( ´_ゝ`)兄者は果てしなく不審者のようです
- 19: ◆ozOtJW9BFA :2006/10/08(日) 23:27:43.99 ID:ecA2WH8i0
- おさらい
・忘れるな真珠湾攻撃
・ガッポン音頭
・恋する不審者
不審者と小学二年生の禁断の恋……(不審者が一方的に思ってるだけだが)
その姿はまるでロミオとジュリエットであった。
( ´_ゝ`)「何をやっているんだ俺は……」
公衆便所で一人呟いてる自分が馬鹿みたいだ。
相 手 は 小 学 二 年 生 だ ぞ ?
年齢の壁か……つくづくこの国の法律は俺を苦しめやがる。
あああああああ……愛しのつとむつとむつとむ……あんなことやこんなことを……
( ^ω^)『きめぇwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww』
- 21: ◆ozOtJW9BFA :2006/10/08(日) 23:30:04.11 ID:ecA2WH8i0
- (*゚ー゚)(遅いなぁ……兄者さん……)
今日はちょっとはしゃぎ過ぎて迷惑かけたかもしれない。
(*゚ー゚)(嫌われたかなぁ……)
そんなことを思っていると目の前に一人、二人、いや三人の男が笑顔で現れた。
(ツトム)「よう!お嬢ちゃん迷子かい!?」(アニメのシブタク調)
(*゚ー゚)「え……?いえ、違いますが……」
迷子センターの人?かと思ったがどうもこのふいんき(ryは……
男A「流石ツトムさん!美少女ゲットォ!」
男B「早速遊ぼーぜwwwwwwwwwうぇwwwうぇwwwwwwww」
(ツトム)「おじさん達といいことしないかい?」
(*゚ー゚)「 結 構 です」
うん、しっかり断れた。悪い大人にはついていってはいけない。
(ツトム)「そうか残念だ――――――――――――力ずくは嫌いなんだよね」
先程の笑顔が一瞬で消えた。
- 22: ◆ozOtJW9BFA :2006/10/08(日) 23:31:46.66 ID:ecA2WH8i0
- (´<_`□)「アハハハハハハハハハハハお前強いなぁwwwwwww」
( ゚Д゚)「お前もなwwwwwww久々に本気出したぜwwwwwwwww」
さっきの敵は今の友、やりあった後はスッキリ。カムバックおみくじたまご。
そして気づけばギャラリーの拍手がこの場を包んでいた。泣いてる人もいる。
(´<_`□)「なんか俺らの戦いが感動を呼んだと思うと嬉しいよな」
( ゚Д゚)「もう何が原因で戦ってたのかとか忘れちまったなwwww」
渡辺さん、渡辺さん。
(´<_`□)「すっかりヒーロー扱いされてんなぁwwwwww」
鳴り止まぬ歓声、拍手、俗に言う黄色い声、うるさいブザー。
多くの感動、そして興奮、たくさんの笑顔、うるさいブザー。
(´<_`□)「ブザー?」
人々の歓声に紛れ込み『ピピピ』という発信音が何処からか鳴り響いていた。
防犯ブザーだ。
- 23: ◆ozOtJW9BFA :2006/10/08(日) 23:33:42.00 ID:ecA2WH8i0
- (ツトム)「こ、このガキ何鳴らしてやがる!」
(*゚ー゚)「だ、誰か――――っ!!」
男A「俺達ロリコン族は幼女を目的とした誘拐集団だし
遊園地から近所の公園まで出没するツトムさんを中心とした基本的な不審者集団
対してロリは見た目なんかはショタとほとんど変わらねぇが
あえてまんまんがついてる分、俺達の性欲と興奮をかなり増加させて
遊ばれるより襲われるを目的としたロリコン好きの扱いやすい標的
防犯ブザーを使いこなせねぇと野良ぬこより弱いただのオナホみてぇなもんだって
のに何でこのガキは?」
男B「おい……人が集まってきたぞ……やばいんじゃね?」
(ツトム)「畜生!今回は退却だ!」
( ゚Д゚)「おっと、そうはさせねぇぜ」
逃げ道をギコがとおせんぼ、ありがちなパターン。
(´<_`□)「子供に手を出すのは大人としてどうなんだい?ええおっさん?」
(ツトム)「ツトムショック!」
(*゚ー゚)「あ、ありがとうございます!」
(´<_`□)(よく見りゃこの娘か……兄者の奴何やってんだ)
- 24: ◆ozOtJW9BFA :2006/10/08(日) 23:36:21.06 ID:ecA2WH8i0
- 便器で考える人ポーズになっていた。おかしいよね、和式なのにね。
( ´_ゝ`)「むぅ……この気持ちをつとむちゃんにぶつけるべきか、押さえるべきか……」
まず便所から出るべきだと思います。
男A「ツトムさん!人がいても構いません!」
男B「こいつらに真の姿を見せてやりましょうよ!」
(ツトム)「そうだな……このまま捕まるくらいなら……」
その場の人間が戦慄した。
このおっさんの真の姿?なにか特殊な能力を持った人間なのか?
( ゚Д゚)「油断するなよ弟者……」
(´<_`□)「分かってるぜギコ……」
何時の間にかお互いを呼び捨て出来るほど親密になった二人。キモス。
(ツトム)「驚くなよ……」
( ´_ゝ`)「よし!年齢なんて関係ない!この気持ちをぶつけてやるぜ!」
その頃兄者は丁度便所から飛び出していた。
- 26: ◆ozOtJW9BFA :2006/10/08(日) 23:38:41.53 ID:ecA2WH8i0
- (ツトム)「実は俺の正体は……」
( ;゚Д゚)「な、なにかスゲェオーラが……」
(´<_`□;)「フ、フン!勿体つけず見せてみろ!ビビりはしねぇよ!」
(*゚ー゚)「なんだろう……すごい寒気がする……」
(ツトム)「ホモだ!!!11」
- 27: ◆ozOtJW9BFA :2006/10/08(日) 23:39:58.68 ID:ecA2WH8i0
- 氷河期の再来。
男A「ビビッたろ!ホントはロリコンじゃねーんだぜ!」
男B「ヒュ〜寒い寒い!相変わらずの冷凍ビーム見事です!」
ひとびとはこおりついている!
(ツトム)「男大好き!」
その時こちらへ向かってくる一つの影。
( ´_ゝ`)「つとむちゃあああああああああん!好きだあああああああああああ!!」
何処からともなく現れ、持ってきた鉄棒で懸垂告白を始める兄者。
しかし体力がないのかゼイゼイ言いまくっている。角度的にも最悪。
(ツトム)「あはははっ!いいよ!キミなら!」
頑張る兄者の顔がうけたのか、すんなり成立した。
( Д )
( <_ □)
(* ー )
- 28: ◆ozOtJW9BFA :2006/10/08(日) 23:42:09.26 ID:ecA2WH8i0
- ( ´_ゝ`)「……ん?いや、あなたじゃなくてそこの……」
(ツトム)「もう!あなたなんて他人行儀はやめてよ!ツムリンって呼んで!」
何故かカマキャラになるツムリン。
男A「いやあ、良かったっすねツトムさん!」
男B「二人の幸せを心から願っております!」
周りの人以上に混乱する兄者、いや、やっぱり周りの方が混乱している。
( ´_ゝ`)「どういう事なんだ?誰か三行くらいで説明してくれ」
( Д )「か
え
れ」
( <_ □)「兄さん……お願いだから……死んでくれ……」
( ´_ゝ`)「……?てか弟者いたのか、病院は?」
(* ー )「あの……さっきの……」
( ´_ゝ`)「ああ!勿論本気さ!決まってるだろう!?」
(* ー )「今までありがとうございました……そしてさようなら……」
ワケもわからずさよなら宣告、弟者も味わった屈辱だが今回はそんなモンじゃない。
- 29: ◆ozOtJW9BFA :2006/10/08(日) 23:45:12.89 ID:ecA2WH8i0
- (;´_ゝ`)「さ、さようならって……」
失恋?マジで?こんなに勇気を振り絞ったのに?こんなに懸垂やったのに?
(ツトム)「素敵だったわ、さっきの懸垂!よっ!この体育会系!」
(;´_ゝ`)「え?そしてあんたは誰!?しかも抱きつくな!!」
(ツトム)「何よそれ〜あんたから告ってきたんでしょ〜?」
(;´_ゝ`)「んなことするか!いくらモテなくても男に逃げたりはせんぞ!!」
(´<_`□)「いや兄者……俺はさっき確かに聞いたぞ、つとむちゃん好きだって……」
(;´_ゝ`)「ああ……ああ!あんたもつとむって言うのか!それじゃ誤解しても仕方ない」
(´<_`□#)「この場でつとむはこいつしかいねぇだろうがヴォケ!」
男A「ちなみに僕はチンペイです」
男B「僕はシンジです」
( ゚Д゚)「知るか」
(ツトム)「はい、これ私のメルアド♪」
(#´_ゝ`)「いるかチンコ野郎!!」
大抵の野郎はちんこだと思いますが。
- 31: ◆ozOtJW9BFA :2006/10/08(日) 23:46:56.65 ID:ecA2WH8i0
- (ツトム)「ええ〜いらないの〜?せっかく私達ベル友になれると思ったのに……」
( ´_ゝ`)「ちょwwwwwベル友っておまwwwwwwwポケベルかよwwwwww」
(* ー )「あの……」
(;´_ゝ`)「あっ……ゴメン!もう今日のことは一旦忘れて!リセット!リセッツ!」
(* ー )「いいんです……私バスかなんかで帰りますから……
今日はありがとうございました……それじゃ……」
(;´_ゝ`)「ちょ待っ……」
(ツトム)「じゃあ私達は何処かホテルでも行きましょうか!!」
(;´_ゝ`)「うわあああああああああああああああ!!!」
(´<_`□)「兄者の奴……ついにそっちに目覚めたか……」
( ゚Д゚)「おーい弟者、ちょっと話があるんだが」
離れた所で手招きするギコ、また改まって何を……
(´<_`□)「黒の組織の取引現場でも見かけたのか?」
( ゚Д゚)「ねーよwwwwwwバーローwwwwwwwwwwwwww」
一難去ってまた一難、事件は突然やって来る――――――――不審な音を立てて。
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