( ^ω^)がアフロにしたようです

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/17(火) 19:31:26.30 ID:rTmv8XeS0
  
第三話
その一


そこには、なぜか荒野の嵐が吹き荒れていた。

割られた窓ガラスに、落書きで埋め尽くされた外壁。
敷地内は、明らかに尋常ではない雰囲気で埋め尽くされている。

そう、ここは泣く子はもっと泣く恐怖の学校「ラウンジ高校」

周辺住民のみならず、県内全土の住人から
ヤクザ養成高校として恐れられるこの高校の生徒たちの間では
喧嘩、恐喝、暴力は当たり前で、
シンナー、アナリスク、覚せい剤などのドラッグまでが平然と横行している。

そんな恐ろしいこのラウンジ高校の頂点に君臨する男がここにいた。



7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/17(火) 19:33:16.52 ID:rTmv8XeS0
  

             / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
            < コーヒー牛乳買ってこいや、カス共
     (´・ω・`)  \________
    /     \
   / /\   / ̄\
 _| ̄ ̄ \ /  ヽ \_
 \ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \__)、
  ||\            \
  ||\|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄
  ||  || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
     .||          .||



9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/17(火) 19:34:28.31 ID:rTmv8XeS0
  
彼の名はショボン。
荒くれたちの集まるこのラウンジ高校を二年生ながら力で支配する男だ。


( ,,゚Д゚)「買ってきたぞゴルァ!です」


一人のいかつい、いかにも好戦的そうな男がコーヒー牛乳を買ってきた。


(´・ω・`)「……」


何も言わず、無表情でショボンコーヒー牛乳を受け取る。
しかし次の瞬間、彼の怒りは頂点に達した。



10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/17(火) 19:35:28.32 ID:rTmv8XeS0
  



     ( ´・ω・`)   _ .- ― .= ̄  ̄`:, .∴ '     (     )<あべし!
    /     '' ̄      __――=', ・,' r⌒> _/ /
   / /\   / ̄\-―  ̄ ̄   ̄"'" .   ' | y'⌒  ⌒i
 _| ̄ ̄ \ /  ヽ \_              |  /  ノ |
 \ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \__)              , ー'  /´ヾ_ノ
  ||\            \          / ,  ノ
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12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/17(火) 19:38:18.82 ID:rTmv8XeS0
  
座席に座ったまま、ショボンは強烈なパンチを繰り出した。
殴られた男は壁に激突し、そのまま動かなくなる。


(#・ω・`)「俺は雪印のコーヒー牛乳しか飲まないんだよ!」


傍若無人、陰金田虫、天上天下唯我独尊。


これほどまでに悪辣な男が他にいるのだろうか?

しかし、彼は凄まじい力と暴力を持っていた。
そんな彼に、ほかの生徒たちはただ黙って従うしかなかった。



13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/17(火) 19:39:39.67 ID:rTmv8XeS0
  
ショボンはコーヒー牛乳を飲み終えると、ゴミ箱に捨てた。
ちゃんと燃えるゴミ用のゴミ箱に入れているあたり、律儀な男である。


(´・ω・`)「さてと……」

( ,,゚Д゚)「ど、どちらに行かれるんだゴルァ!です」


早くも復活した男が尋ねる。
ショボンはその男をじろりとにらみつけ、言った。


(´・ω・`)「やつだ。俺と唯一引き分けた『やつ』を、俺は倒しに行く」

( ,,゚Д゚)「お、俺も一緒に行くぞゴルァ!です」

(´・ω・`)「てめえみたいなやつはいらん。誰もついてくるんじゃねぇぞ」


そう言い残し、彼は『やつ』のところへと向かった。



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