( ^ω^)ブーン系小説・短レス祭典!のようです('A`)

303: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと804,340秒 :2008/02/01(金) 22:42:09.86 ID:78KcO8fg0
ξ゚听)ξ「人ってこんなに簡単に死ぬのね」

ツインテール。黒の喪服に黒の革靴をはいた少女は、そんな事をいった。
僕は成人式に着るはずだったた高いスーツを初披露。ネクタイは黒と決められていた。
こんな所で着るなんて想像していなかった。

ξ゚听)ξ「これから燃やすんでしょ?」

遺影を見つめる少女。まだお昼前よ、と言っていた。
お坊さんは訳の分からない呪文を唱える。ぽくぽく木魚が鳴る音。
オーソドックスな儀式。

(´・ω・`)「そうだよ」

昨日が最後の晩餐だと、あの人は知っていたのだろうか。
最後のお別れをどうぞ、とお坊さんがいった。若いお坊さんだ。二十四だと先ほど話していたのを聞いた。

ツインテールの少女。
黒ばかりの靴下のなか、少女の真っ白な靴下が異様に目立っていた。
こんな日が来ることを、僕はずっと前から知っていたのに、どうしてこんな気持ちになるのだろう。

ツインテールの少女は白い桶の前に立つ。
そこから少しだけ背伸びをして、白い桶をみて、言った。

「チャオ」

305: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと803,845秒 :2008/02/01(金) 22:42:36.21 ID:78KcO8fg0
人って、こんなにも儚いのね。
と、言われた気がした。






おはよう。こんにちは。こんにちは。もうお昼だよ。もうすぐ燃やされちゃうよ? ねぇねぇ。
チャオ。チャオ。おはよう。おはよう。こんにちは。チャオ。チャオ。





おはよう。こんにちは。





さようなら。



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