( ^ω^)ブーン系小説・短レス祭典!のようです('A`)

164: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと809,729秒 :2008/02/01(金) 21:04:43.21 ID:78KcO8fg0
(*゚ー゚)「溺れて死んでしまいたい」

私は誰かにその事を語ったつもりはなかった。ただそう思っただけだった。
思ったことを瞬時に言葉にしただけだった。

ξ゚听)ξ「どうしてそんな事思うの?」

誰かから返答。この真っ黒な部屋には私しかいない筈だ。
それで返事が返ったきた。一般的にはおかしな事だが、私は気にはしなかった。
気にしたところでなにも変わらない。昔から知っている。何も変わりはしない。

(*゚ー゚)「水の中で死にたいからよ」

ξ゚听)ξ「何故? 別に水死以外にだって死ぬ方法はあるでしょう?」

部屋全体に響く私の知らない声。良く聴けば美声だった。声の震源はどこだかはまったく解らない。
真っ黒なこの部屋には私しかいない筈なのに。この声は不思議だった。なんでも言葉がすらすら出てきてしまう。

(*゚ー゚)「水を飲んだ瞬間は苦しくてしょうがないけれど、だんだん苦しみが薄れてくるの」

ξ゚听)ξ「それって?」

(*゚ー゚)「死ぬ瞬間は、とっても気持ちが良いの」

166: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと810,111秒 :2008/02/01(金) 21:05:29.14 ID:78KcO8fg0
――あれ?
――ちょっとまって。
何で私はそんな事知っているの?そもそもこの黒い部屋は何? ここは一体何処なのだろう。
どうして私はこんな所に居るのかしら。何故私は死んだ瞬間の事を知っているの?

――まさか。

確信に近い何かが私を縛り付けて、訳の分からない声が響く。
と、いうよりは後ろから耳元に、吐息と共に。

ξ゚听)ξ「気付いた所で後の祭りよね」



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