( ^ω^)ブーン系小説・短レス祭典!のようです('A`)

401: (-_-)ヒッキー進化のようです :2008/02/02(土) 00:22:15.93 ID:rr9CzegpO
(-_-) 「探したよ……僕のマイフレンド……」

( ^ω^)「……」

(-_-) 「さぁ、一緒に行こうか」

( ^ω^)「何処に?」

(-_-) 「そんなの決まってるじゃないか」

 混沌の世界に

     行くんだよ

( ^ω^)「……………………………
………………………………ハァハァ」

(゚_゚) 「興奮…しているんだね?
僕もさ…ハァハァ」

( ^ω^)「ナンマイサーン!ナンマイサーン!
ナンマイサーン!ナンマイサーン!」

(-_-) 「オゥ!! ベリーナンマイサーン!!
ディスイズアペーン!!」

( ^ω^)「ウォーターくれ!
ウォーターくれ!」

(-_-) 「今あげる!」



405: 支援するようです :2008/02/02(土) 00:31:18.11 ID:swftyQDCO
( ^ω^)「デレ、パソコンかお」

ζ(゚ー゚*ζ「うん。びっぷってトコで知らない人をあおってるの」

( ^ω^)「それは良くないお。なかよしがイチバンだお」

ζ(゚、゚*ζ「私のじんせーに」

( ^ω^)「口出さないでちょうだい、かお?」

ζ(゚、゚#ζ「…………………」

ζ(゚、゚#ζ「ブーンのこじんじょうほうとかサラしちゃうもん」




( ^ω^)「もしもし、おまわりさん? ハンザイシャになろうとしてる子がいます」



407: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [1] :2008/02/02(土) 00:35:11.35 ID:i2CcjUaw0
川 ゚ -゚)「おはよう」

ノパ听)「おはよう……」

川 ゚ -゚)「?」

教室に響く雑音に、ヒートの声は吸い込まれていった。
その声は彼女らしくない、か細い弱々しい声だった。
ヒートはクーを通り過ぎ、自分の席へととぼとぼ歩いていく。
不審に思ったクーは、仲の良い女子たちにヒートの事を告げる。

川 ゚ -゚)「ヒーが元気無いみたいだ」

('A`)「風邪かしら?」

(´・ω・`)「最近流行ってるものね」

川 ゚ -゚)「うむ……心配だな」

( ^ω^)「悩み事でもあるのかもね。あの子、ああみえてナイーブだし」

408: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [終] :2008/02/02(土) 00:36:10.74 ID:i2CcjUaw0
(,,゚Д゚)「そうね。ちょっと聞いてみようかしら。ヒ――」

ヒートに声をかけようとしたギコは、クーによって口を塞がれた。
もがもがと焦るギコの耳元で、クーはそっと呟く。

川 ゚ -゚)「馬鹿。本人に直接聞くなんて、危ないだろ」

( ФωФ)「そうよ。もし本当に落ち込んでたら、ヒーちゃんが可哀想じゃない」

ロマネスクの言葉に、女子たちは同意するように頷いた。




ノハ;゚听)(ていうか……このAAチョイスなんだよ!
      なんなんだよー!!!!!!)


彼女の心の呟きは、誰にも届かなかった。



409: シューのニューネームなようです :2008/02/02(土) 00:39:27.34 ID:k4LLVlsj0
lw´‐ _‐ノv「ドクオ」

('A`)    「あに? 米田さん」

lw´‐ _‐ノv「それだ。それがいやなんだ」

(;'A`)   「俺にはしゃべる権利すらねぇのか… ウツダシノウ」

lw´‐ _‐ノv「違う。お前も私のことをニックヌェームで呼んでほしい」

( *'A`)   「えっ! じゃ、じゃあさシュ…」

lw´‐ _‐ノv「いや、それはもうすでにみんなに言われてるし。おもろない」

('A`)    「…………」

lw´‐ _‐ノv「私、よく素直って言われるんよ。だから、そうだな、『オナスー』でいこう」

(;'A`)   「えぇ…」

lw´‐ _‐ノv「はい、オナスー! リプィートアフタムィイー!」

(;'A`)   「オナ…スー」

lw´‐ _‐ノv9m「さあ!きみも一緒に! ヴォォォォォヌァァァァスゥゥゥ!」

(;'A`)   「ちょwww 知らん人ん家のインターホンおすなぁ!」
                               
〜続かない〜



410: ('A`)扉は開かないようです(*゚ー゚) :2008/02/02(土) 00:46:01.35 ID:uuAZ35d50
純白に輝く巨大な扉を、男は必死に叩いていた。

(;A;)「頼む! 頼むから開けてくれ!!」

(*゚ー゚)「無駄だよ。扉は開かない」

嗚咽交じりに叫ぶ男の後ろで、黒衣を身に纏った少女が静かに言う。

(*゚ー゚)「自ら終わらせた人を、扉は迎え入れたりしないの」

(;A;)「嫌だぁ! 嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!! もうあんなとこ戻りたくない! 頼むから入れてくれ!!」

注射を嫌がる子供のように尚も叫び続ける男を見て、少女は小さくため息をつく。

(*゚ー゚)「何を言っても分かってはもらえないみたいね。なら、仕方ない」

そしてそう言うと、閉じた右手を前へと突き出し、ゆっくりと開いた。

(;A;)「うわあああああああああああああああああああ!!!!!!」

それと同時男は最後の叫びをあげながら、自らの足元に開いた深い闇の中へと吸い込まれていった。

(*゚ー゚)「さようなら」

(*゚ー゚)「来世でも、また頑張ってね」



412: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/02(土) 00:48:51.84 ID:Y3rePyIc0
君はどんな未来を見るんだろうか。
僕はどんな未来を見ていたんだろうか。

もう、その未来は叶わない。

( ^ω^)「ねぇ、君の――

どんな未来を築こうとしたの?
こんな未来を望んでいたの?

頭がぐちゃぐちゃだ。
彼女は外が、
僕のは中が。

僕と歩むのは駄目だったの?
君の未来は死だけにしかなかったの?

絶対に、僕とは歩めないのだろうか。
もし、歩めるなら、



――後を追ってもいいかお?」



413: 事実は小説よりも奇なり、のようです :2008/02/02(土) 00:49:27.88 ID:i//Ye5Nj0
事実は小説よりも奇なり、とはよく言ったものだ。

   『……ね。ドクオ君。ドクオ君なんでしょ?
    分かるよ。キミのことなら。息遣いだけでも、分かる』

('A`)「……」

電話の向こうの彼女の声は相変わらずで。
だから俺は、何の理由もなく泣きたくなった。

   『ね。元気……してるのかな。私は、相変わらずだよ。
    あの頃と、何も変わってない』

どれくらい黙って電話を握りしめていただろう。
半分以上灰になったタバコが、灰皿代わりのビールの空き缶の上で危ういバランスを保っている。
行き場に困った視線が、目の前のディスプレイに浮かぶ文字列を捉えた。

「先月彼女に振られた25歳無職童貞が安価でイタ電(128)」

我ながら、下らないスレタイだ。

(*゚ー゚)『ふふっ……ドクオ君。
     あんまり夜更かししてヘンな掲示板ばっかり見てたら、眼、悪くなっちゃうよ。
     ――じゃ、ね。身体、気をつけてね』

電話が切れる、ぶつり、という音は、いつもよりも名残惜しげに聞こえた。

惜しくなんかない。別れを惜しむいとまも、ない。
俺は俺で、彼女は彼女で。お互いまだ人生は長いし、やることだってたくさんある。
それに、なにより――安価電話の相手は、まだ10件も残っているのだから。



415: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/02(土) 00:51:48.76 ID:WNps8HsUO
俺は今まで真面目に生きてきた、幼い頃から勉学に励み、弱い者あらば救いの手を差し出す。

少しでも秩序を乱すやつがいれば、注意せずにはいられない。

丁寧に諭し、誠意をもって訓戒する。

いわるゆる俺は、正義の塊なんだ。

ほら、またここに道を踏み外した可愛そうな小羊がいる。

さあ俺の出番だ。

('A`)「こんなバカなことはよしたまえ、親が悲しむぞ」

(*^ー^)「おっさん、風俗で説教するな」



420: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/02(土) 00:58:00.17 ID:I/NiFPWy0
勝手ながらお題を出しておこうか?

@妄想
A手紙
B日本刀
C怪



425: 手紙 ◆OIRbYXcYV2 :2008/02/02(土) 01:16:10.62 ID:oYvxjPZZ0
さっきから便箋用紙を汚しては消し、汚しては消しで、なかなか筆が進まない。
恋文なんていうものは結局、自分の心中を伝えるだけで役割は果たされるのに、
それがなかなか難しい。

悩んで、ペンを齧り齧り考えているうちに、僕はだんだん嫌になってしまった。
難しく考えるほど、晦渋な文章になるのだから、もう好きなことをそのまま書いてしまおう。

そう思うと、ペンを握る手に自然と力が入り始めた。

('A`)「えーと、俺は別にあんたのことは好きでもない。
あんたは学校じゃマドンナとか言われているみたいだが、
あんたの太ももは太すぎるから気に入らない。
ちょっと容姿がいいからって、いい気になるな。
結局、一番魅力がある女は幼女だ。
わかったか、バーカ」

最後の一文を書き終えると、僕はペンを置き、便背を丁寧に三つ折りにする。
そして、畳の床の上に寝っ転がると、大きく息をついた。

('A`)「まったく、ブーンの奴俺にラブレターの代筆なんか頼みやがって・・・」

この内容のまま、ブーンの思う人に渡せば、おそらくブーンは振られてしまうだろう。
しかし、構うものか。
むしろ、振られてしまったほうが、ブーンの為になるだろう。
僕は、再度息をついた。

そして、振られて泣くブーンへの言い訳と、慰めの言葉を考え、吟味し始めた。



426: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/02(土) 01:16:26.59 ID:Y3rePyIc0
俺だけはお前を忘れない。

从 ゚∀从「……どこ、行ってんだろうな」

警察はおろか家族にまで死んだことにされてるぞ。
帰ってきたらどうするんだよ。行くとこないぞ、お前。

お前がいなくなってから二回目の春が来たんだ。
桜がとってもきれいなんだぜ。
お前、春が好きだったよな。

お前がいなくなってから、時間がたつのが早いんだよ。
お前の顔が懐かしくなるなんて、気にも留めてなかったよ。

風が、通り向けてきた。
玄関から吹いてくる風。
桜の花びらが家の中で舞う。

「ただいま」



――おかえり。



427: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/02(土) 01:18:10.89 ID:+NuPHH1hO
( ゚∀゚)「あんた誰だ」

( ^ω^)「怪しいオジサンだよ」

( ゚∀゚)「なに、この日本刀の錆にしてやる!」

( ^ω^)「日本刀を錆させるとは勿体ない。今はこの手紙しかないがこれで血を吹きなさい」

( ゚∀゚)「なんて優しいオジサンだ。しかも年金納付を確認する通知書じゃないか」

( ^ω^)「オジサンはね、妄想だけで食っていけるから年金はいらないんだ」

( ;∀;)「俺間違ってた。怪しいオジサンは怪しくなんかない」

( ^ω^)「そうか」

( ;∀;)「怪しいオジサンは、本当は怪しくないオジサンなんだ!」

( ^ω^)「分かってくれたか少年」

( ;∀;)「怪しくないオジサン、俺あんたみたいに生きるぜ!」

( ^ω^)b


おわり



429: ('A`)大会のようです :2008/02/02(土) 01:23:12.92 ID:rr9CzegpO
('A`) 「ふぃー」

今日は待ちに待った地区大会だ。 たかが地区、されど地区。
俺にとっては地区大会と言えども、気の抜けない大会になる。

昨年度準優勝したラウンジの兄者に、同じくラウンジの三位の弟者。 続いて三位のプギャー。

プギャーは同じ高校ということもあり、手の内はほとんど把握していたから何とか勝てた。

だが、兄者との決勝はギリギリの状態での勝利だった。
絶対に勝てるという保証は何処にも見当たらない。

そんなわけで、俺は早速ストレッチをしてるという訳だ。
大会会場の二階の観客席の裏。 そこはアップするには丁度良い場所であった。

('A`) 「よいしょっと」

ある程度アップを終えたところで俺は立ち上がり、
開会式に参加するために一旦、一階に下りる事にした。

432: ('A`)大会のようです :2008/02/02(土) 01:25:41.69 ID:rr9CzegpO
>>429
階段を下りる途中、兄者やプギャーとも会った。

( ´_ゝ`)「今度こそ勝ってやるもんねーだwww
まるでドクオがゴミのようだwww」

('A`) 「おう、お互い全力を尽くそうぜ」

( ^Д^)9m 「今度こそドクオに勝ってプギャーしてやるぜwww
プギャーwwww」

('A`) 「もうプギャーしてるじゃねーか」

兄者、プギャーは俺を倒そうと必死になっているようだ。
だとしたら俺も気を抜く訳にはいかないな。

間もなく開会式が始まる。 俺は前の方で静かに待機していた。

そして開会式が始まった。 大会主催者の長話と、審判によるルール説明、
今まで飽きるほど聞かされた内容を、またこうして聞いている。

正直もう聞きあきた内容だが、そんなことで俺の灼熱の闘志は揺るがない。

そして、もうすぐ俺の出番が来る。

433: ('A`)大会のようです :2008/02/02(土) 01:27:58.19 ID:rr9CzegpO

( ´∀`)「第59回VIP地区大会卓球選手権優勝カップ返還。
VIP高校、鬱田ドクオ!!」

('A`) 「はい!!」

大きく返事をして、壇上へと歩き出す。 皆が俺を見ている。

去年も味わった爽快感が甦る。
俺は両手に持った金色に輝くカップを主催者に渡して一礼した。
と同時に沸き起こる拍手。

あぁ。 やっぱり良いもんだな。
優勝。 良い響きだ。

壇上から下りた後も俺は感動に浸っていた。

大会後。 また、この壇上へと上がれるといいな。





437: >>420お題全部「怪のようです」 :2008/02/02(土) 01:30:25.98 ID:i//Ye5Nj0
ショボン。今までありがとう。僕はもう駄目だお。
見るんじゃなかった。あんな手紙、見ちゃいけなかったんだお。

あいつが、ついに僕のすぐそばまでやってきたんだお。
夜が来る度に一歩ずつ近づいてくる、あの化け物が、ついに僕の目の前までやってきたんだお。

朽ち果てた甲冑の隙間からぼろぼろと蛆虫を零して、がらんどうの眼窩から濁った目玉をぶらさげて。
こうしてショボン宛に最期のメールを書いている僕の背後で、奴はゆっくりと日本刀を振り上げているんだお。

あの刀が振りおろされる時、それが僕の人生の終わりだお。
こんなコトを書いても、ショボンが信じてくれるかどうかは分からないけど、でもせめて警こk


(´・ω・`) 「……とは言ってもさ、やっぱり気になるんだよね」

書きかけのメールを受け取った三日後、僕はブーンの住んでいる部屋を訪れた。
駅から遠く離れたそのアパートは、昼だというのに湿っているような、陰鬱な空気を纏っているように感じる。
何百年も前、ここは戦場だった。ブーンがそう言っていたのを、かすかに覚えている。

(´・ω・`) 「あれから、大学にも全然顔出さないし。ブーン、本当に大丈夫かな」

「402号室 内藤」。そう殴り書かれたボール紙の貼り付けられた共同ポストを見て、僕は一人ごちた。
何の気なしにそこに手を伸ばして。

僕は、そこに、
見てはならないものを、この世にあるべからざるものを、見た。

その日から僕は、重い、朽ち果てた甲冑が、一歩一歩、近づいてくる夢を見ている。今も。
これは、決して妄想なんかじゃない。だから。知らせなければ。一人でも多くの人に。
この手紙を受け取ったあなたに警告する。決して



436: ド忘れではないようです1/3 ◆tOPTGOuTpU :2008/02/02(土) 01:29:58.67 ID:uM5QM7lj0
携帯電話を紛失した。
多分、昼寝している間だと思う。
起きて、さぁ時間を確認しようと思い立った辺りで気付いたからだ。

(;'A`)「っかしぃなぁ……」

しょうがないので、自宅の電話から掛けて探すことにする。
だが、番号を押している最中で、バイト帰りでマナーモードそのままだったことを思い出す。

(;'A`)「ッ……!」

死にたくなった。
だが、一応震えるのだから何とかなるだろうと考え直した。
結果、何ともならなかった。

しらみ潰しに動き回り、リビングやダイニングは粗方探し終えた。
残るは自室かなと、ふと思い立ったのだが、
バイトから帰ってきて、また一度も足を踏み入れてないことに気付く。
さすがに、携帯が自分で歩き回りでもしない限り、それはないだろう。

さぁどうしよう。
そろそろ日も暮れて、夜が訪れようとしている。
もう何時間探索したのだろう。
焦りと疲れが、ドっと汗とともに噴出しているようだった。

438: ド忘れではないようです2/3 ◆tOPTGOuTpU :2008/02/02(土) 01:30:41.67 ID:uM5QM7lj0
('A`)「もう疲れたお」

早く携帯で2chをやりたいのに。モバゲーをやりたいのに。
悶々としながら、とりあえず休養のために自室に戻った。
すると、

从 ゚∀从「よう」

妹がベッドの上で漫画を読んでいる光景に出くわした。
「何やってんだ」と呆然と眺めていると、積まれた漫画の傍に、俺の携帯電話を発見したのだった!

(;'A`)「おー! おれのー!!」

恥も知らずに叫ぶ、
妹が、片頬をヒョイと上げて笑みを作ると、俺の携帯電話を手にして、ベッドの上に立ち上がった。

从 ゚∀从「どうだったよ、携帯無い生活は。あン?」

玄人気取りだかの口調で、謎の発言をした。
趣旨が、よく分からなかった。
多分、教訓めいたことを俺に味わわせるつもりなんだと思う。

440: ド忘れではないようです3/3 ◆tOPTGOuTpU :2008/02/02(土) 01:31:24.08 ID:uM5QM7lj0
('A`)「すごく……つまらなかったです」

从 ゚∀从「だろう。人間は、便利のために作ったものにだな、逆に振り合わされることもあるんだぜ」

演説めいたその言葉には、デジャヴを感じた。
何故だろうと考えたところ、妹の手にしている漫画「さよなら絶望先生」に目が行き当たった。
そういえば、絶望先生にそんな話があったなぁと思い出す。

その後、俺は妹の付け焼刃のような説教を食らわされた。
部分部分は漫画の知識に頼っているのだが、「人間同士の触れ合いが大切だ」という妹の信念をありありと感じ取った。

最後になぜか俺が謝り、ことが終了した。
妹が嬉しそうに退出した後、早速携帯を開いて画面を操作する。
何も弄られてはいなかった。

次に、習慣的にパソコンを立ち上げた。
ディスプレイを眺めている間、こんなんだから妹に説教されたのだなと自嘲した。


妹は携帯すらロクに操作出来ない機械オンチで、度々俺に泣きついてくることがある。


              (終)



444: ツンのシャウトのようです :2008/02/02(土) 01:37:58.76 ID:k4LLVlsj0
('、`*川 「あなた、知ってますか?」

ξ゚听)ξ「いいえ」

('、`*川 「あのカラオケBOX、妖怪がでるらしいわよ!」

ξ゚听)ξ「kwsk」

('、`*川 「なんでも、101番の部屋で一人カラオケの声を録音すると得体の知れない声がまじってるみたいなの!
      名付けて『妖怪声だしぃー』よ!」

ξ゚听)ξ「あんたそういうの好きね。じゃあ、私が検証してくるわ!」

('、`*川 「一人カラオケがんばってね」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ξ゚听)ξ「よし、検証開始!ボイスレコーダー再生スタート!」

『ξ♯゚听)ξ「こなああああああああああ(;'A`)「グワァ」あああああああゆきいいいい( A )「グフッ」いいいいいいいいいい』

ボイスレコーダーには確かに苦しそうにうめく声が“序盤にだけ”まじっていた。
私にはそれが断末魔の叫びのように聞こえた。

ξ;゚听)ξ「あの話本当だった!」

しかし、それ以来、カラオケBOXのうわさはなくなってしまったそうな。
                                      fin



445: 妄想 ◆OIRbYXcYV2 :2008/02/02(土) 01:46:52.70 ID:oYvxjPZZ0
中学生から高校生にかけては、僕は妄想の天才だった。
布団に潜り込み、脳みその門をちょっと開くだけで、
8歳程度の幼女が股を開き、僕の一物をいやらしく舐めまわすという
変態的な世界を一瞬で構成することができた。

僕はその世界をオカズに、掛け布団の柔らかい感触をご飯に
いくらでもオナニーができた。

いわば、自給自足の自慰生活を送れたのだ。

だが、今ではそれも難しい。

('A`)「幼女…放尿…M…調教…ああ!やっぱりダメだ!」

30歳を過ぎた僕の頭では、妄想の要求スペックが高すぎて、
うまく世界を構成できない。

現れるのは、白い壁に覆われた部屋と、自分の母親と同年齢程度の、
醜い女性ぐらいだ。
当然、こんなもので抜けるはずはなく、僕の一物はさも残念そうに殻へと籠りだす。

もどかしさに両股をこすり合わせながら、僕はつぶやいた。

('A`)「妄想は、もうそう簡単には出来ない」



457: :2008/02/02(土) 01:57:55.27 ID:N2wgpRCvO
(・∀ ・)「君は、どこから来たの?」
――――――――――――――――さあね、分からない。
(・∀ ・)「独りぼっちで寂しくない?」
――――――――――――――――もう慣れたから分からないよ
(・∀ ・)「慣れたの?」
――――――――――――――――ああ。最初は寂しかったような気がするけどね。
(・∀ ・)「今は寂しくない?」
――――――――――――――――独りだけど、鳥や猫や空や風がいるから
(・∀ ・)「ロマンチスト?」
――――――――――――――――いや本当に友達なんだよ。
(・∀ ・)「へえ。空や風の言葉は僕分からないや」
――――――――――――――――耳を済ませば君なら聞こえるんじゃないかな
(・∀ ・)「どうかな。ちょっと自信無いや」
――――――――――――――――私の声が聞こえるんだから。
(・∀ ・)「それはそんなに不思議じゃないよ」
――――――――――――――――少なくとも普通じゃないよ。
(・∀ ・)「そうでもないよ。だってあなた寂しそうだった」
――――――――――――――――え?
(・∀ ・)「誰かと話したそうにしてたよ」

( ・∀・)「おーい。またんき早く来ないと置いてくぞ」

(・∀ ・)「あっモララー待って!じゃあね、風の友達さん」

( ・∀・)「お前本当に誰と話してたの?」

(・∀ ・)「内緒だよ」

―――――――――――――――――じゃあね。またんき。ありがとう。



458: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/02(土) 01:58:49.40 ID:etZL6fSYO
ブーンへ

お元気ですか。
最近、寒くなってきましたね。風邪など引いていませんか?
ご飯はちゃんと食べてますか? 栄養はきちんととっていますか?
出無精なあなたのことだからカップラーメンばかりで済ませていないか、心配です。
栄養が偏らないよう、家で採れた野菜を送ります。
くれぐれも体に気をつけてください。

カーチャンより


( ^ω^)「カーチャン……心配性だなぁ」

( ^ω^)「だからって電話してきたら手紙出した意味ないお」

J( 'ー`)し『いやー、ちゃんと届いたかどうか心配でねぇ』

親ってそういうもんです。



464: 1レス『日本刀』 ◆U6.3Gangr. :2008/02/02(土) 02:02:32.37 ID:VpaVgL1BO
( ゚∋゚)「…」

('A`)「…」

対峙する二人。
その視線はさながらギラギラと輝く日本刀のようである。

(# ゚∋゚)「うぉぉぉぉ!!!」

(#'A`)「うらぁぁぁ!!!」

ガラガラガラガラ

(;'A`)「し、しまったぁぁぁ!!!」

( ゚∋゚)「クックックックル…」

力を入れすぎたせいか、脆くも崩れさる…


…将棋の駒。

 ―('A`)と( ゚∋゚)は将棋崩しで戦うようです



468: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/02(土) 02:12:00.85 ID:Y3rePyIc0
とん。

軽い音をたてて、彼女は落ちる。
髪が風に煽られる。

髪が邪魔だ。柵が邪魔だ。風が邪魔だ。自制心が邪魔だ。邪魔だ。邪魔だ邪魔だじゃまだじゃまだじゃまだ邪魔だじゃまだじゃまだ。
しぃの顔が見えない。しぃの近くに行けない。目が開けられない。しぃの後を追えない。しぃ。しぃ、しぃ、しぃ、しぃ、しぃ、しぃが。

しぃが、

(#,゚Д゚)「どけぇぇぇえええええ!!!」

待ってくれよ。俺を置いてくなよ。

とどかない。て。おもい。
とどいてきた。こえ。ひょうじょう。

(*゚ー゚)「大好きだったよ」
なんで。

(*゚ー゚)「だからこそ、お別れだね」
なんでそんな。

(*゚ー゚)「追ってきちゃダメだよ?」
なんでそんなえがおなんだ。

最後に見たのは彼女の笑顔。


――追ったらダメって言ったのに。



470: シューのニューネームなようです? :2008/02/02(土) 02:20:58.36 ID:k4LLVlsj0
lw´‐ _‐ノv「ドクオ」

(;'A`)   「あに? えっと、オナスーさん…」

lw´‐ _‐ノv「人 いないな…」

('A`)    「ああ…」

lw´‐ _‐ノv「保守」('A` )



472: 日本刀 :2008/02/02(土) 02:26:34.00 ID:N2wgpRCvO
('A`)「説明しろマジ説明しろ。この状況を二十字以内で分かりやすく、簡潔に説明しろ」

俺は混乱していた。何故だ。朝教室に入ったら血の海だった。訳分かんねえ。
床に、壁に、天井に。吹き付けたような、ぶちまけたような、引きずったような血の跡。
死体が一つも転がっていないことだけが救いだ。いや何の救いだよ。

その深紅の真ん中には抜き身の紅い、赤い、真っ赤な刀身の日本刀を持った
クラスメート、というか俺の片思いの相手が立っていた。

川 ゚ -゚)「説明いるのか?」
('A`)「どう考えてもいるだろ」

クーはその様な状況下にあってもなお美しい。いやむしろ返り血を浴びて一層美しい。
少し考えて彼女は答えた。

川 ゚ -゚)「教室が血の海だ」
('A`)「あー分かった分かった俺が悪かった質問を変える。なんで血の海だ?」

クーはまた少し考えた。

川 ゚ -゚)「私がやったんだ」

そして言うと同時に俺との距離を一気に詰めた。

川 ゚ -゚)「という訳で君も紅になってくれ」

どんな訳だよ。
だがその言葉は喉に日本刀が突き刺さったために声にはならなかった。



475: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/02(土) 02:34:50.41 ID:etZL6fSYO
繰るは人、奪うは刀。

故に、私は剣を奮う。故に奪う。命を、人生を。

( ・∀・)「最期に言い遺すことは?」

('A`)「無い」

( ・∀・)「そうか」

手に握り締める重み。肉も、思いも断てるよう、迷い無き一閃を。

死とは人生の花道。彩る、紅飛沫が白地を染める。

( ・∀・)「我、命は奪えても、魂を奪うこと成らず」

操るは人、奪うは刀。

故に、私は剣を奮う。



476: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/02(土) 02:37:47.56 ID:WNps8HsUO
ξ゚听)ξ「あたし……子供できたみたい」

(;^ω^)「えっ? ちょっ待つお! 本当かお?」

ξ゚听)ξ「ええ、本当よ」

(;^ω^)「ブーンはまだ学生だし……それに…だから……つまり……」

ξ゚听)ξ「つまり?」


(;^ω^)「堕ろしてくれないかお?」


ξ゚听)ξ「そうは問屋が堕ろさない!」



477: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [奇] :2008/02/02(土) 02:40:11.75 ID:LGbYA0JnO
僕は君が好きだ。
君の虚ろげな眼差し、人形のように華奢な身体。君の全てを愛する自信が有る。

('A`)「かわいいよ」

なのに君は、振り向かなかった。僕では無い別の奴に君は振り向き、そして消えていった。
それは僕が奴を憎むのに十分な理由で有るし、君に伝わらない想いを弾けさせるきっかけにもなった。

(#'A`)「なぜ…なぜなんだ!」

僕は、枕にナイフを突き立てながら思う。君はなんで僕に振り向かなかったのか、奴のどこが良いのか。なんで、僕では駄目なのか。
そして僕は気付いたのだ。君を独り占めする方法を。僕のものにする手段を。

僕はいつもの粉薬を取り出し、鼻から肺の中へと入れ込ませる。

('A`)「これが有れば、僕に怖いものは無い」

僕は枕に突き立てていたナイフを手に握り絞めた。

('∀`)「いひひひひひひ」

笑いが止まらない、君が僕のものになるのが嬉しくて堪らない。
僕は寝転がり、やつに向かい刃を突き立てると喉元へその刃を運んだ。

('∀`)「いひ…ひゅう………がっ……かっ…ははh…!!」

僕は笑いが止まらない。
奴を君で消すことで、今一体となれたんだ。
僕は笑いが



479: ('A`)( ゚∋゚)の料理教室のようです1/3 ◆U6.3Gangr. :2008/02/02(土) 02:42:18.95 ID:VpaVgL1BO
( ゚∋゚)「クックルと」

('A`)「ドクオの」

( ゚∋゚)('A`)「「クッキング教室」」

( ゚∋゚)「今日は玉子焼きです」

('A`)「…アンタ一応鳥だろ?いいのか?」

( ゚∋゚)「知ってるか?我々の種族には産まれなかった玉子を叩き割って親鳥のエサに」

('A`)「ちょっとカメラ止めろ」

………
……


(メ ゚∋゚)「まずは玉子を割ります」

(メ'A`)「先生、それゆでたまごです」

( ゚∋゚)「キン肉バスター!!」

('A`)「そっちじゃねぇよ」

480: ('A`)( ゚∋゚)の料理教室のようです2/3 ◆U6.3Gangr. :2008/02/02(土) 02:44:06.29 ID:VpaVgL1BO
( ゚∋゚)「ボウルに入れた玉子とか砂糖とか混ぜますモグモグ」

(#'A`)「調理中にゆでたまご食ってんじゃねぇ!!」

( ゚∋゚)「フライパンにアブラカタブラspring×2 coming' star」

('A`)「はいはい温めつつ油をひくんですね。あとRitaとか誰も知りませんから」

( ゚∋゚)「はじめは玉子を薄く引いて、徐々に厚くしていくと…」

('A`)「あら不思議、玉子の板が完成…」

('A`)「って、どうして巻かなかったんですか!!」

( ゚∋゚)「まぁ気にするなモグモグ」

('A`)「だから食ってんじゃねぇ!!」

( ゚∋゚)「モグモグ…こんなこともあろうかと、こちらに完成品がモグモグ」

(#'A`)「口に物入れたまま喋るな!!」


('A`)「えーと…この蓋だな」

パカッ

481: ('A`)( ゚∋゚)の料理教室のようです3/3 ◆U6.3Gangr. :2008/02/02(土) 02:45:31.62 ID:VpaVgL1BO
('A`)「クックル先生…玉子焼きがないです…」

( ゚∋゚)「これは事件だな」

('A`)「だが犯人はわかっています」

( ゚∋゚)「ほうほう」

('A`)6m ビシッ

( ゚∋゚)

(゚∈゚ )

( ゚∪゚ )

('A`)「こっちみんな」

('A`)「というか正面顔きめぇよ」

( ゚∪゚ )

( ∪ )

ギャーギャー

(メメメメメメ゚∋゚)(メメメメメ'A`)「それではまた来週」



488: 刃は月を写すようです :2008/02/02(土) 02:53:18.79 ID:i//Ye5Nj0
錦の衣を妖しく閃かせて女が跳ぶ。
裾から除く白く、細い腿に見とれる暇は、当然ない。
  _
( ゚∀゚)「ち、いい加減往生際悪いぜ。もう少し諦めがいいとこっちも助かるんだがな!」

朧月に掛かる長い髪。幼さを残すその顔の額から除くのは、ねじくれた一対のドス黒い角。

ζ(゚ー゚*ζ「アナタも、いい加減しつこいわよね。
       人間風情がアタシに敵うはずがないって、お仲間を何人殺されれば気付けるの?」

微かに照らされた橋の欄干には真新しい血。
昨日笑い合い、酒を酌み交わし、語り合ったはらから達の腸が発する夥しい血臭。
  _
( ゚∀゚)「悪ぃが俺は物分かりが悪いので有名でね。
     お前こそ、いつまで逃げ切れると思ってる? おとなしく縛についた方が安らかに死ねるぜ?」

ζ(゚ー゚*ζ「ご冗談を。あんた一人で一体何ができるって言うの?」
  _
( ゚∀゚)「できるさ。人心を惑わし弄び、挙げ句に食い散らかすバケモノども。
     てめーら鬼どもににきっつーいお灸を据えてやるくらいなら、いくらでもな!」

答えると同時に大きく一歩。脇構えに構えた刀を、地面すれすれから逆袈裟に薙ぐ。
しかし白刃は豪奢な桂の袖を掠め、煌めく糸屑の軌跡を橋下の流れに散らすにとどまる。
鬼、ゆるりと欄干に降り立ち、嘲笑。

ζ(゚ー゚*ζ「ご冗談を。アンタなんかに大人しく斬られるアタシじゃないですよーだ♪」

普段なら心休まるせせらぎの音でさえ、今は先に逝ったはらから達の怨嗟の声。
刀身にぼやける三日月は雲の合間に、中空に、雲の間に高く尖る。
俺の長い、長い夜は、まだ明ける気配を見せてくれない。



490: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/02(土) 02:58:07.63 ID:etZL6fSYO
俺は怪しくない。

何故ならば、自分が怪しいと思われる風貌だと理解しているし、理解した上で行動している。
自分は怪しくないと言い張る者こそ怪しいものだ。
だからこそ、人に怪しく見られようがそんなことはたいした問題じゃない。
そもそも、怪しいかどうかなど他人が勝手に判断することで極めて主観的。故に正当な評価の判断基準には成り得ないのだ。

('A`)「つまり、俺は怪しくない!!」

( ・∀・)「いや、全裸は怪しいとかってレベルじゃないだろ」

('A`)「話せばわかる。そうだろ、刑事さん」

( ・∀・)「ああ、署でゆっくりとな」

('A`)「ですよねー」



491: 一レス 行規制uzeee :2008/02/02(土) 03:00:58.66 ID:ZNY4Zj4C0
('A`)「最近さー、上の階の奴がうるさいんだよ」

( ^ω^)「うるさいってどんな感じだお?」

('A`)「一ヶ月ほど前からかな。何か足音が聞こえたり、
    夜遅くに洋楽っぽい音が鳴ったりとか」

( ^ω^)「それは確かにうるさいお」

('A`)「だろ。で、直接文句言うのも怖いから、おととい大家に話したんだ」

( ^ω^)「結構いい案だと思うお。それでどうなったんだお?」

('∀`)「それがさー、『あれ、上の部屋は空いてますが?』って言われてな、
    実際に部屋を見せてもらったんだが、確かに空き部屋だったんだぜ」

(; ^ω^)「ちょっ、それって……」

   ギシギシ ギシギシ 

('∀`)「はははっ、上の部屋って何がいるんだろうかなー?」



494: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/02(土) 03:31:47.54 ID:etZL6fSYO
いーつのーことーだかー
おもいだしてごーらんー

( ^ω^)「期待に胸を膨らませた入学式!!」

('A`)「早速上履きを隠されました!!」

( ^ω^)「共に机を囲んだ給食!!」

('A`)「窓から見える校庭は、とても広かったです!!」

( ^ω^)「皆で競い合った、運動会!!」

('A`)「一人でリレーを走りました!!」

( ^ω^)「絆を深め合った修学旅行!!」

('A`)「サービスエリアに残されました!!」

495: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/02(土) 03:32:32.85 ID:etZL6fSYO

( ^ω^)「僕たち!!」

ξ゚听)ξ「私たちは!!」

('A`)「希望の空へと飛び立ちます!!」

( ^ω^)「お世話になった先生方、在校生、保護者の皆さん」

('A`)「本当にありがとうございました!!」

( ・∀・)「菊の花束贈呈。代表者のドクオ君、前へ」

('A`)「はい!!」

( ・∀・)「それでは、ドクオ君だけ退場。皆さん、盛大な拍手を!!」

パチパチパチパチ……

(;A;)「ありがとう! 皆、本当にありがとう。チクショー!!」



499: 1レス『(*゚ー゚)傷心のようです』 ◆U6.3Gangr. :2008/02/02(土) 03:51:36.65 ID:VpaVgL1BO
 夜空に煌めく花束。
 ひとときで消えゆくそれに手を伸ばす。届く筈もないのに。

(*゚ー゚)「ギコ君…」

 夏が来る前に別れた彼氏。
 何も予定が無くなった夏休み。

 また一つ、大輪の花が刹那に光って消えた。
 右肩越しに感じる空白感。

(*゚ー゚)「切ないなぁ…」

 ふと、首筋に冷たいものを感じた。

ξ゚听)ξ「何しょぼくれた顔してるのよ」

 ―あぁ、そうだった。

 彼と別れた時に一緒に泣いてくれた。
 独り身の私を夏祭りに誘ってくれた。
 大切な、友達。

(*゚ー゚)「ありがとう」

 彼女が差し出したジュースを受け取る。

 空の花束が全て消えてしまった後、私の心も少しだけ―

 ―変わったような気がした



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