( ゚W゚)ブーンは悪魔憑きとなったようです

4: ◆DIF7VGYZpU :2006/10/19(木) 23:13:54.68 ID:WBP1tTpY0
  
最下層 メインストリート

男「ラーララ〜ララララ〜ララー……っと」

始まりは一人の酔っぱらいだった。
得体の知れない鼻歌を歌いながら、男は千鳥足を楽しむかのように歩き回る。
あっちへふらふら。こっちへふらふら。
人混みでごった返したストリートでそんなことをすれば、当然体は誰かにぶつかる。
豊満な女の胸に顔を突っ込んだかと思えば、横っ面を張り飛ばされて別の女の腰にしがみつく。
女に触ることが目的であることは明らかだったが、男は手慣れた様子で頬をさすりながらふらふら、ふらり。

そのまま5人ばかりに抱きついた頃。
ビンタで激しく頭をふられた男は、そばにある下水口にむかって体を折った。
折った勢いそのままに、げえげえと胃の中身をぶちまける。
おおよそ一食分をフルに逆流。
やっと落ち着いた男が涙目になりながら、排水溝の格子ごしにそう遠くない水面を見やる。
自分の吐瀉物がゆっくりと拡散していくのが見えた。
その中に、一際目立った形で残るナルトを見つけて、男はなんだか笑いたくなった。

あはは、と男が笑おうとして口を開ける。
その瞬間、薄汚れた下水口から、二本の腐った腕がにゅう、と伸ばされた。
異臭漂うその腕はパカリと口をあけた男の頭を鷲づかみにすると、そのまま一気に握りつぶした。

あたりに髪の毛混じりの頭皮と、脳漿と、灰色の肉片が飛び散った。
それをまともに浴びた風俗嬢が金切り声をあげて腰を抜かす。
痙攣を続ける頭欠死体を押しのけて、下水口からゆっくりと無数の人影が這い出てきた。



5: ◆DIF7VGYZpU :2006/10/19(木) 23:16:55.02 ID:WBP1tTpY0
  
都市警察最下層東分署 玄関前

ブーンとギコが応接室を出て玄関をくぐると、激しい腐臭が鼻を突いた。
煮詰めた汚物のような。
人肌の腐乱死体のような。
筆舌に尽くしがたいその匂いに、ブーンは反射的な嘔吐感を覚えた。

(,,゚Д゚)「人の死体の匂いだな」
(;^ω^)「物凄い匂いだお……」

冷静に分析するギコ。
物凄い腐臭にも、彼はわずかに顔をしかめたのみだった。
あたりは悲鳴と絶叫に包まれている。
目の前の通りを狂乱して走り回るのは最下層市民。
皆が皆、普段の気怠げな様子とは違い、必死で何かから逃げている。



7: ◆DIF7VGYZpU :2006/10/19(木) 23:20:44.71 ID:WBP1tTpY0
  
(,,゚Д゚)「向こうが騒ぎの発生源のようだな」

恐怖を顔に張り付かせた人々は皆、一様に同じ方向から逃げてきている。
悲鳴と腐臭が濃密な方向を睨み付け、ギコは苦々しげに呟いた。

( ^ω^)「この騒ぎも、やっぱり……?」
(,,゚Д゚)「ああ。奴らの仕業に間違いないだろうな」
( ^ω^)「何故こんなことを……」
(,,゚Д゚)「理由までは俺も知らん。だが、奴らが目的のためにこの計画を必要としていたことは間違いない」
( ^ω^)「こんな計画を必要とする目的なんかクソったれだお」
(,,゚Д゚)「ハ。言うじゃねぇか」

ギコの言葉を、間髪入れずに切り捨てるブーン。
それを聞いたギコは、珍しくどう猛な笑みを浮かべた



8: ◆DIF7VGYZpU :2006/10/19(木) 23:26:01.46 ID:WBP1tTpY0
  
( ´_ゝ`)「隊長。市民の非難誘導指示完了です」
(,,゚Д゚)「ご苦労。兄者、お前は弟者と共に遊撃行動に出てくれ」

玄関から走り出てきた、顔のよく似た男達がギコに報告する。
それを聞いたギコは、淀みなく二人に指示をした。

( ´_ゝ`)「わかりました。行くぞ、弟者」
(´<_` )「……」

兄者と呼ばれた男が、隣の男に呼びかける。
弟者と呼ばれた男は何も言わず、静かに深く頷くのみ。
二人の会話はそれだけだったが、何かが通じたのだろう。
全くの別方向に散開して走り去った。

(,,゚Д゚)「よし。我々も行くぞ」
( ^ω^)「わかったお!!」

二人の姿が消えると、ギコとブーンも同じく混乱の中心を目指して走り出した。
一歩を踏み出すごとに、腐臭と悲鳴がその密度を上げていく。
阿鼻叫喚の地獄絵図と化した最下層を、二人は走り抜けた。



9: ◆DIF7VGYZpU :2006/10/19(木) 23:30:04.94 ID:WBP1tTpY0
  
ごろり、と。
先ほどまで確かに生きていた女が、命を失いただの肉人形となって道に転がる。
その顔は恐怖にひきつり、化粧をした顔は正視に耐えない形相を呈していた。
あまりにも強い恐怖のためだろうか。
その口の端は引きちぎれ、目は半ばまで飛び出ている。

('A`)「化粧臭ぇんだよ。商売女」
( ゚∋゚)「……」

くたりと横たわる死体を忌々しげに蹴り飛ばしながら、ドクオが吐き捨てる。
隣に立つ大男は何も言わずに、ちぎり取った女の乳房を放り捨てた。

('A`)「糞。糞糞クソくそくそくそくそくそくそ。うすぎたねぇ、全部が気にいらねぇ。
   いいからとっとと腐って信じまいやがれ、クソッタレどもが」

鬱々とした表情で、ドクオが呪いの言葉を口にする。
若干かがみ込んで、ドクオは女の死体に右手をかざした。
その、途端――

女「ぎぃぃぃやああああああええええ゛え゛え゛え゛え゛え゛」

女の死体がびくりと震え、魂まで凍るような絶叫を迸らせた。
その絶叫は魂の絶叫。
約束された永遠の安息を奪い去られた絶望の悲鳴。



10: ◆DIF7VGYZpU :2006/10/19(木) 23:33:15.20 ID:WBP1tTpY0
  
('A`)「ッハ。苦しいか? 悲しいか? これでお前は二度と天国にも地獄にもいけねぇ。
   永遠に腐り果てた姿を晒して、苦痛と絶望を抱えて這いずりまわれ」

ギラギラとした目で笑いながら、ドクオがリビングデッドとなった女に話しかける。

('A`)「絶望したか? 絶望したな? ……絶望したなら、お前と同じ思いを他の奴らにも味合わせてやれ。
   憎いだろう。羨ましいだろう、生きている人間が。
   奴らをお前と同じ暗き淵へ引きずり込んでこい」

ドクオが行け、と呟くと、リビングデッドは絶叫をやめてむくりと起きあがった。
その目は何も見ていない。
その耳は何も聞いていない。
その脳は何も考えていない。
ただ、生者を自分と同じ側へと引きずり込むために行動する。



15: ◆DIF7VGYZpU :2006/10/20(金) 23:45:52.10 ID:ipzZaapw0
  
死体はとりあえず、手近に転がっていたかつての恋人に歩を進めた。
腹に一撃をくらい、腸を破裂させてのたうちまわっていた男。
男は死んだはずの彼女が蘇り、虚ろな視線で歩いてくる姿に恐怖を覚えた。

男「な、なぁ……頼むよ、やめてくれ……愛してる、愛してるから」

何も言われずとも、男は彼女がしようとしていることがおぼろげに理解できた。
ずりずりと腕を動かして、体を少しでも遠ざけようと努力する。
しかし、そんな男の動きを気にも留めず、リビングデッドはゆっくりと男の上に覆い被さった。

笑顔が素敵な女だった。
だが、その笑顔は恐怖を歪ませて虚ろにした顔に取って代わられている。
豊満な胸を自慢げにそらす姿が似合っていた。
だが、豊満な胸はさっき大男がちぎり取って放り捨ててしまった。
何よりも愛していると誓った。
だが、死者に生者の声は届かない。

ぞぶり

リビングデッドの歯が男の首筋を容赦なく噛み千切る。
喉もとで爆発する痛みが息を塞ぐ前に、男は叫んだ。

男「神様!!」

しかし神はいない。



17: ◆DIF7VGYZpU :2006/10/20(金) 23:48:45.16 ID:ipzZaapw0
  
( ^ω^)「ひどい……酷すぎるお……」

メインストリートに辿り着いたギコとブーン。
逃げ惑う人間がいなくなったそこは、目を覆いたくなるような光景が広がっていた。

死体が転がり、その死体に群がる死体の一団。
死体が歩き回り、無差別にその腕を振るう。
死体は虚ろな目で周囲を見つめ、新しい死体を見つけるとそちらに足を向ける。

どこを見ても死体死体死体。
そこには死体と死体と死体と死体しかいなかった。

(,,゚Д゚)「まさかここまで大きく動くとは予想できなかった……俺のミスだ」

ブーンの隣に立ちつくすギコが歯を食いしばる。
握りしめた拳は白く血色を失い、みりみりと音を立てて絞り込まれていた。
その顔には、明らかな後悔。そして自責の念がありありと浮かんでいる。

ブーンは、ギコの過去を知らない。
だが、その顔を見た瞬間、ブーンはギコを信じることに決めた。



19: ◆DIF7VGYZpU :2006/10/20(金) 23:51:00.64 ID:ipzZaapw0
  
( ^ω^)「ギコ。今はこの状況をなんとかするのが先決だお」
(,,゚Д゚)「……ああ。わかっている。すまん」

見かねたブーンがギコに話しかける。
ギコはブーンの言葉にはっとしたように、首を一度、小さく振って正面を見据えた。

(,,゚Д゚)「このやり方は知っている。おそらく『武曲』の仕業だろう」
( ^ω^)「『武曲』?」

聞き慣れない単語を耳にして、ブーンが思わずオウム返しに聞き返す。

(,,゚Д゚)「『メリルヴィルの晩餐』には、中心となって行動する七人の悪魔憑きがいる。
    すなわち、『貪狼』『巨門』『禄存』『文曲』『廉貞』『武曲』『破軍』。
    これらは七柱と呼ばれ、組織での実質的なトップに位置する」
( ^ω^)「もしかして、この間のジョルジュも?」

ジョルジュが『破軍』と呼ばれていたことを思い出して、ブーンが尋ねる。



20: ◆DIF7VGYZpU :2006/10/20(金) 23:52:10.37 ID:ipzZaapw0
  
(,,゚Д゚)「その通りだ。奴は『破軍』の座についている。もっとも、今は違うようだがな」
( ^ω^)「通りで強い筈だお……」

ジョルジュの圧倒的な強さを思い出し、ブーンはその身を震わせる。
デキソコナイとブーンを呼んだジョルジュ。
圧倒的な力量差で全ての攻撃を掻き消した戦闘狂。
あのような存在が、七人も。
その絶望的なまでの巨大さに、ブーンの体が無意識に震える。

(,,゚Д゚)「怖いか?」
( ^ω^)「……正直に言えば、関わり合いになりたくもないし、怖いお。
    でも、ボクには絶対に譲れない理由があるお。だから、やるお」
(,,゚Д゚)「よく言った。それでこそ男だ」

怖いという感情を隠さず、それでも立ち向かう姿勢。
人によってはそれを蛮勇と呼ぶかもしれない。
しかし、それでもギコはその姿勢を評価した。



21: ◆DIF7VGYZpU :2006/10/20(金) 23:57:08.57 ID:ipzZaapw0
  
その時、リビングデッドの一体が会話を続ける二人に気づいた。
そいつは大きく口を開くと、濁った声で絶叫をあげる。
聞く者の魂を凍り付かせるような人ならぬ者の絶叫。
その声に、周囲にいたリビングデッド達がゆっくりと二人を認識して身を起こす。

(,,゚Д゚)「気づかれたか」
( ^ω^)「一つ聞きたいことがあるお」
(,,゚Д゚)「なんだ?」

ゆっくりとこちらに近づく死体共を見据えて、ブーンが問いかける。



22: ◆DIF7VGYZpU :2006/10/20(金) 23:59:48.03 ID:ipzZaapw0
  
( ^ω^)「こいつらを救う方法は、何かないのかお?」
(,,゚Д゚)「ない。『武曲』の作り出すリビングデッドは、魂を冒涜する邪法だ。
    こいつらはすでに魂を穢されきった、哀れな被害者。
    肉体を破壊するしか、動きを止める方法はない。救うことは出来ない」

ブーンの問いかけを予想していたのか、ギコが淀みなく答える。
ギコの答えを聞いたブーンは大きくため息を一つ。
目を閉じて、小さく祈りを捧げる。
そして目を開いた。

( ^ω^)「わかったお。じゃあ、やるお」
(,,゚Д゚)「ああ。徹底的にやるぞ」

近づく死体に視線を固定して、ブーンが宣言した。
それに応えるギコ。
二人は迷いなく力を解放した。



23: ◆DIF7VGYZpU :2006/10/21(土) 00:02:34.33 ID:bvR9X2DP0
  
――づ どぉん

遠くに響く破壊音に、捕まえた男の首をねじ切っていた大男が動きを止めた。
その方向に首を向けて、何かを見透かすかのようにじっと見つめる。

( ゚∋゚)「……」
('A`)「やっと来やがったみてぇだな」

無口な相棒に代わってドクオが口を開く。
積み上げた死体に腰をかけながら、ドクオが鬱々と。敵を評価した。

('A`)「向こうには裏切り者のギコもいる。得体の知れない新人もいる。
   中々楽しい虐殺が楽しめそうだ」

くつくつと笑うドクオ。
そんなドクオに、沈黙を続ける大男が視線を向けた。

('A`)「なんだ? どうかしたか、クックル」
( ゚∋゚)「……」
('A`)「……ああ、わかったよ。やりたいんだろ、腕がうずくってんだろ」

こくりと頷くクックル。
その仕草に、ドクオの笑みが更に深まる。



24: ◆DIF7VGYZpU :2006/10/21(土) 00:05:55.48 ID:bvR9X2DP0
  
('A`)「お前は本当に人間を千切るのが好きな奴だな」
( ゚∋゚)「……」
('A`)「いや、いいよ。お前は好きなだけ千切ればいい。でもその前に……」

ドクオが姿勢もそのままに、鋭く腕を横に振った。
うなりを上げてうずまく大気。
その流れに巻き込まれて、ドクオに向かって飛来していた五つの炎弾が方向を変えて吹き散らされた。
炎弾はそのまま壁に着弾。それぞれが大きく炎を吹き上げた。

同時にドクオへと接近する影が一つ。
凄まじい勢いで近づいた影は、そのまま白い刀を振り下ろす。
確実にドクオの首を跳ね飛ばす軌跡を描いて飛来する白刃。
だがそれは、驚くべき俊敏さで割って入ったクックルによって阻まれた。
甲高い音を立てて弾かれる刀。
耐性を崩した影にむかってクックルの拳が振られるが、影は無理せずにそのまま後方へと飛び退いた。

('A`)「ピッタリ息のあった攻撃だな。なかなかやるじゃねぇか」

特に感心した様子も見せずに口を開くドクオ。
ま、暇つぶしにはなるかな、と言いながら、ドクオは目の前の兄者・弟者を見つめた。



25: ◆DIF7VGYZpU :2006/10/21(土) 00:06:58.06 ID:bvR9X2DP0
  
( ´_ゝ`)「お前達がこの襲撃の主犯か」
('A`)「だったらどうする?」
( ´_ゝ`)「無論、殲滅する」

きっぱりと言い切って、兄者が間合いを取る。
弟者は白く光り輝く刀を構え、クックルを牽制するように相対した。
対するドクオとクックルは微動だにしない。
ただ自然体で二人に視線を向けるのみ。
だが、その身から立ち上る殺意は爆発的に増加した。

( ´_ゝ`)「都市警所属、兄者」
(´<_` )「同じく……弟者」
( ゚∋゚)「……『巨門』クックル」
('A`)「七柱が一人、『武曲』ドクオだ。簡単には死んでくれるなよ」

短い名乗りをあげ、四人が動いた。



26: ◆DIF7VGYZpU :2006/10/21(土) 00:09:32.16 ID:bvR9X2DP0
  
( ´_ゝ`)「燃え尽きろ!!」

鋭く叫び、兄者が右手の指先から五つの炎弾を放つ。
マッチの炎程度の炎弾は、それぞれが全て違う軌跡を辿りながらドクオに接近。

('A`)「馬鹿かてめぇ? きかねってんだよ」

先ほどの奇襲を払いのけたのと同じ仕草で、ドクオは腕を振って炎弾を散らした。

('A`)「無駄無駄無駄。きかねぇ攻撃を続けるほど無駄なもんはねぇぞ。」
( ´_ゝ`)「……」

ドクオの挑発を、兄者は黙殺。続いて炎弾を放った。
先ほどと全く同じ軌跡を描いて迫る攻撃。



27: ◆DIF7VGYZpU :2006/10/21(土) 00:10:10.27 ID:bvR9X2DP0
  
('A`)「ちっ。ウゼーんだよ、馬鹿が」

期待はずれと言わんばかりに顔をしかめて腕を振り、攻撃を散らそうとする。
だが、

('A`)「うおっ!?」

横合いから突然飛び出てきた炎にあぶられそうになり、慌てて身を捻るドクオ。
何もないはずの、予想外の方向からの攻撃。
反応が遅れたために、パーカーの裾が嫌な音を立てて燃える。

('A`)「くっそ、なんだぁ?」

先ほど自分を攻撃してきた炎を見る。
その炎はドクオを捕捉し損ねて、壁に着弾。その場で燃え続けていた。
と、身をくねらせるようにして燃えていた炎が、突然その場からはじけ飛ぶ。
炎は拳大の小さな人型となり、再度ドクオに向かって攻撃をしかけた。



28: ◆DIF7VGYZpU :2006/10/21(土) 00:11:27.50 ID:bvR9X2DP0
  
('A`)「くっ!!」

今度は完全に身をかわして避けるドクオ。
だが、自分の背後を見たドクオは、そこに広がる光景に愕然とした。

('A`)「な、なんだこりゃあ!?」

ドクオの背後には、吹き散らされて着弾した炎弾が所々で燃えていた。
そしてその一つ一つが、拳大の人型を取り、ドクオを囲むようにして飛び跳ねている。
呆然と辺りを見回すドクオに、兄者が淡々と言葉を発した。

( ´_ゝ`)「俺の持ち駒は『焔口』。こいつら常に腹を空かしていてな。
     ちょっとやそっとでは、獲物を諦めたりはしない。大人しく燃やされろ」

兄者の声に反応するように、炎が一斉にドクオへと飛びかかった。



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