂へ入ることになった女王様と鼻血王子。
- ξ////)ξ「……」
- (;^ω^)「……」
- ξ////)ξ「……」
- (;^ω^)「……」
- ξ////)ξ「……」
- (;^ω^)「……」
- ξ////)ξ「ブ、ブーン! 命令です!」
- (;^ω^)「は、はひ! なんでふかお!!」
- ξ////)ξ「あの……その……」
- (;^ω^)「……」
- ξ////)ξ「勃てちゃ……だめ……」
- ( ゚ω゚)「それも無理です!!」
- 149: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 20:49:10.35 ID:/eyd4oya0
- 無事、何事もなく風呂から上がった二人。ええ、何事もなかったんですよはい!
- ξ////)ξ「……お風呂、気持ちよかったね」
- (;^ω^)「ええ……それはとてもとても……」
- (; ゚ω゚)(この記憶が薄れぬうちに、家に帰って○×□ー!!)
- (;^ω^)「と言うわけで、僕はそろそろおうちに帰るお! そんじゃバイブー!」
- ξ;゚听)ξ「あ、ままま、待って!!」
- (;^ω^)「ちょwwwww今度は何だおwwwwwwwww」
- (# ゚ω゚)(記憶が薄れるじゃねぇか! 早く……早く家に!!)
- ξ;゚听)ξ「め、命令します!」
- (;^ω^)「まだあるの?」
- ξ////)ξ「今夜、ととと、泊まっていきなさい!」
- ( ^ω^)「おいおい、ちょっと待てやお前。ちーとここに正座せんかい」
- 156: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 20:52:11.24 ID:/eyd4oya0
- なぜか正座させられる女王様。なぜかふんぞりかえる下僕。
- ( ^ω^)「ツン。ぬしゃあ、自分でなんば口走ったかわかっとらすとか?」
- ξ;゚听)ξ「は、はぁ……」
- ( ^ω^)「いーや、わかっとりゃせん。ぬしゃあ、年頃の男に向かって部屋に泊まってけ言わしておますよ?」
- ξ;゚听)ξ「はい……そうです……」
- ( ^ω^)「確かにわしとぬしどんは幼馴染たい。
- ばってん、いくら幼馴染でも、して良かことと悪かことは絶対にあるやろ?」
- ξ;゚听)ξ「はぁ……」
- ( ^ω^)「だいたいね、最近のおなごには貞操観念ってもんが不足しとるったい。
- なんですか? 合コンに行ったら酔った勢いで乳繰り合っても良かとですか?
- コンドームさえすればそれでオッケーですか? 支払いは当然男ですか!?」
- ( ゚ω゚)「違うやろが! セックスってのはね、そげん簡単にしたらいかんとですばい!
- 昔からよく言うやろうが! 男は船、女は港って!!
- 港である女はね、そげん簡単に股ば開いて船ば入港させたらいかんとたい!
- そげん港には何の価値もないとさ! わかっとっとか、ぬしゃあ!! ああ!?」
- 168: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 20:55:21.79 ID:/eyd4oya0
- ξ;凵G)ξ「……はい。ごめんなさい」
- ( ^ω^)「泣くなゲン。じゃなくてツン。わしはな、ぬしが憎くてこんがん怒っとるっちゃなかとよ?
- ぬしゃあ、わしの大切な幼馴染たい。だけん、ぬしにゃ価値のある港になって欲しかとよ。
- わしのそんな幼馴染としての複雑な心理、わかってくれたかえ?」
- ξ;−;)ξ「……うん」
- ( ^ω^)「よっしゃ! そんじゃ、そろそろ僕はお暇するお!」
- (# ゚ω゚)(ああ! 風呂場の記憶が薄れていく! 早く! 早く帰らねばあああああ!!)
- ξ;凵G)ξ「待って!」
- (;^ω^)「ちょwwwwww今度は何よwwwwwwwww」
- (# ゚ω゚)(さっさとしろよこのクソ女あああああああああああああ!!)
- ξう凵G)ξ「私、そんな女じゃない!」
- (;^ω^)「はい?」
- ξう凵G)ξ「私はどうでもいい男を泊めたりする女じゃない! この部屋に男を泊めたことなんてない!!」
- (;^ω^)「えっと……」
- ξ;凵G)ξ「こんなこと言うの、ブーンにだけだよ? それでも……ダメ?」
- ( ゚ω゚)「イエス! イエスイエスNO―――――――! ほれほればっちこ――――――――い!!」
- 177: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 20:58:06.40 ID:/eyd4oya0
- というわけで、泊まっていくことになった下僕。ちなみに部屋の鼻血はそのまま。
- ξ;゚听)ξ「……」
- (;^ω^)「……」
- ξ;゚听)ξ「電気……消すね?」
- (;^ω^)「ど……どうぞご自由に!」
- 消灯。ちなみに二人は同じベッドの上。
- ξ;゚听)ξ「……」
- (;^ω^)「……」
- ξ;゚听)ξ「ブ、ブブブブブブブ、ブーン!」
- (; ゚ω゚)「はい! 何でしょう!!」
- ξ////)ξ「う、うでうでうでででで、うで枕しなさい!」
- (; ゚ω゚)「はい! もうどうにでもしてくださいっ!!」
- 183: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 21:00:16.16 ID:/eyd4oya0
- 真っ暗の室内。同じベッドに横たわる二人。ちなみに部屋の鼻血はそのまま。
- (; ゚ω゚)(目がさえて眠れないお……)
- (;^ω^)(ていうか手の感覚がwwwwうで枕って予想以上にしびれるんですけどwwww)
- ξ////)ξ「ブ、ブンブンブーン!」
- (;^ω^)「はい! 僕はハチじゃないですお!!」
- ξ////)ξ「最後の命令です!」
- (;^ω^)「はい! もうなんでもござれだお!」
- ξ////)ξ「私に告白しなさい!!」
- (;^ω^)「はい! わかりました!!」
- (; ゚ω゚)「って、ええええええええええええええええええええええええええええええええええ!?」
- 192: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 21:03:38.83 ID:/eyd4oya0
- ξ////)ξ「私にはわかってます! だから白状しなさい!」
- (; ゚ω゚)(そんな……絶対にバレてないと思ったのに……)
- (; ゚ω゚)「本当に……君は気づいていたのかお?」
- ξ////)ξ「当たり前です! 何年も前から気づいてました!」
- (; ゚ω゚)「ちょwwwwwwwwお前すげぇよwwwwwwwwwwww」
- ξ////)ξ「あ、あんたのことなら何でもお見通しよ! ほら!
- さっさと言っちゃいなさい! 言って楽になりなさい!!」
- (; ゚ω゚)「わ、わかったお……」
- ξ////)ξ「……」
- (; ゚ω゚)「ツン……実は僕……」
- ξ////)ξ「うん……」
- (; ゚ω゚)「ご、ごめんなさいですお!!」
- ξ////)ξ「うん……私も……」
- ξ;゚听)ξ「……って、えええええええええええええええええええええええええええ!?」
- 205: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 21:05:48.46 ID:/eyd4oya0
- (; ゚ω゚)「じ、実は僕、ぷっちんじゃないプリン、買ってきちゃいましたお!!」
- 217: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 21:08:04.38 ID:/eyd4oya0
- ξ゚听)ξ「……はぁ?」
- (;^ω^)「いや、違うんだお! 復讐心というか、ほんの出来心で……」
- ξ#゚−゚)ξ「あんた……本気で言ってるの?」
- (;^ω^)「だから、冷蔵庫のプリンの話じゃないのかお? 犯罪告白……」
- ξ#゚−゚)ξ「……何言ってるの?」
- (;^ω^)「え? 違うの?」
- ξ#゚−゚)ξ「……もういい!!」
- (;^ω^)「はい?」
- ξ#゚听)ξ「もう帰れって言ってんにょ!!」
- ( ^ω^)「あ、噛んでやんの」
- ξう凵G)ξ「うるしゃい! ブーンなんか帰れ!!」
- (;^ω^)「どひゃー!!」
- あわれ。こうしてブーンは部屋の外へと追い出されてしまいました。
- 226: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 21:11:23.61 ID:/eyd4oya0
- 閉じられた玄関を見つめるブーン。ちなみにツンの部屋の鼻血は相変わらずそのまま。
- ( ^ω^)「やれやれ。これで一件落着だお」
- そしてブーンは歩き出す。冬夜の空気はしんと冷え切っている。
- ( ^ω^)「ツン。正直言うと、僕にはわかってたお。
- てゆーか、あの状況で告白の意味がわからんやつは死んだ方がいいお」
- 見上げた夜空にはたくさんの星たち。月のない夜は星の天国。
- ( ^ω^)「だけど僕には言えなかったお。
- だって、こういうことは誰かに命令されて言うもんじゃないからだお」
- ひとつ、流れ星が流れた。ブーンは微笑んでそれを見送る。
- ( ^ω^)「今度、改めて言うお。命令に従うんじゃなくて、自分の意志でちゃんと君に伝えるお」
- 視線を空から戻し、ブーンは一人家路に着く。
- (;^ω^)「はっくしょん! まもの。
- あーこんちくしょう! 風邪引いたみたいだお!
- 何もかもふんどしとツンのせいだお! 今度はビデオにスカトロ録画してやるお!!」
- 時刻はAM0:00。ツンが女王様の一日は、こうして終わりを告げました。
- ξ゚听)ξは一日女王様のようです お し ま い
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