( ^ω^)が夢を見るようです

74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/04(火) 23:09:32.10 ID:CJKSDU2IO
このままずっと夢のままでいられたら

そんな事を願うと夢は叶わず、夢から醒めてしまう

昼と夜がある様に、きっと夢にも表裏一体の何かがあるのか

夢は求めるんじゃないんだって…



75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/04(火) 23:10:24.00 ID:CJKSDU2IO
▼ブーン20歳

あれからどう生きていたのか覚えていない

たった二日だが、自分が何をして何を食べ何の為に生きていたか思い出せない

現実に引き戻したのは友の声だった

…ーン ドンドンドン

…ブー…! ドンドンドンドンドンドン
…ょ!ドク…! ガンッバキ


ブーン!!!大丈夫か!?ブーン!!!!!

ドクオ!救急車!


( ω )…アァァ



76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/04(火) 23:11:32.21 ID:CJKSDU2IO
( ω )お…あぁ…う…

('A`;)おいブーン!

( ω )…救急車…はいいお

('A`;)は?とりあえず水飲め水!

( ω )おぅ…おぅ…カハッ!ゲホゴホゴェェェガハッ!

(´・ω・`)大丈夫なの!?

('A` )…。

( ω )…大丈夫だお、大丈夫


('A`;)つーかどうしたんだよ!!!



77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/04(火) 23:12:40.94 ID:CJKSDU2IO
( ω )…。

(´・ω・`)電話も出ないし、何してたの!?

( ω )…。

('A` )…とにかく俺、なんか食べ物買ってくるわ!


(´・ω・`)ねぇ…どーしたの?


優しく声をかけてくれたショボンに僕は全てを話した、ツンと別れた事、ツンに言われた事


その瞬間、僕は殴られた



78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/04(火) 23:14:33.74 ID:CJKSDU2IO
(´;ω;`)…

顔を上げた僕の目に映ったのはショボンの泣きながら怒った顔

(´;ω;`)ぶちころすぞ、そんなくだらない事で死ぬ所だったの!?ふざけんな、命をなんだと思ってるぶちころすぞ!!!

ショボンが何を言ってるかわからなかった、ツッコミ所が満載なんだが僕にそんな余裕は無くただ感情が先にたってしまった

( ω )くだらないってなんだお!くだらないってなんだお!何がくだらないってんだお!!!

(´;ω;`)くだらないからくだらないっていってんだよ!


そう声をあげたが殴る力も無く、ショボンにつかみ掛かる事が精一杯だった



79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/04(火) 23:15:58.14 ID:CJKSDU2IO
(´;ω;`)うわぁぁぁあ!!

( ;ω;)おぉぉぉ!!!

喧嘩でもなんでもない、ただつかみ合い転げ回る僕とショボン

ガチャ

('A`;)ちょ!!!なにやってんだお前ら!

('A`;)落ち着け、落ち着け!な?あー、まぁなとにかく水飲め水

( ;ω;)…。

(´;ω;`)…。

('A`;)何があったんだ?

僕は何も言えず、ショボンが僕の言った事をそのまま伝えた

('A` )…なるほどな、ショボンの気持ちもわかるけど、今は落ち着けな?



80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/04(火) 23:17:15.16 ID:CJKSDU2IO
(´;ω;`)…僕、今日は帰るよ

( ω )…。

('A` )あぁ、まかせとけ俺は学生だしなんとでもなるしな


正直、この時にはもうショボンへの後悔があった

けど言葉にできず部屋を出ていく背中を眺めているしかなかった



82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/04(火) 23:18:10.80 ID:CJKSDU2IO
('A` )…あー弁当食え弁当

( ω )…お

('A` )何も食ってねーだろ、食え!たらふく食え!

( ω )…すまんお

('A` )おう、気にすんな食え!豚の様に食え!

( ;ω;)すまんお…すまんお…


('A`;)ダァー泣くな泣くな



83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/04(火) 23:19:18.83 ID:CJKSDU2IO
それからしばらくドクオが一緒にいてくれた

情けないけど、ドクオが居てくれる事で僕は救われた


ショボンとの仲もドクオが間に入ってくれ険悪にならず、以前と変わらずに接してくれた



この二人がいなかったら僕はもう存在していなかったと思う



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