ξ゚听)ξは一日女王様のようです

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 19:43:43.08 ID:/eyd4oya0
ふんどし一丁でこたつに入る天下一。

(;^ω^)(さ、寒い……)

ξ*゚听)ξ「はぁー……こたつ、あったかいねー」

ピンポーン

ξ゚听)ξ「あ、誰か来た」

( ^ω^)(あー……こたつあったけー……)

ξ゚听)ξ「ブーン。命令です。出なさい」

(; ゚ω゚)「はぁ!? 何言ってんのお前!?」

ξ゚听)ξ「大丈夫。多分友達だから」

(; ゚ω゚)「全然大丈夫じゃねーお! むしろ大丈夫じゃねーお!!」

ξ#゚−゚)ξ「命令です」

(;^ω^)「……マジ?」

ξ#゚−゚)ξ「こたつから出たくないの! 早く行きなさい!」

(;^ω^)「……」

( ;ω;)(とほほ……)



52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 19:46:22.55 ID:/eyd4oya0
ふんどし一丁で玄関の前に立つブーン。

(;^ω^)(こうなりゃもうヤケクソだお!)


( ^ω^)「はーい! ふんどしパブへようこそー!」


川 ゚ -゚)「……」

(;^ω^)「……」

川 ゚ -゚)「これ、ツンさんに借りていたノートです」

(;^ω^)「あ、これはご丁寧にどうも」

川 ゚ -゚)「あと、これもどうぞ」

(;^ω^)「えっと……これは何ですかお?」

川 ゚ -゚)「精神科の電話番号です」

(;^ω^)「はぁ……ありがとうございますお」

川 ゚ -゚)「とても良い医者らしいです。ご利用はお早めに。では、失礼します」

( ;ω;)「……」



56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 19:48:45.92 ID:/eyd4oya0
愛しさと切なさと心強さに打ちひしがれて扉を閉めたふんどし。

( ;ω;)「……とんでもない誤解をされたお」

ピンポーン

(# ゚ω゚)「今度は誰だお!」

(´・ω・`)「すいませーん。流しのふんどし売りなんですけど、ふんどしいりませんかー?」

(# ゚ω゚)「間に合ってますお!」

バタン

(´・ω・`)「……」

(´・ω・`)「すげー。本当にふんどししてるやつがいるとは……」



58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 19:51:00.91 ID:/eyd4oya0
ふんどし一丁でこたつに入る天下一リターンズ。

( ;ω;)(身も心も寒い……)

ξ*゚听)ξ「はぁー……おこた、あったかいねー」

(;^ω^)「……さ、寒いです」

ξ;゚听)ξ「え! 大変! 風邪引いちゃう!」

(#^ω^)(てめーのせいだお……)

ξ;゚听)ξ「命令です! コンビニでココアと風邪薬を買ってきなさい!」

(;^ω^)「わかったお。とりあえず服着るお」

ξ#゚−゚)ξ「だめ」

(;^ω^)「ええ!? なんで!?」

ξ#゚听)ξ「だってふんどしじゃないと店員に色目つかうじゃない!」

(;^ω^)「いやいや、使わないお!」

ξ#゚−゚)ξ「だめ。使うもん」

(;^ω^)「……どうしても?」

ξ#゚−゚)ξ「どうしても」



59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 19:52:34.87 ID:/eyd4oya0
ふんどし一丁でしぶしぶ立ち上がるブーン。

ξ#゚−゚)ξ「……」

(;^ω^)「……」

(;^ω^)「……わかったお。行ってくるお」

ξ゚听)ξ「よし!」

(;^ω^)(とんでもないことになったお……)

ξ゚听)ξ「あ、ブーン」

( ^ω^)「お? なんだお?」

ξ゚听)ξ「プリンも買ってきて」

(# ゚ω゚)(……この女!)

ξ゚听)ξ「あと、気をつけてね」

( ^ω^)「……何に?」

ξ゚听)ξ「警察に」

(# ゚ω゚)(……このクソ女!!)



64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 19:54:57.61 ID:/eyd4oya0
コンビニへ向かった下僕ふんどし。

('A`)「いらっしゃいま……」

(゚A゚;)「!!」

        ( ;ω;)   ……
       __〃`ヽ 〈_
   γ´⌒´-−ヾvーヽ⌒ヽ
  /⌒  ィ    `i´  ); `ヽ
  /    ノ^ 、___¥__人  |
  !  ,,,ノ爻\_ _人 ノr;^ >  )
 (   <_ \ヘ、,, __,+、__rノ/  /
  ヽ_  \ )ゝ、__,+、_ア〃 /
    ヽ、___ ヽ.=┬─┬〈  ソ、
      〈J .〉、|..核 |, |ヽ-´
      /""  |..兵 |: |
      レ   :|:..器 | リ
      /   ノ|__| |
      | ,,  ソ  ヽ  )
     .,ゝ   )  イ ヽ ノ
     y `レl   〈´  リ
     /   ノ   |   |
     l  /    l;;  |
     〉 〈      〉  |
    /  ::|    (_ヽ \、
   (。mnノ      `ヽnm


(゚A゚;)(こいつ……出来る!)



67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 19:57:08.36 ID:/eyd4oya0
コンビニで商品を選ぶ核兵器。

( ;ω;)(何が悲しくてふんどしで買い物を……)

(# ゚ω゚)「あのクソ女! 復讐してやるお!」

( ^ω^)「ふひひwwwwぷっちんじゃないプリン買ってやるおwwwwww」

( ^ω^)「……」

( ;ω;)「僕は何をしてるんだお……」


壁|A`;)(あの男、ふんどし一丁でプリンを手に取りやがった!)

壁|A`;)(……俺は歴史的瞬間に立ち会ってるのかもしれない!)

壁|A;)(これほどコンビニ店員になって良かったと思った日はない!)



70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 19:59:34.55 ID:/eyd4oya0
レジに進んだ核兵器。

('A`;)「あのー……お客さん?」

(;^ω^)「……はいですお」

('A`;)「寒く……ないんですか?」

( ;ω;)「すごく……寒いです……」

('A`;)「何か……あったんですか?」

( ;ω;)「……聞かないでください」

('A`;)「色々……大変みたいですね」

すると店員は、トランクスを袋に入れてくれた。

('A`;)「これ、俺のおごりです! どうぞ家ではいてください!」

( ;ω;)「すみませんお」

('A`;)「人生まだまだこれからです! 負けないで頑張ってください!」

( ;ω;)「ご親切、いたく身に染みましたお」

人の温かみに触れたブーン。外に出ると、木枯らしでふんどしが揺れた。



72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 20:01:25.22 ID:/eyd4oya0
コンビニから帰ってきたブーン。

(;^ω^)「ただいまだお……」

ξ゚听)ξ「お帰りなさい。プリンは冷蔵庫に入れておきなさい」

(;^ω^)「はいはい」

ξ゚听)ξ「それと、もうひとつ命令です」

(;^ω^)(今度はなんだお……)

ξ゚听)ξ「寒いだろうから、私のベッドで暖まりなさい」

( ^ω^)「お? いいのかお?」

ξ゚听)ξ「勘違いしないでください。風邪ひかれたら困るだけです」

( ^ω^)「そっかお。そんじゃ、遠慮なく」

ξ゚听)ξ「遠慮はしなさい」

( ^ω^)「お前は僕にどうしろと?」



75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 20:03:01.15 ID:/eyd4oya0
ツンのベッドで布団を被るふんどし大名。

( ^ω^)「……」

ξ*゚听)ξ「はぁー……ココアおいしー……」

( ^ω^)「……」

ξ*゚听)ξ「……もうひとつみかん食べよー」

( ^ω^)(この布団……ツンの香りがするお……)

ξ*゚听)ξ「……あ、手が黄色くなってる」

( ^ω^)(ツンの布団なんだから当たり前かお……)

ξ*゚听)ξ「……こたつ、あったかーい」

(*^ω^)(ツンの布団、あったかーい)



78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 20:04:49.72 ID:/eyd4oya0
ツンの布団であんなことこんなことするブーン。

(*^ω^)(あったけー。しあわせー)

ξ*゚听)ξ「……」

(;^ω^)「むむむ!」

ξ゚听)ξ「ブーン、どうしたの?」

(;^ω^)「ふんどし一丁でいたせいか、おなかが……」

ξ;゚听)ξ「げっ! まじですか?」

(;^ω^)「マジです。トイレ借りていいかお?」

ξ;゚听)ξ「だ、だめです!」

(;^ω^)「ちょwwwwwwなんでwwwwwwwwww」

ξ;凵G)ξ「だって、ブーンのうんち臭そうなんだもん!」

(;^ω^)「ええっ! 泣くほど嫌なの!?」



80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 20:06:45.11 ID:/eyd4oya0
うんちのもたらす陣痛に耐えるふんどし。

(; ゚ω゚)(エ、エマージェンシーモードだお!)

ξ;゚听)ξ(まずい。私も三日ぶりのお通じが……)

( ^ω^)(あ、ちょっと陣痛が引いたお)

ξ;゚听)ξ(やばい。出そう……)

( ^ω^)(いやー、うんちの周期ってこれまた独特なんだよねー)

ξ;゚听)ξ(このままじゃ漏れちゃう……)

( ^ω^)(こういうときこそ長年の経験がものをいうんだお)

ξ;゚听)ξ(10…9…8…7……)

( ^ω^)(しばらくは大丈夫そうだお。その間に体あったかくしておくお)

ξ;゚听)ξ(カ、カウントダウンが始まった!)



82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 20:09:02.01 ID:/eyd4oya0
限界が来て立ち上がるツン。

ξ;゚听)ξ「ブ、ブーン! 命令です!」

( ^ω^)「お? 今度は何だお?」

ξ;゚听)ξ「コンビニに行ってきなさい!」

(# ゚ω゚)「はぁ!? またかお!? ふざけんなお!!」

ξ;゚听)ξ「め、命令ですよ!」

(# ゚ω゚)「いい加減にしろお! 僕がどんだけ寒くて恥ずかしい思いをしたのかわかってんのかお!!」

ξ;゚听)ξ「だ、だって……」

(# ゚ω゚)「だってもクソもねーお! 悪ふざけもたいがいにしろお!!」

ξ;凵G)ξ「だって……だってもクソもあるもん! うんち出そうなんだもん!」

(;^ω^)「は、はい!?」

ξ;凵G)ξ「うんちが出そうなの! それも三日ぶりの!!」

(; ゚ω゚)「み、三日ぶりかお!?」

ξ;凵G)ξ「そう! だから出て行って! 恥ずかしいの! 服は着てっていいから!!」

(;^ω^)「お、おお! わかったお!」



84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 20:11:26.08 ID:/eyd4oya0
コンビニへリターンした元ふんどし関親方。

('A`)「いらっしゃいま……」

(゚A゚;)「!!」

('A`;)「お、お客さん! ふんどしはどうなされたんですか!?」

(;^ω^)「お、おかげさまで無事に卒業できましたお」

('A`;)「そ、そうなんですかー! それで、私のおごりのトランクスは活用していただけたでしょうか!?」

(;^ω^)「は、はい! 今も実際にはかせてもらってるお!」

('∀`)「そうですか! お役に立てて光栄です!」

(;^ω^)「はぁ……。それで、ちょっとトイレをお借りしたいのですが、よろしいですかお?」

('∀`)「どうぞどうぞ! 小ですか? それとも大穴で大ですか!?」

(;^ω^)(お、大穴!?)

(;^ω^)「えっと……大ですお」

('∀`)「キター! 大ktkr! どうぞ思う存分大ってください! 
    そりゃもう、肛門が擦り切れるくらいブリブリと!!」

(;^ω^)「はぁ……じゃあ遠慮なく……」

('∀`)「はい! あとで私がブリブリ洗っときますから!!」



88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 20:14:20.39 ID:/eyd4oya0
コンビニのトイレで排泄にいそしんだブーン。

( ^ω^)「いやー、僕の生涯で五本の指に入るくらいの素晴らしいうんちだったお」

('∀`)「お疲れ様です! ウォシュレットのお加減はいかがでしたか!?」

( ^ω^)「ちょうどいい湯加減だったお」

('∀`)「光栄です! あとは私に任せて、どうぞご帰宅なさってください!!」

( ^ω^)「わざわざすみませんお。では失礼しますお」

('∀`)「はい! ありがとうございました!!」

(;^ω^)(何が!?)



90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 20:16:34.67 ID:/eyd4oya0
退店したブーン。便所掃除をしながらドクオは思う。

('∀`)(あのふんどしさんが立ち直ってくれた……俺のおごりのトランクスで……)

('∀`)(俺はバイトする前ずっと引きこもりだったというのに……そんな俺でも人を助けられた!)

('∀`)(コンビニ店員しか出来ない俺だけど……俺だって誰かの力になれるんだ!!)


('∀`)「よーし! 俺はやるぞー!!」


のちに伝説を残すことになる、名心理カウンセラー誕生の瞬間である。



91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 20:18:57.38 ID:/eyd4oya0
ツンの部屋に戻る途中のブーン。

( ^ω^)(いやー、実に充実したうんちんぐタイムだったお)

(;^ω^)(それにしても、あの店員はいったいなんだったんだお?)

(;^ω^)(……)

( ^ω^)(まあ、過ぎたことはどうでもいいお)

( ^ω^)(しかし、今日のツンは身勝手の度が過ぎるお)

( ^ω^)(いくら原因が僕だとしても、さすがにこれはあんまりすぎるお)

(#^ω^)(SMビデオを重ね撮りしちゃったくらいで、ふんどし市中引き回しの刑はないお!)

(#^ω^)(幼馴染として、ここは毅然とした態度で接しなきゃダメだお!)



92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 20:20:57.08 ID:/eyd4oya0
ツンの部屋に戻った元ふんど力士(関脇)。

ξ;゚听)ξ「お、おかえりなさい」

(#^ω^)「ただいまだお!」

ξ;゚听)ξ「……」

(#^ω^)「……」

ξ;゚听)ξ「あ、あのさ!」

(#^ω^)「今度は何だお!!」

ξ;゚听)ξ「み、みかん、むいてあげようか?」

(#^ω^)「……」

ξ;゚听)ξ「……」

(#^ω^)「……」

ξ;゚听)ξ「……」

(#^ω^)「 お 願 い し ま す !!」

ξ;゚听)ξ「かしこまりました!」



97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 20:22:54.76 ID:/eyd4oya0
こたつでツンのむいたみかんを食べるWBC元ふんどし級世界王者(内藤)。

(#^ω^)「モグモグ!」

ξ;゚听)ξ「……」

(#^ω^)(畜生! ツンのむいたみかんうめーお!!)

ξ;゚−゚)ξ「……」

(#^ω^)(しかしここで気を許したら負けだお!)

ξ;゚听)ξ「……」

(#^ω^)(あー! もう一個むいてくんねーかおー!!)



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