( ^ω^)ブーン系小説・短レス祭典!のようです('A`)

918:('A`)ドクオはリア充のようです。 :2008/02/03(日) 20:18:31.30 ID:hzNjE7Bl0
学校の駐輪場、帰宅部の連中が自転車を引っ張り出して帰ろうとしている。
俺もその波に乗り、帰る。
そういえばワックスが無くなったっけ、帰りにコンビニで買おうか。

川 ゚ -゚)「ドクオ」
('A`)「・・・なんだよ、後ろには乗せねーからな」

振り返らずに答える、鞄を自転車の前かごに詰め込んで鍵を外す。
腹が減ったなぁ、そういえばマックでシャカシャカチキンなるものが発売されたとか行ってたな。
新し物好きの俺としてはなんとしてでも食わねば。
そういって自転車を走らせようと・・・あれ、やけに後ろが重い。
振り返るとクーが荷台に跨っていた。
スカートから色白の足が覗いている、少し嬉しいアングルではある。

川 ゚ -゚)「扱がないのか?」
('A`)「お前が重い、俺はマックに行きたいんだ」
川 ゚ -゚)「奇遇だな、私もしゃかしゃかちきん・・・とかいうのを食べに行きたいんだ」

クーが軽くウインクをして、手で早く自転車を出すように促した。
中学校の時から二人乗り、というのは苦手だ。
どうにもバランスがうまくとれないし。

919:('A`)ドクオはリア充のようです。 :2008/02/03(日) 20:19:01.71 ID:hzNjE7Bl0
川 ゚ -゚)「それにしてもお前の自転車は乗り心地が良いな」

昨日友人にケツ上げされたからだろう、とは言わずに溜息で返す。
これ以上ゴネても、クーは荷台から降りることは無いだろう。
ペダルを踏み、自転車を走り出す。
校門を出る時に、友人に冷やかされた。
後ろを振り向きクーを見るが、なんら気にしていないようだ。

川 ゚ -゚)「マックだろ、ほら行くぞ」
('A`)「いや、運転してるのは俺だから」
川 ゚ -゚)「しゃかしゃかちきん、たべたいなー♪」
('A`)「・・・俺も食いたい」

春の暖かい風が頬を撫ぜていく。
ああ、青春してるなぁ・・・。

('A`)ドクオはリア充のようです。 END



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