( ゚W゚)ブーンは悪魔憑きとなったようです

5: ◆DIF7VGYZpU :佐賀暦2006年,2006/10/29(佐賀県庁) 00:51:38.16 ID:Bht1Lijc0
  
その8「悪魔喰い」


両腕に力を込めた瞬間、ブーンと荒巻がしぃに向かって疾走した。
荒巻は焦った顔で。
ブーンは必死の形相で。
その速度は今までの何よりも最速の動き。
しかし、二人が辿り着くよりも早く、しぃの行動が終わることは明白だった。

ブーンの泣きそうなくらい必死な表情を見て、しぃの胸がズキリと痛む。
その表情は、大切な人を失うまいとする、一途な思いを物語っていた。
似ても似つかないその表情に、しぃは一瞬、ギコの顔を思い重ねた。

目の前で愛する人が死ぬ辛さは、自分が一番良く知っているのに。
なのに、しぃは自らの復讐のために、ブーンの愛する人を殺そうとしている。
それは、見るに堪えないほどに醜いエゴ。

薄汚い復讐に巻き込んで、ごめんね。

心の中で謝りながら、それでもしぃは行動を止めることはない。

自分のためでも、ギコのためでもなく、ただ復讐という目的だけを考えて。
しぃは相変わらずがらんどうの気持ちの中、大きく速く腕を振るった。

だが――



6: ◆DIF7VGYZpU :佐賀暦2006年,2006/10/29(佐賀県庁) 00:52:15.93 ID:Bht1Lijc0
  
どん、と。
背中を強く押され、しぃは思わずよろめいた。

(*゚□゚)「っとと……と」

力を入れようとした不安定な姿勢であったため、体が大きく前に流れた。
予想外の衝撃に、その手から鏡とツンが離される。
宙に放り出される鏡、倒れ込もうとするツン。
だが、それらは床に着く前に、大きな手で抱き留められた。
一体誰が?
背後を振り返ろうとするしぃ。
しかし、それは叶わない。

(*゚□゚)「え……あれ?」

がくり、と。
しぃの意思とは無関係に、足が自然と膝をついた。

(*゚□゚)「な……ぁ」

何故? という言葉は、突如として喉の奥からせり上がってきた、熱い塊によって妨げられる。
ごぼごぼと鳴る喉。体を覆う激痛。
しぃの体はゆっくりと傾いでいった。



9: ◆DIF7VGYZpU :佐賀暦2006年,2006/10/29(佐賀県庁) 00:54:57.12 ID:Bht1Lijc0
  
(;゚ω゚)「っ!!」

しぃの眼前にまで迫ったブーンは、前のめりに倒れ込んでくる彼女の体を、思わず抱き留めた。
見た目よりも軽いしぃの体。
背中に回したブーンの手に、しぃの体温と同じ温度の液体が付着する。

(;゚ω゚)「な、なんで……」

しぃの背中に目をやったブーンは、そこに広がる赤に絶句した。
しぃの背中は大きく引き裂かれ、深い傷跡の奥には、所々に白い物が見え隠れしている。
右肩から左脇腹まで走る傷跡からはとめどなく血が流れ出し、明らかな致命傷であることが一目でわかった。

    「ふん。裏切り者の分際で、神聖な鏡と花嫁に触れた罰だ」

深みのある冷たい声が聞こえて、ブーンは弾かれた様に顔を上げる。

( ゚д゚ )「薄汚い裏切り者に制裁を加える事を、我ら組織は躊躇しない」

両手に鏡とツンを抱いて、黒いスーツの男が言い放つ。
年の頃は30代後半。黒い長髪をオールバックにした、体格のいい長身の男。
整えられた顎髭と質のいい服装は、男から滲み出るカリスマ性を引き立てている。



11: ◆DIF7VGYZpU :佐賀暦2006年,2006/10/29(佐賀県庁) 00:56:45.49 ID:Bht1Lijc0
  
( ゚ω゚)「……お前が、組織の親玉かお」

一目で大規模な組織を束ねる実力を持つと判る男に、ブーンは確認するように問いかけた。
男を見ているだけで、ブーンの体は小さく震える。
まるでガラス玉のように虚ろな視線から守るように、ブーンは無意識にしぃの体を抱き寄せた。

( ゚д゚ )「いかにも。我はミルナ。七柱が一人、七星の一『貪狼』を頂き全てを束ねる者。共に歩むは『フェンリル』」

全身から冷たい気配を噴出させて、男が堂々とした態度で名乗りを上げる。
男から吹き出る気配は床に折り重なり、ブーンの下半身を冷たく痺れさせた。
体を強ばらせるブーン。
そんなブーンを見て、ミルナは一瞬。ほんの一瞬だけ、ニヤリと笑った。

( ゚ω゚)「……?」

それは、あくまでも紳士然としたミルナからは結びつかないほどに低俗な表情だ。
両腕に抱えた鏡とツンを床に降ろすミルナを見ながら、ブーンの中に小さな違和感が生まれる。
だが、それを確認するよりも先に、ブーンの前に進み出た荒巻が声を発した。



13: ◆DIF7VGYZpU :佐賀暦2006年,2006/10/29(佐賀県庁) 00:59:47.36 ID:Bht1Lijc0
  
/ ,' 3「我らが主、お久しゅうございます」
( ゚д゚ )「荒巻か。直接会うのは、花嫁の洗礼を行った先月ぶりだな」
/ ,' 3「は。『花嫁』の洗礼儀式の成功、心よりお喜び申し上げます」
( ゚д゚ )「全てはお前の動きのお陰。面を上げよ」

ミルナの前に跪きながら、荒巻が恭しく頭を垂れる。
しかし、ミルナに促されて顔を上げた荒巻は、隠しきれない不審の表情を浮かべていた。

/ ,' 3「ですが、主よ。貴方様は今、東方の荒れ野にて式の布陣を敷いておられるはず。
    なぜ、ここに来られておるのですか」

都市の市民を生け贄に、地獄より高位の純粋存在を喚起する。
それが『メリルヴィルの晩餐』の目的。そして、その儀式の核となるのが『花嫁』。
一ヶ月前に、その魂の輝き故にツンを捕らえてからこっち、主であるミルナは東方の荒れ野に赴いていた。
喚起のための魔法陣の作成。
高位の術者と力ある者にしかできないその作業は、術者であるミルナが中心に位置することにより行われる。
故に、組織の長であり術者であるミルナは、本来ここに居てはいけない存在だった。



15: ◆DIF7VGYZpU :佐賀暦2006年,2006/10/29(佐賀県庁) 01:03:12.86 ID:Bht1Lijc0
  
何故ここにいるのか。何故儀式を放り出して来たのか。
荒巻は疑いの表情を隠そうともせずに自分を見上げる荒巻に、ミルナが形のいい眉をぴくりと跳ねさせる。

( ゚д゚ )「ほう……我が行動に是非を問うとは。知らぬ間に偉くなったものだな、荒巻よ」
/ ,' 3「いえ……。ただ、あまりにも予想外の来訪に、いささか面食らっております」

慇懃丁寧な口調ではあるものの、荒巻の表情は疑いのそれ。
頑ななまでに疑ってかかる荒巻に、ミルナは口の端を歪めて苦笑した。

( ゚д゚ )「配下の疑問を解消するのも、長たる者の務め、か」
/ ,' 3「恐れながら……」
( ゚д゚ )「ふむ。いいだろう、我の行動、その理由を教えてやる」

ミルナが、跪く荒巻と同じ視線の高さにまで腰をかがめる。
ぐう、と顔を荒巻に近づけるミルナ。

( ゚д゚ )「お前の問いに応えよう。我がここに赴いた目的はな……」

息がかかるかかからないかの距離で荒巻に話しかけるミルナ。
その時、ブーンはミルナの口から漂う腐臭に気が付いた。
同じ事に気づいたか、荒巻がぎくりと顔を強ばらせて、ミルナの顔から離れようとする。
だが――

( ゚∀゚ )「お前達を、喰らう事よ」

のけぞる荒巻の頭を捕まえたミルナは、見せつけるように嫌らしい笑みを浮かべて、大きく大きく口を開けた。



17: ◆DIF7VGYZpU :佐賀暦2006年,2006/10/29(佐賀県庁) 01:05:40.46 ID:Bht1Lijc0
  
――ゴリっ

ミルナが口を閉じた瞬間、荒巻の顔面は鼻より上が消失していた。
砕かれた頭蓋から、灰色の脳味噌がどろりと流れ出す。
噛み引きちぎられた顔の肉が、張りを失って醜悪な皺を作り出した。

 .: 3「かっ……っ……っっ」

びくびくと痙攣する荒巻。
破壊された脳が流れ出す度に、その体はまるで生きているかのようにはね回る。
しかし、荒巻の顔面を咀嚼するミルナは、軽々とその動きを押さえ込み、再び血に塗れた口を大きく広げた。

( ゚□゚ )「はぁぁ――」

顎の限界まで開かれた顎は、それでもなお大きく広がり続けた。
ごきごきと骨が鳴り、みちみちと肉が変形する。
口の端は頬肉を裂いて広がり、その奥に生え並ぶ歯は鋭く大きく形を変えた。
その顔は、まるで犬のよう。
そして、飢えた野犬さながらに、ミルナは荒巻に頭から齧り付くと、その身を飲み下し始めた。



20: ◆DIF7VGYZpU :佐賀暦2006年,2006/10/29(佐賀県庁) 01:08:21.75 ID:Bht1Lijc0
  
(;゚ω゚)「……」

あまりの出来事に反応できないブーン。
頭の中では、ここから逃げろと理性が叫んでいる。
だが、体は痺れた様に動かず、息をすることすら難しい。

ぎゅっと、しぃの体を抱きしめる腕に力を込める。
それは、自分の体を縛り付ける恐怖に対するせめてもの抵抗。
しぃを守ろうとする気持ちはブーンにはなかったが、その姿勢は自然としぃを守るように抱えている。
それはただの偶然か。
それとも、ギコが命をかけて守った女性を、無意識に守っているのか。

どちらにせよ、ブーンにはそのことを深く考える余裕はなかった。
目の前で行われている、常識を外れた人外の食事。
徐々にミルナの腹の中におさまる荒巻の体は、すでに痙攣をやめていた。

(;゚ω゚)「……く……」

あれを食べ終わった後、ミルナはどうするのか。
それは考えるまでもなく予想できた。
荒巻を食べ終えれば、次はブーン。そして、その後にはしぃや、ツンまでも標的とするに違いない。

(;゚ω゚)(ボクはいいお。ボクは覚悟しているから。でも、ツンやしぃさんは……)

大切な人と、尊敬する男の大切な人を守るため、腕に、足に力を込めるブーン。
その腕の中で、しぃがぴくりと体を震わせた。



22: ◆DIF7VGYZpU :佐賀暦2006年,2006/10/29(佐賀県庁) 01:10:36.88 ID:Bht1Lijc0
  
どくどくどく、どくどくどく、と。
しぃの耳元で、誰かの心臓が命を刻んでいた。

薄くなったしぃの意識が、その音に導かれるように現実へと戻ってくる。

(;゚ー゚)(――ッ!!)

意識がはっきりするにつれ痛みが背中に蘇り、再び意識を手放しそうになるしぃ。
だが、なんとかこらえて、しぃは自分を包む心音の持ち主を確認した。

(*゚ー゚)(ギコ……くん……?)

自分を抱きしめて前方を睨む男の姿が目に入り、しぃは反射的に愛する人を思い浮かべる。
しかし、よく目をこらすと、それは違うことが判った。
ギコの精悍な顔とは似ても似つかない、優しげな顔の青年。
若干頬がやつれて厳しい表情になっているが、その根底に流れる優しさまでは失われていなかった。
青年は前方を睨みながら、しぃの体を守るように強く抱きしめていた。



23: ◆DIF7VGYZpU :佐賀暦2006年,2006/10/29(佐賀県庁) 01:12:01.27 ID:Bht1Lijc0
  
(*゚ー゚)(あったかいな……)

ブーンの腕に抱かれて、しぃは安らかな気持ちに包まれた。
ギコに抱かれて感じるのとは違う気持ち。
ギコのそれが激しいシャワーの様な幸福なら、これは人肌の温泉の様な温もりだった。

(*゚ー゚)(ギコくん意外にも、こんなに気持ちの良い体温を持つ人っているんだ……)

生まれてこの方、ギコ以外の幸福を、しぃは知らない。
ギコ以外の世界の全ては、醜悪で全てがどうでもいい世界だったからだ。
最悪で、最低で、全てが憎悪の対象となる世界。
そんな世界の中に小さな宝石を見つけられた気がして、しぃは少しだけ幸せを感じた。



24: ◆DIF7VGYZpU :佐賀暦2006年,2006/10/29(佐賀県庁) 01:15:10.55 ID:Bht1Lijc0
  
(*゚ー゚)(感じる……守らなきゃっていう、この人の心……)

『ゴモリー』の力を使って、ブーンの心と同調するしぃ。
守る対象には、ブーンの大切な人とともに、しぃの存在も僅かながら含まれていた。
重要視されていない立場にありながらも、しぃには不満などありはしない。
それどころか、敵対し、あまつさえツンを殺そうとしたしぃすらも守る優しさに、しぃは感動すら覚えていた。

(*゚ー゚)(世界も、もっと違う視点で見れば……こんな人をたくさん見つけられたのかもね)

再び暗闇に落ちていく意識の中、しぃは最後までブーンの心を感じていようと、更に奥深くまでその手を伸ばした。
ブーンの心。ブーンの過去。ブーンの思考。
それらを順々に巡りながら、しぃはその奥にぽつりと存在する古い記憶を発見した。

それはさび付き、ブーンすらも忘れている古の記憶。
明らかにブーンの人生では積み重ねることの出来ない量の記憶の塊は、暗闇の中、静かにじっとうずくまっていた。

(*゚ー゚)(これは……)

膝を抱えて座り込む記憶のイメージに触れる。
その瞬間――しぃの意識は膨大な記憶の奔流に押し流され、ブーンの心からはじき飛ばされた。

(*゚ー゚)(そうか、だからキミは、ツンさんのこと――)

ブーンがツンを大切に思う理由。
その発端を知ったしぃは、溢れ出る記憶に揉まれて、再び意識を失った。



26: ◆DIF7VGYZpU :佐賀暦2006年,2006/10/29(佐賀県庁) 01:18:34.62 ID:Bht1Lijc0
  
( ゚д゚ )「ふむ……。やはり、老いた者の肉は美味くはないものだな」

口の周りを赤く染めながら、人間の顔に戻ったミルナが言った。
未だに口の端から垂れている血は、スーツの襟ぐりを黒く汚し続けている。
その表情は相変わらず堂々としているが、どこか作り物めいた風にも見えた。
そう、死者のデスマスクを、無理矢理被っているような。

( ゚д゚ )「さて……。またせたな、ブーンよ。次に喰らうのはお前だ」

そう言って、ミルナはブーンに近寄ろうとする。
しかし、

( ゚ω゚)「臭い息吐きながら、寄るんじゃねーお」

ブーンが強い口調で言い放つ。
それを聞いて、ミルナはぴたりと足を止めた。

( ゚д゚ )「ふ……我にそのような口をきけるとは。大した自信があるようだな」
( ゚ω゚)「自信なんてないお。でも、虎の威を借る狐よりはマシだと思うお」

見下ろしてくるミルナの視線を真っ向から受けながら、ブーンは吐き捨てるように言った。
その口調は少し震えていたが、恐怖から来る負け惜しみの言葉でないことは、強い瞳を見れば明らかだ。



29: ◆DIF7VGYZpU :佐賀暦2006年,2006/10/29(佐賀県庁) 01:21:17.31 ID:Bht1Lijc0
  
( ゚ω゚)「それに、その顔。なんのつもりか知らないけれど、気取りまくってて気持ち悪いんだお。
     いい加減に下手な芝居はやめて、お前のハンサム顔を見せればいいお」

未だ痺れの残る体を動かして、ブーンはしぃを床に横たえた。
そして、ゆっくりと立ち上がり、真っ向からミルナの顔を睨み据える。

( ゚ω゚ )「……」
( ゚д゚ )「……」
( ゚ω゚ )「……」
( ゚д゚ )「……ふ……」
( ゚ω゚ )「……」
( ゚∀゚ )「……は……はは……」
( ゚ω゚ )「……」
( ゚∀゚ )「……ははっ、ははは、あーははははははは!! ひゃひゃひゃひゃひゃ!!」

ブーンを見つめていたミルナは、肩を激しく振るわせて笑い出した。
もう辛抱ができないと言わんばかりに、大きく激しく、高らかに笑う。
それは純粋に、ただ楽しいことを笑う声。
子供のようにはしゃいだその笑い声は、しかし子供にあってはいけない禍々しさと腐臭をはらんでいた。



31: ◆DIF7VGYZpU :佐賀暦2006年,2006/10/29(佐賀県庁) 01:22:36.92 ID:Bht1Lijc0
  
( ゚∀゚ )「はーはは、っは、はは。あー、笑った笑った。やっぱり、お前いーわ。最高。ちょーさいこー」

目に溜まった涙を拭いながら、ミルナの皮を被った何かが笑いを納めた。
にやにやと笑いながら、ブーンを見る。

( ゚ω゚)「ふん。お前の口から出る腐臭を嗅げば、誰だってわかることだお」
( ゚д゚ )「え、マジで? 俺の口臭ってそんなに臭かった?」

もはや口調も取り繕おうとはせず、わざとらしい動きでくんくんと口臭をチェックする男。
その顔の横から、ぐにぐにと新たな顔が生まれて、同時に声を発した。

( ゚д゚∀゚)「「いや、そんなに臭くねーぞ? 言いがかりいってんじゃねーよ」」

見覚えのある顔を生やしたミルナを見て、ブーンは足に力を込めた。
再び悪魔の力を解放し、戦闘態勢を完了させる。



32: ◆DIF7VGYZpU :佐賀暦2006年,2006/10/29(佐賀県庁) 01:26:33.66 ID:Bht1Lijc0
  
ニヤニヤと常に笑いを浮かべている顔。
全てを腐食させる汚らわしい悪魔憑き。
「怒りに燃えてとぐろを巻く者」「恐るべき噛む者」の二つ名を持つ悪魔。

( ゚W゚)「やはりお前か……ジョルジュ」

かつて圧倒的な力の差を見せつけた邪龍使いに、ブーンは憎々しげに言い放つ。
それを聞いたミルナ=ジョルジュがニヤリと笑うと、ミルナの顔はジョルジュの顔にとけ込み、無くなった。

( ゚∀゚)「久しぶりだな、デキソコナイ」

旧友との再開を喜ぶように。だが、瞳には狂気と戦闘意欲を燃え上がらせて。
あざ笑う殺人者は、その名の通りの表情を浮かべた。


「悪魔喰い」終



戻るその9その9(携帯用1ページ目)