( ^ω^)季節を旅する文猫冒険記のようです
- 62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/31(日) 16:51:13.29 ID:7z3ARQ0I0
終結章(裏) 『あの大災害』
- 64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/31(日) 16:52:27.01 ID:7z3ARQ0I0
爪メ-∀-)、、zzz
(メ*゚A゚)「先輩先輩、そろそろ起きてくなはれ」
爪メ゚∀-)「ん…? あれ、どこだここ?」
(メ*゚A゚)「病室やで」
爪メ゚∀゚)「え、何であたいはこんなとこで這いつくばって寝てるんだ?」
(メ*゚A゚)「覚えてないんでっか?」
爪メ゚∀゚)「ああー、なんか記憶がすっぽり抜けててなー?」
(;* A )(あかん、ショックのあまり一時的な記憶喪失におちいっとる……)
- 66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/31(日) 16:54:29.75 ID:7z3ARQ0I0
(;´・ω・`)「あ、あの……大丈夫、ですか?」
爪゚∀゚)「おお? 誰だいこのビッグな猫さんは」
(´・ω・`)「あ、僕はショボって言います」
爪゚∀゚)「ショボかー、あたいはづーってんだ」
(*゚A゚)「うちはのー言いますわ」
(;´・ω・`)「え? 断るの?」ナニヲ?
(*゚A゚)「ちがくて」
病室に取り残された三人、置いてけぼりにされた所に通じるものがあったのか。なんだか仲良くなった。
- 69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/31(日) 16:56:06.56 ID:7z3ARQ0I0
そして時は戻り、フサとブーンが連れ去られた直後の病室にて。
追跡されるのを防ぐため、二人はそのまま病室にて武器を構えていた。
その間、通して大人しかったつーが、二人組みに対し、ぽつりと呟くように問いかけた。
(* ∀ )「一つ聞きたい、お前らは……なんであいつらが連れ去られたか、知っているか?」
爪゚∀゚)「ふふん、知っていても話すと思うか!!」
爪゚∀゚)「と、言いたい所だけど・・・残念ながら知らん!!」
(*゚A゚)「うちらは与えられた指令をこなすだけやからなぁ」
(*゚∀゚)「そうか、分かった」
- 72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/31(日) 16:58:04.34 ID:7z3ARQ0I0
「時間の無駄だな」
爪;゚∀゚)(;*゚A゚)「うぇ!?? き、消え!?」
文字通り、つーちゃんの姿が瞬きの間に掻き消え。
爪; ∀ )「う゛っ!!」
(;*゚A゚)「はっ!? 先輩!?」
(#*゚∀゚)「寝れ!!」
(;* A )「はうっ!!?」
息つく間もなく、二人の意識を瞬時に刈り取った。
そして何を思ったか、おもむろにブーンが残して行った荷物をあさり、何かを取り出した。
(*゚∀゚)「……やっぱりか、よし」
そして、何かを確認するや否や、病室の入り口へと足を向けた。
- 75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/31(日) 17:00:05.03 ID:7z3ARQ0I0
(;*゚ -゚)「ちょちょ、ちょっと待ってくださいよ!! こんな時にどこ行くんですか!!」
(´;ω;`)(それより今の行為に突っ込むべき点はないのだろうか……)
(*゚∀゚)「……見ろ、例のあの変な羅針盤だ、明らかにあの森の奥をさしてやがる」
そう言ったつーの手にあるのは、山崎がブーンにと寄越したコンパス。
どれどれ、と覗き込むしぃの視線が針の先を追う。その先にあるのは、窓の奥に広がる街並み、
更に奥を見れば、あるのはやはり、あの霧がかかった怪しい森であった。
(*゚∀゚)「あんとき、森の中で会った、あの変な人間……俺たちに進むなと言ったな」
(*゚ー゚)「言ってましたねぇ…うん、言われた通りにすべきだったかもですね…」
(*゚∀゚)「……思うんだが、あれは本当に、あの山犬が居るから危険だと言いたかったのかね
ひょっとして、何か別の理由があって、俺たちに行くなと言ったんじゃないのか?」
(*゚ー゚)「え、どうしてそう思うんです?」
(*゚∀゚)「単に危険な生物がいるから止めたほうがいいってんなら、そう言うだろ普通、
だがあいつは、そんな事は一言も口にしないどころか、何も答えられなかった。」
- 78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/31(日) 17:02:03.60 ID:7z3ARQ0I0
(;*゚ー゚)「確かに……あ、じゃあ、もしかして、あの人が行くなって言ったのは、
あの遺跡自体のことじゃなくて、このコンビニという街のこと……?
何も言えなかったのは、余計な情報をあたえて興味の対象になるのを防ぐため!?」
(*゚∀゚)「確証はねえ、だが、もしそうだとしたら……あの砂尾とかいう人間」
(;*゚ヮ゚)「なにか事情を知っているのかもしれない!! ですね!!」
(*゚∀゚)「案外あたま回るじゃねえか! そういう事だ、行くぞ!!」
(*゚ー゚)「がってん!!」
(;´・ω・`)「え、ぼ、僕は!!?」
(*゚∀゚)「ショボはここで待ってろ、んでもしあいつらが帰ってきたらその都合を話しておいてくれ」
(;´・ω・`)「う、うん……でも、帰ってこなかったら…?」
つーはその不安気な言葉に対し、心配するなと気休めしか言えなかった。
何故なら、つーには一つ気がかりな事があったからだ。
- 81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/31(日) 17:04:20.09 ID:7z3ARQ0I0
思うに、連中は最初からブーンとフサを狙っていた。
そしてそれはきっと、あの二人の出生に関わっている事なのだ。
となれば、どう転んでも良い方に進むとは思えない。
確信めいた嫌な予感、あの事件を知るつーにとって、これ以上に焦燥感をかりたてる物はなかった。
そんな焦りに当てられたのか、しぃもまた最悪の予感を感じていた。
こうして、二人は尚早のおもむくままに足を走らせ、街を抜け、山道を駆け抜け、森の奥へと進んでいく。
針が向かう先へただひたすらに。
どれほど経ったか、やがてそこに、一つの人影を見つけた。
(;*゚ー゚)「あ!! 居ました! ほらあそこ!!」
(;*゚∀゚)「よし、おい!! そこのお前!!」
(;*゚ー゚)「砂尾さーん!!」ドンストップ!キャリーオン!!
- 83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/31(日) 17:06:15.42 ID:7z3ARQ0I0
彼女はその長い耳をぴくりと上下に揺らすと、腰まで伸びた髪をひるがえし、
自らを呼んでいるであろう声の先を見据えると。
静かに、しかしどこか諦めにも似た沈んだ表情を浮かべた。
<アキーラメーナァーアイィ〜♪
<ウタットルバアイカ!!
(*゚ー゚)「愛になるんですってば!!」
(#*゚∀゚)「知るか!!」
川 ゚ -゚)「ええと…君らは……こないだの?」
(*゚∀゚)「ああ、話がある、ちょっといいか?」
(*゚ー゚)「神妙にお縄頂戴です!」
それから、駆け寄った二人がすぐに事情を説明しようとするが、
砂尾は両手をひろげて制止するよう促し、立ち話もなんだと自らの家へと招待した。
焦りと疲れによるものか、二人は警戒心も忘れて彼女の後を追い、
こざっぱりとしたロッジ調の部屋の中、机を挟んで相対すると、これまでの経緯を語った。
- 86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/31(日) 17:08:53.60 ID:7z3ARQ0I0
その間、ずっと頷くか、顎に手を置くかを繰り返していたが、
やがて何を思ってか、一つの言葉をぽつりと零した。
川 ゚ -゚)「そうか……」
(*゚∀゚)「やっぱり、何か知ってんだな?」
川 ゚ -゚)「話す前に、聞きたいことがあるんだけれど、いいだろうか」
(*゚∀゚)「・・なんだい」
川 ゚ -゚)「私としても、あまり良い思い出ではなくてね、できればそう話したくはない・・・だから
あの二人が、本当に私の知る二人なのだという確証がほしい」
(*゚∀゚)「どうすりゃいい」
川 ゚ -゚)「教えてほしい、君は・・・あの二人とどうやって知り合った?」
そうして、つーは静かに語り始めた。
- 88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/31(日) 17:11:17.65 ID:7z3ARQ0I0
自分はまだ幼い頃だったから、よく覚えてはいないが、両親から聞かされた事がある、と。
風の吹いた節という世界規模で起きた災害は当然ながら、秘境の地とまで呼ばれたつー族の村にも及ぶ。
その影響によって、いくつもの家屋が倒壊し、畑は荒れ、木が折れ、山は崩れて川を埋めた。
結果という言葉を用いれば、たったそれだけの悲劇である。
だが、実際に体験した者からすれば、そんな生易しいものでは無い。
吹き荒ぶ強風を前に、誰もが自分の無力をかみ締め、世界の終わりさえも感じたであろう。
その絶望は、時を経た今でもトラウマとなって人々の心に残り、語り継がれている。
どこに逃げる事もできず、吹きこむ隙間風に、轟と鳴りつづく張り詰めた空気。
家が軋む音は絶えることなく、時折、どこからか悲鳴が響いては身をすくめた。
いつまで続くのだろうという疑問は、もう止めてくれという願いに変わり。
碌な食事をとる事さえ叶わぬまま、誰もが無限に思える時をひたすら耐え続けた。
長い、長い、絶望だった。同時に、それは人の心を荒ませるには充分だった。
- 90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/31(日) 17:13:11.90 ID:7z3ARQ0I0
(*゚∀゚)「風がやんでもああよかった、なんて手放しに喜べるような状況じゃない
みんな精神的に参ってたし、その上、外はあんな状況だろ」
やがてようやく風も収まり外に出た人が見たのは、草葉が吹き飛ばされ、幹だけが残る裸の山々。
民家に突き刺さる大木の枝、木には布切れがボロボロになって垂れ下がり、
湧き水のように流れる川原には、いくつもの死骸が無残にも転がっていた。
そしてそんな時、二人が発見された。
(*゚∀゚)「村の入り口で、ちょうどショボン、お前が来たときみたいに倒れてたんだ」
(;*゚ -゚)「…! じゃあ、あの二人はあの風のせいでつーさんの村に…?」
(*-∀-)「分からん、分からんが……見つけた内の一人は、二人にまだ息があるのを見ると、こう言ったそうだ」
(*゚ー゚)「早く助けなきゃ?」
(*゚∀゚)「いや」
は、と自嘲するように息を吐き。
(*゚∀゚)「こいつらだ、こいつらのせいでこんな事になったに違いない」
(*゚∀゚)「いっそのこと、殺すべき、だ」
- 92: 訂正、居ないよショボ!! :2009/05/31(日) 17:14:50.75 ID:7z3ARQ0I0
(*゚∀゚)「風がやんでもああよかった、なんて手放しに喜べるような状況じゃない
みんな精神的に参ってたし、その上、外はあんな状況だろ」
やがてようやく風も収まり外に出た人が見たのは、草葉が吹き飛ばされ、幹だけが残る裸の山々。
民家に突き刺さる大木の枝、木には布切れがボロボロになって垂れ下がり、
湧き水のように流れる川原には、いくつもの死骸が無残にも転がっていた。
そしてそんな時、二人が発見された。
(;*゚ -゚)「…! じゃあ、あの二人はあの風のせいでつーさんの村に…?」
(*-∀-)「分からん、分からんが……見つけた内の一人は、二人にまだ息があるのを見ると、こう言ったそうだ」
(*゚ー゚)「早く助けなきゃ?」
(*゚∀゚)「いや」
は、と自嘲するように息を吐き。
(*゚∀゚)「こいつらだ、こいつらのせいでこんな事になったに違いない」
(*゚∀゚)「いっそのこと、殺すべき、だ」
- 94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/31(日) 17:16:08.24 ID:7z3ARQ0I0
(;*゚ー゚)「え、ええ!? どうして!?!!」
川 ゚ -゚)「………」
(*゚∀゚)「あいつらさ、実はうちの村でちょっとこう、差別ていうか、変な扱いされてんだけどよ」
(;*゚ -゚)「……」
(*゚∀゚)「それが理由でな、あいつは忌み子、なんて呼ばれるようになった」
発見された当時、二人はただ倒れていた訳ではなかった。
落石でもあったかのように陥没した大地、その中央に寝そべる見知らぬ子供と、大きな猫。
大きく広がった血の形跡が残る地面の上に、まだ乾いていない赤い液体が水溜りを作っていた。
だが何よりも、赤黒く変色した体に付着した、おびただしいまでの血痕。
そして、吐き気を催すような血の匂い、蝿を筆頭にたかる大量の虫、漂う死臭。
誰がどう見たって、それはもう死骸にしか見えなかった、かと言って、あの風の影響にしても異様過ぎる状態。
- 98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/31(日) 17:18:33.47 ID:7z3ARQ0I0
にも関わらず、その二人、正しくは一人と一匹は生きていた。
それも、見た目の出血量に対して、目立った外傷はまったく見当たらないと言う異常。
あまりの不気味さに、誰もが近づく事をためらった。
(*゚∀゚)「うちの村はかなりの田舎で、他所がどうなってるのかなんて知りようが無かったからな、
それに加えて、そんなもんが見つかったら……そりゃ、なんかの呪いだと思っちまうんだよ」
更に言えば、長きにわたる風による恐怖と、その結果として目の前に転がる凄惨な状況。
人の心は荒み、とてもじゃないが他所に気を回せるほどの余裕はなく。
そんな時に現れたのは八つ当たりには都合のいい、怪しい子供。
一人が怨念を吐き出せば、それに釣られて、他の人々も己が痛みを怨みに変えた。
何故自分たちがこんな目に合わなければいけないのか。
その嘆きを、全て呪われた子供のせいだとすり替えた。
今にきっと、もっと酷いことが起きるに違いない、そうなる前にとヒステリックに叫ぶ者も居た。
それは非情な光景だった、しかし、誰がそれを攻めることができるだろう。
異変に怯える人々に、更なる異常を受け入れろと言う事こそ無茶と呼べる。
- 102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/31(日) 17:22:40.70 ID:7z3ARQ0I0
しかし、当然だがその場に居る全てがそれを望んだわけでは無い。
相手はただの子供だ、いくらなんでも殺すのは、そう思いつつも口には出せず不安に心を揺らしていた。
そんな時、その子供と猫を心より心配し、すぐに救助を、と行動を起こした人が居た。
つー族の村の長、フサが厄介になっていたあの家の、つーの両親である。
彼らは暴動に近い混乱をすぐに鎮め、二人を自宅へと運んだ。
(;*゚ -゚)「……それで、そのままつーさんの家で?」
(*゚∀゚)「ああ、けど、そっからがまた大変でな……」
運び込んだ二人を、まず綺麗にしようと試みて両親は更に驚いた。
何故なら、血痕を洗い流したその体には、傷一つ存在していなかったからだ。
じゃあ一体、あの大量の血はなんだったのか。
流石に疑念にかられ始めた。しかしそんな時、ちょうど子供の方が目を覚ました。
ミ* 彡「……?」
- 106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/31(日) 17:25:02.51 ID:7z3ARQ0I0
子供は目を覚ますと、何事も無かったように身を起き上がらせ、不思議そうに辺りを見回した。
両親の二人が色々と問いかけてみるが、子供は首をかしげ、疑問符ばかりを浮かべてばかり。
もしや、記憶が無いのではないか。そう結論付けるのに、そう時間はかからなかった。
そうこうする間に、もう一匹、大きな猫の姿をした生き物も目をさました。
奇妙なことにその猫はにゃあ、とは鳴かず、ぉぉぉ、と篭った声をあげる。
いよいよ持って、本格的に怪しい存在となってきた。
だが両親はそれでも、二人を見捨てようとはしなかった。
この事は、村の皆には伏せられ、二人は眠ったままだと、表向きには報じられた。
それからしばらくして、甲斐甲斐しい世話あってか、二人は拙いまでも言葉を話せるまでに回復する。
猫が喋るのについては、唯一この村にも伝わっていた、そういう存在が居るという事実と、
本人ならぬ本猫から「ぶん猫のぶーん」という自己紹介もあって、問題もなく認知された。
だが問題は、やはり子供の方にあった。
- 109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/31(日) 17:28:09.19 ID:7z3ARQ0I0
時が経ったとは言え、一度は恨まれた身、先入観という物はそう消える事はなかった。
更には、村でも特に目立つその長い毛と、切ってもすぐに伸びてしまう、その異様さ、
いつまで経っても、始めに呼ばれたあの名前がつきまとい続ける。
忌み子、果たして幸か不幸か、その名が呼ぶのは人からの中傷ではなく、単純な呪いへの恐怖だった。
あれに関われば何が起こるか分からない、近寄ってはいけない、触れてはいけない。
そんな空気が蔓延した世界で、何が起こるかなどは創造に容易い。
(*゚∀゚)「……んで、今に至る、だ」
川 ゚ -゚)「ふむ……」
(;*゚ -゚)「……なんだか、すごい話を聞いてしまいました……」
(*゚∀゚)「どうだい、なんか分かったか?」
川 ゚ -゚)「そうだな…」
(;*゚ -゚)「切ないですね……この気持ち、歌っていいですか?」
(*゚∀゚)「空気読め、んで、どうなんだ?」
- 112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/31(日) 17:31:13.37 ID:7z3ARQ0I0
川 ゚ -゚)「一つだけ……じゃあその猫、ブーンは、自ら文猫を名乗り、それ以外はまともに喋れなかったんだね?」
(*゚∀゚)「ああ、そう聞いてる」
川 ゚ -゚)「そうか……やはり、そうなんだな…」
(*゚∀゚)「やっぱりあんた、知ってたんだな? あの二人の事を」
川 ゚ -゚)「……いや、私が知っているのは、その猫のほうだけだよ
それも正確には、あの猫が連れているものが、私のよく知るものであった、そういう話だ…」
(*゚∀゚)「…ちょいと、詳しく聞かせてもらおうか?」
川 ゚ -゚)「もちろんだ、嫌な事を思い出させた分、何でも話そう…ああ、そういえば自己紹介がまだだった」
川 ゚ -゚)「私は森の護人エルフ、名は、クー・ル・デザートテイル」
川 ゚ -゚)「この地にて、数千もの季節を経て尚生き続ける魔女……ここらでは、そう呼ばれているよ」
終結章(裏) おわり
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