らき☆すたでSAWのゲームが行われるようです
- 421: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/25(火) 02:57:36.49 ID:BQskxjIFO
- 「どうして…どうしてこんな目に…」
こなたが泣きそうなこえで呟いた…。
「ワタシが馬鹿でした…実はワタシ、日本での学費を稼ぐ為に出会い系で援助交際をしてました……ある日…出会い系でココに呼び出されました…。そこで怪しめばよかったのに…馬鹿なワタシね…。」
パティが苦しそうにあえぎながら続けた。
「ココで黒いローブを来た人に援助交際をしてる事をバラされたくなかったら…服を脱げ言われました…だから…ワタシ言う通りにしたら、イキナリ何かを注射されそうになりました…。」
- 433: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/25(火) 03:06:22.09 ID:BQskxjIFO
- 「そんな事されたくない……ワタシ抵抗しました…抵抗して、その人の顔思い切り殴りました…そしたら、その人本気で怒って、色々な機械の実験台にワタシされました…。すごく…すごく痛かった…。」
パティがおえつを堪えてむせび泣いているのが分かった……。
「さっき…その人来て、私に何か注射していきました……ワタシもう助からない……キット死ぬ…。」
こなたはパティにかけるべき言葉が見つからなかった…。
- 445: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/25(火) 03:15:28.88 ID:BQskxjIFO
- 「パティ…きっと大丈夫だよ…助かるよ…。」
こなたがパティの頭を撫でると、目から涙のように流れる血を拭ってやった。
「だって…だってさっきから血が後から後から込み上げて来て…止まらない…苦しい……もう駄目ですネ…。」
パティが再び湿っぽい咳とともに、吐血した。
- 458: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/25(火) 03:24:51.38 ID:BQskxjIFO
- パティはゼェゼェと苦しそうにあえぐと、見えない目でこなたの方を向いて言った。
「最期に……アイツからの伝言でス…血の一滴は酒より重い……。」
苦しげにそう言い終えると、さっきよりも更に激しく咳込み、血を吐き出し続けた…。
そして苦しげに悶えると、そのまま動かなくなった…。
パティは拷問道具の実験台に使われた挙げ句に伝言板のように使われて死んでいった…。
犯人が誰であれ、許されるべきではない…。
こなたは、パティの亡骸に、落ちていたシートを被せてやった。
- 693: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/25(火) 20:49:10.98 ID:BQskxjIFO
- 「ごめんね…パティ…後で…必ず迎えに来るから…。」
部屋を出る前にこなたは再びパティの方を振り返った。
シートを被ったパティの亡骸は、暗闇の中で寂しそうに佇んでいた。
こなたは目に溜った涙を拭うと、扉を開けて通路へと出ていった。
「あら…こなたさん…そこに隠れてらしたんですか…?」
怪しい韻を含む聞き慣れた声に、こなたはゾッとした。
- 702: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/25(火) 21:20:13.78 ID:BQskxjIFO
- 通路の暗闇の奥に、血にまみれた、みゆきがナイフを片手に立っていた。
「解毒剤が必要なんですよ…こなたさん…。」
みゆきがナイフをひけらかしながら言った。
「みゆきさん…これはみゆきさんが全て仕組んだ自作自演の殺人ショーなんでしょ…?」
「どうして…そう思われるのですか…?」
みゆきがこなたに少しずつ近付きながら尋ねた。
こなたはみゆきから距離をとるために後ずさった…。
「今回の件…みゆきさんに不可解な点が多すぎる…。おかしいよね…みゆきさん…。」
こなたは後退りながらも力強い目でみゆきを見つめながら言った。
- 711: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/25(火) 21:32:50.43 ID:BQskxjIFO
- 「まずカセットテープの件…あれはみゆきさんのポケットから出てきたし、、みなみを殺した時も何かを知ってるかのような口ぶりだったよね…。」
こなたがみゆきを追求する…。みゆきはこなたの鋭い追求に眉一つ動かさず、こなたを追い立て、隙を伺う。
「一連の件は私が犯人だと…そう言いたい訳ですか…?」
「そう……みゆきさんはパティを始め、ゲームの材料にしようと思ったけど、抵抗されたために、逆鱗に触れてしまった…だから材料にはせずに自らの手でいたぶって殺した。」
- 716: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/25(火) 21:44:14.94 ID:BQskxjIFO
- 「ビデオで監視してたのも、ゲームの過程をスナッフとして売るか…それとも欲望の捌け口として使うか…でしょ…?」
みゆきはクスリと笑うとさげすんだようなニヤケ顔でこなたを見つめた。
「これはこれは……とんだ名探偵が近くにいたもんですねぇ…素晴らしい発想力です…感心しちゃいますよ…本当に…。」
「あたしは絶対に許さない…許さないよ、みゆきさん…。」
こなたは後退りしながらも気丈な態度でみゆきに接した…と、足を引きずっていたこなたが、再び廃材に足を取られて尻餅をつく形で転んでしまった…。
「ッッ…!」
すかさずみゆきが距離をつめる。
- 725: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/25(火) 21:52:34.89 ID:BQskxjIFO
- 「あああ……や、やめっ…!」
それまで気丈な態度だったこなたの糸が切れ、今や恐怖に捕われ、何も出来ない、足をくじいた少女へと戻ってしまった。
みゆきはこなたの肩を掴むと乱暴に床に押し倒し、馬乗りになった。
「止めてよ…みゆきさん…止めて…お願い…。」
こなたが涙目になりながら必死で命乞いをした。
- 735: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/25(火) 22:07:12.90 ID:BQskxjIFO
- 「解毒剤が必要なんです…どうしても必要なんです!」
みゆきがナイフを振り上げて、こなたの胸を一突きにしようとした、その刹那、みゆきは激しい咳に襲われ、口元を押さえて激しく咳込んだ…どうやらパティと同じ毒を注射されたようだ…。
こなたは手元にあったコンクリート片を手に取ると、それで思い切りみゆきを殴りつけた。
みゆきは短い悲鳴を上げて倒れた。
こなたは慌てて起き上がると、後ろも確認せずに、足を引きずりながら駆け出した。
- 751: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/25(火) 22:27:30.73 ID:BQskxjIFO
- 暫くして…
汚い床に横臥していたみゆきはムクリと起き上がると辺りを見回し、頭の激痛に悲鳴を上げた。
こなたの一撃による鮮血が彼女の額を伝う。
みゆきはゆっくりと起き上がると、怒りに震える手でナイフを握りしめた。
「殺してやる!必ず殺してやるぞ、泉こなた!」
みゆきはそう叫ぶと、軽く咳をして、こなたの後を追った。
- 774: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/25(火) 22:44:40.63 ID:BQskxjIFO
- みゆきは壁に手をつきながら、暗い通路を手探りで移動した。
息が荒い…体内に着実に毒が浸透していた。
と、その時、通路の奥からささやき声が聞こえてきた…。
何者かがヒソヒソと会話をするような声だ…。
みゆきはそのまま、声がする方へと手探りで進んで行った。
- 779: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/25(火) 22:54:53.10 ID:BQskxjIFO
- それは鉄製の扉から聞こえて来ているようだ…。
みゆきは、辺りを警戒しながらゆっくりと扉を開けて、中の様子を伺った…中は、先程ゲームが行われた、小早川ゆたかの部屋だった…。
みゆきは扉に体を滑り込ませるように中に入った。
相変わらず、不気味なアイアンメイデンが部屋の中央に鎮座している…。
ささやき声はどこから聞こえるのだろうか…みゆきは目を凝らして部屋を見渡した。
- 795: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/25(火) 23:07:15.51 ID:BQskxjIFO
- …どうやら…ささやき声はアイアンメイデンの中から聞こえて来ているようだった…。
しかし…中には、鋭い針で全身を貫かれた小早川ゆたかの死体があるはずだ…。
死体が喋るはずがない、そう完全に死んでいる死体ならば…。
まさか…ゆたかが生きているのだろうか…そんな、そんなはずはない…!
- 819: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/25(火) 23:23:43.45 ID:BQskxjIFO
- 相変わらず鉄の処女からはささやき声に混じって、ローターの音が響いている。
鉄の処女の上部には丁度ドアの郵便受けと同じ位の覗き窓がもうけられていた…。
みゆきは恐る恐る、アイアンメイデンに近付くと、覗き窓から薄暗い内部の様子を覗いた…。
中には全身を針で貫かれ…笑顔が顔に張り付いたまま死んでいる小早川ゆたかの姿があった…。
しかし、ささやき声はやはりこの中からしている…。
みゆきは更に目を凝らした。
するとゆたかの血で濡れた床に何かが落ちていた…。
それは…テープレコーダーだった…。
スピーカーからはジグソウの説明が流れており、それがささやき声に聞こえたのだ…恐らくボリュームを調節して内容を悟られないようにしたのだろう…。
だがみゆきにはこのフレーズだけははっきりと聞こえた。
「では…ゲーム開始…。」
- 849: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/25(火) 23:44:57.92 ID:BQskxjIFO
- やられた……こなたにはめられた……。
解毒剤を求めるあまり、いつもの冷静で聡明な判断を欠いたみゆきの負けだった。
みゆきは慌てて後ろを振り返った。
…丁度こなたが何かを振り払う瞬間だった。
あっけに取られたみゆきが何かを払いきったこなたの手に握られた物を見た…。
それは、どこからか拾ってきたガラスの破片であった…。
- 868: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/25(火) 23:58:21.84 ID:BQskxjIFO
- こなたは涙目になりながら、血が滴るガラスの破片を下ろし、改めてみゆきを見た。
みゆきは丁度ひよりがしたように目を見開いたまま、血がとめどなく流れる喉を手で押さえていた。
そして軽い咳とともに血を吐き出し、その場に崩れ落ちた。
「皆が味わった苦しみを…味わえ…。」
倒れ臥し、苦しそうにあえぐみゆきを、こなたはさげすみの目で見下ろした。
みゆきはヒューヒューと喉笛の切り口から空気を漏らしながら、スカートのポケットに手を入れて、何かを取り出し、そして、床に突っ伏すと動かなくなった
- 884: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/26(水) 00:13:42.47 ID:1dZoOmN/O
- それは…みゆきの血で汚れたテープだった…
「なに……これ………。」
こなたは不安そうな表情で、みゆきの手からテープをもぎ取った。
こなたはアイアンメイデンに仕掛けたテープレコーダーを棒で苦労して取り出すと、テープを入れて再生した。
「やあ、みゆき…ゲームをしよう…。」
それはジグソウから高良みゆき個人に宛てられた死のゲームへの招待状だった…。
- 907: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/26(水) 00:30:42.91 ID:1dZoOmN/O
- 「お前は私の思考、価値観、そして理念を十二分に理解した…良き理解者であると、私は思っている…だからこそ私はお前を試したい…。」
突然のことにこなたは、衝撃を受け、その場にへたり込んだ…今まで自作自演の殺人ショーの主催者だと思っていた、みゆきがまさか…滑稽で哀れな演者の一人だったなんて…。
テープは無情にも続く…。
「お前はこのゲームが終わるまで、他の三人がゲームを円滑に進める為の監視役と案内役を務めてもらう…。無事に務めきれれば、お前を晴れて私の真の理解者として認めてやろう…。」
- 946: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/26(水) 00:48:57.02 ID:1dZoOmN/O
- 「…途中で予期せぬ事態が起こるだろう…だが、落ち着いた対処する必要がある…落ち着いて対処してこそ私の真の理解者だ。期待してるぞ…。ではゲーム…開始。」
予期せぬ事態…まさにそれはゲームの材料にみなみが使用された事…そして…全員に毒を注射した事…。
ジグソウからの突然の困難な試練に対してみゆきが異常にうろたえた事にも説明がつく…。
こなたはそこを動かなかった…いや動けなかった…。
事態がどんどん複雑になり、予測不可能な悪い方向へと向かっている…。
こなたは脇に落ちていたガラスの破片を再び握り締めた…。
- 982: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/26(水) 01:07:52.84 ID:1dZoOmN/O
- ……今から少し前…。
つかさとかがみは薄暗い通路を迷走し、必死にみゆきの追撃から逃れようとしていた。
「お姉ちゃ……も…駄目…走れないよ…。」
かがみに手を引っ張られたつかさが、苦しそうに言った。
かがみ当人も息が苦しくて今にも倒れそうだった…。
忌まわしい毒の効用が現れてきたのだろうか…。
「とりあえず…隠れてやりすごそう…行こ、つかさ。」
- 21: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/26(水) 01:30:31.67 ID:1dZoOmN/O
- かがみはつかさの手を引くと、手近にあったドアから部屋の中へと足を踏み入れた。
そこは小さい事務室のような所で、ジグソウによる手は加えられてはいなかったが、長い間放置されていたために、くち果てていて酷い有り様であった。
つかさとかがみはそこで寄り添うようにして、互いに身を寄せ合った。
「こなちゃん…どうなっちゃったんだろ…」
かがみの背中に手を回しながらつかさがボソリと呟いた…。
- 25: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/26(水) 01:37:44.06 ID:1dZoOmN/O
- 「……きっと…きっと逃げおおせて…無事なはずよ…。」
かがみが優しくつかさに言った…。
「それ…困る…すごく困るよ…せっかくこなちゃんを囮にしたのに…。」
つかさがいつもの調子でサラリと信じられない事を言った。
「あんた…今なんて…」
「私が足をかけて、こなちゃんを転ばせたの…こなちゃん、足くじいてたみたいだったし…」
- 54: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/26(水) 01:54:58.34 ID:1dZoOmN/O
- 「アンタ……。」
かがみは絶句してつかさを見つめた。
つかさは無表情のままかがみを見つめ返した…。
「お姉ちゃん…ごめんね……本当にごめん…。」
そう言うとつかさは近くに転がっていた鉄の筒を手に取り、それでかがみのみぞおちを思い切り突いた。
突然のつかさの襲撃に、かがみはなすすべなど無かった。
みぞおちに強烈な一撃を食らったかがみは毒の効用とあいなって激しい呼吸困難に襲われた。
しゃっくりのように体をひくつかせながら、かがみが床に倒れた。
- 77: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/26(水) 02:05:31.11 ID:1dZoOmN/O
- 「あ……かっ……ふぁ……はぁ…。」
虚ろな目で涎を垂らしながら、体をひくつかせるかがみの口から時折、赤ん坊のような酷く弱々しいこえが漏れる。
つかさはニコニコと笑いながら、体をひくつかせて苦しむかがみを見つめた。
「私も…解毒剤が必要なんだ…ごめんね、お姉ちゃん…。」
そういうとつかさは部屋の壁からたれさがっていた電気コードを抜き取り、それをかがみの首にまいた。
かがみは涎を垂らしながら虚ろな目でつかさを見た。
だがつかさに、その視線は届かなかったようだ。
- 131: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/26(水) 02:55:10.87 ID:1dZoOmN/O
- 「お姉ちゃん…痛くないようにしてあげるね…」
つかさはそういうと、かがみの首を電気コードで思い切り締め上げた。
「アゥ…ガフッ…はッ……。」
呼吸困難で苦しむかがみにつかさは更に追い打ちをかけた。
かがみが電気コードを取ろうと躍起になって首をひっかくが、力が入らない手ではどうしようもなかった…。
次第にかがみの虚ろな目が血走っていき、先程まで、必死で守って来た妹に、首を締められたかがみは遂に失禁し始めた。
- 155: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/26(水) 03:08:13.10 ID:1dZoOmN/O
- 「カハッ……ハッ…あァ…ァ…。」
電気コードを外そうと躍起になっていたが、とうとう力尽き、動かなくなった。
それでもつかさは暫くの間かがみの首を締め上げて完全に息の根を止めた。
つかさは電気コードをゆるめると、窒息して動かなくなったかがみの服を捲り、腹をさすった…。
「ここに…あるかもしれないんだよね…。」
- 333: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/26(水) 20:30:41.58 ID:1dZoOmN/O
- つかさは事切れてもなお暖かい、かがみのお腹をさすり、子宮のあたりを触診するように手で押した。
「ここら辺かなぁ……。」
つかさはうわ言のように、そう呟くと、辺りを見回して、何か切開する道具を探した。
辺りにはくち果てた廃材か、何十年も前に打ち捨てられた事務用品ぐらいしかない…。
- 339: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/26(水) 20:39:28.96 ID:1dZoOmN/O
- つかさは仕方なく、先の尖った材木の破片を拾い上げると、かがみの子宮の辺りにゆっくりと差し入れた。
材木はかがみの下腹部にプツリと侵入すると、さらに奥まで傷口を押し広げんと進んでいく。
「双子なのに…自分だけ優等生でお姉さん面して……お姉ちゃんもあんまり好きじゃなかったな…。」
つかさはかがみの下腹部に刺し入れた材木をノコギリでも引くかのように激しく上下に突き動かした。
ブツブツと生々しい音がして、傷口が広がっていく…。
- 345: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/26(水) 20:50:13.49 ID:1dZoOmN/O
- 丁度、手が入る位まで傷口を広げると、つかさは下腹部に手をねじ込んだ。
さらにブツブツと皮が裂け、血が傷口から溢れでてくる。
切開せずに、解毒剤のアンプルか何かを体内に隠すには、直接口に繋がってる消化器系の胃か、肛門か、膣の中ぐらいしかないだろう。
腸をズルズルと引っ張り出したりもした、口の中も隅々まで調べた、まだ何の異物も受け入れた事の無い、膣の中に鉄の筒を押し入れてグリグリと中の様子を調べたりもした。
だが、くまなく探してもそれらしき物は見つからない…。
どうやらかがみの体内には入っていないようだ。
とすると…こなちゃんかゆきちゃんか…私…。
と、不意に事務室のドアが探るように、ゆっくりと開けられた。
つかさは材木の破片を握り締めて身構えた。
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