ブーン達が雪山の山荘に閉じ込められたようです

312: 以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します :2005/09/24(土) 10:20:54 ID:3Xm+nrwM0
( ^ω^)「いやー閉じこめられたってのにみんな明るいお」
('A`)「ジタバタしたってしょうがないだろう、リラックスだ、リラックス」
ツン「早く帰りたいのに・・・・べ、べつにあんたと一緒にいたくないわk(ry」
と、そのとき
<;`∀´>「ニッ、ニダァーーーッ!」
居間の方から従業員らしき悲鳴が聞こえたっ
全員慌てて居間に集まってみると、そこにはプスプスと煙を出しているパソコンとニダーの姿が。
<;`∀´>「ウ、ウリのせいじゃないニダよ。いきなりパソコン蛾ぶっこ割れたニダ」
全員がぽかんと口を開けてニダーを見下ろしているなか、内藤(毒)が口を開いた
('A`)「電話も繋がらないし、これで外界との唯一の連絡手段も無くなったわけか・・・・」
ツンが不安を打ち消すように反論する。
ツン「で、でも携帯電話くらい持ってるでしょ!?」
( ^ω^)「圏外に決まってるだろ?」
ツン「う・・・・・」
みんなが急に不安げな様子になってきた

どうする?
A.とりあえずそれぞれ宿泊予定の部屋に行く
B.食堂に戻る
C.ツンを部屋に連れ込む

317: 以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します :2005/09/24(土) 10:25:07 ID:O2LlLg8+O
A



319: 以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します :2005/09/24(土) 10:31:48 ID:3Xm+nrwM0
ではAで
( ^ω^)「・・・眠くなってきたお・・・」
('A`)「外に比べればクソ暑いのにか?」
( ^ω^)「漏れは毎日11時には寝てるんだお」
ツン「まったく、いつまでたっても子供なんだから・・・」
( ゚∀゚)「まあいつまでも食堂でだべってるワケにはいかねえからな」
< `∀´>「部屋の鍵だったらオーナーが持ってるニダ!事情を話して貰ってくるニダ」
( ^ω^)「なるべく早く帰ってこいよ」
ニダーがドタバタと走り出したあと、急に居間が静かになった。不気味なカンジが漂う。
( ^ω^)「・・・なあ、ニダーが帰ってくるまで何かしてようか 俺このまま立って寝ちゃいそうだからな」
('A`)「・・・・仕方ない、参加してやるか」
ツン「そんなこと言ったって、何をするのよ?」
そこでひらめいたように( ゚∀゚)が顔を輝かせて言った。
( ゚∀゚)「良い考えがある!それは・・・・」
A.野球拳
B.野球拳
C.野球拳

320: 以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します :2005/09/24(土) 10:32:04 ID:kiz9uDnEO
A

321: 以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します :2005/09/24(土) 10:32:43 ID:ylavp6QO0
>>319
A



324: 以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します :2005/09/24(土) 10:38:03 ID:3Xm+nrwM0
じゃあまたAで
( ゚∀゚)「野球拳だ!!」
('A`)「・・・・賛成」
( ^ω^)「・・・・賛成」
ツン「な、なんでよ!そんな裸になるゲームなんて私はやらないからね!?第一、( ^ω^)の裸なんて見飽きてqあwせdrftgyふじこl」
また失言を繰り返して耳まで真っ赤になるツン。
( ^ω^)「ま、とりあえずつべこべ言わずにやるお」
ツン「・・・・・・わかった・・・・・」
ツンも渋々ながら承諾し、恐らくこの雪山で一番アツい戦いが始まった
一同「さーいしょーはグー! じゃーんけーん・・・」
さて、内藤は何を出したか?

A.グー
B.チョキ
C.ブラックホール

327: 以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します :2005/09/24(土) 10:39:56 ID:nLJUyPRy0
A



332: 以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します :2005/09/24(土) 10:52:20 ID:3Xm+nrwM0
またAで
( ^ω^)「グーッ!」
その瞬間、残り3人の顔が引きつった。 全員チョキである。
( ^ω^)「一人勝ちだお^^」
('A`)「市ね童貞」
( ^ω^)「オマエモナー」
( ゚∀゚)「・・・・おっぱい!おっぱい!」
( ^ω^)「誤魔化すなこのハゲ」
ツン「・・・・べ、べつにあんたのために脱いでやるわけじゃないんだから(ry」
渋々みんな靴下を脱ぎ、次の勝負にとりかかる。
・・・・結果、( ^ω^)また一人勝ち
みんなが上着を脱いでいく。と、( ^ω^)があることに気づいた
( ^ω^)「(ツン・・・・ノーブラだお)」
なるほど、Tシャツの上からでもわかるような乳首のタチ具合に、思わず息を飲む。
ツン「・・・・あんた、ドコみてんのよ?」
( ^ω^)「な、なんでもないお、ただ立派な乳首だなぁーって・・・・あ」
なんと口の滑りやすい男であろうか。たちまち顔が青くなっていく。逆にツンはまたまた真っ赤になっていく。倒れるんじゃないかって程に。
と、そのとき、居間からオーナーや宿泊部屋に続く廊下から耳をつんざくような野太い悲鳴が聞こえてきた!
?「うわぁぁあああああああああああッ!」
どうする?
A.野球拳を続行する
B.すぐに駆けつける
C.( ゚∀゚)を先に行かせる

333: 以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します :2005/09/24(土) 10:52:59 ID:zdeI5ewt0
これはCだろ

335: 以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します :2005/09/24(土) 10:54:14 ID:kiz9uDnEO
CCCC



341: 以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します :2005/09/24(土) 11:15:10 ID:3Xm+nrwM0
とりあえず( ゚∀゚)が一番ドアに近かったので、( ゚∀゚)を先にいかせ、3人はその後についていくことにした。
廊下へのドアを開けると、電気がついておらず、真っ暗であった。
('A`)「と、とりあえず、電気のスイッチを探したほうがよくないか?」
その言葉で、( ゚∀゚)は前へ進みながらスイッチを探し、( ^ω^)はドアの横、ツンは各部屋と思われるドア近辺、
('A`)は全ての方面を探し始めた。
外はだいぶ吹雪いて来ており、月明かりすらも入ってこなかった。
強い風が吹き付けるたび窓ガラスがガタガタなり、そのたびにツンが弱々しげに「内藤・・・・」とつぶやく。
探し始めて5分後、('A`)がスイッチを探し当てた。
('A`)「お、あった。さて、いよいよ明るくなるぞ」
そしてスイッチをonにし、明るくなった廊下に映し出されたのは―――
腹を刺されて死にかけているニダーと、首を絞められて気絶しているらしい( ゚∀゚)の姿であった



343: 以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します :2005/09/24(土) 11:22:40 ID:3Xm+nrwM0
慌てて( ^ω^)が駆け寄る
( ^ω^)「お、おい、ニダーッ!大丈夫かっ?」
<lll`∀´>「・・・・もうだめニダ・・・・」
( ^ω^)「しっかりしろっ!」
<lll`∀´>「・・・・犯人は・・・ues4ニダ・・・・」
そう言い残してニダーは息絶えてしまった。廊下には雪の降る音だけが聞こえ、ニダーの死を強調する。
( ^ω^)「・・・ニダー、君の死は無駄にはしないお。ツン、この死体は動かさないでおいてくれ。('A`)、お前はオーナーと従業員を呼んできてくれ」
ツン「わ、わかったわ・・・・ていうか、死体なんて怖くて触れないわよ。」
('A`)「よし、わかった、ダッシュで呼んでくる」
こうして廊下には( ^ω^)と( ゚∀゚)、そして死んだニダーだけが残された。
( ^ω^)「気絶してる( ゚∀゚)を起こさなきゃな・・・・」
どうする?
A.耳元でおっぱい!おっぱい!とささやく
B.ひっぱたく
C.心臓の音は聞こえんな。止めだ!

344: 以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します :2005/09/24(土) 11:24:43 ID:+eD1KAVK0
A



345: 以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します :2005/09/24(土) 11:31:49 ID:3Xm+nrwM0
( ^ω^)「(こうなったらおっぱい!おっぱい!するしかないお」
( ^ω^)「おっぱい!おっぱい!」
その言葉を言うと、まるで蛇遣いと蛇の様にゆっくり( ゚∀゚)が起きあがり、そして・・・・
( ゚∀゚)「おっぱい!おっぱい!」
( ^ω^)「とりあえず無事でよかったお・・・」
Σ( ゚∀゚)「お、おい!ここどこだよ!?つーか隣にニダーがっ・・・・・死んでるじゃあねぇかぁぁぁぁぁぁ」
( ^ω^)「(順序逆だろ普通・・・・)」
とりあえず( ^ω^)と( ゚∀゚)は残りの二人の帰還を待つことにした。



349: 以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します :2005/09/24(土) 11:46:25 ID:3Xm+nrwM0
ツンはどこにいるのだろう?そう考えた矢先、後ろに気配を感じる
( ^ω^)「・・・・・だれだお!?」
ツン「私よ、私。さっきからずっとここにいたじゃない。」
( ^ω^)「そうか。・・・それにしても('A`)、遅いな」
恐らく( ^ω^)の体内時計では10分経っているハズだった。
実際にはまだ3分しか経っていなかったが。
と、そこへ話題の人物('A`)登場。
('A`)「おい、オーナーと従業員連れてきたぞ!」
連れてこられた3人は一斉に息を飲む。
(lll゚ー゚)「ニダー君・・・・可哀想に・・・」
膝から崩れ落ちる従業員しぃ。そしてそれを支える従業員ギコ。
その光景を見て、オーナーがゆっくりと口を開いた
(´・ω・`)「誰がこんなことを・・・・・」
内藤(ブーン)も口を開いた。
( ^ω^)「・・・・犯人はこの中にいます。」
内藤(ブーン)は、ニダーの腹を見ながら行った。
( ^ω^)「この吹雪では、外部から侵入することは不可能ですし、逆に言えば脱出することも不可能でしょう。」
( ^ω^)「それに、このような深い刺し傷を作るためにはある程度の刃渡りのある刃物の様なものが必要となります。」
( ^ω^)「この山荘ならば、十分に大きい包丁があるはずですが?」
(´・ω・`)「だ、だが、一体この中の誰がそんな事を・・・・」
( ^ω^)「それはコレからの調査で決まることです。皆さん、各自宿泊予定だった部屋で待ってて下さい。
       漏れとツンが事情聴取をさせて貰います。」



355: 以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します :2005/09/24(土) 11:59:10 ID:3Xm+nrwM0
( ^ω^)「まずはオーナーからだお」
ツン「アリバイが証明できる人物がいるかどうかね」
内藤は、まずオーナーの書斎をノックし、ドアを開けて質問をはじめる
( ^ω^)「まず、ニダー君が殺された11:20過ぎ、何をしていましたお?」
オーナーは少し考えこみ、
(´・ω・`)「この部屋とは別にある自室で10:50ぐらいから本を読んでいました。」
( ^ω^)「それを証明できる人は?」
(´・ω・`)「しぃ君が途中で夜食を持ってきてくれました。確か11:10くらいかな。」
( ^ω^)「本当に夜食だけだったんですね?後は何もしていませんね?」
またオーナーは少し考えこみ、
(´・ω・`)「はい。そうです。」
( ^ω^)「ご協力有り難うございました。」

オーナーの部屋を出て、ツンが口を開く。
ツン「微妙だわ。ホントに。しかもあれは夜食だけじゃない。何かしたようなカンジを受け取ったわ。」
( ^ω^)「お前もか。何かオーナーから後ろめたい感じが受け取れたな。ま、それは次にしぃさんに聞いたらわかることだお」



358: 以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します :2005/09/24(土) 12:13:08 ID:3Xm+nrwM0
二人は引き続きしぃの部屋へ行き質問を始める。
( ^ω^)「オーナーが言っていたのですが、あなたは11:10ぐらいに夜食を持って行ったそうですね?」
(*゚ー゚)「はい。」
( ^ω^)「その前は何をしていましたか?」
(*゚ー゚)「夜食の準備をしてました。11:00ぐらいだったと思います。」
( ^ω^)「随分短いんですね」
(*゚ー゚)「手抜きですし、本来の目的はそうじゃなくて・・・・あ」
何かマズいことを言ったように固まってしまう従業員(*゚ー゚)。
( ^ω^)「どうかされましたか?」
(;゚ー゚)「い、いえ・・・・とにかく私はそれしかしてませんよ。」
( ^ω^)「わかりました。ご協力有り難うございました。」
部屋を出て、
ツン「怪しすぎる・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・イカ臭いし(ボソ」
( ^ω^)「お前鼻良すぎだお あと毛にカルピスがついてたお^^」
どうやらセクロスしていたらしい(*゚ー゚)と(´・ω・`)の事情聴取を終え、残る容疑者は自分たちを含め5人となった。
( ^ω^)、ツン、('A`)、( ゚∀゚)、ギコ。
( ^ω^)「・・・・・・一人足りなくないか?」
ツン「誰だっけ・・・・・」
トイレで死んでいる荒巻スカルチノフを二人が見つけるのはもうちょっと先の事である。



362: 以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します :2005/09/24(土) 12:28:50 ID:3Xm+nrwM0
( ^ω^)「ま、いいか。とりあえず、従業員最後、ギコに質問をするか。」
慣れた手つきで質問を始める。
( ^ω^)「ギコさん、あなた、11:20頃は何をしていましたか?」
(,,゚Д゚)「自分の部屋でゲームしてたよ。題名は「ぱすてるチャイムContinue」」
( ^ω^)「(エロゲーかお・・・)何時頃からですか?」
(,,゚Д゚)「朝からつけっぱで進めてるけど自分でやってたのは10:40ぐらいかな」
( ^ω^)「そうですか・・・・他になにかアリバイを証明したり出来るモノは?」
(,,゚Д゚)「・・・・・あまり思い出したくないんだが・・・・・11:00ぐらいから隣の部屋でギシアンがあってな。オーナーとしぃだった。」
( ^ω^)「(やはりそうだったか・・・・しかし、何故少し時間が食い違っているのだろうか・・・・)」
( ^ω^)「なるほど、参考になりました。有り難うございました。」
(,,゚Д゚)の時計を見ると、もうすでに12:10分を回っていた。
(,,゚Д゚)の部屋を出ると、
ツン「やっぱりそうだったのねぇ・・・・」
( ^ω^)「セクロスかあ・・・そういえば男ってのはピンチの時こそリビドーを感じるらしいお」
ツン「な、何言ってんのよ!人が死んでるのよ?・・・・・内藤がしたいんだったらいいけど・・・・(ボソ」
( ^ω^)「なんか言ったか?」
ツン「・・な、何も言ってないわよ!このバカ!」
相変わらずニダーの死体は放置されたまま、事情聴取は続く。



368: 以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します :2005/09/24(土) 12:44:23 ID:3Xm+nrwM0
そうこうしているうちに、( ^ω^)は尿意を催してきた。
(;^ω^)「ちょ、ちょっとトイレ行きたいお・・・行ってもいいお?」
ツン「あんただけじゃ不安だから私がついてってあげる。別に寂しいからじゃないわよ!」
( ^ω^)「わかってるお、じゃあいくお(実にういやつじゃ)」
(,,゚Д゚)の部屋から廊下をまっすぐ行き、左に曲がるとトイレがあった。
( ^ω^)「ちょ、なんか不気味だからお前も中にこいお・・・」
ツン「な、何言ってんの・・・・ いいけど・・・」
ツンは自分にセクロスフラグが立っているとも知らずにトイレの中に入っていった。
( ^ω^)「・・・・・ここなら邪魔されないお」
ツン「え?なn」
ツンが返事する間も無く、( ^ω^)はツンを押し倒す。
ツン「ちょ、何すんのよ!」
必死の抵抗もむなしくシャツのボタンを開けられて赤くなるツン。
ピンク色の乳首がノーブラのおかげでよく見える。
( ^ω^)はシャツの上から乳首をいじくることにした。
ツン「ちょっ、そこはっ・・・・内藤ぅ・・・・」
だんだんと艶やかになってくる声を聞き流しつつ、内藤は乳首いじくりに余念がない。
なんせ貧乳フェチな( ^ω^)は今、いかなる声も聞こえないトランス状態になっているようだった。
と、男女間で最も多く交わされるであろう営みを片方は夢中で、片方はそれを受け入れ行っていた。
もちろん、こういう場合は必ず邪魔が入る。
トランス状態の( ^ω^)は、ツンのシャツが、ピンクの乳首だけでは無く赤くなっているのに気がついた。
見事な深紅、スカーレット色である。
ツン「・・・さっきから何かぽたぽた落ちてくる・・・・」
( ^ω^)とツンは同時に上を見、そして同時に絶叫した。
なんと、天井には切り取られた男の性器が!!! 男寿司シャリ無しバージョンである。
大きい釘の様なモノで止められ、なんとも痛ましいその性器からは、トイレの個室方向に矢印が引いてあった。
そして、おそるおそる( ^ω^)が個室を開けると・・・・・



373: 以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します :2005/09/24(土) 12:51:47 ID:3Xm+nrwM0
ツン「きゃああああああっっ!」
そこには、首を便座に置き、個室の床に首無しで横たわっている( ゚∀゚)の死体があった。
どうやら、腹に刺しキズがあることから、一旦刺されて息絶えてから首を切られたようである。
( ^ω^)「お、落ち着けツン!俺がいるから大丈夫だ」
自身もトランス状態から混乱に陥りつつ、ツンをなだめる( ^ω^)。
ようやくツンが落ち着いたので、死体の調査にかかる。
( ゚∀゚)の持ち物は、ポケットに紙切れが一枚と、胸に入っているボールペン、それと名刺だった。
( ^ω^)「朝・・・日・・・新聞?」
血で汚れて本名はなかなか読み取れなかったが、どうやら( ゚∀゚)の本名は北京院典明というらしい。
そしてポケットに入れていた紙切れからは、死に際に書いたようなふるえた字でこう書いてあった。
「はんにんは s@4we (以下判別不能)」

( ^ω^)「ま、また暗号か・・・・・」
困惑しつつ、ツンをつれて居間に行く。どうやら今夜は油断することが出来ないようだ・・・・・



377: 以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します :2005/09/24(土) 13:01:13 ID:3Xm+nrwM0
震えるツンをなだめ、( ^ω^)はこれからの事を考える。
( ^ω^)「全員居間にいれば、全員がお互いを監視するから大丈夫だお」
( ^ω^)「しかし・・・・トイレはどうしようか・・・・・」
などと、考えつつ、一人一人を呼びに行く。
オーナー、しぃ、('A`)、の順番で呼びに行くが、最後の一人、ギコが部屋から出てこない。
( ^ω^)「おい、どうした!開けろ!」
返事がない。異常事態だと思い、必死でドアにぶち当たり、こじ開けようとする( ^ω^)。
7回目ぐらいだろうか、やっとドアが物故割れて外れた。
部屋の中央には、「ぱすてるチャイムContinue」をやりながら「シルビアたんハァハァ」と言いながら
その粗末な一物を必死でシコっているギコがいた。
( ^ω^)「・・・・・・」
こちらには気がつかなかったようなので、( ^ω^)は「早く居間にこい」と紙に書き残し
静かに戸を閉めた・・・・・



381: 以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します :2005/09/24(土) 13:15:28 ID:3Xm+nrwM0
10分後、居間にギコがやってきた。
( ^ω^)「おはようマスかき野郎」
(,,゚Д゚)「・・・何故それを知っている」
少し怒りながらも(,,゚Д゚)が席に着く。
これでこのペンションにいる「生きている人間」が全員席に着いた。
みな、ニダーが殺された事に対してあまりショックを受けていない様子だが、やはり口数は少ない。
( ^ω^)が沈黙を破り、声を出した。
( ^ω^)「オーナー、この山荘にはトイレはいくつありますか?」
(´・ω・`)「え?ああ、トイレなら2つあります。オキャクサマ用と従業員用があります。」
( ^ω^)「なるほど。わかりました。」
(´・ω・`)「そんなこと聞いてどうするんですか?」
( ^ω^)「いえ、捜査の参考に。」
( ^ω^)「(トイレで( ゚∀゚)が殺された事は秘密にしておこう、さらなる混乱を招きかねん)」
ツンは相変わらず震えたままだ。(,,゚Д゚)は妄想の彼方、(´・ω・`)と(*゚ー゚)はお互いセクロスしている仲にもかかわらずさっきから口をきこうともしない。

そして、荒巻は( ゚∀゚)の隣の個室で寂しげな顔をして死んでいるままだ。
恐らく( ゚∀゚)のインパクトで彼が見つけられる可能性はほぼゼロにちかいだろう。
トイレットペーパーのホルダーに探偵のメモを挟んだままで。
「I'm a loser. Winner is Trainman.」



385: 以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します :2005/09/24(土) 13:29:01 ID:3Xm+nrwM0
( ^ω^)「オーナー、この山荘には他に宿泊している人はいるんですか?」
(´・ω・`)えーっと、ちょっと待って下さい。確か宿帳があったはずですから・・・」
オーナーは玄関の方に向い、1分ほどすると、宿帳を抱えて戻ってきた。
(´・ω・`)「えーっと、確か今日は9/24だから・・・・あ、他にもいました」
( ^ω^)「ちょwwww早く言えwwwww
       もしかしたらそいつがニダー殺したかもしれねーだろwww」
薄くなった頭を掻きつつ、オーナーは他の宿泊者を読み上げる。
(´・ω・`)「えーっと、あなた方の他にですから・・・・フーンさん、ゾーンプレス斉藤さんの2人ですね」
( ^ω^)「(もしかしたらこの2人が・・・・)」
そろそろ続かなくなってきた



386: 以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します :2005/09/24(土) 13:38:47 ID:3Xm+nrwM0
( ^ω^)「とりあえず、今聞いたとおり、他に宿泊者がいるようなので、
       今からツンと二人で訪問してくることにします。皆さんはここで待っててください。」
廊下を歩きながら、ポツリとツンが言う。
ツン「・・・・思い出した、荒巻さんよ!荒巻さんがいないの!」
( ^ω^)「・・・・だれだっけそれ。」
ツン「眠りの荒巻よ!さっきからいないと思ってたけど思い出せなかったわ!」
( ^ω^)「ふーん。じゃあ後で全員で探しに行くか。」
そうこうしているうちにフーンの部屋の前に着く。
ノックをすると10秒も経たないうちにフーンが出てきた。
( ´_ゝ`)「・・・・何か?」
( ^ω^)「この山荘で少し事件が起こりましてね。あなたにも居間にいてもらいたいのですよ。」
( ´_ゝ`)「断る。俺は一人が好きなんでな。」
( ^ω^)「あなた、その事件が何か知ってるんですか?殺人事件です。あなたはその容疑者になるかもしれないんですよ。」
( ´_ゝ`)「・・・・仕方ない、言ってやるよ。ただ、あまり話しかけるなよ。話すのは嫌いなんだ。」
( ^ω^)「わかりました。」
( ´_ゝ`)はブツブツと言いながら居間に向かって行った。
ツン「あとは斉藤さんだけね・・・・」



45: 以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します :2005/09/24(土) 18:51:51 ID:3Xm+nrwM0
コンコン。
ξ゚听)ξ「もしもーし、斉藤さんいますー?」
返事がない。もう一度ノックする。
ξ゚听)ξ「もしもーし、斉藤さんいますー?」
返事がない。
( ^ω^)「またギコと同じパターンか・・・・・」
しょうがないのでまたドアを突き破ろうとする。ぶち当たって8回目だろうか。
ドアが物故割れた。
予想通りというべきか、斉藤は、ギコと同じように部屋の中央に鎮座していた。
ただ一つ違うのは、その目は茶色に濁り、虚空を見つめ、両腕がしっかりともぎ取られて
ノートパソコンのキーボードの上に備えられているだけだった。

「ぱすてるチャイムContinue」
そう書かれたCDケースの上には、一枚の紙が。
「dream of knock used oscillation」

( ^ω^)「(・・・・・復帰したのはいいけど収拾つかなくなってきたなぁ・・・・)」
なんていう心の叫びは封じ込まれた。



463: 以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します :2005/09/24(土) 19:09:22 ID:3Xm+nrwM0
ξ゚听)ξ「・・・・・・・・・っ!!!」
絶句するツン。そのまま青くなって倒れてしまった。
( ^ω^)「おい、しっかりしろおツン!」
ツンはそのまま気が遠くなってしまった。
―――気がついたのは、もう朝になってからだった。居間にいるのだろうか、ソファーに横たわっているような気がする。
( ^ω^)「おい、しっかりしろツン!聞こえてるか!?」
ξ゚听)ξ「え、あ、う、うん。そんなに大きく言わなくても聞こえるわよ・・・・」
( ^ω^)「心配させんじゃねえよ!」
Σξ゚听)ξ「え、あ、ご、ごめん。・・・・・・・・」
( ^ω^)「よかった・・・・・(ボソ」
最後の呟きはどうやら届かなかったようで、ツンは起きあがって、朝になるまでの経緯を教えてもらった。
どうやらトイレの( ゚∀゚)のこと、両腕をもぎ取られた斉藤のこと、フーンの事などをみんなに説明したらしい。
「グ〜〜〜ッ」
大きな音が居間に響く。
( ^ω^)「腹・・・・減ったのか?」
ξ〃〃)ξ「う、うん・・・・」
ツンは恥ずかしくなって目を合わせられず、時計に目をやった。
もう7:00である。
ξ゚听)ξ「朝ご飯、用意しなくちゃ・・・」
ふらつく体で無理に起きあがろうとする。それを内藤が手で押さえて制した。
( ^ω^)「無理すんな。朝飯はフーンが作ってくれてる。」
内藤の話によると、フーンは実は腕の良いコックだったらしく、一流レストランで働いていたようだ。
朝方になって朝ご飯の話になると、急に厨房へ行って作り始めたらしい。 ―――意外、意外すぎる。



487: 以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します :2005/09/24(土) 21:03:57 ID:3Xm+nrwM0
ツンをつれて居間から食堂へと移動する。
一同「おはよう」
( ^ω^)「おはようだお おまいら」
ξ゚听)ξ「おはよう、昨日は迷惑かけてすまなかったわね」
(*゚ー゚)「いいのよ、それより内藤君に感謝しなさい?あなたを一晩中呼び続けてたわよ。」
ξ〃〃)ξ「え!?そ、そうなんですか!?」
(;^ω^)「恥ずかしいからその話題はやめてくれお・・・」
和やかな雰囲気で皆が談笑していると、厨房からコック姿のフーンと('A`)が姿を見せた。
( ´_ゝ`)「山荘だから材料が少ししかなかったが、これでガマンしてくれ。」
見ると、おいしそうなコンソメスープとガスパッチョが並んでいる。
( ´_ゝ`)「冷製か温かいのか、好きな方を選びな」
そう言い残すとフーンは厨房の奥に消えていった。
('A`)「さて、俺も食うか・・・・・・・・」
各々がスープを取り、食事を始めた。
ξ゚听)ξ「ホントにおいしいね、このスープ。」
( ^ω^)「プロだからな・・・・しかしまあ、なんだってこの山荘に」
内藤が一抹の疑問を感じ始めたその時、厨房からなにやら聞こえてくるのが感じ取れた。
「うううううぅぅぅぅ・・・・・うわぁっ!」
(´・ω・`)「!?」
あわててオーナーと内藤、そしてツンが厨房に駆けつける。



488: 以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します :2005/09/24(土) 21:05:51 ID:3Xm+nrwM0
・・・・そこには、肉の保存庫の目の前で腰をついて座り込んでいるフーンを見つけた。
顔が蒼白で、今にも倒れそうな程ではないが、具合が悪いような感じである。
( ^ω^)「どうした!?フーン」
(lll´_ゝ`)「そ、そこにヤベェもんが・・・・・」
内藤とツンが保存庫に入ると、そこには異様な光景が広がっていた。
普段は肉を吊るのに使うはずのかぎ針には、もはや食べられるような肉はかかっていない。
なぜなら、そこにはもと荒巻のパーツであったと考えられる様々なモノが引っかかっていたのだ。
目はペアでかぎ針に引っかけられ、ドロリとした液体を床に滴らせていた。
右手は手を貫かれてぶら下がっており、左手は左足と共に手首、足首を貫通させて並んでいた。
そして荒巻の死体――右足と胴体、頭――は、内藤の目の前の床に、オブジェのように奇妙に体を屈折させて
「置いて」あった。
( ^ω^)&ξ゚听)ξ「アッー!・・・・」
もはや叫ぶ言葉さえも忘れて立ちつくす内藤とツン。
すると、厨房の電気で照らされていたはずの保存庫が急に暗くなった。
異変を感じ、2人が振り返ったその刹那、保存庫のドアが閉まる。
(;^ω^)「し、しまった!」
どうやら、俗に言う「閉じこめられた」ってヤツらしい。



506: 以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します :2005/09/24(土) 21:51:01 ID:3Xm+nrwM0
二人が入ったのを確認すると、急いでオーナーはドアを閉めた。
(;´_ゝ`)「な、なにしてんだアンタ!」
(´・ω・`)「・・・・これ以上、父から受け継いだこの山荘を荒らされたくなかったんです。」
(;´_ゝ`)「だ、だからって何も凍死させるようなこと・・・・」
(´・ω・`)「借金まみれで死んでいった父の、たった一つの遺産です!苦しい生活をして死んでいった親を見て、
        子供がどう思うかわかりますか?不憫だったんですよ!荒らされて困っている父が!!!」
(;´_ゝ`)「お、落ち着けよ、アンタ。アンタの父親は死んでるんだろ?」
フーンの説得もむなしく、オーナーの物言いは続く。目が血走っている。
(´・ω・`)「あの眠りの荒巻とかいう探偵だって勝手に山荘を荒らしたから殺したんですよ。
        ・・・・まったく、何もしなけりゃ手出しはしないのに・・・」
(´・ω・`)「・・・・あなた、見ちゃいましたね。このこと。あなたも2人と同じ運命にしてあげましょう
        保存庫の中で、永遠に反省していて下さい。」
そういうと、オーナーは近くにあった小麦粉で視界を奪ったのち、コック帽で口を塞ぎ、まな板を振り上げてうなりをつけて殴った!
(lll´_ゝ`)「ぐぁぁっ!!!」
そのまま、フーンの意識は薄れていった・・・・・



519: 以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します :2005/09/24(土) 22:21:23 ID:3Xm+nrwM0
(´・ω・`)「(従業員のバカどもは気づいていないようだ。
         ('A`)も流石にここまでは察知しないだろう)」
そう心の中で呟きつつ、オーナーは勝手口から長靴を履いて外へ出る。
すでに力が入っていないフーンの体を引きずりつつ、雪の中を歩く。
車庫までたどり着いたときにはすでに息も切れ切れであった。
そんなオーナーの目の前には、巨大なスノーモービルがあった。
(´・ω・`)「二度と戻ってこれないようにしてやりますよ・・・・」
そうつぶやきつつ、オーナーはエンジンをかけ、フーンを後ろに乗せ、白銀の雪原を滑走していった。

520: 以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します :2005/09/24(土) 22:26:59 ID:NTWWgfIgO
ちょwww巨大なスノーモービルってどんなだwwwwwww

521: 以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します :2005/09/24(土) 22:27:31 ID:3Xm+nrwM0
>>520
ごめん、巨大なはいいすぎだったわ



524: 以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します :2005/09/24(土) 22:36:45 ID:3Xm+nrwM0
オーナーがシュプールを描きつつ滑走しているころ、( ^ω^)&ξ゚听)ξは・・・
( ^ω^)「ま、まずいお!開かないお!!」
ξ゚听)ξ「・・・・どうしましょう・・・」
( ^ω^)「・・・・諦めちゃいけないお!なんとしてでもここからでるお!!」
ξ〃〃)ξ「そうね。なんとしてもここからでなくちゃ。・・・別にあんたといるならどこでもいいけど(ボソ」
( ^ω^)「こんなとこにいるなんてまっぴらごめんだお!」
恐らく冬の間は使われていなかったであろう保存庫は、夏の間の温度に設定され、かなり寒くなってきている。
このまま保存庫にいれば、二人とも凍死は確実であろう。
ほとんど死を待つだけのような状態に、お互い健気に振る舞いながらも、
二人はだんだんと不安を感じはじめていた。



537: 以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します :2005/09/24(土) 23:08:56 ID:3Xm+nrwM0
曇り空のなか、フーンを乗せたスノーモービルは走っていく。
山荘が見えなくなり始めた頃に、オーナーはスノーモービルを止めた。
(´・ω・`)「ここらでいいか・・・・さっさと凍死して下さい。」
ゆっくりとフーンを雪原に降ろすと、オーナーとスノーモービルは山荘へと戻っていった。



554 名前: 以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します [孤独感満載] 投稿日: 2005/09/24(土) 23:24:39 ID:3Xm+nrwM0
オーナーに置き去りにされて30分ぐらい後だろうか、やっとフーンが目を覚ました。
(;´_ゝ`)「あいたたた・・・・・ここはどこだ?」
遠く向こうの方に山荘が見える。どうやら雪原に放り出されたようだ。
自分の状況を把握し始めたフーンは、やがて周囲の異変に気づき愕然とする。
風が―強くなっている。じょじょに、しかも格段に。おまけに雪まで降り出しやがった。
(lll´_ゝ`)「・・・・もしかしたら俺は行き倒れるかもしれんな・・・・」
そう不安げに呟きながらも一歩一歩山荘に向かってフーンは歩き始めた。



579: 312 ◆/Fnde2WILg :2005/09/24(土) 23:44:18 ID:3Xm+nrwM0
フーンが歩き出している頃、保存庫では・・・・
(lll^ω^)「そ、そろそろ寒くなってきたお・・・・」
ξlll゚听)ξ「そ、そうね・・・・だ、大丈夫よ、きっと脱出できるわ・・・」
お互いにもうダメだって感じを認識しながら二人は身を寄せ合って話していた。
(lll^ω^)「あ、ポケットにライターが入っていたはずだお。これで少しは暖まるお」
内藤は取り出したライターを点火し、タバコを吸い始めた。
ξlll゚听)ξ「ケホッ、ケホッ。煙いわ・・・・ 全く、タバコなんて不健康なのによく吸えるわね・・・」



581: 以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します :2005/09/24(土) 23:46:02 ID:3Xm+nrwM0
ガチガチ歯を鳴らして内藤が言う。
(lll^ω^)「・・・・確か、初めて二人でデートしたときもこうだったな。
        ベンチにこう座って、タバコ吸って・・・・で、即刻没収されたよな。『みっともない吸い方しないで』って。」
ツンもその話を聞き、ゆっくりと語り出す。
ξlll゚听)ξ「・・・違うわ。ホントはみっともなくなんかなかった。凄く格好良かったのよ。
       ・・・ただ、他の女にあなたを見られたくなかっただけなのよ・・・・」
そこまで話すと一呼吸置いて、またつぶやく。
ξlll-听)ξ「あんたと会えて・・・・よかった」
(lll^ω^)「漏れもだお。こんなに美人と会えてよかったお。」
お互いに笑い、そして遠くを見つめる。一瞬の沈黙の後、内藤が口を開いた。
(lll^ω^)「・・・でも、漏れはここで終わりたくないんだ。もっとツンと一緒に生きたい。
        ・・・・・もし、もしもここから生きて帰ったら、お前と一緒に住んで暮らす。」
ある意味プロポーズとも取れる言葉をしっかり受け止めたツンは、蒼白な顔をし、弱々しくつぶやいた。
ξlll-听)ξ「・・・・・・・・わか・・・・った・・・・・・だけど・・・・残念ね・・・
       あん・・・・たと・・・一緒に・・・暮らせそうに・・・・ないわ・・・・」
その言葉を最後に、ツンは押し黙ってしまった。
(lll^ω^)「おいっ、ツン、ツン!しっかりしろ!」
揺さぶっても返事がこない。薄い胸に耳を押しつけて見ると、まだ心臓は動いているようだ。
だが、その鼓動もやはり弱々しい。
(lll^ω^)「クソッ!ぜってーここから出てやる!!!」
内藤は服をありったけツンにかけると、懸命に脱出方法を考え、行動し始めた。



606: 312 ◆/Fnde2WILg :2005/09/25(日) 00:04:08 ID:0Eu3ynSg0
流石に山は天気が変わりやすく、歩き始めて5分もすると吹雪きはじめてきた。
(lll´_ゝ`)「クソッ、冗談じゃねえ・・・このままじゃ救助隊に凍死体で発見されちまう」
一歩一歩を踏み出すスピードがだんだんと遅くなり、ついに膝をついてしまった。
山荘はまだ遠く、やっと屋根が見えてきたところだった。
(lll´_ゝ`)「ぐ・・・・ここで俺は死ぬのか・・・・せめて最後に娘の顔だけでも・・・・」
山に来る前に家に置いてきた娘(17)の顔を最期に見ようとし、フーンは服の内ポケットに手を入れようとした。
コツン。
何かと爪が触れあう音。しかも金属である。
おそるおそる取り出してみると、それは俗に言う「ウォッカの入れもの」、であった。
( ´_ゝ`)「(もしこれがウォッカならば・・・もしかすると俺は生きて帰れるかもしれねぇな)」
入れ物の蓋を開け、ぐいっと飲む。
一般に無味無臭無色であり、度数が高い酒。まさにウォッカであった。
体に火がついたように熱くなり、だんだんと足を進める元気が出てきた。
ウォッカ様々である。幸運な贈り物に感謝しながら、( ´_ゝ`)はまた、一歩一歩突き進みはじめていた。



622: 312 ◆/Fnde2WILg :2005/09/25(日) 00:22:39 ID:0Eu3ynSg0
オーナーが結構戻ってこないにもかかわらず、従業員2人と('A`)は和気藹々と話していた。
(*゚ー゚)「でさー、そこでHGが出てきてー」
(,,゚Д゚)「違う違う、スプラッシュマウンテンだろ」
('A`)「やっぱスタンドで最強なのはラバーズだよな 操ってセクロスできるし」
・・・論点がまるで噛み合っていないが、いいとしよう。
その内、喉が渇いたのかしぃが厨房に水を取りに行く。
(*゚ー゚)「あら?オーナーもフーンさんもいないわねぇ・・・・どこ行ったのかしら?」
疑問を感じつつも冷蔵庫の扉を開けたその刹那、勝手口が開いた。
Σ(*゚ー゚)「誰!?」
(´・ω・`)「私ですよ。私。オーナーの山田諸凡です。」
(*゚ー゚)「なんだぁ、オーナーですかぁ。びっくりさせないで下さいよぉ。」
にこやかに会話しつつ、麦茶を取るしぃ。
(*゚ー゚)「そういえば、フーンさんと他の二人は?」
(´・ω・`)「なんか3人で人がいるところまで行って助けを呼ぶって言って
        行っちゃったんですよ。もうみえなくなっちゃいましたし。危ないと言ったのに、全く。」
(*゚ー゚)「・・・・命知らずですね、彼ら。」
オーナーは膝まで濡れた事を怪しまれないまま、(*゚ー゚)と麦茶を取り、食堂へと行った。



654: 312 ◆/Fnde2WILg :2005/09/25(日) 00:46:27 ID:0Eu3ynSg0
( ^ω^)「クソッ!荒巻の死体だけしかここにはねぇのかっ!」
ツンを保存庫の隅に置き、ほぼ自分はパンツとシャツの状態で内藤は孤軍奮闘していた。
しかし、どうあがいても絶望的な状況は変わらず、可能性が無くなっていくだけであった。
( ^ω^)「・・・・ライターも切れ始めそうだ・・・・・」
焦る内藤。だが焦ってもしょうがないこともあるのだ。
しばしその探偵じみた脳をフル回転させて考え込む。
( ^ω^)「保存庫・・・・肉・・・ナマモノ・・・温度・・・・」
( ^ω^)「ピキューン」
何か閃いたようである。( ^ω^)はゴソゴソとあたりの床や壁を隈無く探し始めた。



666: 312 ◆/Fnde2WILg :2005/09/25(日) 01:01:32 ID:0Eu3ynSg0
探している内に、内藤はどうやら目的のものを何度も通り過ぎていたらしく、見つけるのに時間がかかった。
それは、入り口のドアの横にあった。
( ^ω^)「温度測定装置だお。これとライターを使えば・・・・」
おもむろに内藤はポケットからライターを取り出し、装置のセンサーに近づける。
そして、点火する。
( ^ω^)「こうすれば、急激な温度の上昇により、何か警報がなるはずだお。
       きっと('A`)かフーンさんがきづいてくれるお」



837: 312 ◆/Fnde2WILg :2005/09/25(日) 11:41:54 ID:vYU8bTnf0
さて帰還
フーン、内藤、ツンがそれぞれ脱出をしようとしている頃、ギコは山荘内をうろうろしていた。
別に暇だったからではない。「証拠」を探しているのだった。
(,,゚Д゚)「・・・・流石に凶器はみつからねえよな・・・・」
ブツブツと言いつつ、各部屋を回るギコ。
内藤の部屋に入る。荷物を漁るが、入っていたのはツンとのハメ撮りテープだけ。
いいネタになりそうなのでそっとポケットにしまう。
続いてツンの部屋に入る。
こちらは、紐パンと、勝負下着と思われる真っ赤な下着数着が入っていた。あまりのラブラブさに
ムカつき、勝負下着を一着貰っていく。
ツンの部屋から出て行ったところで、ギコはある異変に気づく。
(;゚Д゚)「ニダーの死体が・・・・・ない・・・・」
そう、昨日の夜まであったはずのニダーの死体がないのである。あまりにも自然消滅ぽいので
逆に気づかなかったのであろうか。
(,,゚Д゚)「こいつは調べてみる価値アリだな」
ギコは、第二の殺人「( ゚∀゚)殺し」について調べるため、一人トイレへと向かっていった。



851: 312 ◆/Fnde2WILg :2005/09/25(日) 12:45:24 ID:vYU8bTnf0
トイレに向かったギコ。そこで彼が目撃したものとは!
(,,゚Д゚)「・・・・ない・・・まただ・・・( ゚∀゚)の死体がねえ・・・・」
朝、内藤から惨死体になってトイレで死んでいると聞いていたが、そんなものはドコにもない。
あるのは、血でべっとりとなった便器だけであった。・・・・
(;゚Д゚)「誰かが動かしたのか・・・・しかし、何のために?そしてどこに置いたんだ?」
寒気を覚えつつ帰ろうとする。
『ギギギィーッ』
ドアの開く軋んだ音がし、ギコは飛び上がって、後ろを振り返る。 隣の個室が開いていた。
こちらはあまり血は付いていないが、ところどころに血痕があって、やはり人が殺されたようである。
(,,゚Д゚)「これは・・・・誰の血なんだ?・・・・」
もっと詳しく調べるべく、その個室を探し始める。よく見ると、トイレットペーパーのホルダーに、何か挟まっている。
(,,゚Д゚)「・・・・メモか?これは?」
なにやら「I'm a loser. Winner is trainman.」と書かれたメモを拾い上げる。
(,,゚Д゚)「わけがわからないが、とりあえず持っておくか・・・・」
そこでトイレの個室を調べるのをやめ、ギコは第三の殺人、『斉藤殺し』のあった部屋へ向かっていった。
もはや好奇心の塊となっている彼の脳には、3人がいなくなったことなど、とうに消し飛んでいた。



858: 以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します :2005/09/25(日) 13:12:57 ID:vYU8bTnf0
ギコが嗅ぎ回っているころ、フーンはというと・・・・
(*´_ゝ`)「くーっ、やっぱりウォッカのおかげで体が暖かいぜっ」
寒くなり、ウォッカを飲み、また寒くなったらウォッカを飲む・・・の繰り返しでやっと山荘近くまでたどり着いたフーン。
踏み出す速度も早くなり、だんだんと娘への念も多くなり、帰る希望も湧いてきた。
(#´_ゝ`)「あのオーナーの野郎、帰ったらブッコロしてやる!」
怒り心頭になってきたフーンはまだ気づいていなかったが、
山荘の2階の窓からは、散弾銃が突き出ていた。



869: 312 ◆/Fnde2WILg :2005/09/25(日) 13:59:19 ID:vYU8bTnf0
内藤が装置を炙り、ギコが一人捜査をはじめ、フーンが狙われているころ、
ツンは記憶もおぼろげになってきたところで夢を見始めていた。

ξ゚听)ξ「あ・・・・ここ・・・公園だわ・・・」
二人で初めてデートしたときの公園のような気がする。が、少し様子が違うみたいだ。
向こうに見える人影がこちらに近づいてくる。どうやら内藤らしい。
( ^ω^)「またせたお。さ、行くお」
内藤がツンの手を引っ張り、強引に連れて行く。
ξ゚听)ξ「ちょ、ちょっと、どこ行くのよ?」
( ^ω^)「どこって、お前がずっと行きたがってたディズニーランドだお?」
( ^ω^)「わざわざ仕事も休んできたお!さ、楽しもうお!」
こんな内藤は見たことがない。ものすごく優しいのである。
いつもならば、意識的にツンツンするのだが、今は不思議と、その優しさを素直に受け入れることができた。

ξ゚听)ξの夢の話はもうちょっと続く。
で、出かけてきます



881: 312 ◆/Fnde2WILg :2005/09/25(日) 16:08:59 ID:vYU8bTnf0
おかしい。これは夢なんじゃないだろうか。ツンはそう思い始めようとしたが、
何故か上手く思考が働かない。内藤のなすままに、ツンはディズニーランドを歩き始めた。
アトラクションに乗り、ポップコーンを食べ、夜になって一緒に花火を見る。
いつもならここで満腹なワケだが、何故か違和感が起こる。

ξ゚听)ξ「・・・あんた、本当に武運なの?」
( ^ω^)「・・・ほんとだお、何言ってるんだお?」
ξ゚听)ξ「だったら、証拠を見せてよ、証拠を。」
内藤は少し考え込んだあと、おもむろにツンを引き寄せ、唇をそっと重ねた。
慌てて離れるツン。
ξ〃〃)ξ「な、なにすんのよ!恥ずかしいじゃない!・・・・別にいいけど。・・」
大胆な行動に驚きつつ、内藤の目を見据える。目がマジだ。
( ^ω^)「・・・これでいいかお?」
ξ゚听)ξ「・・・何が?」
言わなくてもツンはわかっていたが、あえて聞くことにした。
( ^ω^)「これが、あの世へのおみやげだお。」
ツンはやはり、と確信し、そしてこの夢は自分が逝く前に内藤が見せてくれたんだ。と思った。
自分の生への意識がだんだんと遠ざかっているのか、夢がぐにゃぐにゃとしてきている。
その中でツンはつぶやいた。
ξ*--)ξ「・・・・・ありがとう・・・・・大好きよ」
そしてツンの意識は闇へと放り込まれていった。



886: 312 ◆/Fnde2WILg :2005/09/25(日) 16:27:42 ID:vYU8bTnf0
もうフーンが山荘まで残り400mほどに近づいたところ、
山荘の二階からは散弾銃が突き出ていた。そしてその銃はゆっくりとフーンに狙いを定める。
?「全く、戻ってくるなと言ったのに。」
開けた窓ガラスがガタガタ鳴り、雪が吹き込むが、歯牙にもかけない様子で、その人物は確実にフーンを仕留めようとしていた。
そして、ゆっくりと引き金を引いた。銃声と共にいくつかの弾がフーンをめがけてまっすぐに飛んでいく。
本来ならば誰でも気づくはずのこの銃声が、吹雪にかき消されたのか、はたまた『わざと』気づかれなかったのか、
銃声に気づくものはほとんどいなかった。



902: 312 ◆/Fnde2WILg :2005/09/25(日) 17:31:23 ID:vYU8bTnf0
あと350m。もはや山荘まで目と鼻の先とも言っても良い距離まで来たフーンは、
当たり前の事ながら、油断していた。あからさまに突き出ている散弾銃に気づかず、ザクザクと
雪の中を進んでいく。
突然、
『バァン!』
という音がし、直後、フーンはよろめいた。
(lll´_ゝ`)「ぐおっ!!」
散弾銃の弾が脇腹を貫通している。服の脇腹部分には焼けこげた小さな穴が数個も開いている。
(lll´_ゝ`)「ちっくしょっ・・・・・油断しちまった、オーナーがまだ狙ってるみてぇだっ・・・」
フーンは山荘の方を見、2階から散弾銃が突き出ていることをここで初めて悟った。
やがて、狙撃者はフーンが倒れていることを知ったようで、スッと引っ込められた。
(lll´_ゝ`)「ぐ・・・・クソッ、痛え!と、とにかく進まなきゃ俺はここでおっ死ぬんだ・・・」
フーンは服の焼けこげた部分を破くと、傷口にウォッカを注ぎ、消毒薬の代わりにし始めた。
(lll´_ゝ`)「こ、これじゃあ気休めにしか、な、ならんが、山荘まではもってくれ!」
狙撃された右脇腹をかばいつつ、なおもフーンは青ざめた顔で吹雪の中を邁進する。



909: 以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します :2005/09/25(日) 17:59:31 ID:vYU8bTnf0
未だに山荘内をうろちょろしているギコ。
ここのところ最後の殺人、ゾーンプレス斉藤の部屋へ入る。そしてまた、驚愕する。
(;゚Д゚)「斉藤の死体も・・・・無い・・・・」
キーボードの上に乗っていた腕すらもない。血だけが付いている。
そして、その横にあるエロゲーのCDの上には・・・・
「dream of knock used oscillation」と書かれた紙が。
(,,゚Д゚)「しかしまあ、よくも俺と同じエロゲーなんてやってるんだな。奇遇すぎるぜ。」
斉藤の不憫さには全く目もくれず、紙を拾ってギコは食堂に向かって戻りはじめた。
途中で銃声が聞こえたような気がしたが、気のせいだと自分に言い聞かせた。
ようやく食堂に戻ると、誰もいなくなっていた。
(,,゚Д゚)「みんなどこにいったんだ?・・・・」
一人ではいたたまれなくなったので厨房へ入る。
喉が渇いたので冷蔵庫を探る。
(,,゚Д゚)「牛乳はないのか・・・・・お、牧場の飲むヨーグルトならたくさんあるみてえだな」
冷蔵庫から飲むヨーグルトを取り出し、何故か耐熱性の容器に入れる。
(,,゚Д゚)「やっぱ飲むヨーグルトはホットでだよな」
なんと、電子レンジに入れて温めはじめたのだった。
待ち時間を利用し、ギコは暗号らしきモノを読み解いて見ることにした。
「I'm a loser. Winner is trainman.」
(,,゚Д゚)「『私は負け犬。勝ち組は電車男。』・・・・・毒男板のことか?」
「dream of knock used oscillation」
(,,゚Д゚)「『ナイフの夢は振動を用いる。』・・・何のことだ?・・・・あ、そうか。各英単語の先頭の文字を・・・」
ギコはあることに気づく。
(,,゚Д゚)「毒男板・・・・・各英単語の頭文字、「dokuo」・・・・・まさか、一連の事件の犯人は『('A`)』なのか!?」
自分の推理が類推から確信に変わりつつあることを確認しているギコであったが、そこへ突然警報のような音が鳴り響いた。
『ビーッ!ビーッ!ビーッ!』
Σ(,,゚Д゚)「何の音だゴルァ!」
厨房の中を見渡すと、肉の保管庫の温度装置が異常を示している。オーナーの設計で内側からは開けられないこの保管庫でいったい何が・・・?
そう思いつつ。ギコは保管庫のドアを開けようと近づいていく。



914: 312 ◆/Fnde2WILg :2005/09/25(日) 18:14:26 ID:vYU8bTnf0
こわごわとドアを開けるとそこには・・・・ライターを持ったまま倒れている内藤と
服を重ねられてうつむいているツンがいた。
Σ(,,゚Д゚)「おい!内藤!ツン!しっかりしろよゴルァ!」
とりあえずこのままではいけないと思い、ギコは二人を保管庫の外へ引きずりだした。
丁度ツンを出し終わった頃に、電子レンジがヨーグルトの加熱終了を告げた。
(,,゚Д゚)「とりあえず気付けにホットヨーグルトでも飲ませなければ・・・」
熱いヨーグルトを二つの容器に分け、飲ませようとする。
内藤はシャツ一枚、パンツ一枚だったが、何とか飲むことが出来たため、少しは回復へ向かいそうだった。
問題はツンである。顔が土気色。ヤバイ。マジヤバイ。宇宙ヤバイ。
とりあえずあわてふためくギコであった。



929: 以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します :2005/09/25(日) 18:33:51 ID:vYU8bTnf0
とりあえずギコは内藤とツンを厨房から暖炉の所まで連れて行き、
体を暖めた。しばらくたつと、内藤が目を覚ました。
( ^ω^)「・・・・ここはどこだお?」
(,,゚Д゚)「居間の暖炉だ。お前ら保存庫に閉じこめられてたんだぜ。」
( ^ω^)「・・・生きて帰れたお・・・・」
それだけ言うと、疲れたようで、また眠りに入ってしまった。
(,,゚Д゚)「やれやれ、お疲れ様だ・・・・」
二人がどうしてこうなったか状況を考えつつ、あぐらをかいて座っていると、2階からオーナーとしぃが降りてきた。
(,,゚Д゚)「あれ?オーナー、それにしぃ、二階にいたのか?」
(*゚ー゚)「ええ・・・・・ちょっと『今後』の計画をね。」
(´・ω・`)「ああ。(チ、アノ二人生きてやがったか。)」
(,,゚Д゚)「計画?何のことだ?」
(*゚ー゚)「まあ、キニシナイで。それよりも、ちょっとギコ君に二人で話があるの。ちょっと食堂へ来てくれない?」
(,,゚Д゚)「え?ああ、まあ、いいけれど。」
三人は食堂へ移動した。



932: 以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します :2005/09/25(日) 18:45:36 ID:vYU8bTnf0
(内藤、ツンは居間。ギコ、オーナー、しぃは食堂。フーンは外に。)
さて、ギコが( ゚∀゚)の死体を発見したのは『男子トイレ』である。(内藤が見つけたから
そう、『女子トイレ』には、もう一人被害者がいた・・・・
毒男である。ギコが歩き回っている時にオーナーとしぃに監禁されたのだった。
('A`)「・・・・・・・ここは・・・・」
自分が何をしていたかも忘れかけているが、はっきり思い出せるのは『オーナーとしぃに殴られた』ことと、
『女子トイレの個室に閉じこめられた』ことだけである。
('A`)「く、くそっ。あいつら思いっきり殴りやがって。おまけに閉じこめやがった!」
個室のドアを叩きまくる毒男。やはり開かない。
('A`)「どうにかして出られないだろうか・・・・」
必死に考える。自分の小さな体を使って。武運や諸凡に比べれば遥かに小柄で痩せている自分の体を。
('A`)「キュピーン」
どうやら考えついたようである。毒男はすぐに便器に登りはじめた。



939: 以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します :2005/09/25(日) 19:05:10 ID:vYU8bTnf0
毒男は便器に登り、その薄い胸板を利用して個室のドアを通り抜けていったのであった。
案の定、ドアの前にはイスなどによるバリケードがしてあり、毒男はそれを乱暴かつ腹いせ的に
踏み倒していき、トイレから脱出することに成功した。
(#'A`)「(あの野郎どもぉ〜っ!ブチ殺してやるっ!)」
心の叫びを発し、怒りながら、監禁される前に
何故かあの二人がしょっちゅう出入りしていた2階へ行く。
そこだけ妙に真新しいドアが取り付けられていて、不気味であったが、迷わず開けた。
そこには―――ニダー、斉藤、( ゚∀゚)の死体があった。
('A`)「(う、うわぁぁぁぁっ!)」
声にならない叫びを発し、怖じ気づく毒男。自分の呼吸が乱れているのをなんとか落ち着ける。
鼻をつまみながら部屋に入ると、そこで、あることに気づく。
('A`)「・・・・・この部屋、銃がたくさんあるな・・・」
壁には様々な種類の銃がかけられ、その奥には、刃物がズラリ。
斧だとか、ムチだとか、ローソクだとか様々怪しいモノがたくさんあった。



946: 以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します :2005/09/25(日) 19:22:23 ID:vYU8bTnf0
毒男が衝撃映像を目撃している頃、
食堂では・・・・
(´・ω・`)「話というのは、この山荘で起きた事件に関することなんだ。」
(*゚ー゚)「そうなの。」
(,,゚Д゚)「・・・・それなら俺も知ってます。・・・・犯人が誰かってことですよね?」
(´・ω・`)「そう。まさにそうなんだ。で、これは私の推定なんだが・・・・犯人は毒男君だと思う。」
(,,゚Д゚)「・・・・そうです。俺もついさっき被害者の残した暗号からそう推理したんですよ。」
(´・ω・`)「三人が消えてる直前、そう、君がどこか行っちゃった時かな、毒男君もいなくなったんだよ。」
(,,゚Д゚)「やっぱり毒男が斉藤、長岡、ニダー、そして後一人誰かさんを・・・・」
?「ちょっと・・・待ち・・・・な・・・」
声が聞こえた。



952: 以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します :2005/09/25(日) 19:36:58 ID:vYU8bTnf0
そこにいたのは――腹から血が滲んでいるフーンと、いつのまにやら目を覚ました内藤だった。
(´・ω・`)「・・・・・生きて帰れたのか?」
(,,゚Д゚)「え?どういうことだ?何が起こったんだ?」
未だに状況を把握できないギコに内藤が説明する。
( ^ω^)「オーナーは保存庫で荒巻の死体を見つけた漏れとツンを閉じこめたんだお!
       危うく凍死するところだったお!」
(lll´_ゝ`)「俺も気絶させられ・・・てな・・・おまけに銃で撃たれて今
       すんげー気分が悪い。」
(,,゚Д゚)「そ、そんな!オーナー、まさかアンタが一連の事件の犯人だったのか!?」
(´・ω・`)「・・・君の予測はある意味当たっているが、ある意味外れているよ。ギコ君。・・・何だと思う?」
少し考え込んだギコは、やがて青ざめた顔でぽつりといった。
(,,゚Д゚)「まさか・・・・しぃが?・・・・・」
(´・ω・`)「そう。その通りだよ。僕としぃが皆を殺したんだ」
続く?



955: 以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します :2005/09/25(日) 19:47:19 ID:vYU8bTnf0
(´・ω・`)「あれは5年前だったかな・・・・・ある大勢の客がこの山荘に泊まったんだ。
        30人ぐらいだったかな。何かのツアーのようだった。
        そしてその幹事が『ニダー』と『長岡』、そして『斉藤』だったんだ。
        初めての団体客で、私たち山荘側は一生懸命に働いた。ご馳走をだし、お客様が楽しめるよう、
        最大限の配慮をした。団体客も皆、楽しみ、夕食を食べた。・・・・ただ、『問題』は、その後に起こったんだ。
        そろそろ11:00になろうかという頃、その客達は突然幹事を中心とする3グループに分かれたんだ。
        そして、『ニダー』グループがこちらに近づいてきて、何か行動をはじめたんだ。」



958: 以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します :2005/09/25(日) 19:58:26 ID:vYU8bTnf0
過去の回想シーン――――

<`∀´>『おい、オーナー、ちょっと協力して欲しいのだが』
(´・ω・`)『はい、なんでしょうかお客様』
<`∀´>『これから何が起ころうとも、黙って見ていてくれw』
(´・ω・`)『へ?どういう意味でございまs・・・』
突然9人がかりで押さえつけられ、縛られるオーナー。床に置かれる。
(´・ω・`)『な、何をするんですか!?』
<`∀´>『いやぁ〜、最近俺たち溜まっててねぇー、こんな山奥でも処理しないと
     爆発しちゃう?wっていうかんじなのよwww』
(´・ω・`)『・・・・言っている意味がよくわかりませんが・・・』
<`∀´>『んもぅ〜、ニブイなあ。まあ、 実 物 を連れてくればわかるかな、おい!』
ニダーは指を鳴らし、待機していた仲間に、ある人物を連れてこさせるように言った。



965: 以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します :2005/09/25(日) 20:12:00 ID:vYU8bTnf0
その連れてこられた人物は・・・・・
オーナー山田諸凡の娘(14)、山田・スカルチノフ・早苗と妻(32)、山田・カミヤマ・満月であった。
<`∀´>『今からこいつらをレイプしま〜すwww』
周りから歓声が沸き起こる。
X,'3『お父さん!!!助けてー!! ムグッ』
早苗はニダーが持っていたスキーの帽子で口を塞がれてしまった。
(´;ω;`)『や、やめろー!!!やめるんだ!!!いますぐその手を放せ!!!』
<`∀´>『うっせーなwwwピーピーピーピー泣いてんじゃねえよこのふぐりがwww
     ・・・・「お客様第一」じゃあねえのか?www』
満月『いや、見ないであなたー!!!』
無惨にも二人の服は引き裂かれ、男達に体中をまさぐられていく・・・・・
〜1時間後〜
X,'3『あ・・・うあ・・・い、イクっ!!!』
満月『もう・・・だめ・・・』
<*`∀´>『うはwwwこいつらよがりまくりんぐwwww見ろよオーナーwwww
      若い親子を両方食えるなんて俺幸せ者だねーwwwそれにしてもロリってしまりよすぎんぐww』
(´;ω;`)『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』
<*`∀´>『ありゃりゃ、言葉も出ないかww当然だよねwww』
そしてさらなる悲劇は続く・・・・



977: 以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します :2005/09/25(日) 20:51:25 ID:vYU8bTnf0
ニダー班がハメまくってるころ、斉藤班は・・・・・
斉藤『さぁて、ハッパを丸めて火を点けて、後は仕上げをご覧じろ・・・www』
すぐに何かの葉を燃やして出来た煙が斉藤班のいる居間に充満する。
斉藤『アッヒャッヒャッヒャッヒャー!!!!( ゚∀゚)』
マリファナだ。マリファナを燃やしてアヒャっている声が隣から聞こえる。
その内、周りにあるものを使って乱闘し始めたようだ。バタバタと人が倒れていく音がする。
30分後には、居間から物音は聞こえなくなっていた。

そして、『長岡』班は・・・・
( ゚∀゚)『林間輪姦レイプハァハァ』
全員シコっていた。



―――娘と妻がニダー班にハメられはじめて1時間もしたころだろうか、
   二人は立派な肉奴隷へと成長していた。
X,'3『おちんぽみるくすごすぎりゅぅぅぅ』

・・・もはや、14歳の娘の花嫁姿を見られなくなったと悟ったオーナーの目は、虚空を見つめ、
   茶色く濁りを増すのみだった。

―――さらに1時間。
哀れにも林間輪姦レイプはSMへと発展し、亀甲縛りになったまま、二人は厨房に連れていかれ――

<`∀´>『ほれ、諸凡、朝飯だぞ』
意外にも腹が減っていたオーナーの鼻は、出された『シ チ ュ ー』の匂いに鋭く反応し、
唾液を分泌し始めた。



982: 以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します :2005/09/25(日) 21:05:10 ID:vYU8bTnf0
<`∀´>『どうした?早く食べろよw』
ガツガツと顔を使って食べ始めるオーナー。ビーフシチューだからなのか、思いの外、酸っぱいような気がする。
<`∀´>『さて、お前に良い知らせと悪い知らせがある。どちらから聞きたい?』
オーナーは顔を上げ、こう答えた。
(´・ω・`)『・・・良い知らせでお願いします。』
<`∀´>『お前の娘と妻は自由にしてやったよ』
(´・ω・`)『ほほほ本当ですか!?ありがとうございます。して、悪い知らせとは?』
<`∀´>『そのシチューの肉がお前の家族だ。今頃は天国で幸せに暮らしてるんじゃあないかな?
     ・・・まだ俺のチンコが恋しかったりしてなwwwギャハハハハハ』
その言葉を聞いたとたん、オーナーの視界は暗転し、何かなま暖かいモノをまき散らしながら、意識を途絶えさせていった・・・・



990: 以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します :2005/09/25(日) 21:30:11 ID:vYU8bTnf0
(´・ω・`)「・・・そしてその後、私は斉藤班の殺害犯人として警察に連れて行かれ、
        刑務所にブチ込まれたってワケだよ。」
(,,゚Д゚)「だ、だからってなんでしぃまで!!」
(*゚ー゚)「・・・・俺がオーナーの息子だからさ」
Σ(,,゚Д゚)「は!?ワケワカンネ」
(*゚ー゚)「俺、外見が女みたいだからさ、姉貴を失ったショックがでかかった親父に会いにいったら
     姉貴と勘違いしてな。そして、自分がされたこと、姉貴と母さんが犯された事、<`∀´>が全て仕組んだ事。
     全部を聞いたんだ。」
(´・ω・`)「うん、『復讐』なんだ。すまない。
      そんなことをして死んだ娘や妻が喜ばないって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。
      でも、この回想を聞いたとき、君は、きっと言葉では言い表せない
      「絶望と嘔吐感」みたいなものを感じてくれたと思う。
      殺伐としすぎたこの山荘で、そういう気持ちを忘れないで欲しい、そう思って
      この山荘で5年前の主犯格の殺人を企てたんだ。
      じゃあ、一切合切を聞いた君たちには消えてもらおうか。 」
そう言って、オーナーとしぃが後ろから銃を取り出し、ギコ達に向けた。
(´・ω・`)「さよならの時間だお」
そう言って引き金を引く―
バァン!
・・・・3人の脳天に穴が空く代わりに、オーナー達の目の前に穴が空いていた。
('A`)「ショウターイム」
ショットガンを掲げた毒男が階段にいた。



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