( ^ω^)ブーン系小説・短レス祭典!のようです('A`)

262: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと806,455秒 :2008/02/01(金) 22:08:12.06 ID:ToFXUtes0
無人と思われる、古びたコンクリートの建物の一室。
俺の唯一の先輩、高岡さんのかつての研究所。

从゚∀从 「突然呼び出してすまんな」
(´<_` )「久し振りですね。高岡さん。この装置は何ですか?」
从゚∀从 「これはなあ… あの時のタイムマシンだ」

俺の質問に答える彼女に、かつての面影はなかった。
白衣は黄ばみ、髪は伸びきり、足元もおぼつかない様子だ。

(´<_`;)「タイムマシン? まさかあの時の…」
从゚∀从 「そうさ。三年前…。あの時、お前はまだ私の助手だったな」

そう言うと、高岡さんは電話ボックスのようなそれに手をそえる。

从゚∀从 「…完璧になおした。これでこの装置が存在していた期間になら、何時でも戻ることができる。
       事故…で死んだアイツも助けられる… ドクオを…」
(´<_`;)「何を言ってるんですか! 三年前の失敗を忘れたんですか!?
       ドクオさんもそれで… 亡くなったんじゃないですか!」

…三年前、完成したと思われたタイムマシンの整備をしていたドクオさんは、突然の装置の爆発に巻き込まれた。
その事故以来、高岡さんは塞ぎ込んでしまい、俺も研究所を後にする事になったのだが…。
まさか、一人でタイムマシンの研究を続けていたとは…。

263: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと805,876秒 :2008/02/01(金) 22:08:44.87 ID:ToFXUtes0
(´<_`;)「…高岡さん! 止めてください!」
从゚∀从 「おっと」

高岡さんの手にはナイフが握られていた。
そして、刃先を真っ直ぐに俺に向けたまま、焦点の合わない目で俺を見据えて言った。

从 ∀从 「ドクオは本来死ぬはずがなかった。だから私も死なない」

かすれた声でそう言うと、彼女は装置の中に滑り込み、扉を閉めた。
次の瞬間、閃光が走り、装置の中は空になっていた。

(´<_` )「高岡さん…。ドクオを救うことができるのなら、何故今ここにあなたの作り直したタイムマシンがあるのですか?」

俺は静まり返った部屋で一人呟いた。

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遂にタイムマシンが完成して一週間が経ち、今夜が初実験の日だ。

从゚∀゚)リ 「さて、そろそろ装置を見ておくかな」

窓の外の沈む夕日を一瞥すると、わたしは白衣をまとい、研究室に行こうと自室の扉を開けた。

从゚∀从 「…………」

そこには、ナイフを持った恐ろしい形相の女が立っていた。

从♯゚∀从 「あ、あ、あああああああぁぁぁああ!!」

女は奇声をあげて切りつけてきた。

264: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと805,859秒 :2008/02/01(金) 22:09:18.55 ID:ToFXUtes0
从メ ∀ )リ 「はあ… はあ…」

私は床に転がる血まみれの女を見た。
随分と変わり果てているがそれは… 自分だった。

恐らく未来の…。

私は痛む腕を押さえながら、震える手でタイムマシンの破壊スイッチを押した。

実験は夜だ。

…まだ、誰も研究室に居ないはずだ。


〜ハインは過去を変えようとするようです〜  end



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