( ^ω^)は寝ることに生、起きることに死を思うようです

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/15(土) 20:22:16.38 ID:TFJTyVLZO

ブーンは人生に疲れていた

( ^ω^)「ふぅ…」

ブーンは特に取り柄があるわけでもなく、かといって大きな欠点があるわけでもない

しかし、毎日に何のアクセントもなく、
ただ過ごしている、と言った方が正しかった

( ^ω^)「何をしたらいいのかわからないお…」


( ^ω^)は寝ることに生、起きることに死を思うようです



3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/15(土) 20:26:47.54 ID:TFJTyVLZO

( ^ω^)「今日も特に何もしなかったお…」

ブーンは変わらない毎日に嫌気が差していた

( ^ω^)「夕食は…今日はいいお」
( ^ω^)「起きててもつまらないお…寝るお」

ブーンは早く寝ることにした



4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/15(土) 20:33:39.70 ID:TFJTyVLZO

※※夢

( ^ω^)「ここはどこだお…」

ブーンは一人、一面緑の草原にいた

ミセ*゚ー゚)リ「何してるの!?ちゃんと戦って!」

そこには一人の見知らぬ女性がいた
何やら現代には似合わぬ重装備をしている



5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/15(土) 20:35:26.33 ID:TFJTyVLZO

(;^ω^)「な、な・・・」

そこには大きな動物…いや、怪獣と言った方が正しいであろう生物がいた

どうやら二人で戦っていたようだ

ミセ;*゚ー゚)リ「たぁ!!」

女性は一人、片手用の剣を手にその生物に挑んでいる



6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/15(土) 20:39:05.61 ID:TFJTyVLZO

(;^ω^)「ヤバい状況だお…ブーンも手伝うお…」

女性は苦戦していた

ブーンの両手には先程から大剣が握られている

ミセ;*゚ー゚)リ「ブーン!私がこいつを引き付ける!スキを見て腹部を攻撃して!」

(;^ω^)「わ、わかったお…!」



7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/15(土) 20:40:59.06 ID:TFJTyVLZO

ブーンは内心ビビっていたが、状況が状況だけに戦わざるを得なかった


( ^ω^)「スキを見つける…」

( ^ω^)「・・・・・・」

( ^ω^)「今だ!!」

ブシュ

ドーン!!

生物は大きな地響きを立て、地面に倒れこんだ



8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/15(土) 20:43:34.91 ID:TFJTyVLZO

( ^ω^)「や、やったお…」

そこでブーンは今まで感じたことのない感情を抱いていることに気付いた

(;^ω^)「なんだお…こんな状況なのに僕は生きがいを感じているお…」


ミセ*゚ー゚)リ「ブーン!やったね!」

( ^ω^)「僕は強いんだお!!」


・・・・・・・



10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/15(土) 20:50:39.92 ID:TFJTyVLZO

※※現実

( ^ω^)「ハッ!!」

ブーンは夢から目覚めたようです

(;^ω^)「夢かお・・・」

ブーンは嘆いていた。自分にとって、あの夢は居心地が良すぎた

ブーンはあの夢のような生活を望んでいたのである

( ^ω^)「またくだらない現実が始まるお…」



11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/15(土) 20:53:33.61 ID:TFJTyVLZO

ブーンは夢のことしか考えていなかった

( ^ω^)「今日も良い夢が見られるといいお」

ブーンは夕飯を買うために近くのコンビニに行くことにした
そして、弁当を買った帰り道

( ^ω^)「昨日の夢は楽しかったお」

DQN「おい、そこの兄ちゃん」



12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/15(土) 20:54:42.53 ID:TFJTyVLZO

(;^ω^)「な、なんだお…」

ブーンは今までの経験によりカツアゲであろうとすぐに察した

DQN1「お金貸してくれない?」

DQN2「世の中助け合いだろ?」


(;^ω^)「わ、わかったお…」



15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/15(土) 20:58:04.44 ID:TFJTyVLZO

ブーンは持っていた2000円を差し出した

DQN1「ありがとなーww」

DQN2「ワロスwwww」

( ^ω^)「・・・・」


ブーンは悔しかった



16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/15(土) 20:59:05.32 ID:TFJTyVLZO

ブーンはこれまで真面目に生きてきた

勉強も真面目にし、夜遊びもしなかった
酒も煙草もギャンブルもしなかった


しかし世の中を見ると、DQNの方が楽しそうである

(  ω )「世の中おかしすぎるお・・」

家に帰るなり、買った弁当を壁に向かって投げ捨てた



19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/15(土) 21:04:19.19 ID:TFJTyVLZO

ブーンには怒りをぶつける場所がなかった

(  ω )「こんな世の中おかしすぎるお…」

( ^ω^)「もう寝るお・・・」

ブーンは今日も早めに寝ることにした



21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/15(土) 21:06:04.93 ID:TFJTyVLZO

※※夢

( ^ω^)「おっ・・・」

ブーンの目の前には大勢の人がいた

/ ,' 3「ブーン様」

( ^ω^)「様・・・?」

自分の身なりを見たところ、ブーンはどうやら王様になっているようだ



22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/15(土) 21:09:40.42 ID:TFJTyVLZO

/ ,' 3「ブーン様」

どうやらこの男は家来の一人のようだ

( ^ω^)「なんだお」

/ ,' 3「国民に朝の挨拶をする時間です」

( ^ω^)「おっ・・わかったお」

ブーンはめんどくさいと思いながらも外に出た



24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/15(土) 21:13:06.98 ID:TFJTyVLZO

ブーンは城にいたみたいだ
外に出ると国民が静かになり、ブーンに視線を集める


( ^ω^)「おはよう」


国民は誰一人沈黙を保っている

(;^ω^)「き、緊張するお…」

ブーンは緊張に押し潰されそうで、速めに切り上げようとした



25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/15(土) 21:16:43.65 ID:TFJTyVLZO

しかし、ブーンは国民の中に二人の見覚えのある顔を見つけた

(;^ω^)「(あのDQN達だお・・・)」

ブーンはあの悔しさが沸々と蘇ってきた

( ^ω^)「あの二人を捕まえるお」

/ ,' 3「はっ!」

ザワ…ザワ…ザワザワ

国民もザワつき始めた



27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/15(土) 21:20:36.29 ID:TFJTyVLZO

DQN1「な、なんでしょう…ブーン様…」

DQN2「わ、私共に…何か不満でも…?」

DQN達は心の底から恐怖を感じていた

なんせ王様から直々に指名されたのだから

( ^ω^)「この二人を死刑に処す」



30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/15(土) 21:24:30.00 ID:TFJTyVLZO

/;,' 3「なっ…」

DQN達「な、なぜですか…!!」

( ^ω^)「その二人はオワタ国のスパイ。そして我々への数々の反逆。これだけの罪があれば当然であろう」

ブーンは憎悪からありもしないデタラメを言った

DQN1「そ、そんな事実はありません…!!」

DQN2「な、何者かの策略です…!!」



32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/15(土) 21:27:21.40 ID:TFJTyVLZO

( ^ω^)「この情報の信用度は高い、よって刑は変わらないお」

DQN達「そ、そんな…」

DQN達は嘆き悲しんでいた

ブーンがカツアゲをされた時のように・・・

( ^ω^)「(DQNも悔しさを味わうといいお)」



33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/15(土) 21:30:35.06 ID:TFJTyVLZO

( ^ω^)「(王様は自由だお!!)」

( ^ω^)「ブーンに逆らうからだお」

DQN達「ブ、ブーンさまぁぁぁ…!!」


・・・・・



34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/15(土) 21:34:18.00 ID:TFJTyVLZO

※※現実

( ^ω^)「夢かお・・」

ブーンは夢でありながらも充実感に満ちていた

しかし、目が覚めると一気に気分が落ちる

(#^ω^)「くそっ!!良いところだったのにお!!」

( ^ω^)「でもあのDQNの顔は忘れないおwww」


(#^ω^)「早く夢が見たいお…!!」

ブーンは現実よりも夢に充実を求めるようになっていた



35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/15(土) 21:37:40.28 ID:TFJTyVLZO

しかし、起きたばかりのブーンがすぐに寝られる訳がなかった

(#^ω^)「睡眠薬飲むお!!」

ブーンは通常の5倍の錠の薬を飲んだ

とりあえずすぐには効果は出ないため、昼飯を食べることにした



36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/15(土) 21:40:15.16 ID:TFJTyVLZO

( ^ω^)「久しぶりのご飯なのにあまりおいしくないお…」

そして少し時間が経ち

( ^ω^)「頭がボーッとしてきたお…」


そしてブーンは無理矢理、夢の世界に入っていった


※※夢

( ^ω^)「おっ…」

ブーンは広いマンションの1室にいた



39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/15(土) 21:47:00.09 ID:TFJTyVLZO

ブーンはふと落ちている雑誌の表紙をが目に入った

(;^ω^)「ブーンが表紙だお…」

そこには人気NO1アイドル、ブーンと書かれていた

ブーンは人気アイドルになったようです



42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/15(土) 21:53:22.67 ID:TFJTyVLZO

( ^ω^)「僕はイケメンだおww」
鏡を見て驚いた
ブーンは極上のイケメンになっていた

ブーンはこれまで女性にもてたことは皆無に等しかった

真面目で臆病だったブーンにとって恋愛に敗れること、それは最大の恐怖となっていた



44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/15(土) 21:56:44.59 ID:TFJTyVLZO

ブーンは「振られた」というレッテルを貼られることにより自分の評価が下がることが怖かったのである

( ^ω^)「外行くお」

ブーンが外に出るや否や、大勢の女性がブーンの所へ集まってきた



45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/15(土) 22:00:03.87 ID:TFJTyVLZO

「こ、これどうぞ…!」

「握手してください…!!」

( ^ω^)「(これはいいおww)」

ブーンは下心ありまくりで握手やプレゼントをすべて受け取った

( ^ω^)「ありがとうお!お礼にみんなで飲みに行こうお」



46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/15(土) 22:00:52.34 ID:TFJTyVLZO

ブーンはファンを引き連れ、近くの居酒屋に入った。

女性達は口々に質問をする

「き、昨日は何を食べました…?」

「この後仕事はないんですか♪」

緊張し上手く話せない者、質問を繰り返す者、ただ見つめる者その姿は様々である

ブーンはとても居心地がよかった



47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/15(土) 22:06:53.23 ID:TFJTyVLZO

女性と話すこと自体がブーンにとって新鮮だったのだ

( ^ω^)「(イケメンは辛いおww)」

( ^ω^)「おっ・・」

ブーンはそこにいる女性の中で知っている顔を見つけた



48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/15(土) 22:11:19.18 ID:TFJTyVLZO

それはブーンが中校生のころ

(;^ω^)「す、好きですお…!!」

川 ゚ -゚)「無理」

ブーンは同じクラスのクーさんに告白し、無惨にも二文字で振られてしまった


(;^ω^)「なんでだお…悪いところは治すお…!!」

川 ゚ -゚)「外見が無理なんだ、すまない」

ブーンは悔しかった



51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/15(土) 22:15:55.72 ID:TFJTyVLZO

ただ外見が悪いだけですべてを否定されたような気がした

ブーンは今でもクーを許せなかった

真面目に生きてきたブーンにとって否定されること、それは一番の侮辱であった

( ^ω^)「(クー…)」

川*゚ -゚)



52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/15(土) 22:20:17.10 ID:TFJTyVLZO

川*゚ -゚)

あのクーが今、自分に興味を向けてもらおうと必死に話をしている


( ^ω^)「君の名前は?」

ブーンはあえて名前を聞く

川*゚ -゚)「わ、私はクーだ…」



53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/15(土) 22:22:30.75 ID:TFJTyVLZO

予想通りの答えが帰ってきた

( ^ω^)「そうかお。二人で抜けださないかお?」

川*゚ -゚)「い、いいのか…喜んで…」

あのクーが自分に誘われて喜んでいる


そしてブーンの自宅
かなりの時間が過ぎ、それでも二人の話は盛り上がっていた



54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/15(土) 22:26:45.15 ID:TFJTyVLZO

川*゚ -゚)「…ということがあったんだw」

( ^ω^)「ねーよww」


川 ゚ -゚)( ^ω^)「・・・・・」

一瞬の沈黙

川*゚ -゚)「ブ、ブーンさん・・・」

( ^ω^)「なんだお」

ブーンはこの瞬間を待っていた



57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/15(土) 22:31:05.82 ID:TFJTyVLZO

川*゚ -゚)「す、好きです…!!付き合ってください!」

ブーンは当たり前のように言葉を放つ


( ^ω^)「無理」

そしてブーンは続ける

( ^ω^)「外見が無理」

ブーンは続ける

( ^ω^)「その体型も髪型も顔もすべてが無理」



58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/15(土) 22:36:11.13 ID:TFJTyVLZO

川 ; -;)「・・・」

( ^ω^)「泣いても無理なものは無理だおww」

そしてクーは無言で帰って行った


( ^ω^)「言ってやったおww」

( ^ω^)「僕を振るからだおwww」

・・・・・・



59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/15(土) 22:38:31.51 ID:TFJTyVLZO

※※現実

( ^ω^)「起きてしまったお・・」

( ^ω^)「なんで起きるんだお…

( ^ω^)「現実の人間は脆すぎるお…」

人間は今後の生活に影響が出るため行動を制限する

ブーンはそれが嫌で嫌でしかたなかった

夢ならば自由なのだから



62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/15(土) 22:45:15.69 ID:TFJTyVLZO

( ^ω^)「まぁ、いいお」

( ^ω^)「長年の恨みはらしてやったおww」

ブーンは満足していた

夢で憂さ晴らしをすることで、現実での生活の足りない部分を補っていたのかもしれない

( ^ω^)「僕は世界一だおwww」

ブーンは少しずつおかしくなっていた



63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/15(土) 22:50:09.23 ID:TFJTyVLZO

( ^ω^)「うーん…効率よく寝るためには…」

( ^ω^)「薬をさらに増やしてみるかお」

ブーンは薬をさらに増やした

( ^ω^)「これくらいならすぐにグッスリだおww」

起きたばかりだというのにブーンは手に盛った薬を飲んだ



67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/15(土) 22:53:55.06 ID:TFJTyVLZO

( ^ω^)「準備完了だお!」

とりあえずブーンは食べ物を調達するため、行きつけのコンビニに向かった

( ^ω^)「ふんふ〜ん♪おっ・・・」

そこにはブーンをいじめていた男女がいた

男「おっ、ブーンじゃね?」
女「ブーンww」



70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/15(土) 22:58:35.78 ID:TFJTyVLZO

(;^ω^)「気付かれたお…」

男「相変わらずきめぇww」
女「きめぇww」


( ^ω^)「倒してやるお・・・」

男「なんだって?www」

ブーンは全速力で走った

夢を見るために

仕返しという復讐を行うために



71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/15(土) 23:02:55.95 ID:TFJTyVLZO

ブーンは家に着くや否や、布団に潜った

( ^ω^)「僕は誰にも負けないんだお・・・」

※※※※※

( ^ω^)「はっ!!」

ブーンは病院のベッドにいた

( ^ω^)「よし、行くお!!」

病院を抜け出し、あのコンビニに向かった



75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/15(土) 23:06:41.32 ID:TFJTyVLZO

( ^ω^)「二人はきっといるお」

ブーンの予想は的中した

男「プギャwww」
女「ワロスwww」


( ^ω^)「楽しいのは今の内だお」

しかし、なぜかこの夢には対等に戦える条件がなかった

( ^ω^)「武器がいるお…」



78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/15(土) 23:07:42.53 ID:TFJTyVLZO

ブーンは武器として包丁を買ってきた

( ^ω^)「ブーンは戦うおwww」

ブーンは男に向かって走り出した

グサリ

男「が・・はっ・・・」

( ^ω^)「一人もらい」

女は驚き、男に駆け寄る
男からは膨大な量の血が出ている



80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/15(土) 23:09:05.65 ID:TFJTyVLZO

グサリ

( ^ω^)「もう一人もらい」

( ^ω^)「やったおww」

( ^ω^)「僕は無敵だお!!」



・・・・・・


( ^ω^)「あれ・・?」

( ^ω^)「いつもならここで終わるはずだお・・?」



84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/15(土) 23:12:56.08 ID:TFJTyVLZO

ブーンの周りには一定の距離を置いて人だかりができている

そこに傍観者の男達がブーンを取り押さえにかかる

(;^ω^)「痛ッ…!!痛いお!!」

ブーンは振りほどいて一目散に逃げ出した

( ^ω^)「なんなんだお…」

ブーンは夢と現実が区別できなくなっていた

(;^ω^)「こ、これはどっちだお…」



86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/15(土) 23:16:53.16 ID:TFJTyVLZO

ブーンは廃工場に隠れていた

(;^ω^)「ま、まずいお…どうしたらいいんだお…」

しかしブーンはどちらなのか確信が持てない

(;^ω^)「でももう現実に戻るのは嫌だお」

( ^ω^)

ブーンは一つの方法を思いついた



93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/15(土) 23:22:38.99 ID:TFJTyVLZO

一方…

J( 'ー`)し「ブーン、お菓子持っ…」

J(;'ー`)し「先生!!ブーンがまた脱走しました…」

('、`*;川「またか…ブーン君はまだ情緒不安定だ、一刻も早く見つけるんだ…!!」

('、`*;川「ブーン君は重度の患者だ…区別できていればいいんだが…」



96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/15(土) 23:25:26.62 ID:TFJTyVLZO

ブーンはひらめいた

( ^ω^)「永遠に眠ってたら夢の世界にずっと入れるおww」


( ^ω^)「死ぬお」


ブーンは縄を使い自分の首を吊った



99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/15(土) 23:27:37.57 ID:TFJTyVLZO

その顔は終始笑顔であった

夢の世界に永住できることへの喜びが苦しみを勝っていたのだろう



( ^ω^)は寝ることに生、起きることに死を思うようです





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