( ^ω^)ブーン系小説・短レス祭典!のようです('A`)
- 846:ささやかな幸せ 1/3 :2008/02/03(日) 16:30:31.82 ID:Yc9AoUje0
- ヒートと初めて出会ったときには、少々ひいたのは事実だ。
なんてうるさくて、がさつな女の子なんだろうと思った。
でも、なんて綺麗な瞳で、まっすぐにこっちを見るんだろうとも思った。
今思えばあのときから、こっちの心も奪われてたのかもしれない。
そんな彼女の直球で豪快な求愛に負け、結婚して5年。
やがて、可愛い子供も生まれた。
これがささやかな幸せか。いや、俺には十分すぎるほどの幸せだ。
僕らの娘、でぃも彼女譲りの綺麗な瞳をしていた。
ただ、僕に似たのか病弱だった。
とくに皮膚が弱く、すぐあせもが出来る。
今もおとなしくしてるが、どうやら体が痒そうだ。
( ゚д゚ )「でぃ?体が痒くないか?」
(#゚;;-゚)「ウン…デモ、マダダイジョウブ」
( ゚д゚ )「パパ、いい入浴剤買ってきたんだよ。
うまくいけば、体のかゆみも楽になるかも」
(#゚;;-゚)「……ホントウ?」
( ゚д゚ )「試してみるかい?」
(#゚;;-゚)「ウン!パパトオフロハイル」
- 847: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/03(日) 16:31:17.65 ID:Yc9AoUje0
- 六一〇ハップという古い入浴剤は、皮膚病に効果があるとのこと。
とりあえず湯船にぶちこみ、でぃといっしょに風呂に入った。
二人で肩まで浸かっていると、ヒートの叫びが聞こえた。
ノハ;゚听)「おおおおおい、ダンナあああ!!でぃぃぃ!!」
( ゚д゚ )「ヒート、どうした」
ノハ;゚听)「逃げろおおおおお!!化け物だああああああ」
私が全裸で風呂場から飛び出すと、泣きながらヒートが抱きついてきた。
ノハ;凵G)「ダンナああああ!!無事かあああああ!!」
( ゚д゚ )「おまえこそ、無事でよかった」
夫婦の愛を確かめている間もなく、向こうからのろのろと奴が近づいて来た。
(*゚0゚;;)「(*゚0゚;;)(*゚0゚;;)(*゚0゚;;)」
(;゚д゚ )「うわあああああああああああ」
入浴剤や風呂おけ、洗剤などなど。
俺はその辺にあるものを手当たり次第に投げつけた。
- 848:ささやかな幸せ 3/3 >>847が2/2 :2008/02/03(日) 16:32:31.89 ID:Yc9AoUje0
- いいか、みんな
(゚д゚ )
(| y |)
サンポール ( ゚д゚) 六一〇ハップ
ヽ/| y |ヽ/
°。o
( ゚д゚) 。o°o。
(ヽ/ヽ/
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=(_)○_
――化け物は倒したが、俺は自分も家族も守れなかった。
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