( ^ω^)ブーン系小説・短レス祭典!のようです('A`)

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと814,391秒 :2008/02/01(金) 19:56:08.19 ID:psoyh2qk0
( ^ω^)「うー、トイレトイレ」

今トイレを求めて全力疾走している僕は予備校に通うごく一般的な男の子。
強いて違うところをあげるとすれば男に興味が無いってとこかナー。
名前は内藤ホライゾン。
そんなわけで帰り道にあるトイレにやってきたのだ。
ふと見ると、ベンチに一人の若い男性が立っていた。

( ^ω^)「うほっ、いい男・・・」

ハッ。
そう思っていると突然その男はツナギのホックを外し始めたのだ・・・!

(´・ω・`)「や ら な い か」
( ^ω^)「こいつはくせぇッー! こいつはホモの臭いがプンプンするぜッー!」

男は僕にそう叫ばれて、みるみるうちに股間のソーセージが大きくなっている。

(´・ω・`)「ところでこいつをみてどう思う?」
( ^ω^)「凄く・・・シャウエッセンです・・・」
(´・ω・`)「シャウエッセンなのはいいからさ、このままじゃ童貞のままなんだよな」

突然童貞をカミングアウトしだした、このいい男・・・恐ろしい子!
イケメン・・・いやガチムチほど童貞が多いと聞くが本当だったとは。
かく言う私も童貞でね・・・。

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと814,391秒 :2008/02/01(金) 19:56:33.16 ID:psoyh2qk0
(´・ω・`)「いいこと思いついた、お前、俺の童貞奪ってくれ」
( ^ω^)「なん・・・だと・・・!?」

言ったッ!! 流石いい男!
俺たちに言えないことを平然とやってのけるッ!
そこにシビれる! あこがれるゥ!

(´・ω・`)「男は度胸! なんでも試してみるのさ きっといい気持ちだぜ」

彼はそういうと素肌にまとったツナギを脱ぎ捨て、皮に包まれたシャウエッセンを僕の前につきだした。
自分の童貞を僕に奪ってくれなんて、なんて人だろう・・・

( ^ω^)「だ が 断 る」

僕は股間のチャックから携帯を取り出し、110を押す。
目の前に露出狂がいます、場所はニュー速公園。

(´・ω・`)「く・・・きっさっまぁぁ!」
( ^ω^)「くそみそに勝つことが・・・できるんですよぉ! いい男!」
(´;ω;`)「しぃましぇ〜ん・・・」

――と
こんなわけで
僕の初めての運命の邂逅体験は
連続露出魔を捕まえた感謝状を受け取って終わったのでした…



32: 電話 ◆OIRbYXcYV2 :2008/02/01(金) 20:02:12.29 ID:N4lCvZ2l0
リーンリーン

電話が鳴っている。ドクオは受話器を取った。

('A`)「はいもしもし」

( ^ω^)「僕だお」

電話の相手は、男の友人であるブーンであった。

('A`)「なんだ、ブーンか。どうした?」

( ^ω^)「いや、クーとはうまくいってるのかなと思って、
心配して掛けてみたんだお」

('A`)「ああ、うまくいってるよ。今まで俺はバカップルというものを馬鹿にしていたが、
いざ恋人ってのができると、あいつらの気持ちもわかるな」

( ^ω^)「そうかお。で・・・ヤッたのかお?」

('A`)「ああ、もちろん。可愛いぜ、あいつの喘ぎ声。悪いな、先に卒業しちまって」

そう言って、ドクオは受話器に向かって、余裕の笑みを浮かべた。
ブーンにはそれが見えないが、ふいんき(ryは電話のケーブルを通して、伝わっていた。

33: 電話2/2 ◆OIRbYXcYV2 :2008/02/01(金) 20:02:53.38 ID:N4lCvZ2l0
( ^ω^)「悔しくないお!僕だっていつか卒業して見せるお!」

('A`)「ま、頑張りな。応援するぜ。ん?悪い、忙しいから切るわ。じゃあな」

( ^ω^)「ばいぶー!」

男は受話器を置いた。

その手は、さっきからぷるぷると震え続けている。
まるで、憤慨しているかのように。

( ^ω^)「こんなことが・・・許されると思ってんのかお・・・ドクオとクーだけには手を出すな…」

そう呟いたブーンの胸に、ナイフが深々と突き刺さった。

( ・∀・)「おまえはもう用済みだ・・・ふざけんな・・・ドクオめ・・・おれのクーを奪いやがって・・・」

ブーンを刺した男は、ナイフを抜くと、ぶつぶつとなにやら呟きながら
ドアの外へ歩き出した。

後には、ブーンの死骸だけが残されている。



42: ピスタチオ1 :2008/02/01(金) 20:08:10.91 ID:twR50OG6P
いつもは週末にだけ顔を出しているショットバーに平日に足を運んだ。
なんのことはない、お盆休みの振替だ。営業マンにお盆休みなどは存在しない。

グラスが残り少なくなった頃、一人の女の客が店に入ってきた。
25歳くらいだろうか。薄い化粧をしている。

川 ゚ -゚)「隣に座ってもいいかしら?」
( ´_ゝ`)「ん、いいよ。でも席はたくさんあるけどね」
川 ゚ -゚)「いつもの席には先客がいるみたいなの」
( ´_ゝ`)「あ、よかったらどうぞ、ミックスナッツ」
川 ゚ -゚)「ありがとう、いただくわ」

女はジンバックを注文し、ミックスナッツの中から
ピスタチオを探し出して手に取った。

( ´_ゝ`)「ピスタチオが好きなの?」
川 ゚ -゚)「ええ、一番好きね。その次はアーモンドが好物よ」
( ´_ゝ`)「知っているかい?イタリア人はピスタチオを殻ごと食べるんだってさ」
川 ゚ -゚)「知っているわ。私のお父さんも殻ごと食べるし、私だってもちろんよ」

女はそう言って、ピスタチオを殻ごとボリボリ食べ始めた。

43: ピスタチオ2 :2008/02/01(金) 20:09:19.49 ID:twR50OG6P
川 ゚ -゚)「あなたはイタリア派?」
( ´_ゝ`)「殻ごと食べる日本人に初めて出会ったよ、この店には二人のイタリアンがいるようだ」

俺は酒のおかわりを頼み、ピスタチオを殻ごと食べた。とても硬かったけれど、無理矢理噛み砕いた。

川 ゚ -゚)「ふふ」

女は微笑し、口の中から殻だけを取り出した。

川 ゚ -゚)「チンパンジーだってバナナの皮を剥くわよ」
( ´_ゝ`)「なぜ嘘だって分かった?」
川 ゚ -゚)「だってあなた、灰皿に殻が残ってるじゃない」
( ´_ゝ`)「騙されたな、いや、騙そうとしたのは俺が先か」
川 ゚ -゚)「指定席を取られちゃったからね、悪く思わないで」
( ´_ゝ`)「それはそうと口の中でよく殻を開けられるな」
川 ゚ -゚)「そういうの得意なの。試してみる?」
( ´_ゝ`)「オーケー。次はちゃんと殻を剥くことにしよう」
川 ゚ -゚)「上手に言うわね、私の殻は硬くてよ」

俺と女はチェックを済まし、店を出ていった。



55: お出掛けのようです 1/2 :2008/02/01(金) 20:21:01.12 ID:63o24rIrO
〜( ><)♪


( <●><●>) ビロード、手袋忘れてるんです
( ><) あ、ありがとなんです!

(*‘ω‘ *) マフラーぽっぽ!

( ><) ありがとなんです!

( <●><●>) あったかくしていくんです

(*‘ω‘ *) 風邪ひくっぽ!


( ><)……

56: お出掛けのようです 2/2 :2008/02/01(金) 20:21:46.72 ID:63o24rIrO
(*><) お母さんとお父さん!

(*><) 2人共、お母さんとお父さんみたいなんですー!


(*‘ω‘ *)( <●><●>)

( *‘ω‘ )(<●><●> )

 _,      ,_
(*‘ω‘ *)(<●><●> )………………


(;><)え?え?
     僕なんか変なこと言いましたか…?

 _,     _,
(*‘ω‘ *)( <●><●>) いえ別に…


(;><)??わ、わかんないんです………



使い回しですスマソ



75: ハハ ロ -ロ)ハハローさんが現れた! 1/2 :2008/02/01(金) 20:31:28.10 ID:+7z8q5gK0

ハハ ロ -ロ)ハ 「 Hello 」

(;^ω^)「え? あ、ハ…ハロ〜…、あの、どちら様ですか?」

ハハ ロ -ロ)ハ 「 My name is Hello San . Nice to meet you 」

(;^ω^)「うわ…ちょ…マズいお…僕、英語分かんないんだお…」

ハハ ロ -ロ)ハ 「 Can you speak English ? 」

( ゚д゚ )「どうした? ブーン」

( ^ω^)「おっ! ミルナじゃないかお! 実はカクカクシカジカ」

( ゚д゚ )「あぁ、それなら任せろ。俺英語喋れるよ」

( ^ω^)「マジかお! 助かるお!」

( ゚д゚ )「 Hello . Nice to meet you . My name is Miruna 」

81: ハハ ロ -ロ)ハハローさんが現れた! 2/2 :2008/02/01(金) 20:32:51.27 ID:+7z8q5gK0


  ハハ ロ -ロ)ハ 「こっち見んな」


     ( ゚д゚ )「……」


     ( ゚д゚ )「おわり」



82: :2008/02/01(金) 20:33:00.75 ID:ZDLBmteH0
( ^ω^)「おんびょろばびょーんwwwwwwwwwwwwwww」

('A`)「デュクシwwwwwwwwwwデュクシwwwwwwwwwwwww」

(´゚ω゚`)「あいやっはああああああああああああああああああああ!!!」

( ^ω^)「ブーンwwwwwwwwブブーンwwwwwwwwww」

('A`)「メシアがwwwwwwwメシアが降臨なさったぞwwwwwwwwww」

(´゚ω゚`)「あいやっはああああああああああああああああああああ!!!」




( ^ω^)「…………」

('A`)「…………」

(´・ω・`)「…………」



( ^ω^)「さ、次の授業は何だっけ?」

('A`)「理科ー」

(´・ω・`)「あ、やばい。宿題やってないや。誰か見せてー」

FIN



137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと810,706秒 :2008/02/01(金) 20:54:22.63 ID:78KcO8fg0
(,,゚Д゚)「お前って、俺より先に死にたい? 後に死にたい?」

そう言ってきた目の前の馬鹿は本気の眼をしていた。見舞いに来てくれたのは嬉しいんだがいきなり何を言うんだこの馬鹿は。
嗚呼、馬鹿にも馬鹿なりの悩みを抱えているのかとその時は思った。
馬鹿な悩みは数秒で馬鹿な考えと化すのだ。放っておこう。

光が入り込んでくる病室の窓から私は空を見た。ベッドには優しい風が吹く。
嗚呼。心地良い。

(;,,゚Д゚)「え? 何々、無視。泣くよ? ねぇ泣くよ!」

嗚呼何て五月蠅い男なんだ。足の小指でもタンスにぶつけてひとりで泣いていろ。
そもそも私は一応入院患者なんだぞ。静かにしろよ。

('A`)「その質問、俺が答えてやるよ」

(,,゚Д゚)「おお! 救世主!」

从;゚∀从「……げぇ」

馬鹿な会話にさらに馬鹿が加わると収集がつかなくなると言うのに、もうひとりの馬鹿がやってきた。
いつ入ってきたんだ? そんな私を横目に話し合いは続く。最初から居た馬鹿のギコに、後からやって来た馬鹿のドクオは言った。

('A`)「俺は先に死にたいなァ」

(,,゚Д゚)「何で?」

138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと810,706秒 :2008/02/01(金) 20:54:54.93 ID:78KcO8fg0
('A`)「だって残されるの嫌だもん」

(,,゚Д゚)「うーん。それもあるけど、俺は後に死にたいな」

('A`)「ん? 何で?」

(,,゚Д゚)「だって、俺が先に死んだら悲しむ人いっぱい居るだろ? それ考えたら残せないさ」

……うーわ。馬鹿だ。本当の馬鹿だ。

(,,゚Д゚)「だから、お前は?」

そんな優しい声で話しかけるなよ。泣きたくなるだろうよ。お前知っているんだろうよ。
私、もうすぐ死ぬって事。

知ってんだろ?

嗚呼。病気の為に切断したない筈の左手が痒い。もう無いのに。
解っているよ。私が、お前より後に死にたいって言ったらお前死ぬだろ?
馬鹿ってのは極端だからな。




くっそー。



ああ、これはなんてしあわせなんだろう。



164: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと809,729秒 :2008/02/01(金) 21:04:43.21 ID:78KcO8fg0
(*゚ー゚)「溺れて死んでしまいたい」

私は誰かにその事を語ったつもりはなかった。ただそう思っただけだった。
思ったことを瞬時に言葉にしただけだった。

ξ゚听)ξ「どうしてそんな事思うの?」

誰かから返答。この真っ黒な部屋には私しかいない筈だ。
それで返事が返ったきた。一般的にはおかしな事だが、私は気にはしなかった。
気にしたところでなにも変わらない。昔から知っている。何も変わりはしない。

(*゚ー゚)「水の中で死にたいからよ」

ξ゚听)ξ「何故? 別に水死以外にだって死ぬ方法はあるでしょう?」

部屋全体に響く私の知らない声。良く聴けば美声だった。声の震源はどこだかはまったく解らない。
真っ黒なこの部屋には私しかいない筈なのに。この声は不思議だった。なんでも言葉がすらすら出てきてしまう。

(*゚ー゚)「水を飲んだ瞬間は苦しくてしょうがないけれど、だんだん苦しみが薄れてくるの」

ξ゚听)ξ「それって?」

(*゚ー゚)「死ぬ瞬間は、とっても気持ちが良いの」

166: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと810,111秒 :2008/02/01(金) 21:05:29.14 ID:78KcO8fg0
――あれ?
――ちょっとまって。
何で私はそんな事知っているの?そもそもこの黒い部屋は何? ここは一体何処なのだろう。
どうして私はこんな所に居るのかしら。何故私は死んだ瞬間の事を知っているの?

――まさか。

確信に近い何かが私を縛り付けて、訳の分からない声が響く。
と、いうよりは後ろから耳元に、吐息と共に。

ξ゚听)ξ「気付いた所で後の祭りよね」



219: ドクオは繋がらない電話で繋がるようです 1/2 :2008/02/01(金) 21:36:05.02 ID:QLivC/fdO
今日も俺は11個の数字を押し、電話を掛ける。
受話器からはいつもと同じ言葉が機械的に繰り返される

『お掛けになった電話番号は、現在使われておりません。番号をお確かめになってもう一度お掛け直しください。』

そんなこと、わかってる。誰に言うでもなく呟く。
別に電話が繋がることなんて期待していない。
クーとのルールを守っているだけだ。他の何でもない。


クーとは七年間付き合っていた。ドラマみたいな熱い恋愛をしていたわけじゃない。
休日にどちらかの部屋で会って、だらだら過ごす。どこにでもいるカップルだ。
俺達はお互い無口で会話もあまり無かったが、それでも良かった。一緒にいられるだけで幸せだった。
そんな俺達の間には一つだけルールがあった。

『毎日夜十時に電話をする』

別に約束をしたわけじゃない。七年間の内にいつの間にかそんなルールが出来上がっていた。
電話での会話は、数十分続くこともあったし、数分で終わる時もあった。
時には、クーが電話に出られない場合だってあったが構わなかった。
別に話す時間が大事なのではなかった。大事なのは電話をかけたと言う事実だった。
毎日の電話は俺達を繋いでいてくれるような気がした。

220: ドクオは繋がらない電話で繋がるようです 2/2 :2008/02/01(金) 21:37:23.88 ID:QLivC/fdO










だけど、クーは一年前に交通電話で死んでしまった。
携帯は解約されて、もう繋がることは無い。でも、俺は今でも毎日電話をかけ続ける。








電話は繋がらなくても、ずっとクーと繋がっていられる気がするから。



243: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと807,145秒 :2008/02/01(金) 21:50:44.00 ID:4xQ1Hfw5O
 女である以上、恋の道からは逃げられない。胸をときめかせ、飽きることなくあなたの顔を思う。

実らぬことは知っているし、相手の気持ちすら聞けずに終わるかもしれない。

それでも一生この暗い部屋で過ごすくらいなら、思い切って行動してみよう。


 彼は必ずオフィス街にある小さな公園で、お昼の弁当を食べる。このことだけは女中に調べてもらった。

女中は私の一生一代の覚悟を、あなたのためならと、応援してくれた。

内心本当にすまないと思いながら、鏡を見て化粧を直し、一つ笑顔を作ってみた。

ああ、もうこんな時間だ。いそいで支度をしなければ、彼はお弁当を食べ終えてどこかに行ってしまう。


 公園に着くと、彼はちょうど昼飯を食べ終えて立ち上がろうとしていた。

彼の顔を見ると私の身体は熱くなり、そのまま気化しそうになった。

川 ゚ -゚)「まずい、早くしなければ、帰ってしまう。」

私は意を決し、彼の前へ立ちはだかった。

244: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと807,003秒 :2008/02/01(金) 21:51:39.72 ID:4xQ1Hfw5O
(,,゚Д゚)「……?」

彼は何事だろうかと思案していたが、説明している暇はない。

はやくこの想いをつたえなければ。

川 ゚ -゚)「あ……あのだな、君のことが好きだ」

い、言えた。好きだという言葉をいままで何度心の中で呟いただろう。

だが、今日は思っただけではなく、口で直接言い、そして伝えることができた。ああ満足だ。

(,,゚Д゚)「――も――だ――――です――――」

私は言いおわった直後に意識が消えてしまったため、彼の言葉を聞き取ることができなかった。

吸血鬼である私には太陽の光は死を意味する。私は命と引き替えに告白の権利を得たのだ。

(,,゚Д゚)「あれ?……消えた?」

おそらく彼は何が起こったか、訳が分からないだろう。

だが私は恋の自由をまっとうできたことに満足した。たとえ相手の気持ちが聞けなくとも。


こうして吸血鬼最後の生き残りである私は恋のために滅んだ。



253: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと806,359秒 :2008/02/01(金) 22:03:03.34 ID:BrOEtWLrO
街の中の、薄暗い道を歩いていくと小汚い店があった。
木でできた古い扉を耳障りな音と共に開く。
すると、埃の匂いと共にたくさんの本が目に映る。
視界には本・本・本と本だらけだ。
大量の本の数に圧倒され、口を開いたまま固まってしまった。

( ^ω^)「なにか、お探しですかお?」

後ろから声を掛けられて振り向くと、笑顔の男が立っていた。

( ^ω^)「普通の本をお探しですかお?ならば此処には存在しない」

( ^ω^)「此処にあるのは奇妙・奇怪・奇奇・怪奇…不思議な本しかありませんお」

くるりと回って背を向けた店主は、ゆっくりと歩く。
そして一冊の本を持って目の前に戻ってきた。

( ^ω^)「この本を、あなたに」

差し出してきた本を咄嗟に受け取る。
古い本のようで、渡された時に埃が舞った。

( ^ω^)「またのご来店をお待ちしております」

254: おかしな本屋のようです :2008/02/01(金) 22:04:00.89 ID:BrOEtWLrO
('A`)「……」
気づくと本屋は存在しなかった。
建物はある。しかし、中の本屋が消えていた。
もともと存在しなかった、と考えたかった。
しかし、それならば、服についた埃と、
腕の中にある本の説明がつかない。
とりあえず、自分の名前がタイトルの本をどうしようか


fin



283: ニコ厨達がカラオケに行くようです :2008/02/01(金) 22:25:19.60 ID:VkjMttCl0
( ^ω^)「お前から行けおwwwwwwww」

('A`)「おk把握wwwwwwwwww」

('A`)『わらにんぎょうにwwwwwwwwwwわらにんぎょうにwwwwwww』
  _
( ゚∀゚)「ちょwwwwおまwwwwwwwww」

('∀`)『ごっすんごっすんごっすんごっすんwwwwwwwwww』

ガチャ

('∀`)『ごっすんg川 ゚ -゚)「ウーロン茶のお客様ー」


川 ゚ -゚)「……」

(;'∀`)「あーは、あハ、アは……」

  _
( ゚∀゚)(^ω^ )ヒソヒソ ヤーネー

(゚A゚)(おまえらああああああああああ!!)
  _, ,_
川 ゚ -゚)「……」

ガチャバタン

285: ニコ厨達がカラオケに行くようです :2008/02/01(金) 22:25:56.93 ID:VkjMttCl0
(少しして)

('A`)「うっし俺の番だなwwwwwwwwww」

('A`)『おどwwwwwるわwwwwハゲwwwwしくwwwwww』
  _
( ゚∀゚)「うぜえwwwwwwwwwwwwwwww」

ガチャ

('∀`)「とかちつくち川 ゚ -゚)「パーティセットですねー」




川 ゚ -゚)「……」

(;'∀`)「あはー、あはー……ふひっ、ふひひっ……」

  _
( ゚∀゚)(^ω^ )シッテルヒト? イイエ?

(゚A゚)(なんで俺の時ばっか来るんだよ!!!!!!!!)
  _, ,_
川 ゚ -゚)「キモッ……」(ぼそっ)


('A`)「帰るわ」

おわり



297: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと804,491秒 :2008/02/01(金) 22:35:57.37 ID:78KcO8fg0
(,,゚Д゚)「お前はこの家の人間じゃない」

唐突に、父が兄に言った。その時の父の目は怒りに満ちていたのを今でも覚えている。
僕は訳が分からないまま兄と父を交互に見た。
こんな空気、一度たりとも感じたことがなかった。どうして僕は今まで気づかなかったのだろうか。
この空気は汚れていて重かった。

(,,゚Д゚)「出て行け。今すぐに、だ」

酷く冷たく、酷く短い文。何故父はこんな事を言うのだろうか。
頭の中が混乱してきて、思い出もぐるぐる回転してくる。え? えええ? 何でどうしていつから?

(`・ω・´)「ハッ」

僕をよそに兄は父を馬鹿にしたように鼻で笑った。
そして、その笑いとは別な、とても暖かい笑顔を僕に向けた。
思い出の中の兄は、そうだ。いつもこんな風に笑っていてくれた。けれど何処かいつも悲しそうで。
僕は言葉も出なかった。

298: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと804,776秒 :2008/02/01(金) 22:36:15.10 ID:78KcO8fg0
兄は何も言わずに僕の頭を優しく撫でた。
なんとなくというか、空気的にこれが最後だと僕の脳細胞は告げていた。
そこに父が割り込んできて、また暴言を吐いた。

(#,,゚Д゚)「そいつに触るなッ!」

僕の体はびくりと跳ねる。
そう大声を出した瞬間、母がやって来て、涙を流しながら訴えに近い声をだした。
その母は僕が見てきた中で一番苦しそうだった。もう誰が被害者だか解らない。

(*;ー;)「どうして……そんな風になっちゃったの?」

兄は目を細めて、僕から手を離した。兄の手をつかもうと思ったが、それは出来なかった。
母に、兄が最後の言葉を向けた。父に見せたあの笑みを見せて、終始笑いながら。
おいおいおい。と、兄は話し出す。

(`・ω・´)「自分で創って、何言ってんの? オバサン」

そうとだけ言い放って、兄はもうこの家に帰ってこなかった。



303: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと804,340秒 :2008/02/01(金) 22:42:09.86 ID:78KcO8fg0
ξ゚听)ξ「人ってこんなに簡単に死ぬのね」

ツインテール。黒の喪服に黒の革靴をはいた少女は、そんな事をいった。
僕は成人式に着るはずだったた高いスーツを初披露。ネクタイは黒と決められていた。
こんな所で着るなんて想像していなかった。

ξ゚听)ξ「これから燃やすんでしょ?」

遺影を見つめる少女。まだお昼前よ、と言っていた。
お坊さんは訳の分からない呪文を唱える。ぽくぽく木魚が鳴る音。
オーソドックスな儀式。

(´・ω・`)「そうだよ」

昨日が最後の晩餐だと、あの人は知っていたのだろうか。
最後のお別れをどうぞ、とお坊さんがいった。若いお坊さんだ。二十四だと先ほど話していたのを聞いた。

ツインテールの少女。
黒ばかりの靴下のなか、少女の真っ白な靴下が異様に目立っていた。
こんな日が来ることを、僕はずっと前から知っていたのに、どうしてこんな気持ちになるのだろう。

ツインテールの少女は白い桶の前に立つ。
そこから少しだけ背伸びをして、白い桶をみて、言った。

「チャオ」

305: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと803,845秒 :2008/02/01(金) 22:42:36.21 ID:78KcO8fg0
人って、こんなにも儚いのね。
と、言われた気がした。






おはよう。こんにちは。こんにちは。もうお昼だよ。もうすぐ燃やされちゃうよ? ねぇねぇ。
チャオ。チャオ。おはよう。おはよう。こんにちは。チャオ。チャオ。





おはよう。こんにちは。





さようなら。



322: (´・ω・`)ショボンが夏休みの思い出を作るそうです :2008/02/01(金) 22:59:26.03 ID:wDhJtX+u0
 今、大人になって、僕は子供の頃の思い出を思い出すようになっていた。

 あの頃、僕らは若かった。という有名な言葉がある。
 ほんの前までは、あまりその言葉について考えたことは無かった。が、社会人になってから、何故かその言葉がふと、頭をよぎることが多くなった。

(´・ω・`)「ハァ……」

 最近、ため息が多くなったのはストレスのせいだろうか。
 ミスもちらほら目立ち始めた。最近は「ごめんなさい」「すいません」しか上司に言ってないような気がする。
 気が付けば、僕一人だけが居残って残業していたということもしばしば、だ。

 子供の頃、僕は目立たない子供だった。
 まるで、空気のような存在。友人も殆どおらず、かといっていじめられもしなかった。何の特徴も無いのが特徴の、普通の子供だった。
 中学、高校……とくに印象深い思い出もなく、気づけば、そこら辺にある中堅の株式会社へと入社していた。
 そして、このザマだ……。

(´・ω・`)「僕の人生って、なんなんだろう……」

 昼休み。屋上に吹く風はとても清清しく、このどんよりとした空気も少しは和らいだ。
 夏の香りが、屋上を駆け抜ける。

(´・ω・`)「そういえば……夏休み、どんな思い出があったかな」

 そういえば、夏休みの思いでも定かではない。が、きっと覚えるまでも無かったのだろう。

323: (´・ω・`)ショボンが夏休みの思い出を作るそうです :2008/02/01(金) 23:00:34.36 ID:wDhJtX+u0
(´・ω・`)「夏休みの思い出……作ってみようかな」

 そういえば明日は給料日。有給休暇も結構溜まっているはずだ。



 ビルの狭間から見える入道雲は、とても綺麗な白色に輝いている。
 もうすぐ、夏休みが、やってくる。

fin



343: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/01(金) 23:20:42.90 ID:1G9pl9SxO
(*゚ー゚) 「……それは、」
( ・∀・) 「ぜんぶ水に流して、日記も焼いて捨ててしまって、パン屋で出逢って同じカレーパンを手に取るところからやり直すんだ。ぼくらにはその価値があると思う」
(*゚ー゚) 「でも私はもう、本当にこうするしかないの……ごめんなさい」
( ・∀・) 「……しぃ、君はこうすることで、幸せになれるんだね?」
(*゚ー゚) 「あなたには悪いけど……ええ」
( ・∀・) 「そっか。君が幸せになれるなら、ぼくはどんな仕打ちでも甘んじて受けよう」

男は腕を広げる。知性を感じさせる顔が、公園のライトに照らされて露わになる。

その目は、同じように照らされた女の顔を見ていた。そして、その手の中で震える一本のナイフも。

( ・∀・) 「しぃ、おいで。いま楽にしてあげる」
(*゚ー゚) 「……モララー、わたし、あなたと暮らせてとても楽しかったわ」

女の体が男に寄りかかる。握られたナイフは男の皮を突き破り肉を突き進み骨に阻まれて停止する。
それでも、死ねる怪我であることに違いはない。

346: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/01(金) 23:24:51.25 ID:1G9pl9SxO
( ・∀・) 「ハハ……そうかい、それは光栄だ……」

胸から血がとめどなく流れ出ている。不思議と痛みはない。後悔はあるが、彼女の幸せな比べればちっぽけなものだ。そう、自分の命さえ、彼にとっては。

(*;ー;) 「ありがとうモララー。さようなら」

ああ、泣いちゃだめだよ しぃ。ぼくまで泣きたくなってくるじゃないか。男は言おうとする。しかし、それは血泡にしかならない。

( ・∀・) (こちらこそありがとう。さよなら)

徐々に掠れてきた最愛を焼き付けんと目を見開く。広がって行く血溜まりの中にいるその姿は、神々しくさえある。

( ・∀・) (何度見てもキレイだなぁ)

女の泣き顔を見て、男はそんなことを思った。彼女の泣かせたのはこれで何回目だっけ、そんなことを。


そして、

( ・∀・) 「……しぃ、」


――――世界が、


fin.



367: アノ頃ノ思イ出 ◆3mfWSeVk8Q :2008/02/01(金) 23:58:17.15 ID:SEWMYbtv0
ビリヤードが好きだった。
百円二百円のジュースを賭けて、クラスメイトと勝負をするのが好きだった。
ゲーセンの地下のビリヤード場は、俺たちの戦場だったんだ。

('A`) 「……今日の勝負は?」
( ФωФ) 「ナインボールなんてのは、どうだね?」
('A`) 「オーケイ、シンプルだ」

今じゃ、百円二百円じゃあ満足なんて出来なくなっていた。
学生時代よりも、ゼロが四つ程増えた勝負。
下手をすれば、人一人の命と釣り合う値段を賭けて、俺は今日も勝負をする。
VIPしか入れない、裏のハスラーが集う、このカジノで。

( ФωФ) 「バンクショットは、少し苦手でね」

負け惜しみのセリフを、聞き流し、俺は笑った。
ブレイクショットにはちょっとした自信があるからだ。
たった一発で、ナインの黄色い玉をどうやったら落とせるか。
俺はそればかりを研究してきたんだ。

('A`) 「悪いな、この勝負は、俺の勝ちだ……!」

キューを構えながら、ぼろい商売に笑いそうになるのを堪えて、一気に、撞きだす。

その瞬間。

鳴り響く、着信音。

――カツッ!

368: アノ頃ノ思イ出 ◆3mfWSeVk8Q :2008/02/01(金) 23:58:32.32 ID:SEWMYbtv0
('A`) 「なっ!?」

ポケットからの振動で、俺の指がかすかに上ずる。
同時に、キューも上を向き、結果、手玉は、十センチも進まないうちに止まる。
痛恨の、ミスだ。

( ФωФ) 「奇妙なことがあるものだな。ブレイクショットには……なんと言っていたかな?」
('A`) 「……ブレイクショットは、少し苦手でな?」

勝負の結果は……まぁ、言いたくは無い、と言えば、大体察しがつくだろう。
当面の生活費やら何やら、根こそぎ持っていかれた。
いや、元々持ち合わせが掛け金に足りてなかったんだ、この程度で済んでよかったのだ。

('A`) 「にしても……」

一体、誰があんなタイミングで、電話なんてかけてきたんだ。
アレさえなければ……と、多少、恨みがましく思いながら、携帯を見ると、
一通のメールが届いていた。

('A`) 「内藤……あ、ブーンの奴か」

( ^ω^)  『おいすードクオ! 久しぶりにビリヤードやらないかお?』
       『最近、僕もリッチになってきたお、だから、晩飯を賭けて勝負しないかお?』

('A`) 「………………」

……まったく、誰のせいで、今の俺が素寒貧になったと思っているんだか。
だけど、まぁたまにはいいか、昔を思い出すのも。
丁度、ヒヤヒヤし通しの勝負にも、飽きがきていたところだ。いや、言い訳じゃあなく、本心から。
まぁ、今日のところは、晩飯代ぐらいは、稼がせてもらうとするか。



375: 川 ゚ -゚)ノパ听)lw´‐ _‐ノvあっち向いてホイのようです :2008/02/02(土) 00:01:31.97 ID:i+ETb35rO
ノパ听)「姉ちゃん!」

川 ゚ -゚)「なんだ」

ノパ听)「あっち向いてホイしようううぜええええええええええ!!」

川 ゚ -゚)「いいぞ」

ノパ听)「ジャアアアアアアンケンンンンンンン!!」

川 ゚ -゚)「p…」

ノパ听)「ンンンンンンンンンンンンンンンンンン!!」

川 ゚ -゚)「長いn」

ノパ听)「ボォン!」

川 ゚ -゚)「あ、じゃあグー」

ノパ听)「いよっしゃああああああああああああ勝ったあああああああ!!!」

378: 川 ゚ -゚)ノパ听)lw´‐ _‐ノvあっち向いてホイのようです :2008/02/02(土) 00:01:51.22 ID:i+ETb35rO
川 ゚ -゚)「あっち向いてホイだr」

ノパ听)「あっちいいいいいいいいいいい!!!!!」

川 ゚ -゚)「うん」

ノハ;゚听)「むっ、むいてええええええええええええええええええ!!!」

川 ゚ -゚)「うん」

ノハ;゚听)б「ほぉぁ…………………」

川 ゚ -゚)「……………」
ノハ;゚听)б「……………」

川 ゚ -)クル

ノハ*゚听)б「い!! やったあああああああああああああああ!!」

川 ゚ -゚)(………負けたのに良い気分だ)

lw´‐ _‐ノv「よしヒートお姉ちゃん。私とやろうよ、本気で」

ノパ听)「いいぞ!」

数分後そこには泣きじゃくるヒートと低い声で笑うシュールの姿が!





380: 電話 1/2 :2008/02/02(土) 00:03:27.53 ID:N2wgpRCvO
( ФωФ)「コーヒーでいいかね」

爪'ー`)y‐「ああ。どうせ相変わらず酒は無いんだろ?」

( ФωФ)「勿論だ」

長い黒髪をかきあげながら彼女は煙草を美味しそうに吸う。
右手には携帯を持ったまま。

珍しくフォックスから誘いがかかった。
曰わく、久しぶりにお前の手料理が食いたいから何か作れ、と。
昔からの友人であるこの女性の頼みを断る筈も無く、楽しく食事を終えて今に至る。

爪'ー`)y‐「変わんねえな。お前は」

( ФωФ)「おぬしもな。そろそろ結婚でもしたらどうなのだ」

右手の携帯をせわしなく開け閉めしながらフォックスか顔を歪めて笑った。

爪'ー`)y‐「てめえには言われたくねえよこの偏屈が。恋愛なんかしねえくせに」

( ФωФ)「それこそおぬしも同じであろう」

コーヒーに口をつける。
うん、我ながらやはり旨い。

爪'ー`)y‐「あたしをもらう男なんざいねえよ」

382: 電話 2/2 :2008/02/02(土) 00:03:54.90 ID:N2wgpRCvO
爪'ー`)y‐「よっぽどの物好きだ。お前みたいな」

フォックスもコーヒーに口を付けた。
だが視線はテーブルに置いた携帯に向いている。

( ФωФ)「それは35過ぎても独りなら結婚って話をさしているのか?」

爪'ー`)y‐「他に何があるんだよ」

( ФωФ)「まぁ無いな。しかしその必要は無いように見受けるが」

爪'ー`)y‐「あ?どーいう意味だよ」

カップを置いて軽く凄む。
だがその表情の中にはかすかな焦りともっとかすかな照れが見えた。

( ФωФ)「その携帯、誰かからの連絡を待っているのであろ?」

爪'ー`)y‐「ばっ……」

( ФωФ)「目の前にこんな色男がいるのに失礼だな」

そう言った顔は心なしか笑みに緩んでいるのが自分でも分かった。

黙るフォックスは頬が赤い。
時間は穏やかに流れていた。



407: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [1] :2008/02/02(土) 00:35:11.35 ID:i2CcjUaw0
川 ゚ -゚)「おはよう」

ノパ听)「おはよう……」

川 ゚ -゚)「?」

教室に響く雑音に、ヒートの声は吸い込まれていった。
その声は彼女らしくない、か細い弱々しい声だった。
ヒートはクーを通り過ぎ、自分の席へととぼとぼ歩いていく。
不審に思ったクーは、仲の良い女子たちにヒートの事を告げる。

川 ゚ -゚)「ヒーが元気無いみたいだ」

('A`)「風邪かしら?」

(´・ω・`)「最近流行ってるものね」

川 ゚ -゚)「うむ……心配だな」

( ^ω^)「悩み事でもあるのかもね。あの子、ああみえてナイーブだし」

408: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [終] :2008/02/02(土) 00:36:10.74 ID:i2CcjUaw0
(,,゚Д゚)「そうね。ちょっと聞いてみようかしら。ヒ――」

ヒートに声をかけようとしたギコは、クーによって口を塞がれた。
もがもがと焦るギコの耳元で、クーはそっと呟く。

川 ゚ -゚)「馬鹿。本人に直接聞くなんて、危ないだろ」

( ФωФ)「そうよ。もし本当に落ち込んでたら、ヒーちゃんが可哀想じゃない」

ロマネスクの言葉に、女子たちは同意するように頷いた。




ノハ;゚听)(ていうか……このAAチョイスなんだよ!
      なんなんだよー!!!!!!)


彼女の心の呟きは、誰にも届かなかった。



494: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/02(土) 03:31:47.54 ID:etZL6fSYO
いーつのーことーだかー
おもいだしてごーらんー

( ^ω^)「期待に胸を膨らませた入学式!!」

('A`)「早速上履きを隠されました!!」

( ^ω^)「共に机を囲んだ給食!!」

('A`)「窓から見える校庭は、とても広かったです!!」

( ^ω^)「皆で競い合った、運動会!!」

('A`)「一人でリレーを走りました!!」

( ^ω^)「絆を深め合った修学旅行!!」

('A`)「サービスエリアに残されました!!」

495: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/02(土) 03:32:32.85 ID:etZL6fSYO

( ^ω^)「僕たち!!」

ξ゚听)ξ「私たちは!!」

('A`)「希望の空へと飛び立ちます!!」

( ^ω^)「お世話になった先生方、在校生、保護者の皆さん」

('A`)「本当にありがとうございました!!」

( ・∀・)「菊の花束贈呈。代表者のドクオ君、前へ」

('A`)「はい!!」

( ・∀・)「それでは、ドクオ君だけ退場。皆さん、盛大な拍手を!!」

パチパチパチパチ……

(;A;)「ありがとう! 皆、本当にありがとう。チクショー!!」



507: ('A`)ドクオは携帯作者のようです1/2 :2008/02/02(土) 05:03:32.62 ID:3ha/HvueO

('A`)「もう駄目ぽ」

そう言って、俺は自身の座る寝台の上に携帯を放り投げた。
小さな液晶に広がる世界は、俺が作り出した架空の幻想。
解説すると、メールの作成画面に俺が書いたブーン系小説の文字が映っている、というわけだ。

('A`)「だがこれ以上筆、いや指が進まない」

見切り発車で現行を始めたのがいけなかった。
何事にも飽きっぽい俺は、今や、作品に対する情熱をほぼ失ってしまったのだ。

('A`)「どうしようか……やはりここは打ち切りエンドか」

評判自体は悪くなかった。適当に付けた設定、適当に考えた話ではあったから、
結構叩かれはしたものの、擁護してくれる者も少なからず居た。
だから、書き続けたいとは思ったのだが。

('A`)「何かもう、どうでもいいや。放置しよ」

508: ('A`)ドクオは携帯作者のようです2/2 :2008/02/02(土) 05:10:43.63 ID:3ha/HvueO

俺は再び携帯を手に取り、書きかけのメールを削除すると、ネットの画面を呼び出し早速VIPに飛んだ。
そうしていつものように『ようです』でスレを検索すると、顔文字の付いたスレタイがずらりと並ぶ。
やはり俺は作者より読者なのだ。そう思いながら、次々と各スレを読み耽ける。

('A`)「うは、おもすれーwww」

シリアス、ギャグ、ファンタジー。様々な作品が、様々な世界へと俺を誘う。
そうやって、しばらくは悦楽に浸っていた俺だったが、不意に、ある思いが胸を過ぎった。

('A`)「やっぱり、読んでると書きたくなるわ」

俺はすぐにネットをやめ、再度メールの作成画面を呼び出す。
思い付くままに文字を入力すると、新たな物語が白い画面一杯に溢れ出していき――

結局、俺は現行の続きを書くことが出来なかった。完成したのはたった数レスしかない短編。
だが、それでいい。そうやって新しい話を書き続ければ、またあの現行が恋しくなるやも知れないのだから。

('A`)「ま、そんな上手い話ないですけどねー」
( ^ω^)「逃亡して終わりかお……」



541: :2008/02/02(土) 12:01:41.18 ID:U5paczw6O
('A`)「………なんだこれ」
( ^ω^)「見ての通り穴ですお」
('A`)「………しかしでかいな」

今朝、起きてみたらぽっかりと穴が開いていた。早くに亡くなった親からの唯一の遺産、我が家の庭に。

('A`)「深いそうだな。どれくらいなんだ」
( ^ω^)「十円玉、投げてみるお」

投げてみる。………待てども待てども着地音がしない。

544: :2008/02/02(土) 12:02:45.86 ID:U5paczw6O
( ^ω^)「いやー、ボロ儲けだおwww」

あれから何度も、あらゆる物を投げてみた。しかし音沙汰ない。
そこで考えた。ここは何でも捨てていい、と。もちろん有料で。家庭ゴミから死体、子供、核廃棄物なんでもござれ。


('A`)「いやーあれから一年か」
( ^ω^)「変わりはないお」
('A`)「なんなんだろうな、一体」

( ^ω^)「―――痛っ!」
('A`)「どうした?」
( ^ω^)「ん〜、おっ?十円だお。まったく一体誰だお」


今日も変わらず空は青い。



577: 宇宙人 :2008/02/02(土) 15:40:33.41 ID:U5paczw6O
地球から少し離れた宇宙空間に真っ黒な宇宙船が浮かぶ。
『隊長、あの星はどうでしょう?生き物がたくさんいるようですが』
『うむ、そうだな。あそこにするか―――』
『しかしだな、今回はどうする?』
『前回は皮を剥ぎましたし、その前はレーザーで撃ちましたしね』

硬い鱗に守られた強靱な肉体。彼らは宇宙を飛び回り星々の生物を殺し歩く。征服するつもりも移住するつもりもない。ただの遊びだ。

『隊長殿、今回は酸を浴びせるというのはどうでしょうか?絶望の悲鳴が聞けますぞ』
『楽しそうだな。よしそれでいこう』
『では皮膚組織の調べるので一匹採ってきてください』


( ^ω^)「―――ここはどこだお」
『では皮膚を剥いで専用の酸を開発します』
( ^ω^)「うわ、なにするお!やめるお!うわぁぁぁ――――」

578: 宇宙人 :2008/02/02(土) 15:41:24.90 ID:U5paczw6O
『できましたぞ、隊長殿』
『さっそくあの星にバラ撒くぞ!』


『………隊長、なんかおかしくないですか』
『あいつら苦しむどころか喜んでる奴までいますよ。悲鳴あげてるのもいますが』
『ワシはちゃんと皮膚を溶かす酸を作りましたぞ!』

( ^ω^)「うはwwwみんな全裸www奇跡ktkrww」
('A`)「ウヒョーwww」
ξ゚听)ξ「な、なんで急に服が溶けるのよ」


『この星やべーわ。帰ろう』



599: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/02(土) 17:46:26.35 ID:shPMD9Zv0
ξ゚听)ξ「あんた、ずいぶん遅いじゃない」

遊んで帰ってきて、母の一言。遅いといっても、俺はもうそろそろ高校生になるというのだから、7時過ぎ位許して欲しいものだ。
悪かった。
そう言って靴を脱ぎ捨て、リビングへ進もうとしたら、母がいつもより大きい声で俺を呼び止めた。
不機嫌な顔を隠して母の方を振り向いてみれば、母は眉間に皺を寄せていた。
ああ、またお説教の始まりかと心の中でため息をついた。

ξ゚听)ξ「またあの子と遊んできたの?」

(,,゚Д゚)「そうだけど」

ξ゚听)ξ「あの子と遊んでくる日はいつも遅いわね」

(,,゚Д゚)「しょうがないじゃん」

ξ#゚听)ξ「――何がしょうがないっていうの?!」

母が声を荒げる。語尾には恐らくエクスクラメーションマークが2個程度、とまた心の中でため息をつく。
普段の行動などは放っておいてくれたりする母が、ここまでいうのは珍しかった。
まぁ、珍しいだけでいわないわけではないから、別に驚きもしない。
リビングでは妹と祖母がテレビを見ていて、早くその空間に入りたいと思っていた。――母の言葉を聞くまでは。

ξ゚听)ξ「もうあの子とは遊んじゃ駄目よ」


(#,,゚Д゚)「…………、はァ?」

600: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/02(土) 17:46:47.40 ID:shPMD9Zv0
母は睨み付けるように俺を見ていて、俺はそれを睨み返すように母を見た。
この瞬間の母への絶望感と嫌悪感は一生忘れない。まさか母が俺にこんな、漫画に出てくるような教育ママのような事をいうなんて信じられなかった。
母はそんな事をいうだなんて信じたくなかった。


絶句したままでいたら、母は一瞬も俺を見ないで何処かへ行った。
脳の考えが終わった瞬間、母への嫌悪感が再び吹き出してきた。汗が出るのと同じ原理のように、沸々とわき出てくる感覚だった。
水が島を飲み込むが如く、怒りにも似た嫌悪は、俺を侵してきた。

(,,゚Д゚)「友達まで口出すんじゃねぇ……!」

心臓に針か何かが刺さるような痛さは、母によって与えられたものということが酷く俺を苦しめる。
リビングの奥で、祖母が何か言いたげに俺を見ていたが、もう自分をコントロール出来なかった。
クソババア、と小声で呟いて自分の部屋に駆け込んだ。

何処かで呼んだ週刊誌にこう書いてあった。

『親の何気ない一言が子供を苦しめているし、悩ませていることがある。
子供にどんな色を染めるかなんて親次第。子供を生かすも殺すも親次第』

その内容に限りなく共感する。
嗚呼お母さん。あなたのせいで俺は真っ黒に染まりました。

いつの間にか右手にナイフを握っていた。



615: ◆Yj0oWu/T5A :2008/02/02(土) 18:25:21.45 ID:kyzYKkQX0
あなたは そこで なにをしているの?

一人の少女がそっと話しかける。

雨が降る、土曜日のことだ。


――――――――――――――――――(*゚∀゚)は見たようです――――



(*゚∀゚)「ねぇ、何してるの?」

少女は、自分より若干背が高い男に話しかけた。
さっきから少女に背中を向けて、雨の中傘を差さずに立つ男。
人通りが全く無い、小さな道の上で立つ男。
その後ろ姿は怖かった。

だが、少女はそれでも、それがまるで見えていないように話しかける。

(*゚∀゚)「聞いてる?」

「聞いてるよ」

返事がようやく少女の耳へ届いた。

616: ◆Yj0oWu/T5A :2008/02/02(土) 18:25:52.11 ID:kyzYKkQX0
(*゚∀゚)「何をしてるの?」

「立っている。と、言えばいいのかな?」

そう言うと、男はゆっくりと振り向いた。

( ・∀・)「受け取り方なんて人それぞれ。君が感じたままに解釈すればいい」

男はひっそりとした声で、少女にそう言った。
少女はそれを聞き取ると、少し空を見て考えた。
が、少女は傘を差しているので、見えたのは透明のビニールを通した空だ。

しばらく考え込んでから、少女は再び顔を男に向けた。

(*゚∀゚)「じゃあ、あなたは悲しんでるんだね」

( ・∀・)「ほう」

(*゚∀゚)「アタシと同じだ」

そう言うと、少女はそっと男を傘に入れてやった。
身長差のせいで、少し醜い相合傘だ。


(*゚∀゚)「これで、私はもう独りじゃない。だからあんたも独りじゃないよ」

男は「確かに」と言う代わりに、首を一回、縦に振った。

                             fin.



652: そろそろいいのかな? :2008/02/02(土) 20:43:42.15 ID:9aK/rcuh0
この話は桃太郎の不思議について検証するお話です

〜〜〜〜前略〜〜〜〜

(´・ω・`)「あそこにいるのはキジさんかな?」

('A`)

(´・ω・`)「もしもし?一緒に鬼ヶ島へ鬼退治にいきませんか?」

('A`)「?」

(´・ω・`)「実際行くのは鬼ヶ島じゃないけど気にしないで一緒に行きましょう
よ」

('A`)

(´・ω・`)「しょうがない……これを使うか」
チャーチャチャーッチャチャチャチャチャー♪

(´゜ω゜`)「き゛ひ゛た゛ん゛こ゛〜」

(;'A`)

(´・ω・`)「ドラ○エモンの声は大山しか認めない」

654: >>653猛烈にごめん :2008/02/02(土) 20:48:20.41 ID:9aK/rcuh0
(´・ω・`)「これあげるからついて来て下さいよ」

('A`)(ニゲタイ・・・)

(´・ω・`)「ほら口ばし開けて!!」

(;'A`)(ムグ、ウガッ)


(゜A゜)(ツマッタ……)

<(´・ω・`)>ナンテコッタイ



(´・ω・`)「やっぱ桃太郎の話しは嘘だよね、キジ黍団子食えなかったもん」


その後(´・ω・`)は鬼を頃し、無事家に帰ってきました。

しかし家でまっていたのはあったかい布団ではなく警察でした。

警察「ショボン・レイピスト、動物虐待及び府中刑務所1003号の殺害容疑
で逮捕する!!」


皆さんいくら許せないようなやつがいても退治しようとしたり、動物にあたるのはやめましょうね。


なんかオチが思い浮かばなかったorz



695: 題無し。 :2008/02/02(土) 23:48:48.63 ID:36oxSo850
異変はすぐに分かった。
朝起きて、すぐに分かった。

足が動かない?動く。腕が動かない?動く。声が出ない?出る。
顔が変?元々だ。背が縮んだ?156だ。逆に大きくなった?なってない。

じゃあ異変は何だ?
体が、俺じゃなかった。

じゃあ誰の体?
俺の体だった。

どういう事?
俺の体なのに、俺が思ったように出来ないんだ。

('A`)「おう、これからどこ行くんだ?」

ドクオだ。
助けて!助けて!と、何度も叫ぶ。が、それは声には出ない。

( ^ω^)「ちょっと、病院だお」

この声は俺だ。
返せ、返せよ、俺の体だ。返せ!!

('A`)「そうか、まぁどこが悪いのか聞かないがお大事にな」

待ってくれ、待ってくれ!!助けてくれ!!

696: 題無し。 :2008/02/02(土) 23:49:11.46 ID:36oxSo850
( ・∀・)「あー、はいはい。じゃあ軽くやっちゃいますね」

医者である男が俺を見てそう言った。
そのまま俺の体は看護婦に案内され、ある部屋へと進んでいった。

( ・∀・)「はーい、じゃあレーザーなんで痛くないですよ」

赤い光が俺へと刺さる。
やめろ、やめてくれ!!あつい、アツイアツイアあつイ熱い!!
やめろやめろやめろやめてくれ!!死んじゃう、死んじまう!!やめてくれえええええ!!



('A`)「お、内藤」

( ^ω●)「お」

('A`)「大丈夫か?」

( ^ω●)「軽いデキモノだったんだお」

('A`)「そうか」



('A`)「で、お前なんで語尾に「お」とかつけてるの?」



703: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/03(日) 00:01:54.02 ID:5M/FAf2cO
( #´_ゝ`) どいつもこいつも俺を馬鹿にしやがって

(´<_,` ) 悔しいのうwww悔しいのうwwwwww

( ´_ゝ`) お前は黙ってろよ

(´<_` ) 野豚ですら進化したっつーのにwww

( ´_ゝ`) かなり前の番組だな…

(´<_` ) いい加減働けよwww

(´<_,` ) こんな生活だから彼女もいないんだよwww

( ´_ゝ`) んなことは皆まで言わんでも分かってる

(´<_` ) ははwwwですよね〜wwwwww

705: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/03(日) 00:03:05.63 ID:U0VeCUaSO
( #´_ゝ`) ぶっ飛ばされたいのか?お前はよ

(´<_` ) さあねwww…さてと、面倒だが仕事行くか

( ´_ゝ`) 面倒なら止めれば良いじゃないか

(´<_` ) んなことするかよwww………兄者と違って現実から逃げるかよ。…じゃあな、また来るからな

バタンッ

( ´_ゝ`) なんなんだ…あいつは?

( ´_ゝ`) こんな生活を誰が好んでするかよ…

( ´_ゝ`) 当然と言やあ当然だな…言われるのも。………たまにはハロワ行くか

〜続かない〜



739: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/03(日) 01:53:52.40 ID:9dps/kIbO
月刊スイーツ。
今を輝く女子高生のマストアイテム。

ξ゚听)ξ「これで今月も自分磨きよ! 」

(;^ω^)「毎月言ってるけど大して変化ないお」

ξ゚听)ξ「何をー! あんた毎日一緒にいてわかんないの? そう言えば髪だって先々月からふわもてカールを取り入れたのに、全然気づいてくれないし! 」

( ^ω^)・・・じー

ζ←先々月までの毛

ξ←今月の毛


( ^ω^)「毛が変わっても、元が元だから変わって見えないお」

ξ#゚听)ξ=つ)^ω^)うべぁ

ξ#゚听)ξ「とにかく、私は毎日変わるんだから、ちゃんと見てなさいよねっ! 」

( ;ω;)「痛いお・・・」

ξ゚听)ξ「何よ、このくらいで―」

( ;ω;)「それに、ちゃんと見てるお」

ξ゚听)ξ「え?」

741: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/03(日) 01:58:51.28 ID:9dps/kIbO
( ^ω^)ニカッ

( ^ω^)「ブーンはツンの事、ちゃんと見てるお」

ξ*゚听)ξ

( ^ω^)「だから、そんな雑誌が無くてもツンが素敵なのも知ってるお!」

ξ///)ξ


ξ/////)ξ「・・・ばか」

( ^ω^)「おっおっおっww さ、帰るお!」


帰り道も、家に着いても、ずっとブーンの言葉が頭の中でぐるぐる回ってた。顔も真っ赤だったに違いない。
そっか。私はやっぱり私のままで良いんだ。
無理に飾る事なんてない、そのままの自分でブーンに好きでいてもらえる・・・そう、確認した所で

ξ゚听)ξ「今月も計画通り」

月刊スイーツはゴミ箱に放物線を描いた。
ブーンは天然だから気づいていない。このやりとりは昨春のスイーツ創刊以来、毎月繰り返されてきたものだ。
買ったスイーツをすぐ捨ててしまうのは言わずもがな、内容が無いからだ。ふわもて(笑)
お金も勿体ないので、来月からは違う雑誌に乗り換えようと思う。
月に一度の、自分へのご褒美(笑)

(*^ω^)完



784:雪 ◆3mfWSeVk8Q :2008/02/03(日) 13:10:23.40 ID:dwZeEhI20
雪の中でも、師匠が楽屋を出てくるまで、僕は外で待っていないといけない。
下積み時代は誰でも似たような苦労をするらしいけれど、やっぱりキツイものはきつい。

/ ,' 3 「ブーン、寒そうだな?」
( ^ω^)  「あ、荒巻師匠、お疲れ様だお!」

かじかんだ手をさすっている僕を見て、師匠は何かを思いついたのか、ニカっと笑った。

/ ,' 3 「そうだな、今日はちょっと洋食屋にでも行くか? 奢ってやろう」
( ^ω^)  「え、ほんとかお? あ、でも……」
/ ,' 3 「なに、遠慮するな。馴染みの店だからな。不安なら、自分の分ぐらいは金を持っていけ」

珍しい師匠からのお誘いに、僕はワクワクしながら、先に教えられた店に行った。
先に何か頼んでおけと言われていたから、オムライスを頼んで、僕は師匠を待った。
けれど。

( ^ω^)  「師匠……遅いお」

いつまでたっても、いつまで待っても、師匠は一向に姿を見せない。
不安になって、店の人に、師匠はいつも何時頃に来るのか、そう聞くと、

(*゚ー゚)  「荒巻……ですか? すみません、多分、一度もウチにきた事は無いと思うんですけど……?」
( ^ω^)  「? もうちょっと、待ってみますお」

結局、その日。師匠はその店に来る事はなかった。
当然、奢ってもらえるはずもなく、タダでさえ薄いサイフを余計に薄っぺらくしなければならなかった。

785:雪 ◆3mfWSeVk8Q :2008/02/03(日) 13:10:44.00 ID:dwZeEhI20
('A`) 「あー、お前もやられたか」

ドクオ先輩に昨日の事を話すと、こう返された。
先輩が言うには、よくある事らしかった。

千三つの荒巻、というのが師匠の二つ名、らしい。
千に三回しか本当の事を言わない事から、ついた名前で、
若手は必ず、この人に騙されて、それから人を疑う事を覚えるのだそうだ。

('A`) 「俺がよ、文句をつけたら、あの人はなんて言ったと思う?」
    「『偽って字をバラすとな? 『人の為』ってなるだろ? だからこれはお前らの為なんだ』」
    「なんて、抜かしやがったんだぜ?」

よほどその時、ひどい騙され方をしたのか、先輩は顔を真っ赤にしていた。

('A`) 「……お前も騙されたんだし、いい機会だ。俺たちも騙してやろうぜ?」
( ^ω^)  「騙すって、師匠をかお?」

先輩は、知り合いの医者に頼んで、師匠はもう長くない、と言わせて、騙してやろうと持ちかけてきた。
僕は、昨日今日の話だから、というのもあり、その話に乗る事に、した。

( ^ω^)  「それで、健康に気遣うようになれば、師匠の為にも、なるのかお?」
('A`) 「そうそう、そう言う事。さ、さっさと準備するか」

数日後、僕らはくだんの医者に、結果を聞きに行くと、何故か彼の表情は暗かった。

('A`) 「で? 何て言ってやった?」
( ´_ゝ`) 「……肺に、影が見える。もう、長くはないだろうな」
( ^ω^)  「それは……シャレにならないんじゃないかお?」
( ´_ゝ`) 「ああ……シャレでもなんでもない。事実だ」



794: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/03(日) 13:53:13.02 ID:EP4p4O77O
( ´∀`)「ですから、サンボマスター+オタクの答えは…」

担任モナーの子守歌が沢山の生徒を寝かせる中、俺はある敵と戦っていた

(;'A`)「…くそ、もしここでアイツを解放でもしたら」

きっとこうなるに違いない

※※※※※※※※※※※※※※

( ^ω^)「一体なんだお!?」

ξ゚听)ξ「内藤落ち着きなさい!きっとドクオにも考えがあるのよ!」

川 ゚ -゚)「まさか…ここに来て…コイツを拝めるとは」

(;ФωФ)「我が輩…気分が悪くなって来たのである」

ノパ听)「やだーきもーい」
从'ー'从「アレの解放が許されるのは幼稚園までだよね〜」

( ´∀`)「ドクオ…ここは教室モナ…」

※※※※※※※※※※※※※※

795: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/03(日) 13:59:19.44 ID:EP4p4O77O
駄目だ…それだけは避けなくては!

だが今は授業中…アイツを少しでも出したりすれば…DEATH!

考えるんだドクオ…全5教科のテストで合計11点を叩き出した知能を振り絞るんだ!

…ッ閃いた!

(;'A`)「先生、具合が悪いので保健室行かせてください」

( ´∀`)「確かに顔が悪いモナ、早く行ってこい」

流石先生!物分かりがいい!そこに痺れないし憧れない

俺は唯一アイツを解放しても誰にも迷惑をかけないあの場所へ向かう

あの場所を見つけた俺はすぐにその部屋に入った
(;'A`)「なん…だと…!」

だが無情にも…俺の目の前に…清掃中と書かれた札が…

(゚A゚)「んのぉぉぉぉぉうぅぅぅ!!!!!!!!」


('A`)がうんこを漏らしたようです



810: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/03(日) 14:54:14.97 ID:nqWxeW/L0

(;^ω^)「ハッ!?」


彼が目を覚ますとそこは見慣れた一室だった。
乱雑に置かれた漫画や雑誌には覚えがある。そう、彼が置いたのだ。


( ^ω^)「……お」

( ^ω^)「何だか長い間、夢を見ていた気がするお」


ベッドから降り、残り少ない足場を覚束ない足取りで踏み越えていく。

一階から母親の呼ぶ声がする。
同時に、聞き慣れた幼なじみの声も。


ξ゚听)ξ「早く降りてきなさいよ! 学校! 遅刻するわよ!」

811: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/03(日) 14:55:22.18 ID:nqWxeW/L0

分かってるお、そう呟きまた彼は一歩ずつ歩いていく。

リビングには、おそらく彼のために用意されていたであろう朝食に手を出そうとしている彼女の姿があった。
そんないつもの光景が、少しだけ懐かしい。


( ^ω^)「ツン、面白い夢を見たんだお」

ξ゚听)ξ「何よ、夢って。他人の夢の話なんか聞いても面白くも何とも無いわよ」

(;^ω^)「そんなこと言わずに聞いて欲しいお」

ξ゚ー゚)ξ「……話しなさい」


学校へ向かう二人の肩は、いつもより近かった。


( ^ω^)おしまい



850: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/03(日) 17:10:14.00 ID:nqWxeW/L0
  _
( ゚∀゚)「いらっしゃいませ」


ここは俺の店。
その名もジョルジュ長岡の人生相談所だ。

悩める現代人の相談相手となり、進むべき道を指し示すのが俺の仕事。

そうこうしている間に、客が来たようだ。

  _
( ゚∀゚)「こんにちは。早速ですが、どうしましたか?」

/(^o^)\「オワタ!」


第一声を聞いて俺は思った。
重傷だ。

  _
( ゚∀゚)「悩みというのは……」

/(^o^)\「オワタ。オワタ!」
  _
( ゚∀゚)「…………」


なんじゃい。

852: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/03(日) 17:14:57.37 ID:nqWxeW/L0

(^o^)「あの、防犯用とかの撮影含む録音器材とかってないですよね……?」
  _
( ゚∀゚)「置いてないですよ。プライバシー保護には三年の池上よりも定評があります」


つーか喋れるじゃねぇか。


(^o^)「正直、僕別に終わってないんですよね」
  _
( ゚∀゚)「はい?」

(^o^)「みんなして僕を使って『オワタ!』とか言うんですけど」


(^o^)「僕、高学歴ですし」
  _
( ゚∀゚)「帰れ」

終わり。



856:( ・∀・)は”管理”人のようです1/2 :2008/02/03(日) 17:47:27.90 ID:yhvC3FdsO
(*゚ー゚)「…………」

黒く光る電話を見つめながら、私は軽く深呼吸した。
受話器を上げて、番号を打つだけなのに……。ああ、旧式の電話だから、打つじゃなくて回すか……。
まるではぐらかすように関係ないことを思う自分に苦笑する。こうしている間に時は過ぎていくというのに。もうどれぐらいこうしているだろうか。

( ・∀・)「電話。かけないんですか?」
(*゚ー゚)「今からかけます」
( ・∀・)「勇気がないんですか?」
(*゚ー゚)「…………」
「ためらうぐらいならやめたほうがいい」

うるさいな。それはさっき何度も聞いた。
ほんの少しの勇気さえ出せばかけられるんだから、ちょっと待ってよ。

( ・∀・)「知らないほうが幸せだと思いますよ」
(*゚ー゚)「……それでも私は」

857:( ・∀・)は”管理”人のようです2/2 :2008/02/03(日) 17:47:50.86 ID:yhvC3FdsO
私は知りたい。知りたいんだ。
大好きだった母が私を……――

(*゚ー゚)「私を殺した理由、知りたいの」

どうせ死んでるんだから。後悔もくそもあるもんか。

( ・∀・)「私は電話の管理人。決めるのはあなただ」
(*゚ー゚)「ええ、だから……今かけるわ」

私はぐっと気を引き締めると、受話器を持ち上げた。さっきまで重く感じられたのに、今は驚くほど軽い。
ごくりと固唾を飲み込むと、番号を回した。
死者からの電話か。ホラー小説によくあるそれを私がすることになるなんて、生きてるうちに誰が想像できただろう。

(*゚ー゚)「……0」

最後の番号を回すと、普通の電話と同じ音が数回鳴り、そして。

「はい、もしもし」

間違いなく母の声。さあ、もう後にはひけない。

(*゚ー゚)「もしもし、お母さん――?」


FIN



886:反則のようです 1/2 :2008/02/03(日) 19:34:20.10 ID:rOtjhmt40
横合いから殴りかかってくる短ランの拳を身体ごと避け、鼻っ柱に頭突き。
鼻血をしぶかせながら転がるそいつには目もくれず、正面の短ラン野郎を睨む。……残るは、本命一人。

(’e’)「さすが『VIP高の狂犬』……と言いたいところだが、お楽しみはこれからだぜ?」

从#゚∀从「全くだ。 ……数を頼みに乙女をいたぶり倒すなんざ、見上げたゲス野郎だぜ。
      そのクチバシ根本からへし折ってやるから、覚悟し――ッ!」

踏み出した瞬間、鋭い何かに脇腹を打ち据えられる。思わず、呼気をもらしてよろめく。

(’e’)「なんだよその眼は。狂犬狩りには、武器は必要だろ?」

ポケットから出した手には、自転車のチェーン。んなモンで女の腹を殴るたぁ、まさしく見上げた根性だ。
何としてもここで躾けてやりたいところだが、チェーンに素手で敵うはずもない。

ここまでか……?
ふと視線を落とすと。そこに、最後の「武器」があった。

(’e’)「素手じゃ敵わないだろ? 大人しく土下座してワビいれんなら、勘弁……おい。何やってんだ?」

奴の目には、確かに土下座してるようにしか見えなかったろう。
コンクリの地面に埋まった、円盤状の鉄の塊。その縁に手を掛けて、あらん限りの力を込める。

从#゚∀从「ぬううおおおおおおおおぉぉぉぉッ!」

ごご、と重い音を立てて、それが少しずつ持ち上がる。
隙間に両手が入るほど上がれば、あとは――

(;’e’)「お前待てッ! そんなモンぶつけられたら死ぬだろ普通? 考えなおs」

887:反則のようです 2/2 :2008/02/03(日) 19:35:11.72 ID:rOtjhmt40
こめかみの血管が切れるほど力入れてるんだ、聞こえるはずもない。
持ち上がれば、あとは――命中させるだけだ。

从#゚∀从「必殺! マンホールちゃぶ台返しッ!!」

気合いの怒声とともに、全身の力でハネ上げた「それ」が高速回転しながら飛ぶ。

(メ’e’)「ちょおまwwwそれ反sげぶぉぼ!」

鉄板――マンホールのフタは、奴の顔面を真芯で捉えた。



(メメメ’e’)「バカな……女一人に、ここまで……穴があったら、入りたい、ぜ……」

从 ゚∀从「おいおい、何言ってんだよ。穴ならあるじゃねーか。ここに」

(メメメメ’e’)「え? いやいやいやいや、違うから。別にいいから」

从 ゚∀从「何だよ、水臭いこと言ってんなよ。下水道だけに」

(メメメメメ’e’)「ちょっと待てお前慣用句って知ってる? ねぇ? なんで俺担いでるの? ねぇ?」

从 ゚∀从「あー、俺様のことならお構いなく。
      それじゃ、思う存分入ってきな――あらよっと!」

(’e’)「うわあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

『恐怖! マンホール女』。
不良とゴミをまとめて片付けたその日、俺にはまたひとつあだ名が増えた。



902:逆襲のVIP童話シリーズ ◆oNwoV/bH1k :2008/02/03(日) 19:50:07.58 ID:3w3Ou4u30
('A`)「ナースとはいやしのしょうちょうである。なのにエロい。やつはばけものか」

あらら、じこしゅちょうをはじめてしまいましたよ。

まず、エロいとしているのはじぶんだということをわかってほしいですね。

まあ、ナースがエロいのはばんこくきょうつうでしょうけど。

('A`)「スク水はげんきなイメージがある。なのにエロい。かてるきがしねぇ」

もうそうをたれながすとは、このことですね。

この国は、きっとながくないでしょう。

まあ、スク水がエロいのはいっぱんじょうしきだろうけど。

そんな王さま、ここであることをひらめきました。

903:逆襲のVIP童話シリーズ ◆oNwoV/bH1k :2008/02/03(日) 19:51:00.01 ID:3w3Ou4u30
('A`)「ティンときた! ふたつあわせればいいんじゃね?」

おまえ、てんさいじゃね。

('A`)「スク水のうえに、ナースふくをきれば……」

ほうほう、それでそれで。

(;'A`)「あ、スク水が見れないじゃん……」

もうだめだ、こいつ。


このお話からわかること
「二兎を追うものは一兎をも得ず」



913: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/03(日) 20:03:08.04 ID:mkrwMpRL0
では投下する。>>766を三つ使った。

914: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/03(日) 20:03:26.98 ID:mkrwMpRL0
深々と降る雪。
見渡す限り続く雪原。

まるで異界のようだと、二人で語り合った。

(´・ω・`)「雪ってさ」
川 ゚ -゚)「ああ」
(´・ω・`)「優しいね」

雪の上に座る僕らは、短く言葉を交わす。
それだけで通じていられた。人が作り出した言葉は、必要最低限でいい。
後は近くにいるだけで通じていられるからだ。
だから、語り合ったというのはある意味正確ではない。

でも、それで十分すぎたのだ。

(´・ω・`)「静かだね」
川 ゚ -゚)「人が来ないな」
(´・ω・`)「そのほうがいいでしょ」
川 ゚ -゚)「ああ、そうだな」
(´・ω・`)「する音は、僕らの鼓動だけかな?」
川 ゚ -゚)「私にはもう一つ聞こえる」

それはなに? と、目線でたずねる。
彼女は無言で天を見上げた。
そして僕は理解する。

雪が降る音だ。

915: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/03(日) 20:04:06.94 ID:mkrwMpRL0
僕らは二人揃って、雪の上に寝そべる。
服が濡れるのもかまわずに、ただ静かに大の字を描く。

頭が触れ合う。それだけで、僕の心は優しい暖かさで満ち溢れた。

(´・ω・`)「ねぇクー」
川 ゚ -゚)「もう少し、こうしていよう」
(´・ω・`)「そうだね」

荷物はほとんどない。
ポケットに唯一つ入っているだけで、後はほとんど着の身着のまま。
もちろん彼女も同様だ。
僕たちは、ずっとつながっているのだから。

川 ゚ -゚)「ショボン」

クーが、初めて自分から口を開いた。
それだけをずっと待っていた。

(´・ω・`)「もういいの?」
川 ゚ -゚)「ああ。充分だろう」
(´・ω・`)「わかった」

僕らは、まったく同時に、唯一の荷物を取り出して相手に向けた。
雪の積もった大地に、身を横たえたまま。



918:('A`)ドクオはリア充のようです。 :2008/02/03(日) 20:18:31.30 ID:hzNjE7Bl0
学校の駐輪場、帰宅部の連中が自転車を引っ張り出して帰ろうとしている。
俺もその波に乗り、帰る。
そういえばワックスが無くなったっけ、帰りにコンビニで買おうか。

川 ゚ -゚)「ドクオ」
('A`)「・・・なんだよ、後ろには乗せねーからな」

振り返らずに答える、鞄を自転車の前かごに詰め込んで鍵を外す。
腹が減ったなぁ、そういえばマックでシャカシャカチキンなるものが発売されたとか行ってたな。
新し物好きの俺としてはなんとしてでも食わねば。
そういって自転車を走らせようと・・・あれ、やけに後ろが重い。
振り返るとクーが荷台に跨っていた。
スカートから色白の足が覗いている、少し嬉しいアングルではある。

川 ゚ -゚)「扱がないのか?」
('A`)「お前が重い、俺はマックに行きたいんだ」
川 ゚ -゚)「奇遇だな、私もしゃかしゃかちきん・・・とかいうのを食べに行きたいんだ」

クーが軽くウインクをして、手で早く自転車を出すように促した。
中学校の時から二人乗り、というのは苦手だ。
どうにもバランスがうまくとれないし。

919:('A`)ドクオはリア充のようです。 :2008/02/03(日) 20:19:01.71 ID:hzNjE7Bl0
川 ゚ -゚)「それにしてもお前の自転車は乗り心地が良いな」

昨日友人にケツ上げされたからだろう、とは言わずに溜息で返す。
これ以上ゴネても、クーは荷台から降りることは無いだろう。
ペダルを踏み、自転車を走り出す。
校門を出る時に、友人に冷やかされた。
後ろを振り向きクーを見るが、なんら気にしていないようだ。

川 ゚ -゚)「マックだろ、ほら行くぞ」
('A`)「いや、運転してるのは俺だから」
川 ゚ -゚)「しゃかしゃかちきん、たべたいなー♪」
('A`)「・・・俺も食いたい」

春の暖かい風が頬を撫ぜていく。
ああ、青春してるなぁ・・・。

('A`)ドクオはリア充のようです。 END



928: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/03(日) 20:34:54.37 ID:rOtjhmt40
2レス投下
お題

Iメタボリック
J季節はずれ
K空
L雪
MWiiとPS3

931:雪の降る頃に、のようです 1/2 :2008/02/03(日) 20:36:30.18 ID:rOtjhmt40
( ^ω^)「ドクオ、めちゃめちゃ寒いお」

('A`)「まだ10月だってのになんでこう……うお、雪降ってる?」

( ^ω^)「うはwww季節はずれの雪ktkrwww」

('A`)「しゃあねえな。エアコンをぽちっと」

( ^ω^)「……動かねーお」

('A`)「物故割れてんだった。わりぃ」

( ^ω^)「氏ねwwうはwww外豪雪www空見えねえwww」

('A`)「ヤバイマジ死ぬ寒い」

( ^ω^)「こうなったら、身体を動かして暖めるしかないお。wiiフィットやるお」

('A`)「マンドクセェけど、しょうがねえな。よしブーン、お前からいけ」

( ^ω^)「任せるお!」

バキ

( ^ω^)「壊れたお」

('A`)「メタボ乙」

933:雪の降る頃に、のようです 2/2 :2008/02/03(日) 20:37:18.14 ID:rOtjhmt40
1時間後

((((('A`)))))「ブブブブブブブーン、いききききききいいきき生きてるか?」

((((( ^ω^))))))「さささささささむいお。ドクオこのままじゃしししししっしっしいっしししし死んでしまうお」

((((('A`)))))「こ、ここここ、おここ、ここうなったら……PS3起動」

ピッ デ〜〜〜デェ〜〜〜〜〜〜ン

(( ^ω^))「うはwwwwwあったけえwwwwwGK乙wwwwwwww」

(('A`))「みたか、PS3の底力」

1時間後

(;;^ω^)「ドクオ、あぢぃお。いい加減PS3切るお」

(;;;'A`)「そうだな、汗がとまらねぇぜ。んしょっと」

ピッ ピッッ ピピピピピピピイイイイッピイpッピッ

(;;;;'A`)「物故割れた」

(;;;;;^ω^)「冗談じゃねえ! 俺は自分の部屋に戻るからな! ん? あれ」

(;;;;;;;;;^ω^)「開かね−wwwドアの向こう雪がみっちりwwwww」

(;;;;;;;;;;;'A`)「人生\(^o^)/オワタ」



959:(,,゚Д゚)雪の日のようです 1/2 :2008/02/03(日) 21:35:26.12 ID:zIU2xGzoO
(,,゚Д゚)「外は雪か」

(,,゚Д゚)「こんな日はコタツとみかんに限る」

(*゚Д゚) ヌクヌク・・・シアワセ・・・



(*゚∀゚)「おいギコ!時間大丈夫なのか?」

(,,゚Д゚)「・・・何の」

(*゚∀゚)「何のってお前、今日バイトじゃねーのかよ」

(,,゚Д゚)「大丈夫・・・タブン」

(*゚∀゚)「大丈夫じゃねーだろ!遅刻すんぞ!」

(,,゚Д゚)「雪で客少ないと思うから、俺1人くらい行かなくても大丈夫・・・キット」

(*゚∀゚)「いやそれただの願望じゃん!」

(,,゚Д゚)「でもなぁ・・・絶対俺要らねえよ今日」

960:(,,゚Д゚)雪の日のようです 2/2 :2008/02/03(日) 21:36:51.77 ID:zIU2xGzoO
(*゚∀゚)「そんなん行かなきゃわかんねーだろ!勝手に決めつけんな!」

(,,゚Д゚)「でも・・・」

(*゚Д゚) ヌクヌク・・・

(* ∀ ) ・・・

(*゚∀゚)「秘技!コタツ布団抜き!」

(,,゚Д゚)「うおお寒っ!ちょ、何してくれんだよ!」

(*゚∀゚)ノシ「行ってらっさ〜い♪」

(,,;Д;) ・・・グスン



オワリ



戻る