( ´_ゝ`)兄者は果てしなく不審者のようです

2: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 13:03:08.08 ID:qNxGQd3G0
おさらい
・弟者ホスト
・混ざれない男B
・そして伝説へ……

ニュー速エロゲ町 ホストクラブ「ヌルポ」

日付が変わろうとしているそんな時間帯。

( ´_ゝ`)「ここだな……弟者のいるホストクラブは」

川 ゚ -゚)「本当は昨日来るつもりだったのにな」

( ´_ゝ`)「ああ、俺らちょっとハジケ過ぎてたよな」

('A`)「あの後全員夕方に目ぇ覚めてミニ四駆やってたんだよな……」

(ツトム)「で、兄者自慢のハリケーンソニックがぶっ壊れたショックで
     今回の弟者ホスト騒動を思い出したという隠れエピソードだったのよね」

( ;_ゝ;)「もうハリケーンソニックの名を出すなツトム……ここで泣くぞ」

('A`)「泣き顔きめぇwwwwwwwwwwwwww」

( ´_ゝ`)兄者は果てしなく不審者のようです〜戦争編〜



4: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 13:04:04.03 ID:qNxGQd3G0
弟者を取り戻せ作戦開始。

川 ゚ -゚)「まず真っ当な客である女の私が最初に入ってみよう」

(ツトム)「ちょっと何よそこの紫女!真っ当な女はこのツトムよ」

男A・男B「そうだそうだ!股の間に異物があってもツトムさんは女だ!」

('A`)「なぬっ!?じゃあ俺も女か!!」

( ´_ゝ`)「じゃあ俺はウェブデザイナー!」

川 ゚ -゚)「面倒くさい、全員で入ってしまおう」

( ´_ゝ`)「まぁどうせこの後の展開は読めるしな、
      稼ぎまくって天狗になってる弟者に先輩達が目をつけ
      フルボッコしてるとこに俺らがきて助けるみたいな感じだろ」

('A`)「んなベタな展開ねーよwwwwwwwwww」



5: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 13:04:57.95 ID:qNxGQd3G0
更衣室にて

(´<_` )「いきなり呼び出してなんか用すか先輩達」

植草「弟者……お前最近調子乗ってんだろ?」

田代「あんま舐めてっとマジ殺すぞ?」

(´<_` )「実力だけがモノをいうんでしょ?この世界ってのは……
      先輩方も中学生じゃないんですから、逆らっていい相手といけない相手の
      区別くらいつけたらどうなんです?」

弟者に初期の生意気っぷりが帰ってきた。めでたい。
ところが先輩二人はご立腹、手鏡とビデオカメラを構える。

田代「死にやが……」

ミ,,゚Д゚彡「何を騒いでいる」

割り込んできたのは言わずと知れたナンバーワンホストのフサ。



7: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 13:06:04.93 ID:qNxGQd3G0
植草「フ、フサさん!これはですねちょっと……」

ミ,,゚Д゚彡「手鏡……ビデオカメラ……お前らは馬鹿か?」

(´<_` )(流石フサさんだ……自分の派閥の者をしっかりとまとめている……)

ミ,,゚Д゚彡「やるならもっと派手にやれ」

そう言ってフサは二人にメリケンサックを渡した。



8: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 13:07:19.65 ID:qNxGQd3G0
(´<_`;)「ちょwwwwwwwwwwおまwwwwwwwwww」

dミ,,゚Д゚彡/「奪われる事が許されないからナンバーワンなのだよ弟者」

ナンバーワンの定義を語り、フサは「やっちまえ」のサインを出した。

田代「くらえっ!」

植草「死ねっ!死ねっ!」

メリケンを投げつける二人、これはこれで怖い。

(´<_`;)「ちょwwww使い方おかしくねwwwww」


「ヤクルト一本入りました〜」

( ´_ゝ`)「ハッハッハ、男もホストに来ていいんだなwwwwww」

川 ゚ -゚)「金さえ入れば客など選ばないのだろう」

('A`)「おい、このヤクルト味噌汁じゃないか」

(ツトム)「予想外だ……」

ここまで来て目的を見失う兄者とその仲間達、もう全員精神科池。



9: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 13:08:14.21 ID:qNxGQd3G0
( ,_ノ` )y━・~~~「どういうこった……」

(   )「ふむ……これはまずいな……」

警視庁不審者対策本部会議室、ここである大問題が発生した。

( ,_ノ` )y━・~~~「自動不審者サーチシステム搭載バイオ生命体サダコが
          檻から逃げ出している……」

(   )「流石に鳥籠じゃ無理あったか……」

( ,_ノ` )y━・~~~「まぁ逃げたとしても奴は不審オーラ100以上の獲物しか
          喰わないし、ほっといていんじゃね?」

(   )「だよねwwww我々もいずれ捕まえる不審者だし
何の問題も無いよねwwwwwwwwwwwwwwww」

( ,_ノ` )y━・~~~「あっ、それよりテレビつけるか、夜コナン始まっちまう」

(   )「夜コナン……?」

渋沢は灰皿にタバコを押し付けると、隅のテレビのスイッチに手を伸ばした。



10: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 13:09:58.16 ID:qNxGQd3G0
蘭『っはあん……コナンくぅん……』

コナン『はあっ、精子と言う名の麻酔銃が火を吹きそうだぜバーロー……』

小五郎『ホラ蘭、こっちもしゃぶれ』

目暮『後ろの穴はまかせろ毛利君』

アガサ『じゃあ横の穴はわしが貰うぞい』

ゲン太『もう入れる穴ねぇよ』

白鳥『いいこと思いついたぞゲン太、お前俺のケツの中でションベンしろ』



( ,_ノ` )y━・~~~「いっつも思うんだがこの白鳥のくそみそシーンいらねぇよ……」

ブツブツ言いながら日テロに抗議の電話を掛ける渋沢。

(   )「……なにが楽しいんだか…………」

光彦『ウホッいいゲン太、や ら な ―――――――――――臨時ニュースです』

(   )( ,_ノ` )y━・~~~「……!!」



12: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 13:13:12.26 ID:qNxGQd3G0
( ´_ゝ`)「……今何か揺れなかったか?」

('A`)「俺のムスコなら一年中ブラブラしてますが何か?
   実際ブラブラしてるのと暇で暇でブラブラしてるの二重の意味が……」

変態のセリフが言い終わらない内に、今度は大きな揺れが起きた。

店内に人の悲鳴とガラスの割れる音が響く。

(ツトム;)「これヤバいんじゃないかしら!?」

川 ゚ -゚)「男A、Bが外の様子を見に行ったぞ」

更に向こう側からしなびた声が。

ミ,,;Д;彡「おい、今のは地震は何事だ!」

(´<_`;)「おい誰か手伝ってくれ!今の揺れで田代と植草がロッカーの下敷きに!」

( ´_ゝ`)「……あいつ誰だっけ……」

('A`)「ポクポクポクポク……チーン!奴は弟者だ」

( ´_ゝ`)「流石だな一休!すいませーん弟者さん、ポークソテー下さい」

(´<_`;)「ねーよwwwwwwwてか何故いるwwwwwwwwww」



13: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 13:14:52.67 ID:qNxGQd3G0
男Aと男Bは店から出てすぐ凍りついた。

深夜、満月に照らされたそいつの姿はまるでクリーチャー。

余談だがMTGでレアカードを当てる方法が色々あって
その一つに『パックのクリーチャーの絵に肛門が描かれてる奴はレアが当たる』
とかいう噂が昔広まり近所では騒然となった。
そのころ作者は中学1年の純粋なお年頃で、パックを見るたび肛門を探した。
どう見ても村松のお兄さんが流したガセです、本当にありがとうございました。

ちなみに村松は対抗呪文ばっか集めてた野郎でした。お兄さんはガチホモ。

男A「NACさんっていたよな」

男B「自力で鉄の錠ぶっ壊したり、何気に凄い人だったよな」

男A「でももっと凄いのが目の前にいるんだが……」

道行く人をなりふり構わず喰い散らすバケモノ、NACさんでも勝てやしないだろう。

川д川「足りない……もっと……もっと……」

ポタポタと涎を垂らす。

大きさなんて一般人と変わらないくらいなのに
こいつは明らかに人間じゃない、と誰でも自信持って言えるほどの怪物っぷり。



14: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 13:16:07.25 ID:qNxGQd3G0
男A「ヘイ止まりな、そこのゲテモノ」

男B「さもないと……ん?サモンナイト?」

川д川「不審オーラたったの5か、ゴミめ」

ボソッとつぶやき、腕を振り上げる

          と、あっという間に死体が二つ出来上がっていた。

川д川「……いい匂い……する」

目をつけたのはホストクラブ「ヌルポ」。

不審オーラを感じ取ったのであろう、捕食者はのそのそと歩き出した



光彦『と、いう状況です!詳しい情報が入り次第……』

( ,_ノ` )y━・~~~「まぁ……イインダヨー」

(   )「グリーンダヨ!」

なわきゃねーだろ。



15: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 13:17:29.21 ID:qNxGQd3G0
(   )「しかしマスゴミにあれが警察のモノだと知れたらまずいことになる……」

( ,_ノ` )y━・~~~「……いや、これはこれで面白いんじゃね?
         今サダコがいるのは夜の町エロゲ町だ、あそこは何かと
         ToLOVEる多いし、この国の掃除だと思えば……」

(   )「それもそうだなwwwwwwwよし、オセロすっかwwwwwwww」

もうダメだこいつら。

一応ラスボスの設定なのに。



16: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 13:20:17.81 ID:qNxGQd3G0
( ^ω^)『何故人は戦うのか、その答えは戦いの中にこそあるのではないか?』

( ´_ゝ`)兄者は果てしなく不審者のようです〜戦争編U〜

( ´_ゝ`)「おーい、しっかりしろー」

やっとのこさで田代と植草を助けたチーム若奥様とホストの皆さん。

だが人間と言うのはいうのは非常に脆いもので二人とも息絶えていた。

つまりこれは助けられなかったということで結果だけ見れば

>やっとのこさで田代と植草を助けたチーム若奥様とホストの皆さん。

という文は間違っている、こういうのが言葉の難しい所である。

(´<_`;)「一体なんなんだよコレ……地震なのか何なのか……」

(ツトム)「ねぇ……男Aが帰ってこないんだけど……」

('A`)「何かに巻き込まれたのか?心配だぜ男A……」

川 ゚ -゚)「無事だといいんだが……男A……」

男Bのこともホントにときどきでいいので思い出してあげて下さい。



17: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 13:22:55.97 ID:qNxGQd3G0
( ,,゚Д゚)「まぁ良かったじゃねぇか、店の被害はデカいが客は全員無事だし……」

ミ,,;Д;彡「そうだな……ホストも約二名を除きケガも無く……」

川д川

ミ,,;Д;彡「ヒッ!なんだおま――――――――――

フサの首が飛ぶ。約二名が約三名となった。

(;゚Д゚)「フサ!くそっ、なんだお前はゴルァ!!」

その場の人間が固まる、そして更衣室から出てきたチーム若奥様も戦慄する。

(;´_ゝ`)「なっ、なんだありゃ!?新ジャンル『グロテスク』か!?」

川 ゚ -゚) ('A`)(ツトム)「そ れ は 流 行 る」

川д川「ギギギ……」

新ジャンルは緑色の腕を伸ばし、掌をギコに向けた。

(´<_`;)「に、逃げろギコオオオオッ!!」

弟者の叫びと共に一筋の光線が放たれたそうな。



18: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 13:24:33.33 ID:qNxGQd3G0
(;゚Д゚)
(;゚Д゚
(;゚Д
(;゚
(;
(
穴男ギコは塵となった。
ピアスの穴にしては大き過ぎたのかもしれない。(なんかうまい事言った)

(´<_`;)「う、嘘だろ……」

川д川「……欲しいのは……こんなんじゃなくて……」

( ´_ゝ`)「これなんて荷電粒子砲?」

川д川「!」

兄者を見て新ジャンル『グロいけどゾイドっぽい攻撃をする子』はピクリとした。

川д川「不審オーラ……600000……こいつに決まr」

全身黒ずくめの兄者が持つ不審オーラは今だ健在のようです。

('A`)「いや、ゾイドっつーよりこりゃクラッシュギアだよ、どう見ても」

川д川「!!!!!」



19: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 13:25:28.13 ID:qNxGQd3G0
川д川「あ……あ……」

突如固まるサダコ。

それもそのはず、もし不審者がオリンピックの正式種目になったら
金銀銅メダル全部掻っ攫っていきそうな男がサダコの眼に写った。

('A`)「ターボは個人的に神だったがニトロは許せんなぁ……」

不審オーラ2億、虹色マントの貴公子ドクオ。

川д川「お前に決めたあああああああああ!!」

不審者抹殺生命体サダコが食欲の赴くまま、ドクオに迫り来る。

川 ゚ ー゚)「会長危ない!いやああああああああ(棒読み)」

人生\('A`)/オワタ「面白い……その程度でビビる俺じゃねぇぜ!」

( ´_ゝ`)「本格バトルのヨカーン」



21: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 13:27:21.75 ID:qNxGQd3G0
サダコはガラスが飛び散った足元を気にすることも無く、全速力で駆ける。
的は勿論ドクオ、互いの目が合う。
ドクオは兄者達に「下がってろ」と力強く、だが少し震えた声で言った。
サダコが飛びつく、そしてドクオの右腕に噛み付く。
鋭い牙に加え、小さいが強靭な顎、その威力は凄まじい。
――このままだと食いちぎられる――
そんな直感が働いたドクオは歯を食い縛りサダコを振り払おうと腕を振る。
しかし一度喰いついた獲物は逃さないのがハンター、動じる事も無く顎に力を加える。
痛い、痛い痛い。
そう思っても口にしないのがドクオ、会長としての意地、そしてプライド。
物陰に隠れて戦いを見守る兄者達の中でクーが涙を浮かべる。
ドクオが諦めかけたその時、どこからか飛んできたメリケンがサダコの顔面を仕留める。
弟者だ。弟者が田代、植草のメリケンを投げつけたのだ。
怯むサダコ、その隙を見逃さないのが会長。
ドクオが遂にサダコを振り払う、右腕からは大量の血が。
「ドクオ!」
弟者が叫んだのと同時に選手交代、ドクオは右腕を庇いながら兄者達の元へ、
今度は弟者がサダコの前に立ちはだかった。
「お前……違う……いらない……」
弟者の不審オーラはサダコの求めるそれじゃなかった。が、
「でも……邪魔者……消す」
『邪魔者』弟者をそう認識したサダコはその『邪魔者』を睨みつける。
「やれやれ、とんだ仕事に就いちまったモンだ、ホストってのは
 こんなバケモノのお相手もしなきゃならねぇのか……」
怪物に臆する事もなく弟者はヘラヘラしてみせる。
「俺のドンペリは高くつくぜ?」



22: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 13:31:49.45 ID:qNxGQd3G0
('A`;)「いてええええええええええ!コレ骨見えてんじゃん!やべえええええええ!」

(;´_ゝ`)「ああもう、静かにしろ!せっかく弟者が囮になってくれてるんだから
      今の内逃げるぞ!!」

実の弟を見捨てる気マンマンの兄者、主人公として腐ってる。

(ツトム)「ところで紫女、何してるの?」

川 ゚ -゚)「んー?目薬」

('A`)「涙じゃねーのかよwwwwwwwwっうえwwwwwwwwwwww」

そんな他愛も無いトークを繰り広げていると武装集団が店内に入り込んできた。

( ><)「そこまでなんです!」

ワカンナイデスをリーダーとしたそいつらの人数はざっと50人は堅い。

(;´_ゝ`)「おお、よく来た税金泥棒」

( ><)「我々はこれより不審者抹殺プログラム生命体サダコの捕獲に
     差し掛かるんです!アーユーレディ?」

一同「イェ――――――ス!!!」



23: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 13:32:37.54 ID:qNxGQd3G0
ガシャン!

ドクオの手に冷たい鉄の輪がはめられた。

( ><)「オラ、さっさと歩くんです!」

('A`)「ちょwwwwwwなんで俺wwwwwwwあのバケモノ捕まえろwwwwwwww」

( ><)「不審者をエサとするサダコの眼には不審オーラが自動で見えるように
     なってるんです!渋沢の情報によるとお前の不審オーラは2億!
     空腹のサダコの暴走を止めるには極上のディナーが必要なんです!!」

( ´_ゝ`)「それがこの変態ってワケか!よくやったレインボーマントイエローブリーフ」

川 ゚ ∀゚)「そんな!なんで会長が……ひ、ひどい……」

('A`)(クソ……この大量のポリスを倒すには……)

*9.5__*5.2__*5.7__*4.5__*4.3__*5.6__*4.3__*4.8__*5.3(終)_______________平均*5.47



24: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 13:33:56.66 ID:qNxGQd3G0
( ><)「なんですか……?コレ……」

('A`)「レガッタの視聴率」

一同「うわあああああああああああああああああああああ!!!!」

(((;><)))「消費税より低い回がほぼ半分……苦しいんです……」

(ツトム)「もこみちオワタ」



25: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 13:34:55.92 ID:qNxGQd3G0
武装集団が全員呻き声をあげて苦しんでいる。

('A`)「今なら逃げられる!ナイス俺!!」

(;´_ゝ`)「ダメだ変態!まだそいつが……」

( ><)「お前だけは逃がさないんです!よくも部下達を……」

('A`)('A`)「ならダブルスでいくよ」

川 ゚ -゚)「兄者、我々だけでも逃げるぞ」

川 ゚ -)  λ<バカヤロウ!仲間を置いて逃げられるかよ!!



26: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 13:36:02.80 ID:qNxGQd3G0
兄者はすんごい遠い所にいた、てかすでに逃げ出していたというか。

('A`)「兄者!」

ドクオは兄者に向かってあるものを投げた。
それを落としそうになりながらも受け取る兄者、渡された物は小さな箱だ。

( ´_ゝ`)「なんじゃこりゃ?」

('A`)b「お前がもうどうしてもダメだという時……どうにもならない局面に
   陥った時……開けろ」

d( ´_ゝ`)b「パンドラの箱というワケですね」

('A`)「何故同時に死者蘇生使えるとかは突っ込んじゃダメらしいね」



27: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 13:37:49.97 ID:qNxGQd3G0
サダコの暴走により、夜でも明るいエロゲ町がすっかり黒に包み込まれている。
ある意味兄者は目立たないのでアリっちゃあアリだが。

(ツトム)「逃げるなら何処がいいかしら……やっぱセントクリストファーネイビス?」

( ´_ゝ`)「逃げるんじゃない、戦うんだよ!
      一応俺アクションには定評あるしな」

川 ゚ -゚)「だが遊びすぎたせいか、まだ寝足りないな」

( ´_ゝ`)「じゃあ家に帰って夜明けを待つか」

そう言って寝るために我が家へと帰っていくのであった。
バケモノと戦う弟者や、警察と一騎打ちしているドクオを見捨てて。

( ´_ゝ`)「大丈夫大丈夫、明日活躍すればおk」

「明日宿題やればいいやwwwwwどうせまだ七月だしwwwwwww」とか考える
夏休み中の中学生と思考が一緒である。

余談ではあるが作者の中学時代は悲惨な物であった。
登校するときは山道を自転車で下りていかなくてはならないため、
チキンな作者は毎日ブレーキかけまくりながら下っていった。
前置きに三行も持ってかれるとは思わなかった。
まぁウンコ轢いたタイヤで婆さんも轢いてしまったとかそんなんです。



28: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 13:39:31.65 ID:qNxGQd3G0
――――弟者VSサダコ――――

いつになく弟者は冷静だった。

(´<_` )「攻撃が単調だな、そんなリズムじゃぁ俺の心のメトロノームは
      狂わせられないぜ?」

オサレな台詞を吐く余裕すらある。

川д川「フゥー……フゥー……」

事実、サダコは相手が一般人ということもあり、やる気が出ないということもある。
だがそいつは敵、不審者を庇う奴こそ不審者のはずだ。



29: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 13:40:15.78 ID:qNxGQd3G0
川д川「ウニョラ――――――――ッ!!」

(´<_` )「トッピロキ〜」

上着を闘牛士が使うマントの代わりにして、鮮やかにサダコの突進をかわしてみせる。

(´<_` )「ストレートな愛は悪くない……ただ俺を落とすには内角低めじゃないとな」

それにしてもこの弟者ノリノリである。

川д川「た〜らこ〜た〜ら〜こ〜た〜っぷ〜り〜た〜らこ〜」

(´<_`;)「ぐっ!何だコレは!?呪文か?」

おや?サダコのようすが……?



30: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 13:41:20.79 ID:qNxGQd3G0
テッテーテッテーテッテーテーテーレー

川д川「ぐぅ……ぐぐぐっ……」

当初は人間と大して変わらなかった身体が大きくなっていくサダコ。
進化は止まらない、止めてはならない。

(´<_`;)「Bボタン!Bボタン!」

テーテーテーテレレレッテレー

川川д川川
おめでとう!サダコはサダコ第二形態に進化した!

サダコ第二形態にニックネームをつけますか?
はい
→いいえ
 耳をすませば

おとじゃはいっしゅんでふきとばされた!
そういうわけで弟者は壁に大の字でめりこんでいた。まさにマンガ。

(´<_`;)「あいつ……全く攻撃が見えねぇ……」

志村ースレタイスレタイ、もはや兄者も不審者も二の次三の次で
日常からバトルへの路線変更、ジャンプではよくあること。



31: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 13:42:27.58 ID:qNxGQd3G0
――――ドクオVSワカンナイデス――――

舞台は店の外へ(サダコが危ないから互いに意見一致で出た)

('A`)「暗いな、そういや深夜だった」

( ><)「不審者に注意しなきゃならない時間帯なんです!」

('A`)(暴力を振るうのは簡単だ……だがそれでは公務執行妨害で犯罪者になる……
   不審者たる者、犯罪を犯してなどの勝利はありえん!」

('A`)(こうなったら感動のエピソード作戦だ!)

( ^ω^)『説明しよう!感動のエピソード作戦とは感動的なエピソードで
      敵の戦意喪失を謀る作戦なのだ!」



32: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 13:43:25.35 ID:qNxGQd3G0
『肩たたき券』
「ママお誕生日おめでとう!これ僕からのプレゼントだよ!」
当時6歳の僕は意識していなかったが、うちの母の誕生日と母の日が被っていたのだ。
今から考えると折り紙で何でもいいからカーネーションをあげたかった。
だが6歳の僕が母にプレゼントしたもの……それは画用紙を切ってクレヨンで
『かたたたたきけん』と書いた一枚の券。
『た』が一つ多いことなんて気にもせず、母は笑って
「ありがとう、大事にとっておくね」
と僕の頭を撫でながら言った。
そんな優しい母は病弱だった。
キッチンではなく病室にしかいない母。
料理ではなくゴホゴホと咳ばかりしてる母。
そして――――――心は温かいのに、手は冷たい母。
僕がしてあげられること、今日一日のことを全部母に話してあげる。それだけ。
そんな母は今全国ツアーの真っ最中だ。

母「チャッス、ストロンガーマザーズです、今日は来てくれてアリガトッ!」

ワァァァァァァ……キャアアアア……

僕はベース、父はギター、祖母はドラムでリーダーの母は三味線(エレキ)。

僕たちストロンガーマザーズの魅力は何と言っても母のハスキーボイス、コレが売り。
だけどいざ演奏になると母は三味線しか見えなくなる、コレも売り。

母「それじゃ聴いてください、谷川俊太郎で『春に』」



33: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 13:44:10.16 ID:qNxGQd3G0
( ><)「全俺が泣いたんです!」

('A`)(さて連続攻撃だ)

('A`)「あなたはたしかおじいちゃんと二人暮しよね、ご両親はどうしているの?
   あなたのお母さんのことだから今頃どこかで
   ろくでもない男とイチャイチャしてるんじゃない?
   小さい頃からあなたを保育園に預けっぱなしで
   若い男と遊びまわり、結局あなたを捨てて出て行ったくらいだから、
   お父さんはそれ以来酒びたりで、挙句の果てに暴力沙汰を起こして
   今は刑務所にいるんでしたっけ?
   きっとお父さんあなたにも暴力を振るったりしたんじゃない?
   お前は俺の子供なんかじゃない
   男好きの母親がその辺のヤツと作ったに決まってる、とか言って
   お母さんこう言わなかった?『あんたのせいで私の人生メチャクチャに
   なったのよ、あんたなんか本当は産みたくなかったの』
   なんであなたがいつもふざけているのか教えてあげましょうか?
   本当は一人ぼっちで寂しくてたまらないのを誰にも知られたくないからよ、
   あなたは将来の事を考えると不安で不安で泣き出したいの
   誰かに甘えたくてたまらないの、大声で助けてって叫びたいの
   だけどそんなことも出来ないから弱虫の癖に強がっているだけ、
   要するに現実から逃げ出しているだけなのよ、あなたは、
   本当は怖くてたまらないんでしょう?
   親が言ってたみたいに自分は誰にも好きになって貰えないんじゃないかって、
   将来誰にも愛されないんじゃないかって、多分そうね
   事実この警視庁の中であなたのことを好きな人が一人でもいるかしら」



34: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 13:47:21.58 ID:qNxGQd3G0
( ,_ノ` )y━・~~~「もうやめて!
         確かにこいつは馬鹿でお調子者でどうしようもないヤツだけど
         でもこの前私が遅刻しそうになったとき、
         わざとボスの気を引いて助けてくれました
         私が代表委員でトイレ掃除やってて塾に遅れそうになったとき
         あとは一人でやっておくから先に帰れって言ってくれました
         よく考えたら一年生のとき友達がいなくて
         いつもひとりで遊んでた私に最初に声をかけてくれたのがこいつでした
         3年のときに私がいじめられて
         靴が片方無くなったときも夜遅くまで一緒に探してくれました
         公務員試験のとき、リレーで転んで落ち込んでいたら
         いつものように馬鹿なこと言って笑わせてくれました
         そんなことしらないでしょ変態は
         こいつは変態がしらないようないいところがいっぱいあるんです
         優しいところもいっぱいあるんです
         お母さんとお父さんがどんな人かなんて私には関係ない
         私はこいつの事好きです、大好きです」

( ><)「ギャボォッ!」

精神的に耐えられなくなったワカンナイデスが倒れた。
これをいいことにワカンナイデスの懐から手錠の鍵を奪うドクオ、
いつの間にかいる渋沢。

( ,_ノ` )y━・~~~「熱くて悪いか?」



35: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 13:48:41.48 ID:qNxGQd3G0
( ^ω^)『おちんちんびろーん』

( ´_ゝ`)兄者は果てしなく不審者のようです〜戦争編V〜

川川д川川「グヒャヒャヒャ!!」

サダコ第二形態の前に遂に弟者が倒れる。

(´<_`;)「クソ……情けない……」

その圧倒的な力の前ではガトリングガンキックスも通用しなかった。
(変な輪の中で全部さばかれた)



36: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 13:50:34.01 ID:qNxGQd3G0
サダコは倒れている弟者を通り過ぎ、ドクオの元へ進む。

幸い弟者の不審オーラはショボいもので、サダコの狙う2億の首の前では興味すら
湧かせて貰えなかった。
前菜で最初に食われてた一般人のことを考えてやると超ラッキー。

ところでラッキーと言えばポケモンである。
誰かポケモン(初代)の攻略本で白黒ページにあった
主人公がマスターボールでカスミをゲットしたとかいう奴しらね?
主人公の証言が「女の子の友達が欲しかった」みたいな奴で当時大爆笑だったんだが。

('A`)「そんなことはどうだっていい」

( ,_ノ` )y━・~~~「そうそう、大事なのは僕らのバトr

川川д川川「みぃつけた〜」

( ,_ノ` )y━・~~~('A`)「ちょwwwww僕らのバトルがwwwwwwwww」



37: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 13:52:48.88 ID:qNxGQd3G0
ここでドクオの右腕が思い出したように痛み出す、そう、思い出したように。

('A`)「なんとかブリーフを包帯代わりに巻いてるが……血が止まらない……」

( ,_ノ` )y━・~~~「ちょwwwそれお前スッポンポンwwwwwwwww」

('A`)「何がスッポンポンだよ、俺なんて野球拳の時全部脱がされても
   まだチン毛があるって言って続行したんだぜ?負ける度に一本抜いたんだぜ?」

川川д川川「いただだだだきままままっまwwwwwwwwwwっうぇwwwww」

ドクオの拳がサダコの腹にクリィ――――ンヒット。

('A`)「拳があちーぜ!!」

( ,_ノ` )y━・~~~「シローうぜぇwwwwwwwwwwwwww」



38: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 13:53:48.09 ID:qNxGQd3G0
ここで渋沢は悩んでいた、偵察のため来て見たはいいがこの状況だと俺がサダコを
止めたと世間に知れ渡ればヒーローになれるんじゃね?とか
いや、サダコはドクオさえ食わせれば大人しくなる(ハズ)、だから
自分は危険を冒さずあくまで傍観者でいいや、などなど……

( ,_ノ` )y━・~~~「まぁ成り行きにまかせればいいか」

と、口走った瞬間。

('A`)「うおっ!まぶしっ!」

いつも通り糞真面目に太陽の奴が昇り始めた、夜明けだ。

川 ゚ -゚)「……朝っぱらから何をやっているんだ兄者?」

( ´_ゝ`)「ボクらの太陽」



39: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 13:55:02.97 ID:qNxGQd3G0
川 ゚ -゚)「戦いに行くんじゃなかったのか?」

( ´_ゝ`)「……弟者も……変態も帰ってきてねぇじゃん……
      つまり二人ともやられたんだよ、なんで今更俺が……無理だって」

(ツトム)「そんなことないわよ、力を合わせれば……」

( ´_ゝ`)「力ってなんだよ?あんなバケモノ見といてよくそんな言葉出てくるな、
      敵うワケねぇだろ!そもそもこんなムチャクチャな展開に
      ついて行けるかってんだ!俺が主役張る事自体そうそうないのに……」

川 ゚ -゚)「……」

( ´_ゝ`)「てか俺は不審者なんかじゃねぇって今の今まで主張してきたじゃん!
      なのになんでいつの間にかターゲットにされてるんだよ……
      やってられるかってんだ……クソ……」

(ツトム)「甘えんじゃねぇよ豚野郎!!!」

ツトムのビンタが兄者の頬をメコメコいわせる。

(ツトム)「兄者のバカ!意気地なし!もう知らない!」

(´・ω・`)「全くだよ兄者」



42: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 13:57:18.65 ID:qNxGQd3G0
( ´_ゝ`)「……ポリスいつの間に……」

(´・ω・`)「ついさっきさ、用事があってね」

川 ゚ -゚)「チーム若奥様に協力してくれるという用事か?」

期待をこめて聞いてみる、しかししょぼくれ顔はしょぼくれたまま、静かに口を開く。

(´・ω・`)「逆だよ、僕の仕事知ってるよね?
     元々君達とは敵だったハズだよ……」

( ´_ゝ`)「!!!」

(´・ω・`)「仲間はいないから安心してくれ、僕一人で来たんだ、ケジメをつけにね」



43: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 13:57:56.45 ID:qNxGQd3G0
そう、これまでショボンはなんだかんだで兄者やドクオを逃がしてきた。
それも勝手な独断で。
サダコが暴れ、不審者狩りが本格化しようとしている今日この頃、
自分自身の手で愛すべき不審者を潰す。
これがショボンのケジメ。

川 ゚ -゚)「兄者、必要な物を持ってさっさと外に出ろ、
     こいつはツトムがやる」

(ツトム)「そういう指名はねーよwwwwwwwwwww」

(´・ω・`)「僕が相手をしたいのは兄者だ、カマキャラに用はない
     そもそも男が女っぽくして男に近寄ろうとするやり方が気に食わない、
     男なら男のままで男を愛せ!!」



44: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 13:58:47.63 ID:qNxGQd3G0
(ツトム)「んだと……言ってくれるじゃないおまわり……」

(´・ω・`)「子宮内膜から出直しな」

バァン!

二つの拳が交差して、互いの顔を殴りつけている。クロスカウンターみたいな。

(´・ω・`)「この僕に血を……」

(ツトム)「私の顔に傷を……」

「「表に出ろ」」ハモる、二つの声が同時に響く。
庭に出た二人はそりゃもう殴る蹴る殴る殴る。
血ヘドを吐きながら、胃液を出しながら、コラーゲンを出しながら。
その二人がオラオラ無駄無駄してる間に兄者とクーは身支度を済ませ出て行った。

川 ゚ -゚)「分かったろ兄者、みんな戦っているんだ」

( ´_ゝ`)「……とりあえずエロゲ町にまた行ってみる、
      べっ別に弟者と変態が心配なわけじゃないんだからねっ!
      被災状況が見たいだけなんだからね!」

川 ゚ -゚)「はいはいツンデレツンデレ」



46: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 14:01:54.69 ID:qNxGQd3G0
川川д川川「WRYYYYYYYYYYYY!!!」

( ,_ノ` )y━・~~~「まずい!こいつは太陽の光を浴びると……」

('A`)「どうなるんだ!?お肌が弱いのか?ボクタイがやりたいのか?」

サダコの全身から荷電粒子砲が放たれた。

( ,_ノ` )y━・~~~「やべぇっ!」

元々崩れかけていた建物が音を立て崩れていく。
渋沢は携帯電話を取り出し、何者かと連絡をとろうとする。

( ,_ノ` )y━・~~~「俺だ!まずいぞ!サダコは今日が生理だったようだ!」

(   )『え……マジで……?ヤヴァイじゃんそれ』

( ,_ノ` )y━・~~~「このままじゃ日本が滅ぶかもしれんぞ!!」

(   )『…………わかった……私も出動する』

川川д川川「ちょwwwちょわwwwwちょっwちょっwちょwwwwww」

再び光線が火を吹く、前方位からの無差別攻撃。
そのままサダコは走った。当てもなく走った。光線を出しながら。



47: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 14:03:37.92 ID:qNxGQd3G0
(;´_ゝ`)「なんだあの光は!?フレッツか……?」

川 ゚ -゚)「いや……光る海光る大空、光るマンションだろ」

やっとこさでエロゲ町に着いた兄者とクー、正しくはエロゲ町だった場所だが。

(;´_ゝ`)「しかしひでぇな……ほとんどの建物が倒壊している……」

('A`)「ボクの肛門も倒壊しそうです!!」

川;゚ -゚)「会長!なぜ生きている……」

('A`)「お前ら……なんで来たんだ……早くにげr

銃声が鳴り響く、それに合わせドクオが倒れた。

('A`)「あべしっ……」←最期の言葉

( ,_ノ` )y━・~~~「めしとったり!」

川 ゚ -゚)b「やった!会長しっかりしろ!!」

( ,_ノ` )y━・~~~「よし、こいつをエサにサダコを止め……」

(;´_ゝ`)「そうはさせるか!!」



48: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 14:04:36.28 ID:qNxGQd3G0
(;´_ゝ`)「うおおおおおっ!!」

ドクオの服を剥ぐ兄者、そういう趣味だったのか兄者!
レインボーマントと黄色ブリーフを奪う兄者、ホントは欲しかったのか兄者!
マントを装着しブリーフを被る兄者、狂い始めた兄者!
ズボンとパンツを脱ぎ出す兄者、人間をやめた兄者!

たった今、一人の人間が死んだ、しかしその瞬間、一人の究極完全不審者が誕生したのだ!

く……ふふ……ふははははははは は は は は は は

( ´_ゝ`)「そうだ僕が不審者だ」

川 ゚ -゚)「夜神ktkr」

( ´_ゝ`)「ならば」
( ´_ゝ`)「どうする」
( ´_ゝ`)「ここで殺すか?」
( ´_ゝ`)「いいか」
( ´_ゝ`)「僕は不審者」
( ´_ゝ`)「そして」
( ´_ゝ`)「このお話の主人公だ」

頑なに自分は不審者じゃないと主張してきた兄者がついに自分の不審っぷりを
認めた奇跡の瞬間だった。



49: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 14:06:08.59 ID:qNxGQd3G0
( ,_ノ` )y━・~~~「こいつっ……なんだこの不審オーラ……」

黒帽子の上から黄色ブリーフを被り、黒パーカーに虹色マント、
下半身だけは生まれたままの姿になっている。
でも安そうな黒い靴は履いている
スカウターがビキビキと悲鳴をあげる、その数値はざっと……

( ,_ノ` )y━・~~~「三億四千万……こいつだ……こいつこそサダコの生贄に相応しい」

対照的に身包み全部剥がされたドクオはただの露出狂みたいになっており
不審オーラはガタ落ちしていた。(でも二十万弱)

( ´_ゝ`)「俺が不審者……自分では否定していたさ、心の中でも……
      だが本当は気づいていたんだ!自分が不審臭いってことに!!
      もう本当のこと言うと物語始まって5レス目くらいで感じていたよ!!
      でも認めたくなかった……認めたら自分が自分で無くなるような気が
      していたんだ!!」

ガレキの中心で全てを暴露する兄者。ごーまんかましてよかですか?

川川д川川「んぎゃおおおおおおおおおお!!!」

( ,_ノ` )y━・~~~「チッ……ボスが来る前にサダコが来やがった……
          いや、せっかく凄い不審者が現れたんだ……コイツを餌食にするか」

( ´_ゝ`)「やってみろ、俺は負けねーよ」



50: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 14:08:16.86 ID:qNxGQd3G0
( ,_ノ` )y━・~~~「世界の平和のために死ね不審者!!」

兄者に銃口を向けて
撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ( ´_ゝ`)「効かねーよwwっうぇww」つ撃つ撃つ
撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ
撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ
撃つ撃つ撃つ撃つ( ´_ゝ`)「無駄だぜバーローwwwwww」撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ
撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ
撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ
( ´_ゝ`)「なんで効かないのかと言うと……」撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ
撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ
撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ
撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ(;´_ゝ`)「そろそろ止めろよ?」
撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ
撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ
撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ
撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ
撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ(;´_ゝ`)「止めろよ!ちょっと痛くなってきた!」撃つ
撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ

カシュンッカシュン

( ,_ノ` )y━・~~~「くっ、弾切れか!!」

<ヽ´_ゝ`>「やっと諦めやがったか……」



52: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 14:10:58.81 ID:qNxGQd3G0
( ´_ゝ`)「俺にはジョルジュがついている」

兄者は防弾チョッキを着ていた。
学校の一件でちゃっかり回収していたのだという描写もないのにすごいぜ兄者!
             ∧_∧
             ( ´_>`)   いやその理屈はおかしい
           __〃` ^ 〈
      γ´⌒`、'' ー--‐~-⌒ヽ
     ./  / ミ ー◎‐´  `)
    ./      /   .il \\ j
    ,|   /     ,/\   ヽ
    ,| //   ,/__,+、_\  /
    /    // =┬─┬〈ソ ζ
    |    /|〈 ヽ.| . . |, |.| ヾ
    |   /‖/"" | 弟 |: |  |
   ./     | レ   ,| .  .| リ ノ
   |   /  |/   ノ|.者...| |  |
   | |  |  || ,, ソ|__|  〉 ,|
   | |    /,ゝ   〉  イ ヽ ノ  |
   |    | y `レl   〈´  リ ‖
   |    ,/   ノ    |   |   ‖
  ,/    ||l  /     l;;  |   ‖           
  |     ||,〉 〈       〉  |   ‖         
  |    ||/  ::|ijijijjijijiji(ヽ \ zijij           
 ヽjijijijijjiji(。mnノ      `ヽnm。 
( ´_ゝ`)「生きていたのか弟者……」



54: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 14:13:08.66 ID:qNxGQd3G0
(´<_`;)「俺のことはどうでもいい、しかし凄い変態っぷりだな兄者よ……
      あのバケモノのエサになるぞ」

( ´_ゝ`)「それでいい、俺は奴のエサになることに決めた」

( ,_ノ` )y━・~~~(なんだと!?じゃあ俺に撃たれてくれてもよかったやん……)

( ´_ゝ`)「俺一人の命で奴を止められるなら安いもんさ……」

周りの壊滅した建物を見回し、兄者は言う。

表情はどこか穏やかだ。



56: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 14:14:35.26 ID:qNxGQd3G0
川 ゚ -゚)「誰かの犠牲の上で解決するのは許せん、死んだ会長も望んではいないぞ」

( ´_ゝ`)「……じゃあどうするんだ、あのバケモンをほっといたらまた被害が出るぞ」

( ,_ノ` )y━・~~~「わかってるじゃないか変態」

( ´_ゝ`)「どうせ俺は存在しているだけで煙たがられる不審者なんだ、
      主役なんだから最期くらいいいカッコさせてくれよ」

川川д川川「ぶるあああああああああああああっ!!!」

11時の方角からそのバケモンはやってきた、相当暴れてる。

( ´_ゝ`)「お別れの時間が来たな……」

丁度今頃の時間帯はズームインであかさたな占いのあっち向いてズーをやってる時間だ。



57: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 14:15:27.99 ID:qNxGQd3G0
――――ツトムVSショボン――――

流石兄弟宅・庭の戦い

「遅い!」≡(´・ω(ツトム)

「なんの!」≡(ツト(´・ω・`)

「遅い!」≡(´・ω(ツトム)

「なんの!」≡(ツト(´・ω・`)



58: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 14:17:16.78 ID:qNxGQd3G0
兄者達サイド:兄者最期の瞬間

川川д川川「不審者〜いただきまぁす〜」

あんぐりと開いたサダコの口に自ら入っていく兄者、いままでありがとう。

( ´_ゝ`)「歴史の教科書に載るよな……俺」

(´<_` )「主人公のくせに最後までエドモンド本田みたいなポジションだったしな」

川う -゚)「わけもないのにロンリーwwwwwww」

( ,_ノ` )y━・~~~(は〜これで全てが終わる……)

( ´_ゝ`)ノシ「さよならっきょ」

川川д川川「っ……ゴクン」

食われた。兄者が食われた。サダコは大人しくなった。全ては……終わった。

何もかも――――――――終わった。



61: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 14:19:53.80 ID:qNxGQd3G0
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……

(´<_` )「ん……?この音は……?」

( ,_ノ` )y━・~~~「なっ!まさかボスの奴今更……」

(   )「ハッハッハwwwwwwサダコはどこだ!?どこで暴れてるんだwwww」

街街街λ<このスーパーロボおしるこ一号改で……

(*‘ω‘ *)「ぶっ飛ばしてやるっぽ!!」

( ,_ノ` )y━・~~~「ボスちんぽっぽ!今頃あんなマジンガーZもどきで来やがって……」

川川д川川zZZ

川う -゚)「兄者のおかげでサダコが眠り、我々は助かったというのに
     なんだあの巨大メカは!?」

(*‘ω‘ *)「正体も発覚したから『っぽ』を語尾に付けることを許されたんだっぽ!
    ……っとサダコ発見!攻撃開始っぽ」

(´<_`;)「マズイ!こっちに向かってくるぞ!」

ボス・ちんぽっぽを乗せた巨大ロボは弟者達のすぐ側まで来ていた。
大きさは戦隊モノでよく使うロボと同じくらい、と言えばイメージしやすいだろうか。



62: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 14:22:16.27 ID:qNxGQd3G0
(*‘ω‘ *)「平和を乱すバケモノサダコよ……覚悟!」

その全身金メッキのおしるこ一号改は馬鹿でかいミサイルを一発発射した。

( ,_ノ` )y━・~~~「ちょwwwwwww俺らもいるのにwwwwwwwwwww」

(´<_`;)「今から逃げても間に合わないwwwwwwwwwww」

川 ゚ -゚)(私は大丈夫だ……きっと大丈夫だ……まだ家出の伏線とか残ってるし
     死ぬわけ無い……死ぬわけ無い……多分)

人の願いは大抵目の前の現実には届かない、
無情にもミサイルが弟者達の目の前まで差し迫った――――

(´<_`;)「もう……ダメなのかよ……………………兄者……」

兄者ならこんなときどうする?

不審者は不審者らしく……最期まで挙動不審で通すか?

それとも……死ぬ直前まであがくか?

あんたならどっちなんだよ

兄者……



64: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 14:25:23.29 ID:qNxGQd3G0
「やっぱ死にたくねぇよおおおおおおおおおおおおおおおお!!11!111」

             ┏┓┏┳┓
           ┏┛┗┻╋┛               \  i   
           ┗┓┏┓┃                ── + ←ミサイル 
             ┃┃┃┃ ┏┳┳┓          // | \
             ┗┛┗┛ ┗╋┛┃        /  / |
                        ┗━┛      /   /
                   f ヽ.
         ______   .Y ',、
            `ヽ.  ,L.,r'"´   .月 .}_,>
      _,ノ´ ̄` R´  j __ , -‐へ /
    ,r '"´r ⌒Y  lヽ`' ┘/.   `Y゙
    `ヽ, }>-く__,ノ ,、 '"´    /
     \ 勿、 '´  > ,  '"´
       「 \,>.'´ /
.       \__   '´ |
        ':,     |
    __,.ィ T "⌒'    |
   レ'゙ 入    _ .ノ
    {'''''''|    ̄
.   `¨´



66: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 14:26:33.29 ID:qNxGQd3G0
(*‘ω‘ *)「な、何事だっぽ!?」

信じられない光景がそこに、このリアルワールドに、あったのだ。

( ,_ノ` )y━・~~~「巨大メカが……おしるこの他にもう一つ……?」



67: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 14:27:27.11 ID:qNxGQd3G0
( ´_ゝ`)兄者は果てしなく不審者のようです〜戦争編W〜コードブレイキング〜

ガレキと化したエロゲ町に巨大ロボが二体。

ケインコスギもビックリの戦隊シリーズロボシーンだ。

川 ゚ -゚)「あの全身黒+股間だけ虹色のロボットは……」

〜回想〜
('A`)『俺は莫大な金を掛けてユニバーサル不審者ジャパンを作り上げた……
   だが一向に客が来ない、これでは不審者協会に人が集まらない……
   不審者協会に人が来なければ俺の後を継ぐ不審者会長がいなくなってしまう!
   それではこの協会も終わりだ、だから俺は一生懸命どうやったら人が来るかを
   昼も寝ないで考えた……その答えが子供ウケしないという事だ!!
   子供が好きそうなモノといえばロボットだ!俺は不審者ロボの制作に取り掛かった
   …………そしてついに完成したんだ!ジャイアントドクオフシンシャゼロが!
   まぁそれがこの間公務員の圧力でユニバーサル不審者ジャパンは潰れたんだ……』

川 ゚ -゚)「会長が開発した……ジャイアントドクオフシンシャゼロ……?」

間違いないだろう、なぜならロボの顔が……

【'A`】

間違いない。



68: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 14:28:44.80 ID:qNxGQd3G0
(´<_`;)「兄者!?兄者なのか、おい!」

(;´_ゝ`)「う……ぐへぇぇ……」

サダコのアナルから華麗に復活した兄者、何の感動も無い再会。

そして非常に苦しい脱出方法、何が苦しいかというと作者が苦しいのである。
他に脱出方法が浮かばなかったとでもいうのか。
物語に支障は多分無いが無茶苦茶である。
しかし優しい読者は許してくれるだろうという作者の甘えが全面的に出てしまっている。
でもワンピースの空島編とかもそんな感じだったじゃないですか。
いやほんとすみません、後先考えて物語は作るものですね。



69: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 14:29:52.48 ID:qNxGQd3G0
( ,_ノ` )y━・~~~「馬鹿な……でも俺はとりあえず助かったからおk」

(;´_ゝ`)「ってうわあああああ!!
      なんだあのロボはwwwwwwwwww」

5分くらいぶりに外の世界を見た兄者は、5分前と全く違う光景に呆気をとられた。

謎の二体のロボット、金色ロボと黒+股間は虹色ロボ。

川 ゚ -゚)「一体はお前が呼んだものだ兄者、
    お前会長から貰った箱を開けたろう?」

(;´_ゝ`)「ああ、中にはスイッチが入ってて死にたくない俺はダメ元で押したんだ
     でも地震が起こるだけで仕方ないから自力で外に……」

川 ゚ -゚)「そのスイッチはユニバのロボを動かすものだったというわけか」



70: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 14:31:38.22 ID:qNxGQd3G0
【'A`】「ギギギ……私を呼んだのはダレダ……?」

(;´_ゝ`)「あ、僕みたいです」

【'A`】「乗れ、そして戦え」

(;´_ゝ`)「なにその超展開wwwwwwwwwうぇwっうぇwwwwwwwwww」

【'A`】「乗れぇ!乗ってくれ!俺だってカッコよく戦いてぇんだ!!」

駄々をこねるフシンシャゼロ、足をジタバタさせてサダコを思わず踏み潰す。
サダコは死んだ。

( ,_ノ` )y━・~~~「テキトーにもほどがあるんじゃねwwwwwwwwwww」

(*‘ω‘ *)「そのロボの言う通りだっぽ!
    こうして二体のロボが巡り会うということは、これは宿命だっぽ!」

(;´_ゝ`)「まずあんた誰だwwwwそれに戦う理由がねぇwwwwwww」

(*‘ω‘ *)「じゃあ、ちょっとこのロボで隣町ぶっ壊してくる」

(;´_ゝ`)「ちょwwwwそりゃダメだwwwwwwwww」

【'A`】「どうやら戦うしかなさそうだぜマスター!」



81: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 15:07:56.37 ID:qNxGQd3G0
川 ゚ -゚) ( ,_ノ` )y━・~~~(´<_` )「「「戦え兄者!!主人公だろ!!」」」

(#´_ゝ`)「やったろーじゃねぇかコラァ!!!」

そして遂に幕を開けたロボットバトル!! スレタイなんて無視だ!!

おしるこ一号改λVS【'A`】ジャイアントドクオフシンシャゼロ



82: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 15:08:32.27 ID:qNxGQd3G0
(*‘ω‘ *)「行くっぽ!おしるこ」

おしるこが電光石火の如く突っ込んでくる。

(#´_ゝ`)「よーし……避けるにはどうしたら……って節子!
     これドリキャスのコントローラーやないか!!」

コックピッドでひとり突っ込み、虚しさが兄者を包み込む。

【'A`】「なら俺が自分で避けるぜ!」

と、フシンシャゼロは見事におしるこの突進をかわした。

( ´_ゝ`)「ちょwwww俺いらねぇwwwwwwwwwww」

(*‘ω‘ *)「なかなか素早い身のこなしだっぽ……だが甘い」

おしるこの背中からロケットランチャーが可愛い顔を出した。



83: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 15:10:40.60 ID:qNxGQd3G0
( ´_ゝ`)「ええいもう!テキトーのボタン押すぞ」

【'A`】「ふざけんな!勝手にいじるなカス!!」

( ´_ゝ`)「もう俺帰りますね」

(*‘ω‘ *)「くたばれチンコ野郎!」

大抵の野郎はちんこだと思います。

【'A`】「やられる前に先制攻撃!」

            _ー ̄_ ̄)’,  ・ ∴.' , ..      ∴.'       
       【'A`】-_-― = ̄  ̄`:, .∴) 、,;从     .∧ ∧           
      , -'' ̄  = __――=', ・,‘ ヽ";∵";,'ノ※(;';)ω(;:;)
     /  _-―  ̄=_  )":" .  ’) )W`  (   )
    /   ノ  ̄_=_  ` )),∴. ) \ /ノ   v v
   /  , イ )    _ ) ̄=_)   _
   /   _, \  )_ _ )=  _)   ∴.'
   |  / \  `、     = _) ∴.
   j  /  ヽ  |

(*‘ω‘ *)「なんというスピード……」

( ´_ゝ`)「スピード解散したってマジ?」



85: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 15:13:28.99 ID:qNxGQd3G0
それから一時間後……そこには元気に戦いまくるロボの姿が!!

( ´_ゝ`)「っうえwwwwロボバトル楽しwwwwwwwwww」

【'A`】「ハッハッハwwwwwますます燃えてきたわwwwwwwwww」

(*‘ω‘ *)「なんかビルとか家とかぶっ壊れてるけど平気だっぽwwwww」

そうです!この二体のロボ、エロゲ町をとっくにはみ出して他の地域に行ったのです。
エロゲ町はサダコの仕業だと言い訳できても、他の地区はどうするのでしょう?
兄者とゼロ、そしてちんぽっぽはバトルに夢中で気づいてませんが
自衛隊とか出動しています。

( ´_ゝ`)「俺さwwwwwwなんか今までの自分という殻をぶち壊せたよwwwww」

【'A`】「そうかそうか層化wwwwwwww」

( ´_ゝ`)「いつも俺思ってたんだ……何故勝手に人を不審者と決め付けるのかって、
     『自分と違うから』そんなんあっちゃならねぇと思うんだよ、
      例えばこの世界の人間がみんなレインボーマントイエローブリーフなら
      どうだ?みんながそれならその格好を不審だなんて思わないわけだ、
      不審な基準なんて最初からなかったんだよ……だから全ての人間は
      一般人であると同時に不審者、そう思わないか?」

でも街ぶっ壊して暴れてるお前らは誰が見ても不審ロボです。



86: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 15:16:36.83 ID:qNxGQd3G0
【'A`】「このまま突っ走ろうぜwwwwwwwwww」

(*‘ω‘ *)「人間みんな仲間だっぽwwwwwwwwwwwww」

( ´_ゝ`)「仲間外れなんてどこにも無い世界にしようぜ――――――――」














全国指名手配 懸賞金 A賞トースターセット B賞なっちゃんオレンジ一年分

( ´_ゝ`)流石兄者
(*‘ω‘ *)ちんぽっぽ
【'A`】ジャイアントドクオフシンシャゼロ



87: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 15:20:59.50 ID:qNxGQd3G0
ガ―――――ッ

('、`*川「いらっしゃいませー」

コンビニに入る俺、向こうでおばちゃん従業員二人が俺を見てコソコソ言ってる。

( ´_ゝ`)「こんぶとこんぶと……それとこんぶで」

('、`*川「はい、合計200ペリカになります」

( ´_ゝ`)「ん」

チャリン

ガ―――――ッ

('、`*川「あ、ありがとうございました!」

……よく言えた……



88: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/22(佐賀県庁) 15:22:16.03 ID:qNxGQd3G0
店長「い、伊藤さん!今の男指名手配の奴に似ていなかったか?犯罪者だぞ!?」

('、`*川「……いえ、あの人は違いますよ」

店長「え……?じゃあなんだってんだ……あんな全身黒ずくめで……何者?」





('、`*川「不審者ですよ」

( ´_ゝ`)兄者は果てしなく不審者のようです よっしゃあああああTHEエンドオオオ



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