从 ゚∀从 Madな研究所のようです

83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/09(日) 14:47:12.89 ID:J+NhG+Ol0
TAKE7:おもひでゲロゲロ


       ,ノ)
    ,ィリイ:ルヾ
    ィ从 ゚∀从
   ハイン失敗作



85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/09(日) 14:49:22.39 ID:J+NhG+Ol0
クーが研究の手伝いをしてくれる事になった


川 ゚ -゚) と、いう訳でバリバリ手伝うぞー

( ´_ゝ`) ('A`) (´<_` ) お願いしまーす

川 ゚ -゚) ところでハインはどこへいった?

(´<_` ) 所長なら「頭痛いから休む」との事です


川 ゚ -゚) ・・それ仮病じゃないか?

(´<_` ) ええ 十中八九仮病です

( ´_ゝ`) 絶対仮病だよな

('A`) 仮病としか考えられません

川 ゚ -゚) ですよねー



86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/09(日) 14:52:39.67 ID:J+NhG+Ol0
川 ゚ -゚) 知り合って以来、アイツが気分悪そうにしてる所なんて見たこと無いからな

('A`) そういえばクーさん、所長の大学時代の友人なんですよね

川 ゚ -゚) うむ そうだが?

('A`) いや・・ 所長の昔の頃を聞いてみたいなー、なんて思いまして・・
    所長そういうの一切教えてくれないんで

(´<_` ) どういう出会いだったんですか?

川 ゚ -゚) 出会いか・・ 話せば長くなるぞ

( ´_ゝ`) 暇だし聞いてみたいもんですな

川 ゚ -゚) うむ、そうだな 正直あんまり手伝う気無かったし話してやろう



川 ゚ -゚) まずアイツとの出会いは「渡辺」という女性の話から始めなければならない・・


:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::



88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/09(日) 14:54:43.86 ID:J+NhG+Ol0
[大学時代]

川 ゚ -゚) やあ渡辺 おはよう

从'ー'从 おはよう〜クーちゃん!

渡辺とは小学校からの付き合いだった
彼女は物腰柔らかな性格で容姿端麗
まさに大和撫子の様なふいんきを出す人間だった

  _
( ゚∀゚) あの、渡辺さん・・

从'ー'从 ? なぁに〜?
  _
( ゚∀゚) この手紙・・ 是非読んで下さいッ!

从'ー'从 えっ? これ・・
  _
( ゚∀゚) ソレジャッ!

当然彼女はモテた モテない訳が無かった
いや、当然私だってモテたよ? 私もモテたけど彼女もモテたんだよ
どっちかっていうと私の方が若干モテたと思うよ? うん とりあえずモテた訳だ 私もなッ

从;'ー'从 ・・・・・・

川 ゚ -゚) ・・?

だが一つ 彼女には決定的な欠点があった



90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/09(日) 14:56:49.45 ID:J+NhG+Ol0
从;'ー'从 クーちゃん・・ これどうしよ・・

川 ゚ -゚) 「どうしよう」って・・

そう 彼女は他人と関わり合う事が苦手だった
男からのアプローチにも充分に応じる事など出来ない性格
友人だって私以外に居たのか疑問だ


从;'ー'从 どうしよぉ〜この手紙・・

川 ゚ -゚) ・・・・・・


彼女も自分自身の内向的な性格が嫌いだった様だ

そしてある日、彼女は深刻な顔で私に相談してきた



92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/09(日) 14:58:57.66 ID:J+NhG+Ol0
从'ー'从 クーちゃん・・ 私、自分が嫌い・・

川 ゚ -゚) 「自分が嫌い」?

从'ー'从 私・・ いつもクーちゃんがいないと何も出来ないもん・・
      いつも助けられてばかりだよ・・

从;ー;从 もっと自分に・・ 正直になりたい・・

川 ゚ -゚) ふーむ、なるほどな


涙を流しながら私に相談した事自体、彼女にとって相当勇気が必要だっただろう
私は本気で彼女を助けてやりたいと思った
それはもう20分も睡眠時間を削って考えたくらいだ
食事だって朝昼晩の三食しか喉を通らないくらい考えた


そして私は、彼女を助ける為のある方法を思いついた──



94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/09(日) 15:03:13.42 ID:J+NhG+Ol0
川 ゚ -゚) おい渡辺 お前の性格を治す事が出来る"秘薬"が完成したぞ

从'ー'从 秘薬・・?

川 ゚ -゚) ジャンジャカジャンジャンジャーン ジャジャーン

川 ゚ -゚)oi_i 「ハイドナール〜!!」

从'ー';从 あっ! 大山のぶ代に声似てる!
      ・・ていうかその薬は・・?

川 ゚ -゚) 君は「ジーキル博士とハイド氏」という小説をご存知かな?
      善人たるジーキル博士が薬の効能でハイドなる別人格を得る話だ

川 ゚ -゚) で、この薬はまさにその小説に出てきた薬!
      己が抑圧してきた「願望の性格」を手に入れる事が出来るのだ!

从'ー'从 えぇーっ 凄い凄い!

川 ゚ -゚) さぁ、早く飲みたまえ そして過去の自分に決別するんだ 渡辺・・

从'ー'从 ・・クーちゃん・・

川 ゚ -゚) ・・ん?

从;ー;从 「ありがとう」・・

川 ゚ -゚) ふっ・・ 礼には及ばんよ  さぁ、君が望む自分に変わるんだ・・

だがこの後、本当に礼には及ばない結末になる



96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/09(日) 15:03:37.28 ID:J+NhG+Ol0
川 ゚ -゚) ・・・・・・

从 ゚∀从 ・・・・・・


     Before
     从'ー'从 
       ↓
      After
     从 ゚∀从 

从 ゚∀从 こ、これは・・?

川 ゚ -゚) お、おい 渡辺・・?

从*゚∀从 やべぇ! 何コレ! コレ何!? コレが私かッ!

从*゚∀从 すげぇぇ! みwwwなwwwぎwwwってwwwきwwwたwwww

从*゚∀从 ひゃっほぉぉう!!

そうして彼女は勢いよく研究室の扉を開け、どこかへ走り去って行った
まるで新しい自分を祝福するかのように───

川 ゚ -゚) ・・・・・・

川 ゚ -゚) (やっべぇー あれどうしよう・・ やりすぎたよ・・ マジやべぇ・・)

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::



101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/09(日) 15:07:19.25 ID:J+NhG+Ol0
('A`) 

(´<_` )

( ´_ゝ`) 

川 ゚ -゚) まぁ、そういう話な訳で・・

川 ゚ -゚) その、何というか


川 - ) ・・・・ごめんな・・


( A ) ・・・・・・

( <_  ) ・・・・・・

(  _ゝ ) ・・・・・・



彼女の言葉の裏には切実な謝罪の言葉が込められていた  by生物兵器


-兵器完成編へ続く-



戻るTAKE8